2023年1月23日月曜日

悲しいお正月

  新年2本目のブログ、何を書こうかなと思っていたら、ジェフ・ベックと高橋幸宏さんの訃報が相次いで入ってきてショックを受けておりますよ。  特にジェフ・ベックは昨年もライブやってて、健康面に問題があるとは思ってなかったので驚きました。  所謂三大ギタリストの一角がとうとう、という様なニュース記事をご覧になった方もいると思います。  三大ギタリストというのはジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトンの3人の事を表します。  ロック界には他にもジミ・ヘンドリクスとかリッチー・ブラックモアとか、伝説的なギタリストがいるのに、何故この3人を一括りにして語られてるのかというと、この3人が3人ともヤードバーズというバンドのメンバーだった事があるという共通点があるからなんですね。  で、ジミー・ペイジはその後レッド・ツェッペリンというバンドを結成し、ハードロックというジャンルの礎を築いた訳ですが、ドラムを担当していたジョン・ボーナムが亡くなってしまい、彼抜きでレッド・ツェッペリンを名乗る事はできないとしてバンドを解散し、その後は時折ツェッペリンのヴォーカルだったロバート・プラントと活動したりはするものの、パーマネントなプロジェクトを持って最先端でバリバリやるという感じではなくて、どちらかというとツェッペリンの過去音源のリマスタリングをしているというイメージの人です。  演奏技術というよりは曲作りやギターリフのアイデアといった面で評価の高い人ですね。  むしろ演奏面はライブ盤なんかを聴くと「あれ?」みたいな。  で、エリック・クラプトンはというとクリームやデレク・アンド・ザ・ドミノスといったバンドでの活動の後、ソロとしてのキャリアがメインになっていくのですが、この人はよりブルーズに傾倒していくんですよね。  アメリカで黒人達が産み出し育んできたブルーズという音楽をイギリス人の白人のクラプトンがやって、本場のアメリカの黒人ミュージシャン達が「アイツは本物」と認めるという事になったという、そういう人な訳で、だから華麗なテクニックというよりも先達が産み出したフレーズの踏襲というか(華麗に弾こうと思えば弾けるんでしょうが)、よりニュアンスやトーンのコントロールという面の素晴らしさが魅力のギタリストですね。  ギターって金属の弦をピックではじいて音を出すので、どうしてもぺチッとした音になりがちなんですけど、ピックが弦に当たる瞬間に弦を押さえてる左手の指を揺らす様にするとぺチッ感が和らいで丸みを帯びた音が出せるんですよ。  そういうニュアンスのコントロールが素晴らしいんですよね、クラプトンは。  因みにこの人は若い頃は色んなタイプのギターを弾いていたんですが、ある時期からフェンダーのストラトキャスターをメインにしていて、このギターって普通アームが付いてて音をうよんうよんさせられるんですけど、クラプトンは指先だけでニュアンスを表現するのでアームは外してしまって、うよんうよんする仕組みの所にも板を挟んで固定しちゃってたりします。  で、先日亡くなったジェフ・ベックは、同じくストラト使いなんですが、アームをメチャクチャ使いまくる人でした。  詳しい説明は割愛しますが、アームをうよんうよんしまくるとギターのチューニングは狂ってしまいがちなんですよね。  で、そうなりにくい様にジェフ・ベックはギターのナットというパーツ、大抵は牛骨を使う部分に金属のローラーを付けてるんですよ。  このローラーナット搭載のギターが彼のトレードマークですね。  この事からも分かる通り、ギターという楽器でできる事の可能性を追及した革新的なギタリストだったんです。  ジミー・ペイジがツェッペリンというバンドの人で、クラプトンもギターの腕前も素晴らしいとはいえ代表曲のクロスロードやレイラ、ティアーズ・イン・ヘブンやチェンジ・ザ・ワールドは全部歌入りの曲ですよね。  ジェフ・ベックは歌モノのアルバムも出してるけど、よりインストゥルメンタル、歌無しの音楽に重きを置いたアーティストでした。  歌声や歌詞ではなくギターのフレーズやトーンでカッコよさや心地好さ、美しさなんかを表現して聴く者に感銘を与える存在として、特にギターを弾く人に評価されるアーティストだったんですね。  多くのギター弾きがジェフに憧れてローラーナットを自分のギターに付けようと考えるんですけど、普通のナットとサイズが違うから木を削らなくちゃいけないので自分の手ではできず、一度付けてしまうと「やっぱ違うな」となっても木を削ってしまってるから元に戻せなくなるのでハードルが高く二の足を踏んでしまうのよねw  で、ジミー・ペイジが既に過去の人感がある人で、クラプトンはレイドバックした音楽をやってるという中で、ジェフ・ベックは一番現役バリバリというイメージだったんですよ。  だから亡くなるなんて全然思ってなくて、凄く驚きました。  そしてその驚きも覚めぬ間に、幸宏さんの訃報が飛び込んできました。  幸宏さんといえばYMOのドラマーとしてあまりにも有名な訳ですが、YMOの代表曲といえば誰もがライディーンを思い浮かべますよね。  実はライディーンは幸宏さんの作曲なんですよね。  YMOというと坂本龍一という世界的な作曲家がいて、細野晴臣というYMO以前から日本のミュージックシーンの勘所に常に関わってた人がいて、そんな中でドラムというメロディ楽器ではないパートの幸宏さんが作曲って、一般的にはイメージされないかもしれないんですけど、実は彼が誰もが知る有名曲の作者なんですよね。  そんなYMOでの活動も有名ですが幸宏さんといえばサディスティックミカバンドのドラマーも務めていたんですよね。  サディスティックミカバンドというとタイムマシンにお願いという曲が有名ですが、この曲があまりにもキャッチーで一度聴いたら耳に残る曲なもんだから、サディスティックミカバンドと聞くと「ああ、あのタイムマシンにお願いのバンドね」で終わっちゃう人が凄く多いんですけど、実はこのバンドって凄いテクニシャン集団で海外(特にイギリス)でも評価が高かったんです。  これはオフィシャルなものじゃないのであまり大声でお勧めはできないんですけど、俺はYouTubeでサディスティックミカバンドが海外のテレビ番組でライブ演奏してる映像を観た事があって、そのとんでもない演奏にブッたまげたのを覚えています。  多分楽器の経験がある人ならみんなビビるんじゃないかな。  興味があったら検索してみてください。  まだ残ってるかわかんないけどw  YMOは沖縄の独特のグルーヴを数値化する事とかもやっていて、その数値化されたビートをきっちりと演奏できるというのも幸宏さんの高度な技術があっての事だったりする訳で、本当に凄い人なんですけど、人柄があまりにも気さくで「重鎮」なんて感じが全然ない方でしたよね。  音楽シーンというのは殆ど常に革新が起こっていて、だから革新を起こした人というのも常にいて、時代が進めば当然そういった方々も亡くなっていかざるを得ない。  これからもこの様な悲しい事はずっと起こっていくんですね。  人は死ぬ理由やタイミングを自分では決められない。  生きとし生けるものは必ず死ぬし、それがいつかはわからなくて、例えばこの文章が皆さんに届いてる瞬間に俺が生きてるかだってわからないんですよね、大袈裟な事を言えば。  生きてるという事は、いつ死んでもおかしくないというのと同じ意味、故・中島らもさんの言葉を借りるなら、生きてるというのは死にかけているという事なんですよね。  だから、今から1分後に死ぬ事になったとしても、「まあ、しゃあないか。」と思える様に生きていかなきゃいけないんだって改めて思ったりしました。  でも、ファイブスター物語の新刊が出る3月までは生きていたいな。  おしまい。

2023年1月9日月曜日

明けましておめでとうございます

  お陰様で無事新年を迎えられました。  今年こそは憲法を改正し、「狭い通路ではリュックを背負ってる奴は押して良い」を基本的人権として認められる世の中を目指しますw  今回は昨年中にリリースされたアルバムからお薦めを紹介する回です。  先ず、自分の思い入れの強いアーティストの作品から、マリリオンの「an hour before it's dark」、いきなり万人向けじゃないヤツをご紹介w  と言うのは、やっぱりご時世的にちょっと暗い内容なんですよね。  ただ、そこにちゃんと暖かみとか感動的な場面を入れてきて、単なる怒りの吐露とか悲痛な叫びになってしまわない所は流石ベテラン。  UKロック好きなら是非。  このアルバムは昨年唯一CDを購入したアルバムです。  まあSpotifyで聴く機会の方が圧倒的に多いですけどw  思い入れという点で言うとダイアモンドシェイクもありましたね。  ダイアモンドユカイがレッドウォリアーズの盟友シャケこと木暮武彦と新たに立ち上げたプロジェクトです。  レッドウォリアーズを聴いてた子供の頃は、60歳なんておじいさんだと思ってたんですが、その俺のヒーローでありアイドルだったユカイくんとシャケが60を過ぎてまた一緒にアルバムを作るなんて、感慨深いとしか言い様がない。  コテコテのロックンロールが聴きたい方は是非。  アルバムタイトルはそのまんま「diamond shake」です。  フェイバリットアーティストの話で言うとフランシス・ダナリーもアルバムリリースしてるんですけど、コレまだ聴いてないんですよ。  このひねくれ英国おじさん、40曲とか入ってるアルバムをダウンロード販売オンリーでリリースしてて、しかもSpotifyで聴けないっていう。  昨今7~8曲しか入ってなくてトータル30分も無い物を「アルバム」としてサブスクにリリースするアーティストが大勢いるんで、そこに対するアンチテーゼとしてこんな事をしちゃう人なんですな。  聴きたい気持ちはあるけど、流石に40曲を一つのアルバム作品として評価はできないもんなぁ。  bandcampというアプリもダウンロードしないと聴けないし(昔持ってたんだけど、もう使わないと思ってアンインストールしてしまった)、そのうち聴きますw  昨年リリースの作品で特に印象深かったのは羊文学の「our hope」です。  まさに脂の載りきったバンド、Jロックのフロントランナーですね。  ロックバンドらしいラフ感とか疾走感もしっかりありつつ、様々な工夫も随所に見られて心地好いやら楽しいやら切ないやら美しいやら。  タイアップ曲も複数含まれていて、本当に現在を代表するアルバムという感じです。  日本人アーティストですが海外が主戦場なのでJポップという感じではない感じのリナ・サワヤマの「hold the girl」も素晴らしかった。  バリエーション豊かなのにどの曲も一発でリナ・サワヤマと分からせる説得力。名盤だと思いました。  因みにリナさん、映画「ジョン・ウィック」の新作で殺し屋役で役者としても観られるそうです。イケイケだ。  2021年マイベストだったtricotは2021年の「上出来」と対になる様なアルバム「不出来」をリリースしました。  「上出来」がライブ映えしそうなロックアルバムという感じだったのに対し、「不出来」は内省的で、何かTV版エヴァンゲリオンの鬱回だけ取り出して連続で観てるみたいな感じで、これが作れるというのは凄い事だと思うんだけど、個人的には「上出来」の方が好きだったかなぁ。  でも凄いアルバムです。  moundragの「hic sunt moundrages」というアルバムも個人的に印象深かったです。  オルガンとドラムの二人で70年代風プログレハードロックをやっちゃってるバンドで、5曲入りで40分オーバーという、お前ら正気かとw、今2022年だぞっていうアルバムでした。  こんなん俺が応援しないでどうするっていう。  スカルクラッシャーの「quiet the room」も面白いアルバムでした。  前述した通り、昨今は短いアルバムが多いじゃないですか。  このアルバムは14曲で40分オーバーという内容なんですよ。  一曲一曲は淡白で、アルバムトータルでちゃんと満腹になるという、ここ最近では珍しいタイプのアルバムでした。  音楽的には所謂ポストロック系です。癒されます。  最近は既にお気に入り登録してあるアーティストが多すぎて、そのアーティストがリリースするアルバムを聴くだけで手一杯な感じで、新しいアーティストになかなか出会えなかったんですけど、KEXPに出演していたguerilla tossというアーティストが「何で今まで出会ってなかったんだろう」というくらい好みのサウンドで、彼等がリリースしたアルバム「famously alive」も良かったです。  サイケでポップでメロディックで楽しいアルバムでした。  montaigneの「making it!」も良かった。  トラック数は多くないのに面白くカッコいいオケに、レンジが広くて何でも歌いこなせるヴォーカルが乗っかるという、かなり好みのパターンのヤツでした。  キム・ペトラスの「the summer i couldn't do better」は、シンガーの資質の素晴らしさに感動したアルバムでした。  ややハスキーながら上から下までパンッとリアクション良く出せる喉に、滑舌も良く早いパッセージの歌詞やメロディも淀みなく歌いこなせていて、聴いていて気持ちが良いんです。  aldous Hardingの「warm chris」は、フレンチポップ的なキッチュさを持った長閑でピースフルな音楽でありながら、良く聴くと「今の良く思い付いたな」という様なアイデアも同時に持ち合わせた音楽で、底知れない才能を感じました。  と、まだまだ幾らでもあるんですが、キリがないのでこの辺にします。  今後は月イチでお気に入り登録したアルバムを紹介していこうかな。  そのくらい沢山お気に入り登録してるんですよ。  て言うかそもそも、このブログ始める時ってoceanfrequencyさんに「音楽レビューをやってほしい」って言われたんですけど、当時はまだサブスクよりCDメインで音楽を聴いてたので聴いてる数が全然少なくて、好き勝手な事を書くブログにしちゃったんですよねw  ただ、1月はアルバム出すアーティストが少ないから、来月はやらないかもw  それでは今年もよろしくお願いいたします。  おしまい。

2022年12月26日月曜日

今年最後の雑談

  こんにちは、M-1グランプリを一秒も観ずに、裏でやってたカセットテープミュージックseason2を観ていた人です。  W杯、終わっちゃいましたね。  お前まだサッカーの話すんのかと思うかもしれませんが、ここ1ヶ月それしか考えてなかったのでw、まあもう少しお付き合いください。  ご存知の通りアルゼンチンが優勝しました。  バルセロナというクラブのファンを長年やってる者としては、メッシが賜杯を掲げる姿というのはやはり感慨無量でしたねぇ。  バルサではあらゆるタイトルを獲得してきたメッシですが、代表での成績は順風満帆ではありませんでした。  アルゼンチンには嘗てマラドーナという英雄がいて、メッシは「小柄で左利きで、ドリブルで相手を次々とかわす選手」という事でどうしてもマラドーナと比較される運命だったのですが、マラドーナがW杯で母国を優勝に導いたのに対し、メッシは今までそこまで至ってなかったので「凄い選手だけどマラドーナ程ではない」なんて扱いを受けたりもしてきました。  何しろメッシは11歳でバルセロナに入ったので、母国のクラブでプレイしている姿を国民に見せてないんですよね。  メッシと同年代だとテベスとかアグエロといった選手が母国クラブで若くして大活躍して鳴り物入りでヨーロッパに渡っていったものだから、以前はどうしてもテベスやアグエロを贔屓目に見る人なんかも多かったそうなんです。  それも今回の優勝でやっと「マラドーナと比類する選手」となったと言って良い、生ける伝説と呼べる存在になった訳で、その瞬間を目撃できたというのは幸せと言うほか無いですよね。  逆にクラブの方はバルサとゴチャゴチャッとなった結果、今はパリでプレイしてる訳ですが、そのパリでのチームメイトであるエムバペ擁するフランスと決勝で当たるというのもなんだか運命的。  そしてその試合でバルサ時代のチームメイトだったデンベレくんがやらかすというw  日本人差別で世間的には随分嫌われちゃってるデンベレですが、俺はこの「溢れんばかりのサッカーの才能を持っているのに、ちょっとおバカさん」なデンベレを何か憎めないんだよなぁ。  あのPKを与えてしまったシーンだって、デンベレは攻撃の選手なのに自陣ペナルティエリアまでディフェンスしに帰ってきた結果ですしね。  彼なりに一所懸命だったんだと思うんですよね。  で、120分で決着つかずPK戦となった訳ですが、アルゼンチンは1人目のキッカーのメッシ以外全員途中出場の選手に蹴らせるという選択をしました。  若い方は知らないかもしれませんが、1994年のW杯アメリカ大会の決勝、ブラジル対イタリアの試合もPK戦になって、当時間違いなく世界一のテクニシャンだったイタリアのロベルト・バッジョがPKを外してしまってイタリアは負けてしまったんですよね。  バッジョは後のインタビューで「120分プレイして疲労困憊だったので、兎に角強いボールを蹴ろうと思った。」と言っています。  凄いプレイヤーでさえそうなってしまう程、決勝を120分戦った後のPKってキツイって事ですよね。  だから、技術的なところや責任感の強さではなく、疲労の少ない選手を優先したアルゼンチンの監督の選択というのは理に叶ってると言えるんだと思います。  やっぱり立候補は駄目だw  とまあ、そんなこんなで、このブログも今年最後の更新となりました。  cunoとしては新しい物を何もお届けできなかった事をお詫び申し上げます。  昨年かなりコッテリしたアルバムをリリースしてますんで、どうかお許しください。  個人的に今年を振り返ると、あんまり映画を観なかったなぁ~と。  トップガンも観に行かなかったもんなぁ。  トップガンて1作目がだいぶ昔に公開されて、俺も当時観に行ったんだけどストーリーはもうすっかり忘れてしまっててw  ただ、当時も子供心に「確かに迫力は凄いけど、お話は面白くはなかったなぁ」と思った記憶だけはあって、それで新作ができたと言われても食指が動かなかったんですよ。  アバターは観に行くつもりです。  スターウォーズ観た時に買わされた3D眼鏡が見当たらないので2Dで観るかもしれないw  あ、シンウルトラマンはこないだアマプラで観ましたよ。  一番印象的だったのは「長澤まさみ老けたなぁ」だったけどw  お話的にはエヴァントラマンって感じでしたね。  そもそもエヴァを作る際にかなりウルトラマンを下敷きにしちゃってますからね。  巨大なウルトラマンと怪獣が戦うスペクタクル映像を期待して映画館に足を運んだ人は、そこそこがっかりしただろうなぁと思いました。  今年観た物というとやっぱりベター・コール・ソウルが完結したというのが印象が強いですね。  ブレイキングバッドの前日単が描かれてきた作品ですが、最後にはブレイキングバッドのその後も描かれていて、なかなかに感慨深かったです。2作で11シーズンですからね。  今年観たドラマというと新作ではないんですがNetflixで観られるルシファーというのが面白かったです。  こちらは6シーズンで完結するドラマで、地獄の番人である筈の堕天使ルシファーが何故か地獄をほったらかしてロサンゼルスでバカンスを楽しんでいて、ひょんな事から警察の民間顧問として殺人事件の捜査に協力する事になるというコメディです。  アメリカのコメディって肌に合わないという人もいるかもしれないですけど、俺は昔からわりと好きで、スティーブ・マーティンとかビル・マーレイの主演作をわざわざ劇場まで観に行ったりしてたクチなんですよ。  ルシファーは登場人物たちもみんな魅力的で、思わずプッと吹いてしまう様な場面や「なにソレw」って突っ込みたくなる場面が散りばめられていて、キリスト教の知識とか無くても全然肩に力を入れずに気軽に楽しめるものなんですけど、何が良かったかって言うと「ちゃんと終わった」というところなんですよ。  海外ドラマの最後って、以外とヒドイものがありますよね。  この話になると必ず名前が挙がるのがゲーム・オブ・スローンズですが、俺に言わせりゃあんなの大分マシな方。  同じジョージ・R・R・マーティン原作のドラマでナイトフライヤーってのがあるんですが、コレなんか観た人全員が「ん? 終わっちゃったの? ここで?」ってなるのw  結末のヒドさで言うとブラックリストもかなりヤバい。  コレも観た人全員「なんじゃソレ」となります。  結末以外は面白いもんだからがっかり感もひとしお。  あとダークというドイツのドラマも、全員「納得いかねぇw」ってなります。  実はちゃんと終わるドラマは貴重な存在なんですよね。  いまはメンタリストというドラマを観始めたところ。  さて、ちゃんと終わるかな?  てなところで、今年も読んでいただいてありがとうございました。  また来年お会いしましょう。  じゃあねぇ~  おしまい。

2022年12月12日月曜日

PK問題にケリをつける。

  W杯は日本がベスト16でPKで敗退してしまいましたが、そのPKを三人の選手があまりにもピシャリと止められてしまったモンだから、日本の選手がPKの技術が低いんじゃないかみたいな論調が世に溢れてしまいました。  でも、その後テクニシャン揃いの筈のスペインもPKで敗退して、技術が高けりゃPKが決められる訳でもないという事はもう皆わかりましたよね。  なんならグループリーグのアルゼンチン対ポーランドの試合でメッシがPK止められてますからね。  メッシより技術の高い選手なんていないでしょ。  だからもう何も言わなくても良いかなとも思うんだけど、サッカーファンとしてはコレだけは言っておこうという事があったので、やっぱり書きますw  PKなんてジャンケンみたいなモノなんて言う人もいますが、一応PKストップのセオリーというのはあって。  ボールを蹴る時って、軸足、つまり蹴らない方の足の爪先を蹴りたい方向に向けるというのが人間の身体の自然な動きなんです。  ヒマな人は立ち上がってボールを蹴る真似をしてみたら分かると思うんですけど、爪先を向けてない方に足を振るのって難しいですよね。  だからPKの場面ではキーパーは、相手キッカーがボールを蹴るギリギリ直前まで待って、軸足の爪先の向きを確認してから飛ぶというのがセオリーなんですね。  でね、言いたいのは、実は南野選手と三笘選手は、この難しい筈の「軸足の爪先の向きと別の方向に蹴る」をやってるんですよ、クロアチア戦のPK戦で。  で、それをドンピシャで止められてしまった。  という事はですよ、クロアチアのキーパーは、相手キッカーの爪先の向きを確認せずに飛んでるって事ですよね。  セオリーではなく直感、ギャンブルで飛んで、それが二本連続して当たってしまったっていう。  いや勿論、クロアチアのキーパーの身体能力が高いというのは大前提ですよ。  それは当たり前なんですけど、PKストップのセオリー破りに引っ掛からなかったんだから、たまたま当たりくじを連続で引いたと見るのが多分正しい筈。  で、日本の選手がPKの技術が低いなんて言われてるけど、南野、三笘両選手はPKストップのセオリー破りという、その場でできる最大限の工夫、努力をしていたんですよ。  決して簡単に甘いコースに蹴ってしまって止められちゃったんじゃないって事じゃないですか。  ボールのスピードだって別に遅くなかったし。  でさ、変な話、相手キーパーが直感で左右に飛んでるんだったら、真ん中に蹴ってしまえば入れられてたんじゃないかって思うんですけど、クロアチアの二人目のキッカーがもう既に真ん中に蹴って決めるという事をやっていたから、それ以降のキッカーがそれをするのはハードルが高いですよね。  しかも、クロアチアの三人目のキッカーは、際どいコースを狙って蹴ってポストに当ててしまっている。  と、ここまでの流れが出来上がった結果、吉田選手はもう、自分が一番自信のある方向に思い切り蹴る以外の選択肢が無かったんじゃないかと思うんですよ。  ところがそれも止められてしまったと。  一応言っておくと吉田選手はディフェンダーですが、公式戦で直接フリーキックのキッカーを務めた事があるくらいキックの上手い選手です。  という訳で、日本の選手は下手くそで、にべもなく敗れ去ってしまったのではないですよ、と言いたいのですよ俺は。  あれは相手キーパーが当たっちゃっただけ。  ただ、じゃあ何も問題無いのかというとそうではなくて、あの場面で日本代表はPKを蹴る順番が決まってなくて、立候補で決めたっていうんですね。  それは決めとけよとw  だけどね、そんな場面で責任感が強くてキックの技術も持っている筈の吉田選手よりも先に手を挙げたのが南野選手って事ですよね。  本人もPKは得意とインタビューで言っていて、その自信は当然過去の実績からくるモノで、つまり南野選手は今までPKを何度も決めてきたんだという事。  今はモナコ所属ですけど、昨シーズンまでリヴァプールにいて、数々のタイトル獲得に貢献してきた南野選手より実績のある日本人サッカー選手なんて殆どいないですよね。  その選手に向かって技術について云々言える人って何様なんだろうって思いません?  て事で、今後ネットとかで日本代表の選手のPKの技術ガーーーとか言ってる輩を見かけたら、アホなヤツおるわと思ってヨシ、と。  ソイツがあの場面の爪先の向きにまで言及してますか、と。  ネットやYouTubeでサッカーについて語ってるヤツって、結局好き嫌いと思い込みだけじゃんソレってのばっかなんで、無視してオケですわ。  約4年に渡って森保無能論を掲げ続けてた様なのがゴロゴロいますからね。  ドイツとスペインに勝ってクロアチアと引き分けたんですよ。  無能はどっちだよと。  そういう連中の言うことを真に受けないでくださいね。  決して選手のSNSに凸たりしないでw、今後も楽しく日本代表を応援しましょうよ。  そういう事です。

2022年11月28日月曜日

W杯ですね

  この原稿を書いてるのが11/23の20時、正にもうすぐW杯日本対ドイツの試合が始まるというタイミングです。  という事でサッカーの話をしようと思ったんですが、よく考えたらこの文章を皆さんが目にするのはいつものパターンなら28日だから、ヘタすると日本はもうグループリーグ敗退してる可能性があるんですよね。  一週早くこのネタ書くべきでした。  自分のアホさに震えております。  俺はこのブログでファーストガンダム直撃世代と書いているので、もう年齢はバレバレですが、という事はキャプテン翼も直撃世代なんですよね。  個人的に小さい頃から野球には興味が湧かなかった事もあって、小学校高学年の頃からサッカー好きでした。  ここのブログにも以前バルセロナ愛を語った事がありましたよね。  それから俺は札幌市民なのでコンサドーレも応援してるし、勿論日本代表も応援してます。  で、じゃあもしW杯で日本が敗退してしまった後はどこを応援するのか。  日本以外にも推しのチームがあってそこを応援するのか。  実は以外とそんな感じじゃないんですよね。  というか、推しのチームの試合でも、勝った負けたで一喜一憂するって感じじゃなかったりします。  勝ち負けというのはあくまで結果で、見たいのはプロセスなので。  勝ち負けで嬉しい、悔しいというんじゃなくて、面白いものを見たいという事なんですよ。  だってコンサドーレが負けていちいち悔しがってたら身が持たないものw  コンサドーレ全然強くないのよ。  だから、どの試合もフラットに観てますね。  勿論、推しチームが勝ったり推しの選手が活躍したら嬉しくはなりますけどね。  で、じゃあ、どうせ戦術だのフォーメーションだののマニアックな所が好きなんでしょ、と思われるかもしれません。  サッカー好きってだいたいそうですからね。  実際、以前は俺もそういうの好きでした。  でもね、最近はそんなに分析的な目で試合を観てないですね。  単純に目の前で起こってる事を眺めて面白がってるという感じです。  だってね、いくら戦術云々言ったって、所詮人間のする事ですからね。  ディフェンダーの選手のバックパスをキーパーがトラップしそこなってそのままオウンゴールになるという事だって実際起こってるスポーツですからw  まあそれはオーバーな言い方だとしてもね、例えば前回のW杯だって、日本は緒戦でいきなり強豪のコロンビアと当たる事になって、ネットやYouTubeには「コロンビアにはこんな凄い選手やこんな凄い選手がいるんだぞ。だから日本はこういう選手起用で、こういうフォーメーションで…」みたいな、「オレ流戦術」が溢れかえったじゃないですか。  で、実際どうなったかっていうと、試合開始まもなくコロンビアの選手が一人退場しちゃったですよね。  もう誰も予想しなかった展開になって、世に溢れかえっていた「オレ流戦術」は全部ゴミ箱行きですよw  そういうモンなんですよねサッカーって。  世界中にサッカーくじというのはあって、分析で何もかも分かるんだったらサッカーくじなんて簡単に当てられて世の中億万長者だらけな筈じゃないですか。  分析なんかでは計り知れないからサッカーくじが成立してる訳で、YouTubeでエラソーに戦術語ってる奴等だって億万長者になれてないんですよ。  ある程度の知識は楽しみを広げてくれるけど、所詮それ以上のものではないんですよ。  て事で、じゃあ俺がどんな観点でW杯を楽しんでるかというと、今回いつものW杯と違う点があるという所がポイントかな、と。  なんと言っても11月開催ですよね。  W杯というと7月が通例なのですが、今回はカタールという暑い国での開催という事で夏を避けたという訳です。  7月というのは欧州各国リーグが、もうシーズンを終えているタイミングです。  優勝争いも降格・残留争いも済んで、W杯の為にしっかり準備して始められる反面、優勝や降格争いにリーグ戦終盤まで関わってしまった選手は一年分の疲労を蓄積してしまっていたりもするんですよね。  それが今回は11月開催なので各国リーグはまだシーズン真っ只中で、疲労は軽いかもしれませんが準備期間はどの国も乏しいまま始まってるという事になります。  これ実は代表選手を多く抱えるクラブチームにとっては堪ったモンじゃない。  所属選手達が疲労を蓄積させたり、ヘタすりゃ怪我してチームに戻ってきたという状態でシーズン終盤に向けて戦わなきゃいけなくなっちゃったりする訳ですよね。  俺はバルセロナファンで、スペイン代表に多くの選手が選ばれているんで、正直あんまり勝ち上がらないで欲しいw  スペインは日本と同グループだしね。  それから、W杯で活躍した選手がビッグクラブに移籍するというのはよくある話で、未だ見ぬスター候補を探すのもW杯の楽しみのひとつてですが、今回は冬開催なので、移籍した選手が即優勝や降格争いに絡んでくるという展開もあり得るという事ですよね。  これはなかなかにアツい。  こんな風に、W杯だけじゃなく各国リーグ戦との絡みも考えて見てしまうのがサッカー好きの性というヤツなんです。  後は、オフサイド判定にAIを利用するというのも今回のW杯の目玉です。  今までオフサイドというのは主にタッチライン沿いにいる副審が判断して、最終的には主審が笛を吹く流れだったんですけど、実際には副審はパスの出し手と受け手の両方を同時に見なきゃいけないから、正確な判定は難しかった訳です。  そこで最近はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の助けを借りて、より正確に判定しようという事になってきたのですが、それが判定を遅らせるという、所謂オフサイドディレイという事に繋がってしまって、選手からもチームからも観客からも不評を買ってしまっていたんですよ。  そこで、より早い判断ができる様にとAIを導入したという訳です。  でもね、ここまでの試合を観た感じ、あんまり変化無いな、とw  それから前回大会と違う点というと、交代選手枠が5人になったという所。  これはコロナ禍の影響で各国リーグに延期、遅延が起こって、スケジュールが詰まった状態で進行していくという中で、選手達の負担を軽減しようという事で起きた変化が、コロナ禍が終わっても(日本は終わってないけどw)残ったルールですよね。  これは完全に怪我の功名というヤツで、戦術が試合の途中でガラッと変えられて面白いよね。後出しジャンケンの応酬みたいな。  とまあこんな感じで、日本代表が勝ち上がってても敗退してても、なんならW杯が終わった後の各国リーグまで見据えて、全然楽しんでしまうというのがサッカーファンなのです。  サッカーファンでない方も、折角のお祭りなんで楽しまなきゃ損ってモンです。  ひょっとしたらまたジダンの頭突きみたいな大事件が見られるかもしれないしねw  さて、そろそろ日本対ドイツが始まるのでこの辺で。  おしまい。

2022年11月14日月曜日

何故どいつもこいつもほっそいボーダーのTシャツを着ているのかという話

  先ずは前回のブログ更新が遅れた事をお詫びします。  いつも隔週月曜日更新なんですけどね、基本。  oceanfrequencyさん家のPCがお亡くなりになったそうで、買い換えたんだそうです。  俺が原稿を落とした訳ではない事をここに明記しますw  て事で、だったら今回は一週早く更新してしまおうという事です。  今回はお洋服の話。  ここ数年、ほっそいボーダーのTシャツ着てる人を矢鱈見掛けませんでしたか?  て言うか、もしかしたらこのブログを読んでる人の中にも「持ってますけど」という方もいやっしゃるかも。  あれが何であんなに流行ったかっていう話です。  もうさっさと答えを言ってしまうと、バスクシャツというフランスのカットソーがルーツなんですよね。  バスクというのはフランスからスペインにかけてに広がる地域です。  サッカーの久保建英選手が所属してるレアルソシエダがバスクのチームですね。  もう一つバスクにはアスレチッククルブビルバオというチームもあって、このチームはバスク人の選手しか使わないという「バスク純血主義」を貫いていて、バルセロナ、レアルマドリーと共に、2部に落ちた事のないチームだったりします。  バスク地方は文化、言語も独特でカットソー以外にも帽子が有名ですし、食事が美味しい事でも有名なんですよね。  そのバスク地方で、古くから漁師の為に作られていた服があって、それを専門的に作るセントジェームスというブランドができたのが130年ぐらい前の話なんです。  で、その他にもルミナス、オーシバルといったメーカーがバスクシャツをメインアイテムとして展開しだしたと。  この、フランスで100年以上愛され続けているカットソーを、「お洒落アイテム」としてファッション雑誌等が取り上げ出したんですよね。  1枚は持っておきたい普遍的名品として。  ただ、バスクシャツは結構クセのあるアイテムでもあったりします。  ボーダー柄というのは漁師が海に落ちた時に見付けやすい柄がルーツらしいのですが、その他にも特徴があって、ボートネックもそのひとつですね。  普通Tシャツの首元ってクルーネックという丸首で、リブが付けられていて伸縮性がありつつ生地が伸びちゃわない様に補強されてるじゃないですか。  バスクシャツってあれがなくて首元が横長に開けられているんです。  だから普通のTシャツに比べて首元の肌が広く露出して、ちょっとフェミニンな感じが出るんですよね。  これは前後ろの区別をなくしてどちらからでも着られる様にというのがルーツのデザインらしいのですが、これが男性の場合、人によっては似合わない事があるんです。  人を選ぶってヤツですよね。  それとバスクシャツというのは基本は長袖なんですけど、袖丈が九分丈が定番だったりします。  勿論半袖や七分丈、十分袖の物も売ってますけど、定番は九分丈で、これもやはり漁師の為の服がルーツなので、海風を防ぎつつ袖口が濡れない様にという工夫なんだそうです。  だから所謂萌え袖はできないw  あと、生地も海風を通さない様に目の詰まったコットン地なんですが、これが洗濯すると結構縮む。  まして乾燥機にかけてしまうとギュッと縮んじゃうので、お店でジャストサイズを買ってきても洗濯したら一発で着れなくなっちゃったりするという。  だから買う時は1~2サイズ上を買っておかなきゃいけないんです。  そして最大のクセがお値段。  セントジェームスの一番定番のウェッソンというシャツで、だいたい9000円ぐらいします。  ロンT1枚に9000円出すって、結構ですよね。  そしてそれが一発の洗濯で着られなくなったらもう泣きますよねw  といった、なかなかの曲者アイテムが「一枚は持っておきたい普遍的名品」なんていってお洒落雑誌に取り上げられるというね。  まあ良くある話ですが。  で、色んなアパレルメーカーが、このバスクシャツのデザインをサンプリングし出すんです。  九分丈の袖の、ボートネックの、ほっそいボーダー柄のTシャツを作れば、パッと見はバスクシャツと同じですもんね。  生地感が違っていても、そもそも本物のバスクシャツの生地を知らない、雑誌やネットでしか見た事のない人は知る術もない。  そしてそうやって作られた「なんちゃってバスクシャツ」は、当然本物より安いですよね。  9000円もするロンTなんてそうそう無い。  で、ファッション雑誌を見て、「バスクシャツ欲しいけど高いなぁ~」と思ってた人達の何割かは、この「なんちゃってバスクシャツ」を見て、「俺これでいいや。」になる。  正直俺も本物を無理して買わなくても良い派ですね。  いや、ま、て言うか買わないですけど。  ファッションカブりたくないおじさんなのでw  こうして服装に気をつかうお洒落さん達の間に、頑張って本物のバスクシャツを買う人達と、なんちゃってで済ます人達とで、ほっそいボーダーのTシャツが広まっていったと。  それを見て「良いなアレ」と思った、そもそもバスクシャツという物を知らない人達も真似し出す。  アパレルメーカーも「ほっそいボーダーのTシャツ売れる」となって、ボートネックとか袖丈の特徴はほったらかしの、ただほっそいボーダー柄のTシャツを売り出す。  どこの服屋にもほっそいボーダーのTシャツが置いてあるという状況が出来上がる。  ファッションって、「こういう服が好き。」と言って自分本位で選ぶ人と、「服装に気を使っている、お洒落な人と『思われたい』。」とか、「最低限、ダサい人と『思われたくない』。」という、評価の基準を他者に置いてるタイプの人がいて、後者の人達にとって「大勢が着ている服」って「アレは着ていても恥ずかしくないヤツって事でOKなのね。」という免罪符になるから、皆が着てると欲しくなるんでしょう。  なんか日本人って特に、「みんなが欲しがってるものが欲しくなる」傾向が強いですよね。  ずっと前から普通にあった、最近だとヤクルト1000とか、ちょっと前だとミロとかさ。  なんだったらそれが何故人気なのかは知らないまま、品薄で手に入りにくいと聞いたら欲しくて堪らなくなっちゃって、メルカリとかで高額で買っちゃったりとかねw  個人的にはアホくさって思いますけどね。  ちょっと話が逸れましたが、こうしてバスクシャツでも何でもない、ただのほっそいボーダーのTシャツをどいつもこいつも着ている状況の出来上がりという訳。  こうなっちゃうとファッションカブりたくないおじさんの俺なんかは本物のバスクシャツも買いたくなくなっちゃうっていうね。  まあ人からプレゼントされたら普通に喜ぶけどねw  まあこんなこじれ方は皆さんはしなくていいので、普通に「お洒落」「可愛い」と思ったら着てください。  本物のウェッソンはかなり厚手の生地なので、むしろこれからがシーズンですから。  ボーダーというとマリン系=夏アイテムも思われがちですけどね。  漁師さん達は寒くても海で働くのです。  と、若干嫌みったらしい文章を今回はお届けしてみました。  たまに良い人を演じるのがイヤになって本性をさらけ出したくなっちゃうのです。  正直者なので。  おしまい。

2022年11月7日月曜日

ライフ・イズ・ストレンジ/🌀2

🌀1の続き

  クロエはお父さんを交通事故で亡くしていて、お母さんと二人暮らしだったのですが、お母さんが新しい恋人と付き合い始めるんですよね。  その男が元警察官で、今はマックスの通う高校で警備員をやってるんですけど、コイツが子供に対して高圧的な態度を取るイヤなヤツで、クロエどころか皆に嫌われてるw  そんな男を選んだ母親の事もクロエは信じられない訳で、当然反抗的な態度を取りますよね。  そんなクロエ自身の家庭の問題もあったり。  それから、マックスの通う学校には「ボルテックスクラブ」というグループがあって、所謂イケてる生徒達(表現がオッサン臭いなw)が所属しています。  学校内にはボルテックスクラブに所属してる子、所属したいけど入れてもらえてない子、逆にボルテックスクラブの方が入ってほしいと思ってるのに興味を示さないイケてる子、ボルテックスクラブ側が興味無いし生徒の方も興味無い子と、色々な立場の生徒達がいます。  マックスは興味があるけどまだ入れてもらえてない子なんですね。  このボルテックスクラブがパーティなんかを主宰してるんですけど、この辺が日本人の感覚ではよく分からないところで、高校生がパーティなんてやったらそりゃトラブルの素ですよね。  アルコール、ケンカ、セックス、果てはドラッグと、ロクでもない事になるに決まってるのに、何故かアメリカの大人ってこのパーティに寛容ですよね。  「羽目を外しすぎるなよ。」「お前らぐらいの年頃には色々あるからな。」「実は父さんも若い頃は…」なんて言って、行くのを許すどころかパーティで飲み食いする物を家から持ち出すのも許したり、小遣いを与えたりするの。  色んな海外ドラマとか映画でも、こういったパーティでロクでもない事が起こりますよね。  勿論このゲームでも起こって、一人の女子生徒が思い悩んだり自暴自棄になってしまったりと、そんな学校内でのトラブルもマックスは何とかしようと奔走する事になります。  そして勿論、マックス自身の問題。  写真家を目指しているのに、未だコレという作品が撮れてないという悩みもある一方で、映画という共通の趣味をきっかけにちょっと良い感じになってる男の子がいて、でもまだはっきりと付き合っているというところまでは行っていなくて。  その男の子とも会いたいけど、クロエの手伝いで忙しくてSNSだけのやり取りばかりになってしまったりと。  そんなこんなが渾然一体となりながらストーリーは進んでいきます。  それを彩る映像や音楽といった演出面もとても素敵なんですよ。  映像はリアルというより、絵の具で描いた様なタッチの独特の表現で。  アメリカの片田舎という環境、風景、道路、車、ダイナーで食べる朝食。  色々な事柄が次々と起こる一方で、雰囲気の良い穏やかな時間が流れる場面というのも多々用意されていて、そこに最高のBGMが用意されていて。  お話自体の面白さもさることながら、全体的な空気感のセンスの良さというのが、このゲームを特別なものにしているんです。  と、ここまで褒めちぎった後、普段の俺なら「自分でプレイするのはアレという人は、YouTubeでゲーム実況を観ても良いから」と言い出す訳ですが、今回は違います。  このゲームに関しては是非、自らの手でプレイしていただきたい。  というのも、このゲーム、BGMが最高と言いましたがそのBGM、アーティストから楽曲提供されているんですよね。  ゲーム制作側のオリジナル曲だけではないんです。  で、それがYouTubeの著作権という所に引っ掛かってしまうんですよ。  だからゲーム実況動画の、アーティスト提供曲がかかるパートだけBAN食らってたり、それを避ける為に動画主側がBGMをカットしていて作品の雰囲気が本来のものではなくなってしまっていたりするんです。  雰囲気が最高のゲームなのにそれは勿体なすぎる。  という訳で、このゲームだけは是非とも何とか自身でプレイしてみていただきたいのです。  各ゲーム機でダウンロード版もあって、そもそもそんなに高価なソフトではない上に、結構前の作品なのでセールで安価に手に入れられるタイミングもある様です。  勿論PC版もしかり。  ただ、スマホ版も出ていて、これは俺は触った事がないんですけど、こちらはあまり評判が良くない様です。  どうしてもという方はこちらでも。  このゲーム、俺が勝手に褒めちぎっているだけじゃなくて沢山の賞を受賞してる紛う事無き名作なので、触れないでいるのはとても勿体無いと思います。  エンディングには所謂「究極の選択」を迫られます。  このゲームが発売された当初俺は既にいいオッサンだったのですが、このエンディングで前が見えなくなるくらい号泣しちゃいましたw  「時間を巻き戻すなんてそんな非現実的なw」と思うかも知れませんが、この世に存在する「名作」の大抵は非現実的なものですよ。  勿論許容できる範囲というものはありますけど、そんな事言ってちゃ人生ツマンナイ。  騙されたと思ってオジサンの口車に乗ってみませんか?  損はさせませんって。  おしまい。