2022年7月25日月曜日

GUの3990円の革靴を買ってみた。-3-

-2- の続き

  俺は鏡面磨きという程ガッツリ磨かずに、ナチュラルな艶感程度にしかしてないんですけど、それでも、室内の明かりの下で見たら「まあこんなモンかな」ぐらいの仕上がりなのが、外に履いて出て太陽の光に当たると結構テンション上がるくらいテカりますよ。  テカり具合を確かめたり、人に見せびらかしたいが為にわざわざ日向に出るもんw  あんまり楽しいモンだから、今まで全然お手入れしてなかった茶色の革のスリッポンもテッカテカにしちゃったw  俺はこんな感じで革靴を楽しんでいるんで、革靴がちょっと気になってるという人には、とりあえずGUの買ってみたらと提案してみようと。  デザインは今年の春夏のラインで4種類でてるんですけど、秋冬ラインでまた増えるそうで、個人的にはビットローファーは買っちゃうかもなぁ~と思ってます。  で、革靴楽しいなとなったら、二足目、三足目と揃えていっても良いですよね。  気にならないよという人なら中古品ならわりと安価に手に入りますし。  意外と穴場なのが軍の放出物。  ミリタリーというと戦場で使うギアというイメージがあるかも知れませんが、トレーニング用のジャージとかスニーカーもあるし、式典用に正装のトラウザーズやドレスシューズもあるんです。  まあ、一番の穴場は実家の物置ですけどねw  そういや成人式の時に革靴買ったよなって人、いるでしょ?  それとか、お父さんが昔、冠婚葬祭用にそこそこのお値段の靴を買って、結局あまり使う機会も無いんだけどもそこそこのお値段なモンだから処分も出来ずに物置に仕舞ったまんまっていう靴があったら、タダで革靴が手に入るかもしれない。  革靴ってそんなにデザインがコロコロ変わるものじゃないから、古くても全然大丈夫だったり。  まあ自分の親じゃなくても、お洒落な親戚のおじさんとかね。  でもね、気にならなくないよねw  やっぱジーンズと同じで最初から自分で育てたいし、それに、足は一日にコップ一杯分ぐらい汗をかくって知ってしまった上で中古は嫌だよね、大抵の人なら。  という事で、新品の靴を買うという事になると、それなりのお値段を出さなきゃならない訳ですけど、まあちょっと奮発すれば手が届く物もちゃんとあります。  一番手っとり早いのはリーガルですよね。  何しろ店舗数が多くて、そこら辺のデパートやモールにも入ってたりするから、他の用事のついでに覗いたりできる。  お値段も二万円ぐらい持っていけばそれなりに選択肢はあると思います。  リーズナブルな革靴メーカーというとスコッチグレイン、バーウィック、G.Hバスあたりですかね。  あ、ハルタでも良いんですよ。高校生の時とか、ハルタのローファー履いてたわって人、いるんじゃないですか?  あと、シューケアグッズも百均で揃うよと言ったけど、もっとちゃんとしたのでもそんなに高くないですよ。  コロンブスという、日本のシューケアグッズの代表的メーカーのものだと、ブラシ類もクリーム類も各種千円もしないです。  サフィールというフランスの有名メーカーのでだいたい各種千円台ぐらいで、そのサフィールが上位ラインとして展開しているサフィールノワールのもので各種二千円台ぐらい。  サフィールはプロの靴職人さんも普通に使ってる信頼の置けるメーカーですよ。  あと、クリーナーとかクリームなんかも、「汚れを落としつつ保湿効果もある」とか「革を保湿しつつ艶出し効果もある」みたいな、所謂リンスインシャンプー的なものもあったりします。  あと、俺が持ってるみたいなケアグッズのセットで一式揃えちゃうのもアリですよね。  これもサフィールの一番シンプルなので二千円台。  勿論クリームとかは標準より少量だと思いますけど、ブラシは馬毛と豚毛の二本入ってる筈ですし、少量のクリームも使い終わったら「じゃあ次はこっちのメーカーのヤツ買ってみようかな」なんてのも良いですよね。  あと、シューレースを代えるというのもアリです。  GUの靴は流石にシューレースは安いものが使われているので、革を磨いて綺麗に仕上げたらシューレースは代えたくなると思います。  これもコロンブスとかサフィールから出ていて、千円もしないです。  サフィールは「こんなの使う人いるのw」みたいな派手な色のも出てますね。(なんだかサフィールの宣伝みたくなってきたな。それくらい定番メーカーなんですよ。)  そんな感じで革靴の楽しさをアピールしてみました。  このブログを読んで、「どいつもこいつも白か黒のスニーカー履いてる」と言われて「うっ」と思った人、革靴デビューしてみませんか?  取り敢えず、YouTubeで鏡面磨きの動画を観てみてください。  きっと革靴欲しくなりますよ。  GUの3990円の靴に、百均のケアグッズひとしきり揃えたとしても5000円ぐらい。  そこいらのスニーカーより安くて、楽しい世界を味わうチャンスだよ~  おしまい。

2022年7月11日月曜日

GUの3990円の革靴を買ってみた。-2-

-1- の続き 

 さて、革靴の良さというか楽しみ方って三つあると思います。  第一は勿論デザインの良さ、カッコいい、お洒落というのを楽しむというところですよね。  で、二つ目が経年変化。  これはジーンズにも通じるところです。  例えば革靴って必ず履きジワが入ります。  革靴という物の作り、性質上、これは絶対避けられない。  簡単に言ってしまえばダメージなんですけど、それが何とも、自分の足で刻み付けた「味」という感じなんです。  それに、革という素材はどうしても伸びるんですよね。  だから本来はいちいちシューレースをほどいて履き口を広げて足を入れて、またしっかりとシューレースを結び直す。  脱ぐ時も同様で、無理矢理足を引っこ抜いたりしないでシューレースをほどいて脱がなきゃなんないの。  めんどくさいよね。  仕事で革靴を履いてる人ならこの辺ちゃんとやるべきだと思うんですけど、カジュアルで気軽に履きたい人は靴べら使って脱ぎ履きしちゃいますよね。  なので履き口は伸びますw  でも、それも味として受け入れるのもアリかなと、個人的には思うんですよね。  それに、履き口広がってる方が靴擦れしないし。  因みに、この「シューレースほどいたり結び直すのメンドイ」から流行ったのが、モンクストラップというタイプの革靴です。  これ、慣れると結構簡単にストラップを開け閉め出来るので、ビジネスシーンで履く革靴の履き口を伸ばしたくない人には良いんですよね。  海外の映画やドラマ観てると、外を履いて歩いた靴のまま家の中で暮らしていて、靴を履いたまま机に足を乗せたり、靴のままベッドに上がったりしてて、我々日本人はギョッとしちゃいますよね。  でも、あの文化圏で出来たものなんですよね、革靴っていうのは。  日本人はそれと比べると格段に靴を脱ぎ履きする機会が多いですから、モンクストラップが流行るのも分かりますよね。  まあ今は単にデザインがお洒落だと思って履いてる人の方が多そうですけど。  はいまた脱線した。  話を戻しますw  で、逆に革が縮むという事もあります。  濡れた革が乾く時というのは、やっぱり縮むんですよね。  足って一日にコップ一杯分ぐらい汗をかくって言われているんで、一日革靴を履いてたらそれなりに革は汗を吸い込んでいる事になります。  だからシューキーパーという物を使って靴の形をキープするという事が必要になってきます。  木製のシューキーパーなら革に染み込んだ湿気を吸ってくれるし、香りの強い木なら消臭効果も期待できる。  履きジワもある程度は伸ばせます。  履きジワはお手入れを怠ると、そこから革が割れる恐れもあるんですよ。  ただ、俺はこのGUの靴には今のところシューキーパーを使ってません。  なるべく早く「履き古した感」を出したいが故にw  これはお勧めしません。  皆さんは必ずシューキーパーを使ってくださいね。  Amazonでレッドシダーという木材のもので二千円台ぐらい。  と、こんな感じで革靴には「育てる」という楽しみもあるんですよね。  で、三つ目に、お手入れが楽しいというのがあります。  と聞くと「いやいや、面倒なだけじゃん。」と思う人もいるかも知れませんね。  でも、革靴って手間を掛けてやるとそれが「艶」となって返ってくるんですよ。  それこそ、YouTubeで「革靴」で検索すると、鏡面磨きという、ホントに靴の表面に周りの景色が写り込むくらいピカピカにする動画が幾つも出てきます。  アレ観たら「へぇ、面白い。やってみたいな。」となる人は多いんじゃないかな。  男子はこういうの好きだからねぇ、基本的に。  靴のケアってざっくり言うと、ブラシで埃を払って、クリーナーを付けて汚れを拭いとって、保湿用のクリームを塗って、ブラシでクリームを均一に摩り込んで、乾かしたら余計なクリームを拭いとって、艶出し用のワックスを塗ってまた磨いて、みたいな工程があって、だからそれなりに道具も必要になってきます。  「うへぇ」と思った?  でも大丈夫。これらのグッズ、百均で揃います。  俺はどうしたかっていうと、シューケアグッズが一纏めになったセットを既に持っていたんですよ。  多分誰かにプレゼントしてもらった物なんですけど、誰がくれたのか覚えてないw  で、一度しっかりとケアしてしまえば、そこから三~四ヶ月は履いた後にブラシで埃を払うだけでOKです。  俺も買ってきた時に一通り磨いた後は埃を払ってるだけです、基本的に。  あと、家でだらだらYouTubeとか観てる時に玄関から靴を持ってきて、やっぱり下駄箱の中に転がってた「艶出し用スポンジ」(買った覚えがないw あ、コレも百均に同じ様な物が売ってます。)で、艶を出したい爪先や踵の辺りを何となくシャカシャカ擦ってます。

 -3- へ続く