2023年3月20日月曜日

知っててほしい

  先ず、訂正から。
 以前酷い終わり方をするドラマとしてブラックリストの名をあげま
したが、このドラマ、まだ終わってなかったですw

 シーズン8で終わったのかと思ったらシーズン10まで続くんだそうで。
 まあ、但し、ちゃんと面白く終われるのかはまだ分からないよねぇ


 さて本題。
 普段通りの感じなら、この原稿がアップされるのは3/20の筈。
 このタイミングでやっておきたいネタを今回は書きたいと思います


 ちょっと前に欧米でも「自分は無宗教」という人が増えてきたとい
う話をして、その中で我々日本人も檀家というシステムのお陰で仏教に「所属」はしてるものの、ちゃんと信仰はしてない人が多いと言いました。

 何でこんな事になってるかと言うと、多分日本には神道というもの
もあるからだと思うんですよね。
 仏教のお寺の他に神社もあちこちにあって、そこに行けば鳥居をく
ぐる時は真ん中を通っちゃダメとか、手水場を使う手順はこうだとか、参拝の作法は二礼二拍手一礼だとか、こういうの律儀にやらないと悪い事してる気がしてきちゃうし、お正月になれば鏡餅を飾ったり初詣に行ったりと、神道というものが身近にあって仏教とゴッチャになってますよね。

 日本の歴史って教科書には縄文時代から始まるって書いてるんだけ
ど、実は縄文時代って一万年ぐらいあるんですよね。
 今が西暦2023年なんだから、西暦の5倍ぐらいの期間の事を乱
暴に一纏めにしちゃってるって事なんだけと、何しろ文字を記して後世に残すという事が無かったんで、出土する物から類推する以外なくて、その「分からない時期」を全部縄文時代としちゃってるんですよね。

 で、縄文時代の次に弥生時代がきて、この時代もやっぱり日本には
文字は無いんだけど、出土する物から明らかに変化があった事は分かって、更に言うならその変化は海外からもたらされたと推測できるんですよね。
 中国や朝鮮半島との共通点が見てとれて、金印とか銅鏡とか、中国
から貰った物も出土してますから。

 で、この頃に「我々はアマテラスオオミカミという神様に由縁のあ
る者だ」と主張する人達が現れて、この国を統治しようとし出す訳です。これが神道。
 多分この人達も海外から来たんでしょうね。
 新しい知識や技術を持ち込まないと説得力無いですもんね。
 もう怒られるのを分かってて言いますけど、神道ってこの国を支配
する為に神の名を騙ったと言えるんだと思います。
 この国って地理的条件的に縄文時代の大昔から地震や火山噴火、台
風といった天変地異がひっきりなしに起こり続けてた筈ですから、「荒ぶる神々を鎮めて天変地異を遠ざけ、五穀豊穣を招く」というのに神様の縁の者だというのは滅茶苦茶有効だったんでしょう。
 そのアマテラスオオミカミの血縁者である天皇をトップに据えた朝
廷という統治機関も又、中国や朝鮮から持ち込まれたものですよね
 因みに今現在でも天皇はアマテラスオオミカミの血を引いていると
されています。
 ヤバいコレマジで怒られるヤツだわw

 で、その朝廷が日本全国をだいたい統治し終えてある程度安定した
飛鳥時代に、中国から仏教が入ってきた訳です。

 当時にしてみれば仏教というのは先進国である中国で流行ってる最
新のヤツで、先ずは貴族や皇族達が「ナニソレ格好良い。俺もやりたい!」ってなるんですけど、この仏教を民衆にも広めようと、朝廷が主導するんですよね。
 聖徳太子(厩戸王)も仏教の流布に積極的だったとされていて、朝
廷がお寺や仏像をどんどん建立していく。
 皆さんが修学旅行で見に行った奈良の大仏もこの時代に作られまし
たよね。

 でね、という事は、民衆の立場からすれば仏教も神道もお上から与
えられたものなんですよね。
 民衆の間で支持されて浸透したというんではなくて、神道というも
のを朝廷から与えられて、その朝廷から「はいコレも良いヤツだからみんなやって」って言われたみたいなモンだから、仏教の教えをちゃんと理解して信じるという事にならなくても仕方ないし、なんなら朝廷から与えられたものなら仏教も神道の一部と言えば言える。かなり暴論だけども。

 で、そのうち檀家というシステムが出来上がって、個人が信仰して
なくても「家」が仏教に所属するという事になった。
 仏教の教えはよく知らないけど葬式や法事の時にはお寺にお世話に
なるし、先祖の眠るお墓はお寺にあって、普段はお墓の管理をお寺に任せちゃってる状態になっている、ある意味仏教に依存しているという事になってるんだから、仏教の教えなんて知らんから仏教なんてもうやめちゃえともならないという。

 という事で我々日本人の大半は、仏教を信仰しないまま仏教に所属
している。
 中田英寿が「自分は無宗教」と発言しても別に「イヤ仏教徒だろ!
」なんて突っ込んだりしないし、なんなら「俺も無宗教だな」なんて思ったりもするという。
 よくわかんないけど一応仏教徒ではあるという事にはなってる訳で
す。

 でさ、この話が何でこのタイミングなのかという事なんですけどね


 皆さんは一応仏教徒で、キリスト教徒ではないですよね。
 でもキリストの誕生日が何月何日かは知ってますよね。
 で、神道のトップの天皇の誕生日はというと、知ってるも何も祝日
ですよね。

 じゃあ、ですよ。
 仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日は?

 コレ、あんまり知られていないですよね。
 これが4/8であるとされているんですよ。もうすぐなんです。

 クリスマスと違って4/8に何のイベントもやってないから、知ら
なくても仕方ないと思うじゃないですか。
 あるんですよイベント。

 4/8は「花祭り」。
 仏像に甘茶をかけるというイベントです。
 もう「甘茶って何ですか?」ですけど。

 今はみんなスマホ持ってるんだから、調べてみれば近所のお寺で花
祭りのイベントをやってる所を見つけられるかもしれないですし、出向いてみれば実際に仏像に甘茶をかけたり、甘茶を振る舞ってもらえるかもしれないですよね。

 いや、というより、クリスマスにみんなあんなに大はしゃぎしてる
んだから、自分達の所属している仏教の開祖の誕生日だって知ってるべきなんじゃないかなと思うんですよ。
 花祭りに参加するとかはしないにしても、せめて「あ、今日はお釈
迦様の誕生日か」ぐらいの思いは心の中にあって良いじゃないかという、ね。

 という訳で、これを読んだ人は周囲に「4/8はお釈迦様の誕生日
なんだぜ」と言いふらしましょう。

 不幸の手紙方式で広めようとすんなw

 おしまい。

2023年3月6日月曜日

お気に入りアルバム 2023年2月

  こんにちは、2月中に本当に服を1着も買わなかったkazuitです。


 厳密に言うと靴下だけ買いました。仕事中に履くヤツね。

 さて、3月最初のブログ更新という事で、今回は2月中に俺がSp
otifyでお気に入り登録したアルバムをご紹介する回です。

 先ずはthe winery dogsの「Ⅲ」。
 リッチー・コッツェン、ビリー・シーン、マイク・ポートノイとい
う、彼等の経歴だけでブログ1本分書ける程の凄腕ミュージシャン達による、待望のアルバムですね。
 多分ソングライティングはリッチー・コッツェンがメインで行って
いて、リッチーのソロ作でも聴ける様なブルージーかつソウルフルなロック曲集。
 リッチーだけでもめっちゃカッコいいのにそこにビリー、マイクの
超絶テクニックが絡むという、何とも贅沢なアルバムです。
 これは必聴。

 2作品目はsvommebassengという、多分ノルウェーの
バンドのアルバム、「for solen har gatt ned」。
 ホントはアーティスト名のoに斜め線が入ってるし、アルバムタイ
トルのforのoにも斜め線が入ってて、gattのaには小さい丸がついてます。そんなんどーやってタイプしろとw
 全面的に、何て読むのか分かりませんw
 サウンドはアンニュイな雰囲気のネオソウル、シティポップという
感じで、大変心地好いのですが、勿論ノルウェー語?なので何を言ってるかは一言も分かりません。
 良いの良いの、心地好いのだから。

 3作品目はlaure briardの「ne pas trop rester bleue」。
 laure briardと書いてロール・ブリアールと読むんだそうです。
 こちらはフランスのアーティストですね。
 サウンドの方もノスタルジックかつキッチュなフレンチポップです

 フランス語の曲と英語の曲が半々ぐらいって感じです。
 可愛らしいと思って聴いてたら最後の曲のエンディングだけ急にプ
ログレみたいになって笑いました。
 でも素敵なアルバムです。

 4作品目はcaroline polachekの「desire, I want to turn into you」。
 元々はチュアリフトというデュオのメンバーだった人ですね。
 デスクトップで作られたオケが心地好いミクスチャーポップで、色
々なジャンルの良さが交じり合っていて、歌唱力も素晴らしい。
 こちら、2月リリース作品にして早くも俺個人的2023年ベスト
アルバム候補です。すげぇ好き。

 5作品目はmiss gritの「follow the cyborg」です。
 こちらは韓国系アメリカ人アーティストです。
 この方は以前ここのブログでも紹介した事のあるKEXPというシ
アトルのFMラジオ局のYouTubeチャンネルでライブを披露していたのを観て「お、良いじゃん。」と思ってSpotifyで検索してみたら、その時はまだシングルしかリリースしてなくて、予めツバ付けといたみたいな感じだったんですけど、待望の1stアルバムリリースという事で。
 サウンドの方はタイトルにサイボーグと入ってるところからも読み
取れる通り、SF感のあるサウンドのミドル~スローめのテンポのポップスで、エレクトロ的なテイストとロックの激しさが絶妙なバランスでブレンドされているのが良い感じ。
 1曲ハングルのタイトルの曲もあるんですけど、これは歌ってると
いうよりは喋ってる感じの曲でしたね。

 最後にstyrofoamとthe go findのコラボアルバム、「present the empathy exams」をご紹介。
 適度なユルさが心地好いポップロックにスタイロフォームの打ち込
みトラックが気持ち良く絡む作品。
 滅茶苦茶大雑把に言うと、U2の「ヨシュアトゥリー」の、ジ・エ
ッジの付点8分ギターのパート、あの心地好いヤツをスタイロフォームのシンセが担っているみたいな。
 で、U2程の熱さが無い、お気楽な感じなので肩肘張らずに楽しめ
るという。
 これはドライブの時に聴きたいヤツですね。
 あ、因みに俺、ペーパードライバーですw

 以上6作品を2月中にお気に入り登録しました。

 勿論世界中の全ての音楽を聴いてる訳ではないので、ひょっとした
ら素晴らしいものを聴き逃しているかもしれませんが、このブログを読んでくださっている皆さんのご参考になれば幸いです。

 我々cunoも負けない様な素晴らしい作品を出していきたいです
ね。
 え? あ、勿論今後も俺は作詞も作曲もしませんけどw

 おしまい。