我々のやっている音楽もそうですが、今やゲームも大手メーカーから発売しなくても世に出す方法が用意されている時代。
PCや家庭用ゲーム機、スマホでインディゲームが手軽に遊べて、メジャーなゲームと分け隔てない存在になってますよね。
インディからスタートして、誰もが知る有名タイトルにまでなったものの代表がマインクラフトですよね。
ただ、あのゲームは最早やれる事が多くなりすぎて逆に何やって良いのかわからないレベルになってしまっていて(だからこそ無限に遊べる訳ですけども。)、なんかかえってハードルが高くなってしまっている気さえします。
ぶっちゃけ、ニコニコ動画やYouTubeで他者が遊んでるのを観るだけでお腹一杯な感まであります。
最近のヒット作というと、なんと言ってもフォールガイズでしょう。
これまでシューティングゲームによくあったバトルロイヤル形式をマリオの様なアクションゲームに落とし込んで、勝てなくてもポイントが貯まっていってコスチュームの着せ替えが多数用意されていて、というヤツです。
これは老若男女誰でも遊べる敷居の低さもあって、たまにサーバーが重くなっちゃうくらいの大ヒット。
それから、天穂のサクナヒメも話題になりましたね。
これはアクションゲームのパートと稲作をするパートで構成されているゲームなんですが、稲作パートがかなり本格的で、農林水産省のホームページが攻略サイト代わりになるとまでいわれた作品です。
このゲームは開発者の人数が極端に少ない事でも話題となりました。
この様に、ゲーマーの間では当たり前な存在となったインディゲーム。
その中から個人的なおすすめを今回はいくつかご紹介します。
先ずは「風ノ旅ビト」というタイトルを紹介させてください。
もう9年ぐらい前に発売されたタイトルで、ゲームファンの間では「何を今更」という様な定番ソフトです。
個人的にこのタイトルがインディゲームの可能性というのを一気に世に知らしめたというイメージがあるんですよね。
メジャータイトルの様に細部まで描き込まれた映像というのでは勿論なく、非常にシンプルな映像ながら、デザインや色合い、光と影の表現によって誰もが「美しい」と感じる世界観。
そしてその世界を飛ぶ様に移動する爽快感。
サクッとエンディングを見ようと思えば2時間くらいで終わってしまうゲームですが、いつまでもこの世界に留まりたいと思ってしまいます。
また、このゲーム、始めた時はたった一人この世界に放り出された様な気がするんですが、オンライン協力プレイの要素があるんですよね。
このゲームには言語が一切出てこないので、何処の誰だかわからない人と簡単な合図だけでコミュニケーションを取りながら一緒に旅するのはなんとも不思議な体験で、これはゲームというメディアでないとなかなか体験できない事ですよね。
また、このゲームはメインのディレクターが中国出身の方だというのも話題となりました。
言われてみれば確かに中国っぽいところも感じられるんですが、言われなきゃ気付かないレベル。
このゲームはプレステとPCの他、iOS版もあるのでiPhoneをお持ちの方はスマホでも遊べます。
賞も沢山獲得してる安心のタイトルなので、まだ遊んでない方は是非。
vol.2へ続く
#風ノ旅ビト
#天穂のサクナヒメ