vol.2の続き
それは初代ウルトラマンの独特のファイティングポーズです。
初代ウルトラマンのファイティングポーズって、もの凄い前屈みで縮こまってるような印象ありません?
これもまたおおよそヒーローらしからぬ要素なんですけど、これにもちゃんと理由がありまして。
背の高い、スラッとした人にスーツアクターになって貰ったは良いんですけど、ウルトラマンって巨大なキャラクターなので、ミニチュアセットを作ってスタジオで撮影するのが基本な訳です。
で、ウルトラマンを大きく見せる為には所謂アオリ、下から見上げるように撮影すべきなんですけど、背が高い人をアオリで撮っちゃうとスタジオの天井が映っちゃう。
で、スタッフから指示が出る訳です。「屈め」と。
なモンだから、仕方なくあのファイティングポーズになっちゃって、こればっかりは放送終了まで変える訳にもいかずそのまま通しちゃったんですね。
これは次作のウルトラセブンから改善されてますね。
スタジオ自体の改善だったり撮影方法のノウハウの蓄積だったりで解決されてて、ウルトラセブンからはしっかり背筋がピンと伸びてるイメージですよね。
って事で、初代ウルトラマンって放送開始当初は顔シワシワ、体ヒョロヒョロ、姿勢悪いという、おおよそヒーローっぽくない姿だったんですよね。
で、この、おおよそヒーローらしからぬ顔つき、ヒョロッとした体つき、姿勢が悪いという特徴が、そのままエヴァンゲリオンに引き継がれているんですよ、というのがこの話のオチなのでした。
おしまい
2017年5月22日月曜日
2017年5月9日火曜日
ウルトラマンと vol.2
vol.1の続き
アレって放送開始前の段階でウルトラマンが喋るシーンがある事を想定して、口が動くように柔らかい素材で作ってしまったからなんですよね。
で、その後ウルトラマンの口が動く必要がないと放送してみてわかったので硬い素材でもう一度抜き直すんですけど、今度はそのマスクがイマイチ格好良くないって事で、新たにデザイン自体直して作り直す事になっちゃうんですね。
なので初代ウルトラマンのマスクって全部で3パターンもあるんで、イメージがバラバラになってしまうんですよ。
で、ボディスーツも変わってるんですけど、初代ウルトラマンって中の人が背が高くて細身の人だったんです。
古谷敏さんって方なんですけど、実はこの方ウルトラセブンではウルトラ警備隊のアマギ隊員役で顔出しで出演されてます。
その方に合わせてボディスーツを作ったんですけど、やっぱりなんか、ヒョロッとしててイマイチカッコ悪いんです。
なのでこちらも肩や胸に肉付けして筋肉質な感じに直されます。
こうして初代ウルトラマンの見た目はどんどん改善されていって格好良くなっていくんですけど、実はもう一つ、放送終了まで初代ウルトラマンがイマイチカッコ悪い点があるんです。
vol.3へ続く
アレって放送開始前の段階でウルトラマンが喋るシーンがある事を想定して、口が動くように柔らかい素材で作ってしまったからなんですよね。
で、その後ウルトラマンの口が動く必要がないと放送してみてわかったので硬い素材でもう一度抜き直すんですけど、今度はそのマスクがイマイチ格好良くないって事で、新たにデザイン自体直して作り直す事になっちゃうんですね。
なので初代ウルトラマンのマスクって全部で3パターンもあるんで、イメージがバラバラになってしまうんですよ。
で、ボディスーツも変わってるんですけど、初代ウルトラマンって中の人が背が高くて細身の人だったんです。
古谷敏さんって方なんですけど、実はこの方ウルトラセブンではウルトラ警備隊のアマギ隊員役で顔出しで出演されてます。
その方に合わせてボディスーツを作ったんですけど、やっぱりなんか、ヒョロッとしててイマイチカッコ悪いんです。
なのでこちらも肩や胸に肉付けして筋肉質な感じに直されます。
こうして初代ウルトラマンの見た目はどんどん改善されていって格好良くなっていくんですけど、実はもう一つ、放送終了まで初代ウルトラマンがイマイチカッコ悪い点があるんです。
vol.3へ続く
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