ビートルズのラストアルバムをチャートの1位から蹴落としたのが
キングクリムゾンの1stアルバムだったという所まで、前回は述べた。
クリムゾンの1stアルバム、聴いた事は無くてもジャケットのデザインは
知ってる方も多いのではないだろうか。
真っ赤な顔がデカデカと描かれたジャケットは、LPレコードの時代には
かなりのインパクトだったろう。
で、このクリムゾンを筆頭にプログレッシヴロックと呼ばれるバンドが
多数登場し出す訳なんだけど、
このプログレっていうのは、まあ直訳は「進歩的」っていう
意味になるんだけど、
要するにジャンルやセオリーにとらわれず、
より自由な音楽スタイルを採ったバンド達がそう呼ばれるように
なったという事ですね。
で、その様な自由なスタイルをアリとする事になるには 、
やっぱりビートルズがその土壌を作ったんだ、
というのが前回までのお話でしたね。
1960年代の終わり頃から続々と登場したプログレバンド、
まあ自由というだけあってそれぞれのバンドが
違ったスタイルを持っているので、
一概にこんなサウンドと言うのは難しいんだけど、
大雑把に言ってしまうと、
先ず他ジャンルと平然と融合してしまう所、
それと楽曲の演奏時間を気にしない
というのが特徴といえると思います。
他ジャンルというのも更に雑に言ってしまうと
クラシックやジャズ等。オーケストラサウンドを取り入れた
シンフォニックなバンドや、
ジャズの様にインプロビゼーション(即興演奏)を
延々とし続けるバンドが出てきます。
因みにジャズミュージシャン側もロックの
サウンドに接近した時期でもありまして、
そっちの方はフュージョンと呼ばれます。
フュージョンの直訳は「融合」ですね。
ドラゴンボールのアレもフュージョンですね。
で、演奏時間の方もどんどん長くなっていく
訳なんだけど、当時はLPレコードの時代なので、
片面23分しか収録できないんですよね。
それなのに20分位の大作をレコードに収録しちゃう。
2枚組のアルバムに4曲しか入ってないとか、本当にあったりします。
LPレコード一面に20分位の曲が一曲ずつしか入ってない。(笑)
vol.2 へ続く
2016年9月26日月曜日
2016年9月12日月曜日
ROCKの本質 vol.2
アーティストでありコンポーザーであるという自負のある
ビートルズのメンバーが、この状況を面白く思うハズが無い。
次第にビートルズはライブに対する情熱を失っていく事になる。
ちなみにビートルズ来日公演を行ったのも真にこの時期で、
しかもたったの30分程しかやってないんだよね。
ライブは別にやりたくないけど日本には来たかったんだね。
てコトで、ビートルズはライブ活動しなくなっちゃって、
スタジオに籠もってライブで演奏することを念頭に置かない音楽を
生み出し始める。
テープ逆回転させたり、インド音楽を取り入れてみたり。
あ、余談になるけど、この時期のビートルズが実は
ビーチボーイズの影響を受けていた事には触れておきたい。
ビーチボーイズっていうと「サーフィンUSA」に代表される
サーフミュージックというイメージがあると思うんだけど、
実は彼らはライブではサーフミュージックを演奏しつつ、
スタジオではブライアン・ウィルソンがほぼ一人で、
やはりライブで演奏する事を念頭に置いてない音楽を
作っていたんだよね。
ビーチボーイズの「ペットサクンズ」や「フレンズ」といった
アルバムとビートルズの「マジカルミステリーツアー」、
「サージェントペパーズ」あたりを聴き比べると、
明らかに影響受けてるのが分かると思います。
てコトで、ビートルズが既存のロックの概念に捕らわれない音楽を
生み出し、世に発表し出し、当然世間はスーパースター・ビートルズの
アルバムとして、それを受け入れる。
「ストロベリーフィールズ」や「アイアムウォラス」みたいな曲が、
ロックの名曲として扱われ始める事になるんだよね。
でも、そんなビートルズも、遂に解散する事になってしまう。
そして、そのビートルズが最後に発表したアルバム、
「レットイットビー」をチャートの一位から引きずり降ろしたのが、
正にロックが自由である事をスサマジイレベルで体現した
キングクリムゾンの1stアルバムだったんだなぁ。
この先の話は、また今度。
終
ビートルズのメンバーが、この状況を面白く思うハズが無い。
次第にビートルズはライブに対する情熱を失っていく事になる。
ちなみにビートルズ来日公演を行ったのも真にこの時期で、
しかもたったの30分程しかやってないんだよね。
ライブは別にやりたくないけど日本には来たかったんだね。
てコトで、ビートルズはライブ活動しなくなっちゃって、
スタジオに籠もってライブで演奏することを念頭に置かない音楽を
生み出し始める。
テープ逆回転させたり、インド音楽を取り入れてみたり。
あ、余談になるけど、この時期のビートルズが実は
ビーチボーイズの影響を受けていた事には触れておきたい。
ビーチボーイズっていうと「サーフィンUSA」に代表される
サーフミュージックというイメージがあると思うんだけど、
実は彼らはライブではサーフミュージックを演奏しつつ、
スタジオではブライアン・ウィルソンがほぼ一人で、
やはりライブで演奏する事を念頭に置いてない音楽を
作っていたんだよね。
ビーチボーイズの「ペットサクンズ」や「フレンズ」といった
アルバムとビートルズの「マジカルミステリーツアー」、
「サージェントペパーズ」あたりを聴き比べると、
明らかに影響受けてるのが分かると思います。
てコトで、ビートルズが既存のロックの概念に捕らわれない音楽を
生み出し、世に発表し出し、当然世間はスーパースター・ビートルズの
アルバムとして、それを受け入れる。
「ストロベリーフィールズ」や「アイアムウォラス」みたいな曲が、
ロックの名曲として扱われ始める事になるんだよね。
でも、そんなビートルズも、遂に解散する事になってしまう。
そして、そのビートルズが最後に発表したアルバム、
「レットイットビー」をチャートの一位から引きずり降ろしたのが、
正にロックが自由である事をスサマジイレベルで体現した
キングクリムゾンの1stアルバムだったんだなぁ。
この先の話は、また今度。
終
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