2023年5月15日月曜日

お気に入りアルバム 2023年4月

  今回は3/31リリースのものも含めた4月リリースのお気に入りアルバム紹介の回です。

 俺はブログの原稿を携帯のメールで書いてoceanfrequencyに送付してるのですが、今携帯のバッテリーがヤバいのでサクッといきますよw

 先ずはtransvioletの「BODY」。
 80'sテイスト溢れる王道ポップス。
 ヴォーカルの程好い脱力感がなかなかに良い感じなのです。
 ただ、8曲、28分弱と、ちょっと短いのが残念。
 どうせ一年後くらいに何曲か追加したデラックス版が出るのでしょ
うw

 そして、今回の大本命、boygeniusの「the record」も3/31にリリースされましたね。
 ジュリアン・ベイカー、ルーシー・デュカス、フィービー・ブリッ
ジャーズという、各々ソロアーティストとしての評価もしっかり得ている3人が数年前に結成しEPをリリースしてツアーをやったりフェスに参加したりして話題となりましたが、このコロナ明けのタイミングで再集結して、満を持してフルアルバムをリリースしました。
 やんちゃさとナイーブさを併せ持った少年の様なジュリアン(ギタ
ーも良い!)、深みのある歌声が特徴的なルーシー、そして言わずもがな、現代のインディロックを牽引する歌姫フィービー。
 ロックらしい溌剌さをもった曲からしっとり心地好い曲まで、当た
り前だけど全曲で3人の美しいハーモニーが聴けます。
 きっと数年経っても2023年といったらboygeniusがア
ルバムをリリースした年だったなと思う事でしょう。
 必聴です。

 で、4月に入ってからはdaughterの「stereo mind game」がリリースされましたね。
 俺、daughter大好きなんですよ。
 今回のアルバムも何もかもコナレてるなぁ~って感じで溜め息モノ
ですよ。
 静かな曲は静か過ぎず、アップテンポの曲はうるさ過ぎず、各曲に
仕込まれたフックの多彩さや、細やかな気の効き方や。
 小憎らしいとはこの事ですね。

 それから、pealey dropsの「a little disaster」も良かった。
 サウンドは80'sからアーリー90'sのテイスト溢れるシンセ
ポップで、そこに、ウィスパーとまではいかないけどかなり脱力感のあるヴォーカルが絡んで、まったりとノスタルジックな世界観に浸る事ができちゃいます。

 そしてyou said strangeの「thousand shadows vol.2」もお気に入り登録しました。
 ただ、このアルバムは結構人を選ぶと思います。
 ビーチボーイズやマージービート系のハーモニーが先ずは耳を惹く
んですが、音楽的には新しい事も難しい事もやってないのに、奇妙というか特異な音楽なんですよね。
 あ、マージービートというのは60'sにビートルズがデビューし
てヒットした事で大量に生まれたビートルズフォロワーバンド達の事で、ビートルズの出身地のリバプールにあるマージー川から取ってマージービートと呼ぶんですね。
 で、じゃあこのyou said strangeがビートルズを思わせるかと言ったら、そうじゃな
いんですよ。
 あくまでもビートルズのフォロワー達っぽいのw
 兎に角、何か変な音楽ではあるんですけど、俺の感性には刺さった
んですよね。

 今回分はこの5作品をお気に入り登録しました。

 次点というか、homecomingsの新譜も全然良かったんで
すけどね。
 俺は洋楽を聴く割合がかなり高い方なんですけど、勿論邦楽にも聴
く価値があると思っていて、homecomingsは正に俺が邦楽に価値を見出だす点を体現した様なバンドなんですよ。
 コードトーンや進行の工夫の凝らし方と、それをやり過ぎない引き
際の良さ。
 如何にもセンスの良い日本のバンドという感じなんですよね。
 ただ、俺はアルバム1枚で1つの作品としてみるという、古臭くて
頑なな評価の仕方をしているので、そういう観点でいくと今回のアルバムに関しては、ちょっと似た色合いの曲が揃ってしまってメリハリに欠けるかなと感じたんですよね。
 これは俺の評価基準が特殊なだけで、多くの人にとってこのアルバ
ムは普通に良い曲が沢山聴ける作品だと思うので、是非聴いてみてください。

 さて、俺のけいのバッテリーが13%なので今回はここまでw

 おしまい。

2023年5月1日月曜日

改めまして、マルチヴァース

  どうも、髭剃りの替刃の値段が高過ぎると思ってるkazuitです。

 分かっていても買う時に「マジか…」ってなりますよね。
 でも、刃を替えたての髭剃りで髭を剃ると「昨日までの俺は何をや
っていたんだ。」ってなるんですよね。

 という書き出しとは全く関係無い本編に早速いきましょうw

 この間、アメリカのアカデミー賞で「エブリシング・エブリウェア
・オール・アット・ワンス」という映画が各賞を総なめにした事で話題になりましたよね。タイトルが長ったらしいので「エブエブ」なんて略されたりして。

 大きな話題の一つは主演のミシェル・ヨーさんがアジア人として初
めて主演女優賞をゲットしたというところでした。
 ミシェル・ヨーといえばジャッキー・チェンの主演・製作の香港映
画に出演してジャッキーをも食うぐらいのアクションのキレを披露して一躍有名になった方なので、今回の件の報道でマレーシア出身と聞いて驚いた人もいたんじゃないでしょうか。
 ハイ、ワタシの事です。普通に中国人だと思ってましたw

 で、それともう一つ、この映画がマルチヴァースというSF要素を
話の軸としていて、尚且つ勿論ミシェル・ヨーさん主演なのでアクション映画でもあるという物なのに、アカデミー賞の謂わば総合優勝とも言える作品賞を獲ったという事も話題となりました。

 アカデミー賞といえばアクションやSF、ファンタジーといったジ
ャンルにはカラくて、視覚効果や美術、音響、衣装といった部門賞は与えても、作品賞は獲らせないというのが通例となっていましたよね。
 スピルバーグが「未知との遭遇」や「ET」、インディ・ジョーン
ズシリーズ等をいくらヒットさせても作品賞を獲れず、実話を元にした「シンドラーのリスト」を撮ったらあっさり作品賞をゲットしたのは最早ネタとして扱われてるぐらいだし、ジェイムズ・キャメロンが「アバター」で、自身が「タイタニック」打ち立てた観客動員記録を更新した時には「とうとうSF映画に作品賞が与えられるんじゃないか」と話題になったものの、蓋を開けてみるとキャメロンの別れた元奥さんが撮った戦争映画に当て付けの様に作品賞が与えられるなんて事もありました。

 ところが数年前にギレルモ・デル・トロが撮った「シェイプ・オブ
・ウォーター」という、口のきけない人間の女性が半魚人と恋に落ちるという「逆・人魚姫」みたいな映画に作品賞が与えられて、アカデミー賞の風向きが変わってきたのかなという感じになってきてたんですけど、そこにきて今回のエブエブの受賞という事で、こういう映画でも作品賞を獲れるんだというのが、アカデミー賞の長い歴史の一つの転換期と取れるという事で話題となったという訳です

 で、映画好きなら最近ちょくちょくこの「マルチヴァース」という
言葉を目にするなぁと思っている人もいるんじゃないでしょうか。
 また一方で「マルチヴァースって何なの?」と思ってる方もいるん
じゃないかと思います。

 マルチヴァースって日本語約すると「多元宇宙」なんです。
 ここのブログを以前から読んでる方なら見覚えがあると思います。
 一昨年、我々cunoがアルバム「xenolith」をリリース
し、それに伴ってその裏話的な事をここのブログに書いたんですけど、この中でウチの作曲家先生oceanfrequencyが口を開けば多元宇宙、平行世界なんて話をし出すなんて事を書いたんですよね。
 で、その後、多元宇宙、平行世界なんてネタの総本山的な存在とし
てクトゥルフ神話を紹介した事もありました。

 まあ、ていうか、xenolith収録曲の「wall」の中に「
マルチヴァース超える」って歌詞があるんですけどね。

 で、じゃあそのマルチヴァースって何なのかというと、一言じゃ説
明出来ないんですけどw、映画等のエンタメで扱われてるものに限って言えば、平行世界とほぼ同じと思って良いんじゃないでしょうか。

 「イヤだから、その平行世界も分かんないのよ」と思った方もいら
っしゃったかもしれませんが、平行世界を英語でいうと「パラレルワールド」ですね。
 パラレルワールドなら聞き覚えありますよね。

 クトゥルフは1900年代から書かれ出した怪奇ものの小説ですが
、その後1950年代になってSF小説のブームが興ります。
 トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」やウィル・スミス主演の「アイ
・ロボット」といった映画の原作となる小説はこの頃に書かれた物なんですよね。
 また一昨年、日本で山﨑賢人主演の「夏への扉」という映画が製作
・公開されて、たいして話題にならなかったんですがw、この映画の原作もやはり、1950年代に書かれた小説なんです。

 「夏への扉」はSFとしてのリアリティという部分では正直そこま
でではないものの、ストーリー展開の面白さと軽妙な雰囲気で大変人気の小説で、またボリューム的にもそんなに長くないのでSF小説の入門編みたいな扱いたったりします。
 勿論俺も大好きな作品です。

 で、この「夏への扉」がタイムマシン、タイムトラベルをネタにし
た作品なんですよね。

 タイムマシンものってこの頃、1950年代から沢山の作品が産み
出されているんですが、我々はドラえもんのお陰でかなりこのタイムマシンというものに馴染んでしまっていて、もしかしたら未来に実現されると思ってる人までいるかもしれません。

 しないんですけどね。
 この話をし出すとブログ一本分費やす事になるので詳しくは書きま
せんけど、未来に行く術は無くもないんですけど過去に戻る手段は無いというのが現在の科学の常識なんですね。

 なのでタイムマシン、タイムトラベルものって実はリアリティとい
う面ではアレな感じなんですが、それをテーマにした作品が色々作られていった中で矛盾というか疑問点というのがどうしても出てきちゃうんですよね。
 「過去に戻って歴史を変えたんだったら、変えられる前の世界なん
て無くなってるんじゃない?」という。
 でも、その「変えられる前の世界」を描かないとお話にならない。

 ここで出てくるのが「パラレルワールド」なんですよね。
 元の世界も変えられた後の世界も、両方同時に存在するという。

 転じて、歴史上の「if」で現実とは違う流れになった世界という
のも同時に存在する、みたいなパラレルワールドものの作品も色々産まれていったんですけど、この手のパラレルワールドものを最近「マルチヴァース」って呼び出したというのが本当のところだったりするんです。大雑把に言うと。

 まあ、そうじゃないマルチヴァースものもちゃんと存在するんです
けどね。
 それこそ俺が中学生の頃に夢中になって読んでたマイクル・ムアコ
ック著のエターナルチャンピオンサイクルなんて、パラレルワールドじゃない多元宇宙の物語なんですよ。
 あ、これも以前書きましたけど、クトゥルフ神話から産まれた「英
雄コナンシリーズ」のヒットの影響で、ファンタジーというジャンルにもマルチヴァースが描かれるケースが多々あるんです。

 で、少し話を戻しますが、このマルチヴァースという言葉自体はも
う100年とか前のクトゥルフ神話の頃からエンタメ世界で使われていて、それがここ最近ちょくちょく目にする様になったというところなんですけど、多分そのきっかけになったのって2018年公開のアニメ版のスパイダーマン、「スパイダーマン:スパイダーバース」じゃないかと思うんですよ。

 スパイダーマンって色んなバージョンがあるじゃないですか。
 それこそコミック版が最初なんだけど、そのコミックがそもそも何
度もリブートされてたり、で、映画も色々、ゲームでも似て非なるストーリーのものが作られたり。
 その、色んなスパイダーマンが平行世界でみんな同時に存在してい
て、それが一同に会して強大な敵と戦うという内容のヤツですね。

 この映画はかなり面白くて、またCGが発達した事でマルチヴァー
スというものが映像として説得力のある表現で描けるというところを見せてくれたという点が素晴らしかったと思うんです。
 実際俺も子供の頃読んだエターナルチャンピオンサイクルの一作品
「エルリックサーガ」を、これなら映像化出来るかもなと思いましたもん。
 読んでた時はなかなか想像力が追い付かなくて、こんなの絶対映像
化出来ないだろうと思ったんですよ。

 で、マーベルの所謂MCU作品の一つ、ドクター・ストレンジの二
作目が「ドクター・ストレンジ : マルチバース・オブ・マッドネス」というタイトルで、勿論マルチヴァースをネタにしてる作品なんですけど、この映画の監督がサム・ライミなんですよね。
 サム・ライミといえば、トビー・マグワイア主演版のスパイダーマ
ンシリーズの監督。
 現在作られているトム・ホランド主演のMCU版スパイダーマンと
は正にパラレルワールドみたいな関係だったりします。
 で、このサム・ライミという監督が最初に話題になったのは「死霊
のはらわた」という低予算ホラー。
 これが「死者の書という書物に書かれた呪文のせいで、邪悪な存在
を呼び覚ましてしまう」という、モロにクトゥルフ神話の影響丸出しのストーリーなんですよ。
 もう絶対サム・ライミってクトゥルフ神話読んでる筈の人なんです
よね。

 という訳で、ここ最近やたら話題になってるマルチヴァース、実は
随分昔から所謂オタクはみんな知っていて大好きで、それが技術の発達のお陰でやっと映像化され出したら、その面白さにアカデミー賞まで動いてしまったというお話なのでした。

 こういうアングラ、サブカル的なものがメジャーの世界に躍り出て
くるのって、オタクには堪らない瞬間なんですよね。
 なのでキャッキャウフフとブログにしたためてみましたw

 今回はここまで。

 おしまい。

2023年4月17日月曜日

散財の才能

  2月には服を買わないと宣言して、本当に買わなかった(靴下は買ったw)俺ですが、じゃあ3月はというと、3/4から楽天スーパーセールがあったので、もうあっという間に服買いましたね。

 これはもう仕方がないのです。

 以前ここに書いた通り俺はもうすっかり古着の虜になってしまいま
して、楽天内にも古着のショップは沢山入っているので日々掘り出し物はないかと検索しては、気に入ったものはどんどんマイリストに保存していくという事をしているんですよ。
 古着って元の持ち主がショップに売却した物だから、言ってみれば
全てが一点物ですよね。
 だから、自分の趣味に合っていて尚且つサイズもピッタリ物を見付
けても、他の誰かが買ってしまったら無くなっちゃう訳で、だからといって欲しい服を片っ端から買う訳にもいかないので似た様な物でも気に入った「候補」は次々にリストに入れとくんですね。
 そうしておいて時折リストをチェックして、リストに入れといた物
が売り切れになってないか見てまわるんですよ。
 楽天のリストは売り切れになった商品はリストから勝手に消去され
ずに「売り切れ」と表示されるんで、どんなアイテムが売れちゃったか分かるから、それで必要に応じてまた似た様な物を探してリストに追加したり。
 で、自分のタイミング、「今月はシャツが欲しいな」「今月はパン
ツが欲しいな」みたいな感じで、リストからどれを買うか決めると

 勿論ネットで服を買うのですから試着はできないんでショップが提
示している数値を頼りにサイズを確認するので、自分の身体のサイズも把握しとかないといけないんですけど、だから自分のサイズにピッタリで趣味にもマッチしていて、尚且つ価格も安い物を探し出した時ってまあまあ嬉しいんですよね。
 たまに「え、コレこんな安くて良いの?」みたいな物に出会ったり
して。

 コモラッティというイタリアのブランドのジャケットで、生地もロ
ロ・ピアーナという有名なところの物を使ったヤツがまさに「え、コレこんな安くて良いの?」って値段になっていて、マイリストに入ってたんですよ。

 楽天スーパーセールの時期が近付いてくると、ショップはあらかじ
めセール価格を提示して、その代わりセールスタートまでそのアイテムの販売をストップするんですよね。
 セールか開始される前に目玉商品が無くなってしまわない様に。

 だからこっちも、あらかじめセールが始まったらコレを買おうとい
う予定が立てられるんですけど、そもそも「え、コレこんな安くて良いの?」だったコモラッティのジャケットが半額になると分かって、こんなの争奪戦になるじゃんと思ったのでセールスタートと同時にゲットしちゃいました。
 で、それは良いんですけど、リストに入っている物の中に同じショ
ップで扱っているニットベストがあったんで、「あ、ついでにコレも買っちゃえ」って、完全にノリで予定に無かった物まで買ってしまっているのが病気なのよねw
 お金を掛けない様にセールを利用してる筈なのに、息をする様に余
計な散財をするっていう。

 しかも3月はそれだけでは済まなくて。

 3月というと札幌では雪が融けて無くなる時期なので、雪道を歩く
為の冬用の靴は物置に仕舞って春~秋用の靴を出してくるという「靴の衣替え」をするんですけど、やっぱりこのタイミングで「新しい靴が欲しいなぁ」ってなっちゃうのが人の性というものなのですよ。
 仕方ない。俺が悪いんじゃないw

 で、今年の春は黒のスエードのローファーが欲しいなと思っていて

 それもコインローファーじゃなくてビットローファーかタッセルロ
ーファー。
 これは今迄所有した事がなかったアイテムだったんですよね。

 で、雪が融ける前からやっぱりネットで色々物色してたんですけど
、良い感じのヤツがリストに溢れてしまって決められなくなる上に、「けどやっぱりスニーカーも欲しいな」とか言い出す病も発動するという予想通りのパターンw

 で、そんな状態で、給料が出たんで何となく近所のセカストを覗き
に行く訳ですが(この時点で病気なんだよw)、メンズコーナーに向かっていって真っ正面にいきなり黒のスエードのビットローファーがあったんですよ。
 お、あるじゃんと思って手にとってみたら、スエードじゃなくてベ
ロア生地みたいな素材だったんですけど、まあ普通のツルンとした革じゃなくて起毛素材ではあるんで同じ様なものですよね。
 でね、その靴の内側を見てみたら「GUCCI」って刻印されてる
の。
 あ、コレは高いヤツだわ、と思って値札をみたら、税抜き5900
円なんですよ。
 「ハァッ?」となって確認したんですけど、「CUCCI」とか「
GUGGI」みたいなパチモンでもない。
 確かにベロアにはダメージがあって、特に右足側の甲の所に大きめ
の縱筋の傷があるんで、それでこの値段なのかなという事なんですけど、手にとってみてるから分かるだけで足に履いている状態で室内の明るさなら殆ど目立たないし、ホースビットの部分は全然綺麗でカッコいい。さすがにGUCCIだもの。
 で、サイズをみたら「7」と書いてある。
 あぁ、小さいのか、と。
 俺はスニーカーだと26.5~27cmがジャストサイズで、NI
KEとかのナローな物だと28cmを履いたりもするんで、UKサイズで7は小さいんですよね。
 ただ、見た感じ「そんな小さいか?」と思ったんで試しに足を突っ
込んでみたんですよ。
 そしたらまさかのピッタリサイズ。
 スエードじゃなくてベロア、つまり革じゃなくて布の靴なんで伸縮
性があったんですよ。

 古着好きにとって、そもそも欲しかったものがサイズピッタリで価
格も予算内というのはもう、「巡りあってしまった」というヤツなのです。ましてGUCCI。

 待て待て、一度冷静になろう。まだ店に入って最初に見た靴だぞ。
 そう思ってその靴は棚に戻して、他の靴も見てみて良さげなヤツを
履いてみたり、靴以外の物も一通り物色してみてから、そのGUCCIの靴の所に戻ってもう一度履いてみて、全身が見える姿見の前に行って確認してみて、やっぱりその靴を買ってしまいました。
 いやぁ掘り出し物。
 予は満足じゃ。

 という訳で、3月にはビシッと散財してやったのですが。
 でもね、やっぱりね。
 スニーカーも欲しいよねw

 もう死ねば良いと自分でも思うわ。

 おしまい。

2023年4月3日月曜日

お気に入りアルバム 2023年3月

  こんにちは、サッカーのW杯の時はあんなに大はしゃぎだったくせに、WBCは1試合も1秒も観なかったkazuitです。

 野球に対する興味がゼロw
 ネットニュースでヌートバーという言葉を見て、「…ヌードBAR
?」とか思ってましたわ。
 でもさ、コレ読んでる人の中にも二ヶ月前には「ヌートバー? 何? あ、人の名前なの?」だった人、絶対いるでしょ?

 さて、4月最初のブログ更新なので、3月リリースのアルバムから
俺がSpotifyにお気に入り登録したものを紹介する回です。

 厳密に言うと、もっと増えるかもしれないんですけどね。
 この原稿を書いてるの、3/29なんですけど、海外のアーティス
トって大概金曜日にアルバムリリースするので、3/31にリリースされるものを何か登録する可能性があるんですけど、それはもしあったら来月に紹介します。

 さて、1枚目はkali uchisの「red moon in venus」です。
 この人はSpotifyのフォロワー数ランキング140位という
、紛う事無きスーパースターなので今更俺が紹介するのもなんだかなぁという感じなんですが。
 音楽的には蕩ける様なシャレオツしっとりポップスで、南米テイス
トが程好く薫ります。
 この人、育ちはアメリカなんですが産まれはコロンビアなんだそう
で。
 まだ20代なのに、しっかりと世界観を構築しているのご素晴らし
いのです。

 2枚目はpop gose ambientの「volume 1」です。
 以前からフォローしていたバンクーバースリープクリニックという
アーティストがいるんですけど、その人がアメリア・マグダレナというアーティストとコラボしたアルバムだそうです。
 因みに両方ともオーストラリア人。
 サウンドはアーティスト名から連想されるものそのものという感じ
で、しっとりとしていて静かな世界観に、しっかりメロディアスなポップスが乗っかるといったものです。
 トラック数を削ぎ落として最低限これだけでも心地好い音楽は成り
立ちますよというところまで持っていってる様な静けさで、その引き算の巧さがセンスを感じさせます。
 アルバムの最後は、ドラマ「ストレンジャーシングス」を切っ掛け
にリバイバルヒットしたケイト・ブッシュの曲で締め括られているので、オリジナルと聴き比べてみても面白いと思います。

 3枚目はM83の「fantasy」です。
 まあこの人も超有名ですよね。
 この人ってエレクトロニカ、シューゲイザーに分類される事が多い
んですけど、このアルバムはそんなにドーピィ、耽美な感じではなく、パワフルでスケールの大きいポップミュージックをやっています。
 テイストとして、俺はELO(エレクトリックライトオーケストラ
)を連想しました。
 結構古いヤツなので、知らない人は是非聴いてみてほしいんですけ
ど、そういう今時珍しいタイプの音楽をやっているんです。
 俺的に大好物でしたね。

 4枚目はベニー・シングスの「young hearts」。
 軽妙でファンキーなポップソング集といったアルバムです。
 楽しげな音楽なのに、シンガーの資質で落ち着いて聴けるという、
相反した要素が混じり合っているのが面白いんですよ。

 3月は以上の4枚でした。

 他にも結構良いものはあって、お気に入り登録するかどうか当落線
上みたいのも色々あったんですよね。

 K×5という、カスケイドとデッド・マウスのコラボアルバムなん
か、そのまんまクラブのフロアで流せる様な教科書の様なEDMだったんですけど、今の自分がこれを繰り返し聴くかと考えたら、登録にはならなかった。
 コレはoceanfrequencyさんの方が好きそうw

 あと、ケイティ・メルアの新譜も音楽的には全然良かったと思うん
ですけど、俺はこの人のデビューアルバムを聴いて、その余りに瑞々しい歌声に「そんな声に産まれるなんてズルいぞ!」と嫉妬したクチなんで、今の彼女の声を聴いた時に「あ、何か、大人になりましたね…」って、ちょっとガッカリしてしまってるという、完全に思い入れのせいで正しく評価できてないみたいな感じで登録から漏れちゃいました。
 ケイティの歌をまだ聴いた事がないという方は多分普通に良い感じ
に聴けると思います。

 こんな感じで、相変わらず節操の無い趣味だなぁって自分でも思い
ますがw、今後も色々ご紹介できたらと思っております。

 おしまい。

2023年3月20日月曜日

知っててほしい

  先ず、訂正から。
 以前酷い終わり方をするドラマとしてブラックリストの名をあげま
したが、このドラマ、まだ終わってなかったですw

 シーズン8で終わったのかと思ったらシーズン10まで続くんだそうで。
 まあ、但し、ちゃんと面白く終われるのかはまだ分からないよねぇ


 さて本題。
 普段通りの感じなら、この原稿がアップされるのは3/20の筈。
 このタイミングでやっておきたいネタを今回は書きたいと思います


 ちょっと前に欧米でも「自分は無宗教」という人が増えてきたとい
う話をして、その中で我々日本人も檀家というシステムのお陰で仏教に「所属」はしてるものの、ちゃんと信仰はしてない人が多いと言いました。

 何でこんな事になってるかと言うと、多分日本には神道というもの
もあるからだと思うんですよね。
 仏教のお寺の他に神社もあちこちにあって、そこに行けば鳥居をく
ぐる時は真ん中を通っちゃダメとか、手水場を使う手順はこうだとか、参拝の作法は二礼二拍手一礼だとか、こういうの律儀にやらないと悪い事してる気がしてきちゃうし、お正月になれば鏡餅を飾ったり初詣に行ったりと、神道というものが身近にあって仏教とゴッチャになってますよね。

 日本の歴史って教科書には縄文時代から始まるって書いてるんだけ
ど、実は縄文時代って一万年ぐらいあるんですよね。
 今が西暦2023年なんだから、西暦の5倍ぐらいの期間の事を乱
暴に一纏めにしちゃってるって事なんだけと、何しろ文字を記して後世に残すという事が無かったんで、出土する物から類推する以外なくて、その「分からない時期」を全部縄文時代としちゃってるんですよね。

 で、縄文時代の次に弥生時代がきて、この時代もやっぱり日本には
文字は無いんだけど、出土する物から明らかに変化があった事は分かって、更に言うならその変化は海外からもたらされたと推測できるんですよね。
 中国や朝鮮半島との共通点が見てとれて、金印とか銅鏡とか、中国
から貰った物も出土してますから。

 で、この頃に「我々はアマテラスオオミカミという神様に由縁のあ
る者だ」と主張する人達が現れて、この国を統治しようとし出す訳です。これが神道。
 多分この人達も海外から来たんでしょうね。
 新しい知識や技術を持ち込まないと説得力無いですもんね。
 もう怒られるのを分かってて言いますけど、神道ってこの国を支配
する為に神の名を騙ったと言えるんだと思います。
 この国って地理的条件的に縄文時代の大昔から地震や火山噴火、台
風といった天変地異がひっきりなしに起こり続けてた筈ですから、「荒ぶる神々を鎮めて天変地異を遠ざけ、五穀豊穣を招く」というのに神様の縁の者だというのは滅茶苦茶有効だったんでしょう。
 そのアマテラスオオミカミの血縁者である天皇をトップに据えた朝
廷という統治機関も又、中国や朝鮮から持ち込まれたものですよね
 因みに今現在でも天皇はアマテラスオオミカミの血を引いていると
されています。
 ヤバいコレマジで怒られるヤツだわw

 で、その朝廷が日本全国をだいたい統治し終えてある程度安定した
飛鳥時代に、中国から仏教が入ってきた訳です。

 当時にしてみれば仏教というのは先進国である中国で流行ってる最
新のヤツで、先ずは貴族や皇族達が「ナニソレ格好良い。俺もやりたい!」ってなるんですけど、この仏教を民衆にも広めようと、朝廷が主導するんですよね。
 聖徳太子(厩戸王)も仏教の流布に積極的だったとされていて、朝
廷がお寺や仏像をどんどん建立していく。
 皆さんが修学旅行で見に行った奈良の大仏もこの時代に作られまし
たよね。

 でね、という事は、民衆の立場からすれば仏教も神道もお上から与
えられたものなんですよね。
 民衆の間で支持されて浸透したというんではなくて、神道というも
のを朝廷から与えられて、その朝廷から「はいコレも良いヤツだからみんなやって」って言われたみたいなモンだから、仏教の教えをちゃんと理解して信じるという事にならなくても仕方ないし、なんなら朝廷から与えられたものなら仏教も神道の一部と言えば言える。かなり暴論だけども。

 で、そのうち檀家というシステムが出来上がって、個人が信仰して
なくても「家」が仏教に所属するという事になった。
 仏教の教えはよく知らないけど葬式や法事の時にはお寺にお世話に
なるし、先祖の眠るお墓はお寺にあって、普段はお墓の管理をお寺に任せちゃってる状態になっている、ある意味仏教に依存しているという事になってるんだから、仏教の教えなんて知らんから仏教なんてもうやめちゃえともならないという。

 という事で我々日本人の大半は、仏教を信仰しないまま仏教に所属
している。
 中田英寿が「自分は無宗教」と発言しても別に「イヤ仏教徒だろ!
」なんて突っ込んだりしないし、なんなら「俺も無宗教だな」なんて思ったりもするという。
 よくわかんないけど一応仏教徒ではあるという事にはなってる訳で
す。

 でさ、この話が何でこのタイミングなのかという事なんですけどね


 皆さんは一応仏教徒で、キリスト教徒ではないですよね。
 でもキリストの誕生日が何月何日かは知ってますよね。
 で、神道のトップの天皇の誕生日はというと、知ってるも何も祝日
ですよね。

 じゃあ、ですよ。
 仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日は?

 コレ、あんまり知られていないですよね。
 これが4/8であるとされているんですよ。もうすぐなんです。

 クリスマスと違って4/8に何のイベントもやってないから、知ら
なくても仕方ないと思うじゃないですか。
 あるんですよイベント。

 4/8は「花祭り」。
 仏像に甘茶をかけるというイベントです。
 もう「甘茶って何ですか?」ですけど。

 今はみんなスマホ持ってるんだから、調べてみれば近所のお寺で花
祭りのイベントをやってる所を見つけられるかもしれないですし、出向いてみれば実際に仏像に甘茶をかけたり、甘茶を振る舞ってもらえるかもしれないですよね。

 いや、というより、クリスマスにみんなあんなに大はしゃぎしてる
んだから、自分達の所属している仏教の開祖の誕生日だって知ってるべきなんじゃないかなと思うんですよ。
 花祭りに参加するとかはしないにしても、せめて「あ、今日はお釈
迦様の誕生日か」ぐらいの思いは心の中にあって良いじゃないかという、ね。

 という訳で、これを読んだ人は周囲に「4/8はお釈迦様の誕生日
なんだぜ」と言いふらしましょう。

 不幸の手紙方式で広めようとすんなw

 おしまい。

2023年3月6日月曜日

お気に入りアルバム 2023年2月

  こんにちは、2月中に本当に服を1着も買わなかったkazuitです。


 厳密に言うと靴下だけ買いました。仕事中に履くヤツね。

 さて、3月最初のブログ更新という事で、今回は2月中に俺がSp
otifyでお気に入り登録したアルバムをご紹介する回です。

 先ずはthe winery dogsの「Ⅲ」。
 リッチー・コッツェン、ビリー・シーン、マイク・ポートノイとい
う、彼等の経歴だけでブログ1本分書ける程の凄腕ミュージシャン達による、待望のアルバムですね。
 多分ソングライティングはリッチー・コッツェンがメインで行って
いて、リッチーのソロ作でも聴ける様なブルージーかつソウルフルなロック曲集。
 リッチーだけでもめっちゃカッコいいのにそこにビリー、マイクの
超絶テクニックが絡むという、何とも贅沢なアルバムです。
 これは必聴。

 2作品目はsvommebassengという、多分ノルウェーの
バンドのアルバム、「for solen har gatt ned」。
 ホントはアーティスト名のoに斜め線が入ってるし、アルバムタイ
トルのforのoにも斜め線が入ってて、gattのaには小さい丸がついてます。そんなんどーやってタイプしろとw
 全面的に、何て読むのか分かりませんw
 サウンドはアンニュイな雰囲気のネオソウル、シティポップという
感じで、大変心地好いのですが、勿論ノルウェー語?なので何を言ってるかは一言も分かりません。
 良いの良いの、心地好いのだから。

 3作品目はlaure briardの「ne pas trop rester bleue」。
 laure briardと書いてロール・ブリアールと読むんだそうです。
 こちらはフランスのアーティストですね。
 サウンドの方もノスタルジックかつキッチュなフレンチポップです

 フランス語の曲と英語の曲が半々ぐらいって感じです。
 可愛らしいと思って聴いてたら最後の曲のエンディングだけ急にプ
ログレみたいになって笑いました。
 でも素敵なアルバムです。

 4作品目はcaroline polachekの「desire, I want to turn into you」。
 元々はチュアリフトというデュオのメンバーだった人ですね。
 デスクトップで作られたオケが心地好いミクスチャーポップで、色
々なジャンルの良さが交じり合っていて、歌唱力も素晴らしい。
 こちら、2月リリース作品にして早くも俺個人的2023年ベスト
アルバム候補です。すげぇ好き。

 5作品目はmiss gritの「follow the cyborg」です。
 こちらは韓国系アメリカ人アーティストです。
 この方は以前ここのブログでも紹介した事のあるKEXPというシ
アトルのFMラジオ局のYouTubeチャンネルでライブを披露していたのを観て「お、良いじゃん。」と思ってSpotifyで検索してみたら、その時はまだシングルしかリリースしてなくて、予めツバ付けといたみたいな感じだったんですけど、待望の1stアルバムリリースという事で。
 サウンドの方はタイトルにサイボーグと入ってるところからも読み
取れる通り、SF感のあるサウンドのミドル~スローめのテンポのポップスで、エレクトロ的なテイストとロックの激しさが絶妙なバランスでブレンドされているのが良い感じ。
 1曲ハングルのタイトルの曲もあるんですけど、これは歌ってると
いうよりは喋ってる感じの曲でしたね。

 最後にstyrofoamとthe go findのコラボアルバム、「present the empathy exams」をご紹介。
 適度なユルさが心地好いポップロックにスタイロフォームの打ち込
みトラックが気持ち良く絡む作品。
 滅茶苦茶大雑把に言うと、U2の「ヨシュアトゥリー」の、ジ・エ
ッジの付点8分ギターのパート、あの心地好いヤツをスタイロフォームのシンセが担っているみたいな。
 で、U2程の熱さが無い、お気楽な感じなので肩肘張らずに楽しめ
るという。
 これはドライブの時に聴きたいヤツですね。
 あ、因みに俺、ペーパードライバーですw

 以上6作品を2月中にお気に入り登録しました。

 勿論世界中の全ての音楽を聴いてる訳ではないので、ひょっとした
ら素晴らしいものを聴き逃しているかもしれませんが、このブログを読んでくださっている皆さんのご参考になれば幸いです。

 我々cunoも負けない様な素晴らしい作品を出していきたいです
ね。
 え? あ、勿論今後も俺は作詞も作曲もしませんけどw

 おしまい。

2023年2月20日月曜日

かわりゆくもの

  こんにちは、もうすっかりギターを弾いてないおじさんです。  唐突ですが、俺、子供の頃通っていた保育所がキリスト教の所だったんですよ。  朝礼で讃美歌を歌い、昼食の時には「テンニマシマスワレラノチチヨ」と祈りを捧げ、毎週金曜日には聖書を学ぶ時間がありました。  別に両親がクリスチャンだとかいう訳ではなく、預けるのに都合が良かっただけなんですけどね。  で、今はどうかというと、キリスト教は全く信仰していませんw  大人になっていく過程で色々知識が入ってきて、結果「信仰するに値しないな」と確信するに至ったので。  じゃあ仏教を信仰しているのかというと、してないですね。  これって日本では結構一般的ですよね。  一応「檀家」というシステムがあるので仏教には「所属」しているけど、頼るのは葬式や法事の時だけで、「あなたの信仰している宗教は何ですか?」と訊かれたら「無宗教です」と平気でみんな答えますよね。  仏教に所属はしてるけど、そもそも仏教の教えがどんなものかもあまり良く分かってないみたいな。  でね、最近では欧米でも日本人と同じ様に「私は無宗教です」と答える人が増えてきてるんですって。  これってちょっと前までは考えられない様な事で、驚くべき変化だと思うんですよ。  もう結構前の話になりますが、サッカーの中田英寿選手がイタリアで活躍してた頃、所属していたのがASローマというチームだった事もあってローマ法皇と謁見するという機会があって、中田選手は「自分は無宗教だけど、特別な体験だった」みたいな事を述べたんですよね。  そしたらヨーロッパのメディアはこれを「中田、無宗教だってよ」みたいに報道したんですよね。  これぐらい、欧米では「無宗教」と表明するのはヤバい事扱いだったんですよ、ちょっと前まで。  理由は大雑把に言うと2つあって、1つはキリスト教というのは「生きてるうちに正しい行いをしてないと、死んだ後の裁きで地獄に落とされちゃうぞ」という宗教なんで、無宗教だと表明するという事は「俺は死後の裁きなんて信じないから、正しい行いなんてしないぜヒャッハー」というアナーキーな人間だと言ってるも同然だという事になっちゃうから。  日本人からすると「んな事言ってねぇわw」って話なんですけどね。  で、もう1つは欧米では宗教が知識、教養というものと直結してるからです。  無宗教と表明するというのは「ボク馬鹿でぇ~す」と言ったも同然なんですね。  キリスト教を信仰している人達にとっては、聖書に間違った事は書かれてない筈なのですが、別にキリスト教徒じゃない我々からしたら聖書だって所詮人が作った物でしかない訳ですよね。  例えば、神は先ず自分の姿に似せて土からアダムを作り、アダムの肋骨からイヴを作った。  神は2人をエデンの園に住まわせ、そこに生っている禁断の果実を食べる事を禁じたのだけれど、蛇に化けた悪魔がイヴをそそのかして果実を食べさせてしまい、怒った神は2人を楽園から追放したので人間は地上で暮らす事になった、と。  誰でも知ってるお話ですよね。  でもこの時点で色々何かおかしくねっていう。  神様って人間作るのに材料が要るんだな、とか。  アダムを作った土だって神様が創造した物なんじゃないの?  アダムとイヴって別に恋愛結婚じゃないんだね、とかね。  酷い言い方するとイヴってアダムにあてがわれたんだなっていう。  神の作った楽園に何で悪魔が入り込めたんだろう。  そんな事されても神様は気付かないの?  悪魔が姿を変えられるんなら、何で神様に化けなかったんだろう。  神様に化けて「やっぱりコレ食べても良いよ」って言った方があっさり騙せるじゃん。  悪魔のせいで過ちを犯しただけなのに、怒って人間の方を楽園から追放するなんてヤバくね?  そもそも楽園に悪魔の侵入を許した時点で管理不行き届きじゃん。  とまあ、突っ込み所満載なんだけど、これらも全部「間違った事は書かれてない」という扱いでなければならないんですよね、キリスト教を信仰するという事は。  こういう突っ込み所に対して、「これはこういう風に解釈できる」と聖書の内容を把握して、きちんと自分なりの答えを持っているというのが欧米の人達にとっての知識、教養というものなんですよ。  ところがこれが最近は覆ってきているんだというんです。  以前は日曜日になれば家族で教会に赴いて、聖書を読んで牧師の話を聴いて讃美歌を歌って、なんて事をやっていたのが段々日曜日はお休み、遊びに行く日になっていって、キリスト教に触れる機会が減っていったという。  言ってみれば日本人と仏教の関係と似た様な状態に欧米人もなっていってるんですよね。  欧米人にとっての生活の根幹である筈のキリスト教との関係が、こんな僅かの期間でダイナミックに変化するなんて俺には全く予想出来なかったですし、ほんの20年くらい前に中田英寿に対して「コイツ無宗教だってよ」なんて記事を書いた記者だって思ってもみなかったでしょう。  面白いですね。  世界の常識や在り方なんて、いともあっさりと変わってしまうんですね。  これまでキリスト教の名の元に行われてきた事、流された血は何だったのでしょう。  そもそも、わりと普通に滅茶苦茶な事書いてある聖書というもの、キリスト教という宗教を無理矢理解釈してまで信仰してきたんだろう。  この世界は実は、もうちょっとしたらすっかり変わってしまうのかもしれないですね。  まあ精々取り残されない様にしとかなきゃな、なんて思う反面、「知った事か」という気もしないでもないw  常識なんてものに囚われ過ぎずに、得られる情報を整理して自分なりの考えを持って、でもそれが間違ってると感じたら柔軟に対応できる様な人でありたいモンですな。  無理かなw  おしまい。