2021年2月22日月曜日

更にガンダムの話 vol.3

 vol.2 の続き

  俺が今まで挙げた以外の作品は、スピンオフだったり、若しくはファーストガンダムからの流れとは全然関係ないお話だったりするんですよ、実は。

 具体的に言うと先ず、「ジ・オリジン」というのがあります。
 これはファーストガンダムのキャラクターデザイナー兼、作画のトップを務めていた安彦良和さんという方がいまして、この方は現在は主に漫画家として活躍されているんですけど、この安彦さんがファーストガンダムをコミカライズして、ついでに俺が今回書いたバックグラウンド、ファーストガンダムの設定部分でしかなかったところを独自に再解釈、大幅に肉付けして描いたものです。
 で、この中からテレビ、映画のファーストガンダムでは描かれなかった「ファーストガンダム以前の部分」のみ、アニメ化されています。
 一時間ぐらいのサイズの作品が十編ぐらいあった筈なので、まあこれも余裕があればという感じですね。
 あくまでも安彦さんなりの解釈で、富野さんはノータッチの作品です。

 それから「08小隊」、「ポケットの中の戦争」というOVAがあります。
 OVAというのは所謂Vシネマのアニメ版みたいなものです。テレビでも映画でもないビデオ作品。
 この二つは一年戦争中に起こった出来事ですな。スピンオフ。ノー富野。

 それから、0083という作品。
 これは一年戦争とZの間のお話。
 面白いけど突っ込みどころも多めかな。ノー富野。

 更にはガンダムU.Cというのもありまして、これは小説家の福井晴敏さんという方(「亡国のイージス」という小説が有名ですね。)が書いた、「閃光のハサウェイ」と「F91」の間のお話ですね。
 これをガンダムの所謂正史と考えるかどうかは人によりけりというところですな。
 フルフロンタルというキャラクターがこのお話には登場するんですが、このキャラクターを受け入れられるかどうか。
 受け入れられない人にとっては「ガンダム好きな小説家の書いたヤツ」という扱いでしょうな。
 まあ、アニメ化もされてるんですが、前述した通り「閃光のハサウェイ」より後のお話ですから、後回しでOK。勿論ノー富野。

 それ以外のガンダムと名の付くもの、「SEED」とか「Vガンダム」、「Gガンダム」、「00」、「鉄血のオルフェンズ」なんてのは、ファーストガンダムからの流れとは関係のない、別の世界の別のお話です。
 それぞれ面白いのでしょうが(ワタクシ全然観た事ありませんw)、勿論「閃光のハサウェイ」を観る前に観ておかなくてはならない作品ではないですよね。

 という訳で、なんかとんでもない沼の入り口を曝しただけの様な気もしてまいりましたがw、ガンダムの最新劇場作品を楽しむ為の最速の道を示してみたつもりなので、興味が沸いたという方が一人でもいらっしゃれば幸いでございます。

 「閃光のハサウェイ」は原作小説通りならばとんでもないハイスピードバトルが展開される筈です。
 それを可能にする最新のアニメーション技術を映画館の大スクリーン、大音響で楽しもうではありませんか。
 そしてそれとともに「飛行機的な物で戦うよりも人型のロボットで戦う方が有利という名目で始まったガンダムというお話なのに、モビルスーツで戦うのが当たり前になった結果、一周廻ってモビルスーツが飛行機みたいになっとるがな!」という突っ込みを入れようではないか皆の衆!


 おしまい

2021年2月8日月曜日

更にガンダムの話 vol.2

 vol.1 の続き

 ところで、兵器って普通量産されますよね。
 同じ型の物を沢山作って軍に配備、運用されますよね。
 ガンダムって、その量産型のモビルスーツを作る為の試作機、テストモデルなんですよ。
 だから予算とか、量産の為の生産ラインへの負担なんてのを度外視して、その時の持てる知識や技術を総動員してして作られたスーパーロボットなんですな。
 これを色々テストしてみて、「ここはもっと簡略化できる」とか、「この装備を量産するのはコスト的に厳しい」とかというのを詰めてから、それをベースに、実戦に投入する為の量産型モビルスーツを漸く作るという。

 このガンダムと、それを支援する為のガンキャノン、ガンタンクという3種類のモビルスーツを、連邦軍はサイド7という民間人が普通に暮らしているスペースコロニーの中で秘密裏に開発してたんです。
 だから、この時点で連邦軍はまだ3機しかモビルスーツを持っていないんですよね。まだ量産体制には入っていないの。
 因みに、このサイド7での連邦軍の開発主任がテム・レイという人物。ガンダムの主人公のアムロ・レイのお父さんです。

 で、この極秘の筈の連邦のモビルスーツ開発を何故か何処からか嗅ぎ付けて調査にやって来たのがジオン軍の新進気鋭のパイロットであり一個中隊を率いる少佐、シャア・アズナブルですよ。
 ガンダムファンでなくとも名前を知っている赤い彗星のシャア少佐。

 このシャアの部下が乗るジオンのモビルスーツ「ザク」が、サイド7に侵入するシーンから、ガンダムの第1話は始まります。

 気付きました?

 俺が今まで長々と書き連ねてきたお話、これ全部ガンダムというストーリーの「始まる前」の部分なんです。ガンダム本編では殆ど描かれない。バックグラウンド。

 ガンダムの主要キャラクター達はアムロ含めてサイド7で普通に暮らしていた十代の少年少女で、突然戦争に巻き込まれて運命に翻弄される事になる訳ですが、視聴者も又、初見ではこのバックグラウンドの部分は知らずに観る事になる訳で、「知らない世界」に巻き込まれながら本編中で断片的に明かされる情報から、このバックグラウンドを類推していくというのも、ガンダムという作品の楽しみの一つ。

 つまり、俺がやった事は、「ネタバレ」ですw

 何してくれてんだテメェ!
 このお喋りクソ野郎!

 そんな罵詈雑言が聞こえてきそうですが大丈夫。
 このバックグラウンドを知った上で観ても、ガンダムの魅力の奪われる部分はほんの僅か。知ってても知らなくても、その素晴らしさは全然損なわれるものではないのです。

 ほらほら、観てみたくなってきたでしょ。

 とは言っても、冒頭に話した「閃光のハサウェイ」まで追いつくまでは遥か遠いんじゃないのかという疑問は解消されてませんよね。

 大丈夫。テレビで公開されたアニメを何百話も観なくても追いつけます。
 最速で行くなら、劇場公開された映画を7本観るだけでOK。これなら毎週のお休みに1本ずつ観るだけでも、「閃光のハサウェイ」公開まで充分間に合います。

 具体的に言うと「機動戦士ガンダム」のⅠ、Ⅱ、Ⅲ。
 「機動戦士Zガンダム」のⅠ、Ⅱ、Ⅲ。
 そして「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の7本。
 これだけで最低限の流れは掴める筈です。
 これ全部Netflixで観れます。Amazon prime videoでも観れた筈。

 ガンダムというお話は、最初の「機動戦士ガンダム」、所謂ファーストガンダムが宇宙世紀0079から0080までの、後に「一年戦争」と呼ばれるところが先ず描かれて、そこから数年後の話が「Z」、その直後が「ZZ」、そこから更に数年後が「逆襲のシャア」、そこからずっと時間が飛んで「F91」、そこから更にずうーーーーっと飛んで「ターンAガンダム」という流れになってます。

 で、今年公開される「閃光のハサウェイ」というのは「逆襲のシャア」の数年後の話なんですよ。
 ハサウェイというのは人名で、ファーストガンダムから登場してるキャラクター、ブライト・ノアとミライ・ヤシマとの間にできた子供でして、この子は「逆襲のシャア」に既に登場していて、その若さ故にとんでもない過ちを犯してしまっています。
 このハサウェイの「逆襲のシャア」以降の物語というのが「閃光のハサウェイ」で、原作の小説はかなり前に出版されていたんですが、ガンダム40周年という事で漸く映像化という訳なんです。

 だから、とりあえず「逆襲のシャア」まで観ておけば追いつけるんですね。

 あれ? ZZは? と思うかもしれませんが、コレ、後回しで構いません。勿論ストーリーは飛んでしまいますが、「何か色々あったんだな」ぐらいの押さえ方で良いと思います。
 ガンダムって、お話の部分は基本的に富野由悠季という方が考えておられるんですが、ZZは実は富野さんは関わってないんですよね。
 だから、なんかテイストが違うっていうのが先ずあって。
 で、ZZは映画化されてません。だから、ストーリーを知る為にはテレビで公開されたものを全部観なきゃなんないんですよね。
 更に言うと、それを全部観ても、またそこから「逆襲のシャア」までに時間が飛んでいて、そこを埋める作品は今のところ無いんです。だから、そこは結局想像で埋めるしかない。
 勿論Zからお話は直接続いていて、登場人物もそのまま継続して出てくるので、余裕がある人は観た方が良いのは当然なんですが、まあ後回しでもイケるんじゃないかと。

 いや待って、ガンダムってもっといっぱいあるでしょ。
 そう思った方もいると思います。

 vol.3 へ続く

2021年1月25日月曜日

更にガンダムの話 vol.1

  今回はガンダムの話をしたいと思います。
 今年はガンダム40周年なんですよね。
 横浜に新たに実物大のガンダムが建造されたのをニュースやネットでご覧になった方もいるのではないでしょうか。
 あれも40周年を記念した企画なんですが、もう一つ、映画「閃光のハサウェイ」の公開も予定されてます。(まあ、エヴァみたいに延期になるかもしれませんが。)
 なので、これまでガンダムに興味があった方には是非これを機会にご覧になってほしいのですが、そうは言っても「ガンダムと名の付くものは大量にあるんだから、今から観始めたって新作映画迄に間に合わないだろう。」と諦めている方もいるかもしれません。
 しかし、そんな事はないですよ、今からでも充分追い付けますよという事を、今回は説明していきたいと思うのです。

 前にここのブログでガンダムの話をした時は、ガンダム自体のストーリーではなく、大ヒットアニメの代表と思われているガンダムが実は視聴率が低くて打ち切りを食らっていたという話、そしてそこから何故大ヒットになったかという話をしましたよね。
 あの後、しくじり先生という番組で芸人のカズレーザーが同じ様な話を披露していたのを観た方もいたんじゃないでしょうか。

 今回はストーリーの部分、ガンダムってそもそもどんな話なのかを、ほんのさわりだけ話します。

 未来の世界、人口が増え過ぎ、地球という星が環境的にも資源的にも厳しくなってしまい、人は宇宙を目指し始めます。因みにガンダムの世界では、宇宙と書いて「そら」と読みます。

 コップに水が入っている状態を想像してみてください。
 そのコップを上から手で掴んで、手首を捻ってグリッと回す。それを繰り返すと遠心力で中の水は回転しながらコップの内壁に押し付けられますよね。
 この遠心力を利用します。
 宇宙空間に滅茶苦茶巨大な筒を作って、それをグルングルン回転させる。
 その筒の内壁に人が暮らせる街を作れば、無重力の宇宙空間でも遠心力を重力代わりにして生活できるという訳です。
 この巨大な筒をスペースコロニーと言います。ガンダム以外にも映画「エリジウム」や「インターステラ-」なんかで見た事がある人もいるんじゃないでしょうか。
 ガンダムの世界ではこのスペースコロニーが幾つも作られ、フロンティアスピリットを持った人々がそこで暮らす為に宇宙に飛びたちます。
 と言うと聞こえは良いですが、別に地球に居続けても大丈夫な人達はそんな事をする必要はない訳で、宇宙を目指す人達というのは地球に居られない人、居たくない人であったりもするんですよね。

 と言う訳で、スペースコロニーを利用して暮らし出す人々が出てきて、勿論食べ物飲み物、農産物や畜産物もスペースコロニー内で作っていくんですね。
 地球と違って環境はコントロールされてる状態で生産できる訳ですから、ボロボロになってしまった地球で作るよりも安定して生産できて、逆に宇宙で生産したものを地球に輸出、供給できる様になっていく。
 更には鉱物資源なんかも、月面や小惑星から採掘して地球にはないものを利用し始めたり、やはり資源の枯渇した地球に供給したりされていって。

 その様にして酷い環境になってしまった地球に住み続ける人達の事を、宇宙で暮らす人達が支えるといった局面も出てくる訳です。

 しかし、にもかかわらず人類の政治体制の重心は地球にあるまま、というのがガンダムの世界なんです。
 地球連邦という、今の現実の世界で言うところの国連みたいなものがあって、宇宙にも多数暮らしている人類の全体の方針をこの地球連邦が決め、統治しているんですね。

 その様な状態が続いたら、当然宇宙に暮らす人達の間に不満が募っていきますよね。
「食糧だって資源だって宇宙に頼ってる地球の連中が、なんで偉そうに俺達の事を仕切ってるんだ」って。
 でも、そんな不満を行動に移して揉め事でも起こしたら、それを制圧しにくるのも地球連邦軍、または地球連邦の指揮下にあるスペースコロニーの自治政権の持つ警察組織なんですよね。

 宇宙移民が始まって何十年か経ち、移民二世、三世も生まれ、地球を見たこともない子供達が現れ始めた世界、宇宙に暮らす人々の間の一部に地球に対する不満が燻る中、サイド3というコロニーで一つの新しい思想が産まれます。

「地球に暮らす人類=アースノイドは、もう何万年も進化らしい進化をしていないじゃないか。これからは我々宇宙に暮らす人類=スペースノイドこそが世界を牽引し未来へ導く存在だ!」

 この、スペースノイドとアースノイドの対立構造というのが、ガンダムというお話を読み解く上でかなり重要な要素なので、ここをしっかり押さえておきましょう。

 この思想を唱えたのがジオン・ズム・ダイクンという人で、この思想はジオニズムと呼ばれ地球連邦に不満を持つ人々によって強烈に支持され、ジオン・ダイクンはサイド3の自治政権のトップに祭り上げられます。

 しかしこのジオン・ダイクンは志半ばで亡くなってしまい、その後継者に指名されたとしてデギン・ソド・ザビという人物がサイド3の自治政権のトップに就き、その一族、ザビ家がサイド3の実権を握る事となります。
 しかしこれはサイド3の自治権という権力を巡った暗殺なんですな。その証拠にダイクンの二人の遺児、キャスバルとアルテイシアは亡命し、サイド3からは居なくなっているんです。
 にも関わらず、サイド3に暮らす人々の大半はザビ家の言い分を信じ、ザビ家を自らの指導者として熱烈に支持するのです。そのくらい地球連邦に対する不満が大きく膨らんでいたんですね。
 ザビ家は耳障りの良い思想を目眩ましに、血塗られた権力を欲しいままにする様な者たちな訳です。

 そしてザビ家が牛耳るサイド3政権はダイクンの名を採ってジオン公国を名乗り、デギン・ザビを公王に据え、なんと地球連邦に対して独立戦争を挑んでくるのです。

 普通に考えてそんな一スペースコロニーが地球連邦に戦争を挑んだって勝ち目は無い筈ですが、それを可能にしたのがロボットの戦争利用なんですな。
 ガンダムの世界ではモビルスーツと呼ばれる、20メートル弱もある何処がスーツやねんみたいなロボットを史上初めて兵器として運用する事により、ジオン軍は華々しい戦果を上げてしまうのです。

「戦争にロボットを使えば勝てるって、そんな非現実的なw」

 ところがそうでもないんですな。
 例えばスターウォーズでは飛行機の様な物で戦ってますよね。
 でも、じゃあ飛行機ってどうやって制御しているのかを考えてみると、先ずエンジンで推進力を得て前に飛んでいますよね。
 で、曲がったりスピードを落としたりする時はどうするがっていったら、フラップとかを使って空気の流れを制御したり抵抗を掛けたりしている訳です。
 でもさ、宇宙に空気無いじゃん。後ろ向きに推進力を噴出するエンジンを着けただけじゃ、ホントは宇宙空間では曲がれないし止まれないんですよ。曲がる為のノズル、止まる為のノズルが必要で、更には上昇、下降の為のノズルも必要で、それらを的確にコントロールできないといけない。
 重力も空気抵抗も無いんだから、一度スピード出して前に飛んだら、止まる為には同じだけのエネルギーをかけて逆噴射してやっと止まれるんですね。

 翻って人型のロボットはどうでしょう。
 例えば、無重力空間に人間がプカプカ浮かんでいる状態で、その人間が横を向きたいと思ったら、身体を捻れば良いだけですよね。上を向きたかったら、足を振り上げてから身体を反らせば良い。
 この方が、飛行機みたいな物よりキュッと機敏に動ける気がしませんか?
 こういう動きをシミュレートしたプログラムを搭載したロボットに、背中と後ろに推進力、姿勢制御の為のノズルを着けて、大出力の火器を持たせたのがモビルスーツだと思ってください。
 これを利用してジオン軍はまだモビルスーツを持っていない連邦軍に戦いを挑んできた訳です。

 更にジオン軍は恐ろしい悪事を働きます。
 地球連邦を支持しジオンに敵対したスペースコロニーに住む人々を毒ガスを使って無差別虐殺し、彼らが住んでいたコロニーを、地球の連邦軍の基地がある南米ジャブローに向けて突き落とす、所謂コロニー落としを実行してしまうのです。
 しかもこれは失敗した結果、軍事基地のあるジャブローではなく民間人の暮らす北米に落ちてしまい、とんでもない数の人々が犠牲となってしまうのです。

 まあ、メタ的な事を言ってしまうと、ここら辺はジオンを「悪」として描く為の部分でしょうな。
 ガンダムという作品は史上初めてロボットアニメというジャンルで本格的なSF作品をやろうという意気込みで作られた物ではあるんですが、そうは言っても主人公が戦う相手が「世界の不平等を正し、自分達の当然の権利を手にする為に戦う人々」だったら、むしろ主人公側が悪なんじゃないかって事になってしまう訳で、今の世界ではそういうのも全然アリだと思うんですけど、「初めて」の作品でいきなりソレはハードル上げ過ぎだろうと。
 やっぱり主人公は悪と戦うという分かりやすさは残しておこうという事で、ジオンを「悪」に仕立て上げたんでしょうね。暗殺による政権強奪の面も含めて。
 子供が今までロボットアニメ観てた時間帯、チャンネルでの放送という部分はそのままなんですから。一応チビッ子達を完全に置き去りにしないではおこうと。(現実には視聴率ダダ下がりだった訳ですがw)

 兎も角も、話を戻しますと、このジオン軍を見て連邦軍も「ヤベェ俺達もモビルスーツ作んないと戦争に負けちゃう!」となって開発されたのがガンダムという訳です。

 実はこのタイミングで一つの事件が起きていて、ジオンからミノフスキー博士という人物が連邦に亡命してきているんです。
 ガンダムの世界ではこの人の発見したミノフスキー粒子という物が、SF、サイエンスフィクションの「フィクション」の部分の大半をカバーしているんです。
 例えば、戦争なんて今や無人兵器を利用され始めている訳じゃないですか。誘導ミサイルとかドローンとか。
 ガンダムの世界ではミノフスキー粒子を散布すれば、それらは使えなくなっちゃうんですね。何でかはよくわからんw
 巨大なロボットがキビキビ動けるのもミノフスキー粒子を利用しているから。
 馬鹿デカイ宇宙戦艦が地球の重力下でもゆっくり飛行できるのもミノフスキー粒子を利用しているからです。何でかはわからんw

 この亡命してきたミノフスキー博士の知識を得て、連邦軍もモビルスーツを開発するんです。

 vol.2へ続く

2021年1月11日月曜日

明けましておめでとうございます

  今年最初のブログ更新という事で、今回はサクッと、2020年に発表された音楽で、俺がSpotifyのお気に入りアルバムに登録したものを紹介する回にしたいと思います。

 ホントはイベントらしくランキング形式にしようかなとも思ったんですが、やめときます。
 音楽の評価や好き嫌いなんて日毎にコロコロ変わりますしね。
 それにね、全部は聴き切れてないんですよ。
 昨年はライブやフェス等のイベントが軒並み中止になってしまって、アーティスト、ミュージシャンは家やスタジオに籠るしかなかったから、発表された音源がかなり多かったと思います。
 純粋な新譜じゃなくてもカバーあるとかセルフカバーなんかも入れると、もう膨大な量になっちゃう。
 しかもね、俺が音楽聴くのって本を読む時か布団に入った時だから、聴き始めてもすぐに眠っちゃって全然聴いてなかったりw
 青葉市子さんの「アダンの風」なんて、何度かチャレンジしたんだけど3曲目を聴いた覚えが無いです。

 という訳で今回はアルバム、それも新譜に限ります。
 カバーやセルフカバーは除外。

 先ずは以前にもこのブログで紹介したthe naked and famousの「recover」。
 ランキングじゃないと言いつつ、結局これが昨年発表されたアルバムでは一番繰り返し聴いたので、個人的ナンバーワンかなぁ。

 あと、俺が取り上げるまでもないメジャーなところでいくとphoebe bridgers の「punisher」ですかね。
 骸骨柄の全身タイツという衣装も話題となりましたが、サウンドの方はしっとりとしていて心地好いですよね。

 それからテ-ム・インパラの「the slow rush」も今年でしたね。なんかもう随分前の気がするw
 ジャンルとしてはサイケになるんですかね。俺はあまり深く考えず、ただ心地好い音楽としか思ってないけどw

 あとはシガーロスのフロントマンのjonsiの「shiver」。

 まあこの辺りは間違いない、鉄板てヤツですわな。

 さて、ここからはもう、ダーっと箇条書きでいきますよ。

 braids 「shadow offering」
 cults 「host」
 ela minus 「acts of rebellion」
 faded paper figures 「kairos」
 lapsley 「through water」
 lomelda 「hannah」
 madeline kenney 「sucker's lunch」
 mint julep 「stray fantasies」
 misi ke 「drawing dialogue」
 mura masa 「R.Y.C」
 mxmtoon 「dawn&dusk」
 nadia reid 「out to my province」
 nick leng 「LEMONS」
 NNAMDI 「BRAT」
 noble oak 「horizon」
 novo amor 「cannot be,whatsoever」
 overcoats 「the fight」
 polythought,oliber tank 「future karma past」
 rina sawayama 「SAWAYAMA」
 seafret 「most of us are strangers」
 shallou 「magical thinking」
 tennis 「swimmer」
 羊文学 「POWERS」

 ・・・ゼェゼェ、こんくらいで勘弁してください。

 以上、興味が沸いたら聴いてみてください。

 ・・・え、牛乳の話の答え合わせ?
 しませんよ。自分で答えにたどり着いてくださいw


 おしまい

2020年12月28日月曜日

疑ってみよう

 さて、この原稿で今年最後のブログ更新となると思います。今年も読んでくださってありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。ペコリ。

 という訳で、今年最後のテーマは「疑ってみよう」です。

 いきなりですが皆さんは、「常識人」ですか?

 そう訊かれたら、「まあ、非常識って程ではないんじゃないかな?」と、大抵の人は答えるんじゃないでしょうか。

 では、こう言われたらどう思うでしょう。
 「自動車を駐車場に停める時、バックで停めるのは間違い。」

 まあ、「何言ってんだ?」と思う人が殆どでしょう。
 では、あなたのその「常識」を、ちょっと揺さぶってみましょう。

 まあコレ、実は前回のブログで取り上げた「クールジャパン」というテレビ番組で話題になった事がある話なんですよね。
 日本在住の外国人の方々の疑問として、「日本人は何で車をバックで停めるの?」って。
 そう、世界広しといえど、車をバックで停めるのは実は日本人ぐらいなんです。

 「だから何? そうだとしても『間違い』とは言えないでしょ。別に犯罪じゃないんだし。」

 日本は自動車輸出大国で、世界中で日本車が走っています。
 でも、その車のベーシックなデザインって、別に日本人が考えた物ではないですよね。
 「ベーシックなデザイン」っていうのは、車の前にエンジンルームがあって、後ろにトランクがあって、ドアは車の前側がヒンジになっていて後ろ側がぱかっと開く。こういう構造の事です。

 調べてみると自動車の起源は1769年にフランスで作られたものが最初らしいのですが、そこから主にヨーロッパとアメリカで歴史を紡いできた物ですよね。
 で、勿論このベーシックなデザインというのは法律、ルールではないですよね。
 エンジンが後ろに載っている車もあるし、ドアだってガルウイングといって上にはね上げるタイプのものや、リムジンなんかだと観音開きのものもありますから。

 にも関わらず殆どの車が、このベーシックなデザインを採用していてる。そしてそれは欧米で生まれ育ったもの。
 つまり、欧米の人達が車というものをずっと利用していく中で、より快適、実用的に使えるデザインが追求されていった結果、時間を掛けて今のベーシックなデザインが固まっていった訳です。
 歴史が作り上げたと言っても良い。
 それが「洗練されたデザイン」というものじゃないですか。

 その欧米の人達が、駐車場には前から入れて停めていて、「日本人は何でバックで停めるの?」と言っている。
 「広い所から狭い所に入れる時にバックより、狭い所から広い所に出る時にバックの方が良いに決まってるじゃないか。」
 「バックで停めたらトランクが使いにくいじゃないか。」

 ということは、車というのは「駐車場に停める時は、前から入れて停める様にデザインされている」筈なんですよね。その使い方で洗練されたんだもの。
 そのデザインを、日本車も採用している。

 だから、駐車場にバックで停めるのは、車というものの使い方として「間違っている」と言えるのです。

 さあどうでしょう。
 あなたが当たり前に、疑問すら持った事の無かった「駐車場にバックで停める」という常識は、まだ常識のままでしょうか?

 大型スーパー等に行って駐車場を眺めてみれば、殆どの車がバックで駐車されていますよね。
 これが「本当は間違った事をしているのに、それを疑問にも思わず、なんなら常識ある行動をしていると思っている人の割合」だと思って見ると、ちょっとゾッとしませんか?

 今我々が暮らす世界は「情報化社会」なんていわれていて、ネット、SNSを眺めてみれば日々何かを声高に主張している人がいて、それに「いいね」してる人も大勢いたりして、ともすると「大勢がこの人を支持しているんだから、きっとこの人は正しい事を言っているんだろう。」なんて思い込んだりしてしまいがちなんだけど、ちょっと調べれば手に入る情報、下手すりゃもう持っている情報を組み合わせて順序だてて考えてみたら、ありゃりゃ全然正しくないじゃんなんて事がそこら辺にゴロゴロ転がっているのに、「疑ってみる」という事を怠ってしまっていませんか?

 自分の好きな有名人、著名人の事を、「この人なら間違った事を言ったりしないだろう」なんて言って、頭ごなしに何でもかんでも言う事を信じちゃったりしてませんか?
 一から十まで素晴らしい、間違いの無い人なんている筈無いなんて事、経験上知ってる筈なのに。
 ビートルズの音楽は教科書にも採用されていますが、メンバーはドラッグやってたんですからね。

 あんまり具体的な例を挙げると、匿名の誰かを槍玉にあげる事になりかねないから、あんまりやらない方が無難なんだろうけど、例えばね。

 過去のデータをみれば、コロナなんかよりインフルエンザの方が沢山死者を出している恐い病気なのに、何でそんなにコロナにビビってんの?

 なんて事を言う人もいますよね、ネット見てると。
 一見、「過去のデータ」という揺るぎ無い物を持ち出して正しい事を主張している様に見えるけど、これはおかしいよね。
 だって、インフルエンザで沢山死者が出てたのって、今現在みたいに人々が感染対策をしっかりやり出す以前のデータでしょ?
 コロナ以降の世の中ではインフルエンザの感染者数は激減しているんだから、コロナよりインフルエンザの方が危険度が高いという主張は適切ではないと、すぐにわかるよね。

 こういうのがネットにウジャウジャいるの。
 疑わないと、考えて判断しないと、すぐに間違えちゃうよ。

 さて、じゃ練習の為にお題を出しときましょう。
 「牛乳を買う時、売場の奥の方から賞味期限の長いものを引っ張り出して買っても、大した意味は無い。」

 はい、どうでしょう。
 牛乳のパッケージを隅々まで見てみれば、きっと答えにたどり着ける筈。

 さあ、疑ってみよう。

 おしまい

2020年12月14日月曜日

テレビの話 vol.2

 vol.1の続き

 あとはやっぱり音楽絡みの番組を幾つかチェックしてます。
 
自分以外にも観てる人が多そうな番組を先ず挙げると、日曜23時からテレビ朝日系で放送されてる「関ジャム」です。これは音楽好きならみんな観てますよね。
 関ジャニと古田新太がレギュラーの音楽バラエティー番組で、主にJ POPをテーマに、コード進行や歌詞を分析、掘り下げをするといった内容の回が多いですね。
 特に、実際に現場で働いてるプロデューサーとか作曲家、アレンジャー、演奏者、そしてアーティストの方々が出演して分析したり思い入れを語ったりするのが観ていて楽しいし、勉強になります。

 ちょっとマイナーな番組を挙げると、日曜21時からBS12(トゥエルビ)で放送されてる「カセットテープミュージック」が面白いです。
 芸人のマキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木というマニアのおじさん二人が、主に80年代の、まだJ POPなんて洒落た呼び方をされてなかった頃の日本の音楽を中心に、テーマに沿って色々な音源を紹介、分析、茶化しなんかをwする番組です。
 80年代の音楽というと、アイドルソングとか、ニューミュージック、ニューウェーブなんてのが中心になってきますが、このニューミュージックというジャンルがここ最近「シティポップ」なんて呼ばれて海外でも再評価され出したりしているの、音楽ファンなら聞いた事ありますよね。
 これは個人的な事なんですが、以前ここのブログにも書いたことがあったと思うんですけど、俺が中学に入るぐらいの頃にバンドブームというのがあったんですよ。
 それまでロックというのは不良の音楽だったりマニアックな音楽だったりしたのが、バンドブームによって一気に若者が聴く音楽の中心に躍り出て、そのせいで既存のニューミュージックとかは「ダサいもの」になってしまった瞬間というのがあったんです。
 俺は小学生の頃はそこまで音楽にのめり込んでいなくて、多感な中学生の頃から、つまりバンドブームの頃から音楽を聞き出したんですよね。
 で、バンドブームの後に所謂ビーイング系やらエイベックス系のアーティスト達が台頭してきてJ POPと呼ばれ出していくんですけど、その頃には俺は洋楽ロック、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレなんかを聴く様になっていたんですよ。
 だから、関ジャムで取り上げられてるJ POPとか、カセットテープミュージックで取り上げられてるニューミュージック、アイドルソングといったところは実は全然触れてなかったりするんですよ。
 だからこの2番組は観ていて新たな発見が多くて面白いんです。

 特にカセットテープミュージックはアシスタントとして元アイドリングの川村唯、酒井瞳、外岡えりかが順番に出演していて、彼女らにも分かりやすく紹介、説明するのでとても分かりやすい。
 アシスタントのコたちも元アイドリングという事でバラエティー耐性が高く無茶振りにもビシッと着いてくるので、番組のテンポもとても小気味良くて楽しいんですよ。

 あと、ちょっと以外な番組として、金曜の21時からEテレで放送されてる「ららら♪クラシック」も観てます。
 俺は熱心なクラシックリスナーではないんだけど、まあ全く聴かない訳でもないし、興味がない訳でもないので、あと、単純に知的好奇心もあってこの番組を観てます。

 この番組を観てると、滅茶苦茶メジャーな作曲家、例えばベートーベンとかバッハの事すら全然知らない事が沢山あるし、その上もう全く今まで知らなかった作曲家もごまんといるし、もう観る度に「へえぇ~」と唸っちゃう事ばかりですよ。

 例えば、ベートーベンの生きた時代って、丁度ピアノという楽器が劇的に進化を遂げてる真っ最中で、ベートーベンの作曲した曲って、そのタイミングタイミングで使われてるピアノが違うんですって。
 だから、ベートーベンの書いた楽譜に「サスティンペダル踏みっぱなしで」と指示がされていても、現代のピアノとは性能が違うから、それを考慮した上で演奏しないとベートーベンがイメージしたであろうサウンドにはならないんだそうで、ピアニストはただでさえ難しいフレーズを両手で奏でているのに、その上でペダルの操作も細心の注意を払わなくてはいけないんだそうで、もうとんでもない技術を要求されるんだそうな。凄いですねぇ。

 て事で、音楽ユニットのオフィシャルブログらしく、音楽番組を三つ挙げてみました。
 ていうか、実際欠かさずチェックする番組ってこれくらいなんですよね。
 どれも楽しい番組なので、興味が湧いたら是非観てみてください。


 おしまい。 

2020年11月30日月曜日

テレビの話 vol.1

  さて、前回は急に古典の話をしたので、今回は身近な話を。

 個人的に、最近はすっかりテレビを観なくなっちゃいました。
 ウチのテレビにはAmazonのFire TVというのが繋がっていて、それでインターネットブラウザを利用したり、YouTubeを観たり、NetflixやAmazonprimevideoを観たりできて、更にゲーム機のWii Uも繋がっているので、普通のテレビ番組をなかなか観る機会がなくなっちゃつて。

 ただ、そんな中でも幾つか観たいテレビ番組はあるので、それらを紹介してみようと思います。
 まあ、Netflixとかで観てるのは海外ドラマが多くて、それらはテレビで放映する為に作られた物だったりもするんで(ブレイキングバッドやらウォーキングデッドやら)、それもテレビを観てる内に入るんですけど、最近ではNetflixオリジナルとかAmazonprimevideoオリジナルというテレビ放映を念頭に置いてない物もあったりしてややこしいし、そもそも海外ドラマの話をし出したらそれだけでブログ一本分なので、今回はそっち方面は割愛しますね。

 てな訳で、早速観てるテレビ番組なんですけど、先ずはサッカー中継ですね。
 俺は札幌市民なんでコンサドーレと、あとバルセロナが好きなので、この2チームの試合は観られるものは観ます。
 あと相撲。これは全部観るというよりは、17時とか17時半位からなんとなく観始める感じです。
 野球は全く観ない。興味無いw

 で、所謂バラエティー的なものだと、今は「水曜どうでしょう」の新作が放映されてるので、それは観てます。
 どうでしょうは放送開始当初からリアルタイムで観てたので、これはもう外せません。

 それから、NHKのBSで日曜18時から放送されてる「クールジャパン」という番組はずっと観てます。
 これは日本在住の外国人達に、日本の良いところ、良くないところを指摘してもらうみたいな番組です。
 他にも似たような番組はありますけど、民放の番組だと楽しさ優先でギャーギャー騒ぎがちなのに対して、NHKの番組はある程度節度というか落ち着きがあるのが良いですね。
 面白かったのはこの番組で「日本の定食」をテーマとして扱った回で、取材を受けたお店の方が「ご飯に合う味つけを意識している」と言っているのを受けて、MCのひとりのリサ・ステッグマイヤーが「ご飯が美味しくない定食屋は嫌ですよね。」とコメントしたんです。
 そしたら、アメリカ出身の女性で、現在は日本人の男性と結婚して日本で暮らしている方が「待って、じゃあ唐揚げが最高に美味しいお店でも、ご飯が美味しくなかったらもう行かないの?」と聞いたんですよね。
 それに対してもうひとりのMCの鴻上尚史が「う~ん、行かないかなぁ~」って答えて、それを聞いたアメリカ人女性が「NO~!」ってw
 そしたら周りの他の外国人達も「ご飯ってそんなに味はしないでしょ」「ご飯はお腹をいっぱいにする為に食べるものじゃないの?」なんて言い出す訳。
 和食って無形文化遺産に登録されてて、世界中で親しまれてる筈なのに、外国人達は未だに「ご飯が主食」というのを理解できてないんだなぁっていう。
 こういう事を知れるのがこの番組の面白いところです。

 

vol.2 へ続く