2020年12月14日月曜日

テレビの話 vol.2

 vol.1の続き

 あとはやっぱり音楽絡みの番組を幾つかチェックしてます。
 
自分以外にも観てる人が多そうな番組を先ず挙げると、日曜23時からテレビ朝日系で放送されてる「関ジャム」です。これは音楽好きならみんな観てますよね。
 関ジャニと古田新太がレギュラーの音楽バラエティー番組で、主にJ POPをテーマに、コード進行や歌詞を分析、掘り下げをするといった内容の回が多いですね。
 特に、実際に現場で働いてるプロデューサーとか作曲家、アレンジャー、演奏者、そしてアーティストの方々が出演して分析したり思い入れを語ったりするのが観ていて楽しいし、勉強になります。

 ちょっとマイナーな番組を挙げると、日曜21時からBS12(トゥエルビ)で放送されてる「カセットテープミュージック」が面白いです。
 芸人のマキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木というマニアのおじさん二人が、主に80年代の、まだJ POPなんて洒落た呼び方をされてなかった頃の日本の音楽を中心に、テーマに沿って色々な音源を紹介、分析、茶化しなんかをwする番組です。
 80年代の音楽というと、アイドルソングとか、ニューミュージック、ニューウェーブなんてのが中心になってきますが、このニューミュージックというジャンルがここ最近「シティポップ」なんて呼ばれて海外でも再評価され出したりしているの、音楽ファンなら聞いた事ありますよね。
 これは個人的な事なんですが、以前ここのブログにも書いたことがあったと思うんですけど、俺が中学に入るぐらいの頃にバンドブームというのがあったんですよ。
 それまでロックというのは不良の音楽だったりマニアックな音楽だったりしたのが、バンドブームによって一気に若者が聴く音楽の中心に躍り出て、そのせいで既存のニューミュージックとかは「ダサいもの」になってしまった瞬間というのがあったんです。
 俺は小学生の頃はそこまで音楽にのめり込んでいなくて、多感な中学生の頃から、つまりバンドブームの頃から音楽を聞き出したんですよね。
 で、バンドブームの後に所謂ビーイング系やらエイベックス系のアーティスト達が台頭してきてJ POPと呼ばれ出していくんですけど、その頃には俺は洋楽ロック、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレなんかを聴く様になっていたんですよ。
 だから、関ジャムで取り上げられてるJ POPとか、カセットテープミュージックで取り上げられてるニューミュージック、アイドルソングといったところは実は全然触れてなかったりするんですよ。
 だからこの2番組は観ていて新たな発見が多くて面白いんです。

 特にカセットテープミュージックはアシスタントとして元アイドリングの川村唯、酒井瞳、外岡えりかが順番に出演していて、彼女らにも分かりやすく紹介、説明するのでとても分かりやすい。
 アシスタントのコたちも元アイドリングという事でバラエティー耐性が高く無茶振りにもビシッと着いてくるので、番組のテンポもとても小気味良くて楽しいんですよ。

 あと、ちょっと以外な番組として、金曜の21時からEテレで放送されてる「ららら♪クラシック」も観てます。
 俺は熱心なクラシックリスナーではないんだけど、まあ全く聴かない訳でもないし、興味がない訳でもないので、あと、単純に知的好奇心もあってこの番組を観てます。

 この番組を観てると、滅茶苦茶メジャーな作曲家、例えばベートーベンとかバッハの事すら全然知らない事が沢山あるし、その上もう全く今まで知らなかった作曲家もごまんといるし、もう観る度に「へえぇ~」と唸っちゃう事ばかりですよ。

 例えば、ベートーベンの生きた時代って、丁度ピアノという楽器が劇的に進化を遂げてる真っ最中で、ベートーベンの作曲した曲って、そのタイミングタイミングで使われてるピアノが違うんですって。
 だから、ベートーベンの書いた楽譜に「サスティンペダル踏みっぱなしで」と指示がされていても、現代のピアノとは性能が違うから、それを考慮した上で演奏しないとベートーベンがイメージしたであろうサウンドにはならないんだそうで、ピアニストはただでさえ難しいフレーズを両手で奏でているのに、その上でペダルの操作も細心の注意を払わなくてはいけないんだそうで、もうとんでもない技術を要求されるんだそうな。凄いですねぇ。

 て事で、音楽ユニットのオフィシャルブログらしく、音楽番組を三つ挙げてみました。
 ていうか、実際欠かさずチェックする番組ってこれくらいなんですよね。
 どれも楽しい番組なので、興味が湧いたら是非観てみてください。


 おしまい。