vol.2 の続き
でね、メトロイドってゲームがディスクシステム専用ソフトとして発売されてね。
このソフト、発売前から俺は「面白そぉぉぉおっ!」って思ってたのね。
なモンだから、発売されてすぐに買ってきてね、早速遊び始めた訳ですよ。
ところでね、俺と同年代の人は覚えているんじゃないかと思うんだけど、当時のファミコンって本体とコントローラーを繋ぐケーブルが短かったんだよね。
だからファミコン本体をテレビ台の下から引っ張りだして、自分の近くに置いて遊ぶんだ。
でさ、シャープのツインファミコンって本体の前面に電源ボタンとリセットボタンが付いてるの。
メトロイドというゲームは階層状になっている地下迷宮を探索するというゲームで、階層を移動する度にデータロードが入ってゲームが数秒間止まるんだよね。
ゲームにのめり込んで夢中になって遊んでいた俺は知らず知らずの間にずっと同じ姿勢でいたモンだから、このロード時間に思わず「伸び」をしてしまったの。
そしたらさ、自分のすぐ近くに置いてあったツインファミコンのリセットボタンを膝で押してしまったのさ!
瞬間、ガガッっていう変な音がして、テレビ画面には「error」って表示されているの。
ディスクシステムの説明書には勿論、「セーブ/ロードの最中は電源を切ったりリセットボタンを押したりしないでください。」って書いてありますわなw
かくして俺のメトロイドのディスクはお釈迦になり、俺はメトロイドを途中までしか遊べませんでした、という悲しいお話でした。
ゲームに纏わる悲しいお話その2。
おしまい