2024年9月30日月曜日

Oops! ... I did it again

  こんにちは、楽天スーパーセールで古着屋JAMからスウェットを買ったのに、翌日WEGOの実店舗でスウェットを買ったkazuitです。


 いや違うのよ。
 俺じゃなくて、悪いのはオワッテルマンさんなのよ。
 楽天スーパーセールの直前にスウェットの動画なんか上げるから、
まんまとスウェット欲しくなっちゃって。(悪くない)

 で、とは言えグレーとネイビーのスウェットはもうお気に入りのが
あるんで別の色という事で、白が良いなぁと。
 でもね、古着のスウェットで白ってハードル高いんですよね。
 古着なんで大抵どこかしらに汚れがあるのは仕方無いんですけど、
他の色なら「まあこれくらいの汚れなら。古着らしさって事で。」で済ませられる程度の汚れでも、白だと途端に汚ならしく見えちゃって、だから許容範囲と言える程度の汚れで尚且つプリントも好みで、しかもスーパーセール対象の商品なんてなかなか見付からないだろうなと。
 なので基本は白を探しつつ、第2候補としてエンジのも探したんで
すよね。
 まあエンジ、バーガンディ、ボルドー。呼び方は様々ですが要する
に濃い赤ですな。

 で、そしたら古着屋JAMから殆ど汚れが目立たないカレッジプリ
ントのタルテックスボディのスウェットが出てて、通常六千円台のが四千円ちょっとになってて、「え、コレじゃん。」と。
 サイズがXLだったのがネックではあったんですけど、まあ大きい
分にはどうとでもなりますよね。
 秋口ならざっくりとTシャツの上から羽織ってちょっと腕捲りして
も良いし、寒くなったらネルシャツやウールシャツとレイヤードしても良いし。
 て事でコレ買うと決めたんですけど、白よりは見付けやすいだろう
と思ってたエンジは良いのが見付けられなかったんですよね。
 こうなると、なんかどうしてもエンジのスウェットの良いのを見付
けたくなる病気が発動して、翌日WEGOに駆け込むというw
 そして全然セール品じゃないLeeのスウェットを買うという…
 ハイ、馬鹿です。
 もう駄目です。

 因みにオワッテルマンさんの動画がどんな内容だったかというと、
チャンピオンのリバースウィーブがとても手が出ない値段になってしまった今、どんなスウェットを狙うかみたいな感じでした。

 一応説明しとくとリバースウィーブというのは型崩れを防ぐ工夫を
為されてるスウェットですね。
 スウェットというのは元々スポーツウェアなので汗を吸ってクタッ
となったりダレッとなったり、それを洗濯した後アメリカは乾燥機文化ですから乾燥機に放り込む。
 そうすると大抵着丈が縮んでしまうんですよね。
 それを防ぐ為に従来の生地の縦横の向きを変えて、その上で脇にリ
ブを付けたのがリバースウィーブなんです。
 まあこういう蘊蓄はオタクは皆好きですよね。
 それで元々アメカジ好きに人気があったと。
 ただ、古着好きなら全員知ってると思いますが、リバースウィーブ
も全然型崩れしますw
 「表記サイズは信じるな」は古着探しの鉄則です。スウェットに限
らず。
 だから機能としては別に意味はなくて、デザインとしての好き嫌い
と蘊蓄語りというところで好んで買うアメカジ好きがいたというものだったんですけど、これが今やバカ高くなっちゃった。
 ほんの五年前くらい(五年前を「ほんの」と言ってしまうのがおじ
さんなのよね。でも五年前って2019年よ。ついこないだだよw)には古着屋に行くと三千円台とかで全然買えてたのに、俺くらいの歳だと「それをもうヴィンテージと呼ぶの?」みたいな90sのUSA製のリバースウィーブが、平気で四万円超とかになってるの。
 そんなのもう、買ってもおいそれと着れないよw

 情報化社会の悪い面というか、何かのきっかけで話題になったもの
に急に人々が殺到して、品薄、入手困難になるとその情報がまた氾濫して、欲しい理由が「入手困難だから」というところになっちゃうみたいな、ね。
 必要かどうかとか、何故その商品が人気になったかというところは
そっちのけで、皆が欲しがってる話題の商品が自分も欲しい、手に入れて優越感に浸りたいみたいな、大変気持ち悪い人達がウジャウジャと湧き出てくる。
 イヤんなっちゃいますね。
 こないだの米不足とか、絶対ソレですからね。
 農水省って米の年間消費量を把握した上で生産量、流通量を調整し
ている訳で、だから備蓄米を放出しないという判断をしたって事は市場に十分な量の米がある筈って事だもの。
 不必要に買い貯めしちゃってる人達のせいで店頭から無くなってし
まっているのはコロナの時のトイレットペーパーと同じ。
 で、消費量は変わらない訳でしょ?
 そこに備蓄米を投入して、更に新米が出てきたら市場がダブつく未
来が待っていて、その皺寄せは米農家にのし掛かってしまう。
 備蓄米を出さない行政を非難してる人が大勢いるのを見るにつけ、
暗澹たる気持ちになりますわ。

 豪快に話が逸れてしまいましたが、古着のUSA製のリバースウィ
ーブは頭おかしい値段になってて、じゃあどうしますかという事ですよね。
 オワッテルマンさんが薦めていたのは同じチャンピオンでもリバー
スウィーブじゃないスウェット。
 あとはラッセルとソフィー、ヘインズやフルーツ・オブ・ザ・ルー
ムのスウェットでした。

 ラッセルはスウェットというものを最初に作ったメーカーで、ソフ
ィーはアメリカの軍や警察がトレーニングウェアとして採用したメーカーという事で、蘊蓄語りたいオタクが好きなヤーツですね。

 ヘインズとフルーツはアメカジ定番メーカーで弾数が多いので探し
やすいという事なんだと思うんですが、個人的にはこれらのメーカーって「元々肌着屋さん」というイメージが強い。
 任天堂を花札屋呼ばわりするごとき暴論という自覚はあるんですけ
ど、特にフルーツはアメリカのグンゼみたいな会社でアメリカ人は全然お洒落と思ってないメーカーなんですよね。

 それだったらバンドTシャツの時にも名前を出したジャージーズや
タルテックス、あとアメリカのスポーツメーカーと言えばナイキでしょう。
 それからNBAやNFLなんかの公式グッズのメーカーと言えばス
ターターが有名ですが、昔はロゴ7というメーカーもやってたんで、この辺も良い感じの古着が見つかるイメージがあります。

 我々古着好きはつい忘れがちですがチャンピオンのリバースウィー
ブは現行品もちゃんとあって、カレッジプリントのものは定価一万円ちょっと、実売価格は八千円台といったところなので(勿論USA製ではないですが)、それより安くてプリントも気に入ったものが古着で手に入れられればお買い得という事になりますね。

 それにしても、これだけリバースウィーブが高騰したりみたいな事
になってる割には、街行く人達がアメカジ好きから見て「あの人お洒落だな」「あの人のスウェット、良いなぁ」となる事が少ないのは何なんだろうw

 結局アメカジって「ダサ可愛い」であって、女子ウケの良い「キレ
イめお洒落」ではないのは事実なんで、アメカジ好きって拗らすとどんどんモテない方向に行ってしまうんですよね。
 何をわざわざやっとんのかとw
 気合いの入った合コンに色褪せたスウェットで現れるヤツ、ヤバい
でしょ?
 「コレ、70sのリバースウィーブで、八万円したんだ」とか言わ
れたって、その金を靴と時計に掛けろよっていう。

 ついこないだ、草彅剛くんがYouTubeに「僕はもう茄子紺の
スウェットは買わない」と宣言する動画を上げてたんですよ。
 茄子紺というのはその名の通り茄子みたいな紫がかった紺色の事で
、草彅くんはこの茄子紺のスウェットが好き過ぎて買いまくっていて、そのあまりの枚数に流石に反省して「もう買わない」宣言を公の場ですると。
 で、じゃあどれくらい持ってるかという事で、手持ちの茄子紺のス
ウェットを全部公開すると。
 そしたらね、草彅くんもその場で気付いたんだけど、スウェットの
前面、丁度胸とお腹の間辺りが同じ様に横一直線に色褪せてるスウェットが何枚も出てきたんです。
 「何で?」ってなってたんですけど、あれはお店に畳んで重ねた状
態でずっと置かれていたスウェットですね。
 重ねてあるから、隠れてた上と下は色が残っていて、折り返してあ
って露出してた箇所だけ日焼けして色褪せるっていう。
 つまり、ずっと売れなかったスウェットって事なんですよね。
 販売されてた当時に「ダサい」と思われて買ってもらえなかったヤ
ツが、今の古着好きのセンスで「レトロ感があって良い」になる。

 80sアディダスのカラフルなヤツとか90sナイキの大胆なデザ
インのヤツとか一時的にお洒落と思われたものの、奇抜なものって必ず揺り返しがきてベーシックな方が良いってなるからダサい判定になっちゃって、それが今はレトロだから可愛いとなる。

 しかし、それはやっぱり女子ウケの「キレイめ」ではないのよね。
 何ならユニクロとか無印良品で揃えた方が好感度高いでしょうね。

 因みにこの原稿書いてるのが9/25の深夜、もう日付が変わった
ので9/26で、ユニクロUの秋冬新作とGUのアンダーカバーコラボ第4弾の発売前日です。
 どっちもメンズアイテムは事前にチェックしましたが、ユニクロU
は「地味だね」という感じ。
 意外だったのはトップスのサイズ感が大きめだなぁという事ですか
ね。
 色んなブランドの新作コレクション見てるとボトムスは相変わらず
バギー傾向なのに対してトップスはジャストサイズになってきてて、ボリュームはサイジングじゃなく素材感で出してる傾向が見てとれて、ユニクロはその辺のトレンド感拾ってくるかと思ってたので。
 まあ、正直個人的には惹かれるアイテムは無かったなぁ。

 GUの方は逆にアンダーカバーという尖ったブランドとのコラボな
ので特徴的なアイテム目白押しで、という事はパッと見でGUってバレるんで微妙というw
 まあジャージとかはまだ使いやすいかも。
 個人的にちょっと気になったのはオズの魔法使いのドロシーの顔が
プリントされたスウェットですね。
 あれちょっと可愛い。(お前まだスウェット買う気か)
 前回のアンダーカバーコラボの時はホラー映画柄のTシャツが全然
人気無くてすんごい値下げされてたので、このスウェットも安くなるんじゃないかなぁと。(お前まだスウェット買う気か)
 それとコート。
 米軍のN-2Bというフライトジャケットがあって、それの丈を長
くしてコートにしたみたいなN-3Bというのがあって、これが名作として人気のアイテムなんですが、今回のアンダーカバーコラボのコートがこのN-3Bサンプリングなんです。
 コストの問題なのかフードの周囲のファーとフード内側のボアはオ
ミットされてるのは残念なんですが、面白いのはジッパーで裾が切り離せて短丈のジャケットっぽく出来るんですね。
 つまり一着買うとN-2B風とN-3B風の2通り楽しめるという
。(あくまでも「風」ね)
 お値段が9990円とGUの商品としてはかなりの高額なのがネッ
クですが。
 それでも他メーカーのN-3B復刻よりは安くはあるんですけどね

 ミリタリーの知識が無い人がこのアイテムをどう評価するかですが
、まあ「安くなったら買うかも」ってヤツかなぁ、コレも。

 そういえばちょっと前にユニクロCも発売になって、初のメンズア
イテムもリリースという事で各ユーチューバー大騒ぎだったですよね。
 しかし個人的には洋服には特に惹かれずw
 気になったのはスニーカーですね。
 これはジャーマントレーナーのサンプリングで、値段からして合成
皮革で作ったんでしょうね。
 俺はレザースニーカーって合皮で良いと思ってるんで、コレはアリ
かな、と。
 本革のスニーカーというとちょっと前にスタンスミスが大流行して
買った人も多いと思いますが、白スニーカーの宿命として汚れてきちゃった時に、さてどうお手入れしたら良いのかとなりますよね。
 やっぱりちゃんとレザーケアのクリームとか必要なの?という。
 実際今セカストに行くと結構な割合で薄汚れた白いスタンスミスを
見掛けるのよねw
 みんな困った挙げ句に売ったなっていう。
 セカストってしっかりとクリーニングしてから店頭に置くというイ
メージあるんですけど、そのセカストにしてこの薄汚れっぷり。
 合皮だったら絞った雑巾でゴシゴシで終わりですからね。
 とは言え俺はこのスニーカーは買ってないです。
 何故かって言うと楽天スーパーセールで白スニーカーも買ったから
です。(うわぁ…)

 なんか、書いててだんだん悲しくなってきたのは何故だろう…

 さて、長々と不毛な事を書いてきたので、最後に「ひょっとしたら
お役に立つかも知れない情報」をお裾分けしましょう。
 あくまでも「ひょっとしたら」ね。

 リバースウィーブの様に、今は安く買えるけど今後値段が高騰する
かもしれないアイテムを大胆予想のコーナー!
 ドンドンパフパフ

 一つはラルフローレンのポロシャツ、それも通称「ビッグポニー」
と呼ばれるものです。
 ポロシャツと言うとファッションユーチューバーどもはこぞって「
ラコステ一択。それもフランス規格の通称『フレラコ』こそ至高。」なんて言ってますよね。
 でもさぁ、世の中の服飾ブランドでポロシャツ作ってないところな
んてそうそう無くて、例えばイタリアの超格好良いドレスシャツ作ってるブランドだってポロシャツ出してるでしょ。
 ラコステ一択とか、了見狭いなぁと思うんですけどね。
 因みに俺はエリコフォルミコラというナポリのシャツブランドの長
袖ポロシャツ持ってて、超お気に入りです。
 また話が逸れましたがw、そんなポロシャツの中でも特に今不人気
なのが「ビッグポニー」です。
 コレ何かっていうと、ポロシャツって胸にメーカーのロゴマークが
大抵刺繍されてますよね。
 ラコステはワニで、フレッドペリーは月桂樹、アーノルドパーマー
だったらパラソルみたいな。
 ラルフローレンはポロをプレイしてる選手、つまり馬に乗った人が
モチーフですが、これがデカデカと刺繍されてるものをビッグポニーって呼ぶんですよ。
 で、特に日本の婦女子って一目でブランドが判る様なものを「ダサ
い」判定しますよね。
 ルイヴィトンとかのモノグラムとか、あとシュプリームみたいに真
っ白にロゴバーン!みたいなヤツ。
 だもんだからこのビッグポニーはダサいものという扱いで古着屋に
ゴロゴロあるんですが、今年の夏になってビリー・アイリッシュがラルフのポロシャツを好んで着る様になって、ビッグポニーも平然と着てるんですよ、ステージ上でも。
 これは潮目が変わるかも知れないと思いました。
 これからの時期、ポロシャツなんて着ないよと思うかも知れません
が中にロンTきてレイヤードすればイケるでしょう。
 ビリー・アイリッシュと言えばオーバーサイジングですしね。(で
っかいオッパイをジロジロ見られるのがイヤで目立たない様にしてるらしい)

 これからの時期に重宝しそうなもので言うとナイロンアワードジャ
ケットです。
 アワードジャケットというのは日本で言うスタジャンですね。
 スタジャンは和製英語なのでアメリカ人には通じないですよ。
 で、スタジャンてボディがフェルトみたいなので袖がレザーという
イメージがあるかと思うんですが、ボディも袖もナイロンのヤツがあって、それが兎に角安いんです、今は。
 防寒性のあるアウターなのに、サイズ小さめでちょっとダメージあ
ったりすると、USA製なのに三千円とかで買えたりするの。
 勿論高いのもあって、スターター製の公式グッズだったりすると一
万五千円とかのもあるんですけどね。
 但し、これは「アメカジってダサ可愛い」の、かなり「ダサ」寄り
ですw
 これを可愛いと思える人は結構アメカジという毒に脳をヤられてる

 そして今日給料が出た俺は明日古着屋にナイロンジャケット見に行
く気でいる。(もう…やめなよ…)
 一応参考に、BBCのYouTubeチャンネルでRADIO2と
いうフェスに出演したスティングのライブ映像が最近アップされたんですが、そのスティングのバンドでギターを弾いてるドミニク・ミラーという人がブルーのナイロンアワードジャケットを着てステージに立ってます。
 これを観て「格好良いじゃん」と思ったなら古着屋に探しに行って
みて良いんじゃないでしょうか。
 きっと「え、安くね?」と言う筈です。
 そんでこんなんアメカジ好きの俳優、菅田将暉とかキムタクが着用
してメディアに出たりしたらいきなりお値段ドッカーンですから。
 誰も気付いてない今がチャンスですよ。
 今後一生誰も気付かないかもしれないけどw

 という訳で、たいした収入がある訳でもないくせにお洋服に散財し
まくり、結果女子ウケがどんどん悪くなってる俺なのでした。
 いやホラ、収入の方はこのブログを読んでる皆がcunoの音源を
10億回ぐらい再生してくれれば良いんだからw

 た~す~け~て~

 おしまい。