今年もまた、サンクスギビングデイの事は一切無視したまま「ブラックフライデーだ!」と騒ぎ立てる季節がやってまいりましたねw
さて、ちょっと前にイスラエルの事を書こうかと思ったけど長くなるからやめたという風にこのブログに書きましたが、やっぱり小分けにしてネタにしていこうかと思います。
なんかね、ニュースとか見てるだけだと「…わからん。」ってなっちゃってる人が沢山いそうな気がしたんですよね。
イスラエルとパレスチナ、正確にはパレスチナの中のハマスという組織が戦っている。
で、ニュースを見てるとイスラエルの方が民間人の犠牲も厭わない様なやり方、学校や病院をも標的にしていると言っていて、国連とかアラブ諸国、トルコなんかはイスラエルを非難していると報じている。
ところが所謂西側諸国、アメリカやイギリス、フランス、ドイツなんかは、政府としてはイスラエルを支持していると言ってて、支持はしている上で「でも、民間人の犠牲者が出るのは駄目だよね。」「民間人が避難できる様に、停戦時間を設けたら?」なんて言ってる。
かと思ったら「あそこの病院、ありゃハマスの拠点だな。」とアメリカのホワイトハウスから発表があって、それを受けてイスラエルがその病院を制圧したりなんかもしてる。
西側は政府としてはイスラエル支持な筈なのに、ニューヨークやロンドンではイスラエルを非難する民間デモが起こってるとも言ってる。
コレ、海外から見て日本はどう思われてるんだろう。
やっぱり西側に倣ってイスラエル支持って扱いなんだろうか。
でもニュースを見る限りイスラエルは酷い事ばかりしてるみたいに報じられてる。
自分はどうい立ち位置に身を置けば良いんだろう。
人と人が殺しあってる事は悲しい、痛ましい、やめたら良いのにとは当たり前に思うけど、それ以上の詳しい事は正直わかんない。
ニューヨークやロンドンでデモをやってる人達は、自分達のとるべきスタンスというのがきっとちゃんとあった上で行動に移しているんだろうに、自分は「わかんない」なんて言ってて良いんだろうか。
それってちょっと恥ずかしい様な気がする。
こんな風に感じている人も、ひょっとしたらいるかもしれません。
ただ、最初にもう明言しときますけど、俺自身はイスラエルとパレスチナのどちらかを「こっちの方がより駄目」と言う事は出来ないと思っています。
これは人なるものが紡いできた歴史の綾であって、パレスチナとイスラエルだけの問題とは言えないし、言ってしまえば「どっちも正しくなんかない」。
と言うより、「正しい人なんていない」と俺は思っていますから。俺自身を含めて。
ほら、これまで数々のSF作品で、発達したコンピュータが「人間なんて地球にとって害悪だ」と判断して人間を滅ぼそうとするというストーリーが作られてきたじゃないですか。
人なるもののどうしようもなさは大昔から今もずっと変わらないし、今後も、少なくとも俺達が生きてる間に変わる事なんて無い。
だけど、自分自身の矜持というものは持っておきたいとは思うし、その根拠となるものは知識、見識といったものなんだろうから、どうしようもない自分なりに情報というものはなるべく集めたいところではありますよね。
とは言うものの、俺は別に専門家でも研究者でもない。
何である程度の知識を持ってるかというと、映画やドラマ、ゲームといったエンタテインメント作品に触れる上で、知っておいた方がより深く楽しめるからとか、なんなら作品内で詳しく説明されてたから知ってたみたいな事でしかなくて、要するに趣味が高じてこうなっだけというのが正直なところです。
身近なところで言うとエヴァンゲリオンとかね。
あれってキリスト教をモチーフにしてるのはみんな分かると思うんですけど、耳慣れない言葉も色々出てきますよね。死海文書とか。
キリスト教では我々人類はアダムとイヴ(エヴァ)の子孫という事になってますけど、エヴァンゲリオンではそうではなく、人類はリリスという存在から生まれたもの、リリンであるという設定なんですよね。
多分結構多くの人が「何じゃリリスって?」と思って調べてみたんじゃないでしょうか。
て、調べてみるとリリスというのはユダヤ教の経典、所謂旧約聖書ではアダムと同時に神に作られた最初の女性だというんですよね。
ユダヤ教においては神というのはただ一柱、ヤハウェのみで、これは男性神です。
だから「自分の体を模して」男性のアダムを作るのは分かるんですけど、実はいきなり女性も作っていて、なんならその後も動物をつがいで創造していて、理由は聖書に書いてないw
しかもね、旧約聖書ではこのリリス、特に説明もなく出てこなくなるんだって。
アダムは唯一の人間としてエデンの園に暮らしていて、その様子を見た神が「寂しそうだな」ってなってアダムの肋骨から改めて女性のイヴを作ったというの。
で、その後ユダヤ教をベースにしてキリスト教が作られるんだけど、キリスト教って色々後付けの追加設定がモリモリと乗っけられて、もう殆ど「聖書外伝」みたいな様相を呈していっちゃうんだけど、その追加設定でリリスは、神に創造された存在でありながら悪魔に寝返って、色んな悪魔と交わっては次々と魔物を産み出したという事にされちゃった。
エヴァンゲリオンではそんなものを人類の産みの親と設定したという事なんだけど、エヴァンゲリオンでは「神」の存在は明言しているのに「悪魔」って出てこないですよね。
リリスは地下深くで十字架に磔にされ、仮面を被されて、胸にはロンギヌスの槍が突き刺さっている。
そのロンギヌスの槍を引き抜かれると足から人間らしきものがボタボタと生まれ落ちるという描写がされてます。
ここでロンギヌスの槍なんてモンがシレッと登場して、また何の説明もないまま「ご存知ロンギヌスの槍」みたいに扱われてて、また俺達オタクは「何じゃロンギヌスの槍って?」と検索する、みたいな。
また、キリスト教の後付け設定という話で言うと、エデンの園でイヴをそそのかして知恵の実を食べさせた悪魔は、神の使いでありながら神に弓引く存在となった堕天使ルシファーという事にされてます。
ここのブログで以前面白いドラマとして「ルシファー」という作品を紹介した事がありましたよね。
キリスト教の知識がなくても楽しめますよと書きましたが、俺みたいなオタク気質の者はガッカリ調べずにいられないんですよw
こうやって「何でそんな事知ってんの」みたいな人になっていくんですわ。
あと、これももう結構古い作品になりましたが「ダヴィンチコード」も随分話題になった作品ですよね。
キリストが行動を共にした一団の中にマグダラのマリアという女性がいて、多くの歴史研究者はこの人をキリストのパートナーなんだろうと考えている訳ですが、「汝、姦淫するなかれ」という教えのキリスト教で、結婚してないキリストにパートナーがいるというのはイカンだろうって話ですよね。
「ダヴィンチコード」という作品では、キリストにパートナーがいたのなら子供だっていてもおかしくないだろう、キリスト教がひた隠しにしているキリストの血縁者の存在をレオナルド・ダヴィンチは知っていて、その事実を暗に自身の作品の中に忍ばせていたという設定のお話なんですよ。
で、この「ダヴィンチコード」という小説を映画化した際に監督を勤めたのがロン・ハワードという人で、この人はスターウォーズのスピンオフの「ハン・ソロ」の監督だという話もこのブログでした事ありましたよね。
ロン・ハワードの撮った映画を観たくてキリスト教に詳しくなるという事に繋がるという。
イスラエルとパレスチナの話だった筈なのに、何でこの人はキリスト教の話をずっとしてるんだろうと思った方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
実はコレ、関係があるなんてレベルの話じゃないんです。
「イエスとは何者たったのか」を知る事が、歴史の綾というものについて各々がどう捉えるかという事の大きな鍵なのですから。
幼少期をキリスト教の保育所で過ごした俺が、最終的にはキリスト教徒に石持て追われるような事を書く事になると思いますが、もう既に大分長くなってるので今回はここまで。
今起こっている出来事について結局全然言及してないですが、ここのブログを長く続ける為に、持ってるカードはチラチラと小出しにしていきますよw
またお決まりの台詞を書きますが、何でも調べられるスマホを持っているんだから、知りたい事や興味の沸いた事は自分で調べてみたら良いんですから。
多分次回の更新では全然違う話をし出しますからねコイツw
流石にノーヒント過ぎるからちょっと書いときますが、先ずはイスラエルの地図を見てみてほしいですね。
パレスチナ自治領というのがイスラエル国内にどんな風にあって、その中でハマスが実効支配しているというガザ地区というのはどこなのか。
それを知ったらハマスが何故イスラエルと戦えるかというところに疑問が沸き上がると思うんですよ。
以前俺がこのブログに書いた、本当に悪いのは誰なのか。
イスラエルとパレスチナの戦いって、大抵パレスチナ側が先に攻撃して、それに報復する様な流れでイスラエルが軍を差し向けるというのがパターンです。
何でそんな事が起こるのかというところに気付いてほしいんです。
はいヒントここまで。
おしまい。