2018年7月23日月曜日

「きっかけ」vol.1

 さて皆さん、以前このブログで紹介したハン・ソロが公開になりましたが、もうご覧になったでしょうか。
 この映画、アメリカでは興行成績爆死して、そのせいでスターウォーズのスピンオフはもう作られないなんて噂まで出ているらしいんですけど、あのね、普通に面白いのよw
 そりゃ勿論スターウォーズのエピソード4~6を観てないと全然訳がわからないだろうけど、シリーズファンからすれば見たかったモノを全部見せてもらえた上でスピーディなスペクタクル映像をドバドバと注ぎ込んであって見応え十分の映画でしたよ。
 強いて言えばソロが機転が利きすぎるのがちょっと違和感あったけど、不満点はその位のものでした。
 最後の方にサプライズもしっかり用意してあったしね。

 で、なんでこの映画が爆死したのか。
 多分それはエピソード8のせいなんだと思います。
 まだエピソード8を観てない方もいらっしゃるかと思うので詳しくは言いませんが、まあつまらなかったですな。
 多分観た人全員が「スノークとは何だったのか」と思ったんじゃないでしょうか。
 このエピソード8を観て、「なんだよスターウォーズつまんねぇじゃん。」と思った人が相当いたんじゃないでしょうかね。

 て事で、ハン・ソロは全然面白いので安心して観に行ってください。

 と、スターウォーズ愛を熱く語る俺ですが、じゃあスターウォーズを全部映画館で観ているかというと違うんですよね。


vol.2へ続く

2018年7月11日水曜日

「バルセロナ」 vol.3

 vol.2 の続き

  因みに日本人のことも日本語のこともジャパニーズという様に、カタルーニャ人のこともカタルーニャ語のこともカタランと言います。
 カタルーニャはフランス国境と接していて、カタランで「ありがとう」はフランス語と同じ「メルシー」だそうです。
 カスティーリャでは「グラシアス」ですから全然違う言葉なんですね。

 て事で、スペイン中央政権は仕方なくカンプノウ内限定でカタラン解禁するんです。
 この事がバルセロナというサッカークラブを、ただのサッカークラブではなくカタランの魂の拠り所にするんですよね。中央政権に屈しない俺達の誇りの象徴!みたいな。

 そして首都マドリードのチーム、レアルマドリードに対して「アイツらだけには負けん!」と異様な程のライバル心を燃やす訳です。
 レアルという言葉は英語で言うロイヤルですね。国王公認みたいな。
 んで、喧嘩売られたレアルマドリードの方も「あ? やんのかコラ」的な感じになって。

 と、こんな歴史があって今でもバルサとマドリーの試合は伝統の一戦「エル クラシコ」と呼ばれ世界中のサッカーファンを熱狂させているんですね。

 あ、また因みにですけど、レアルマドリードの事を「レアル」と略す人が殆どだと思いますがサッカーマニアは「マドリー」と呼びます。
 というのも、レアルって付くチームってレアルマドリードだけじゃなく複数あるんですね。
 今度乾選手が移籍するベティスというチームも正式にはレアルベティスです。

 さて、バルサの事を「メッシのいるチーム」位にしか思ってなかった方も、ちょっと関心が出てきたりしてませんか?

 一緒に応援しよう、バルセロナ!


 おしまい

2018年6月27日水曜日

「バルセロナ」 vol.2

 vol.1 の続き
 で、その位の頃にWOWOWにもスカパー!にも加入しなくても観られたのがスペインのサッカーリーグ、リーガエスパニョーラだったんです。NHKのBSで放送されてたんですよね当時。
 で、勿論全試合なんて放送されないのでレアルマドリードとバルセロナの試合がメインで放送されていて(城選手が移籍してからはバジャドリの試合も)、俺はバルサのファンになったのです。

 なんでバルサの方を好きになったかというと、当時のバルサはビッグクラブの割にあんまり強くなかったんですよね。
 所謂判官贔屓ってヤツです。一番最初のきっかけは。

 でも、バルセロナの歴史を知るにつけ、益々好きになっていったという感じですね。

 世界史を学んだ方だったら、スペインという国が内戦により、武力をもって平定された国だということをご存じでしょう。
 将軍フランコよって各民族が統治下に置かれ、フランコはそのまま独裁者となり首都マドリードからスペイン全土を支配しました。
 因みにこのスペイン内戦に対する恐怖や怒りを描いたのがピカソのゲルニカという絵画です。あの変な牛が描いてあるヤツ。

 で、このマドリード中央政権に対して特に強い敵対心を持っていたのがバスクとカタルーニャ。
 バルセロナはカタルーニャ自治州の首都なのです。
 ニュースや新聞を見ている人ならピンとくるんじゃないでしょうか。
 カタルーニャは今現在でもスペインから独立しようとしていますよね。
 スペインという国自体は財政的に厳しいのですがカタルーニャ自治州はバルセロナやらガウディの建築物(サグラダファミリアとか)やらカタルーニャサーキット(レース場)やら色々観光資源があって黒字なモンだから、カタルーニャからしたら憎い相手の財政面を支えてあげてる形なんですね。

 ちゅー事で中央政権に反抗的なカタルーニャなんですが、ここに更に追い打ちをかけられるんです。
 それがカタルーニャ語の禁止。今で言うスペイン語、カスティーリャで話す事を強要されるんです。

 ところがですね、バルセロナのホームスタジアム、カンプノウには何万人というカタルーニャ人が試合の度にやって来る訳で、この何万人が一斉にカタルーニャ語で喋っても取り締まり切れないですよね。カンプノウ位の広さの拘置所が必要になっちゃう。

vol.3

2018年6月13日水曜日

「バルセロナ」 vol.1

 これまでこのブログで音楽以外にもガンダムやらスターウォーズやらゲームやら色々好きな物があることを書いてきましたが、まだ書いた事がない「好きな物」がありまして。
 それがサッカーなんですよね。

 何しろキャプテン翼ブームも直撃食らってる世代ですからね。
 それ以前は子供の放課後の遊びと言えば「お~い磯野~、野球やろうぜ~」だったのが、もう一斉にサッカーに取って代わられましたからね。
 俺自身、そもそも幼少の頃、公園から飛んできた野球のボールがおでこに直撃するという事件があって以来、野球ボールに対する恐怖心があったので野球は全然興味無かったので、すぐにサッカーに夢中になりましたね。

 で、一番好きなチームはバルセロナです。

 これ言うと、「なんだミーハーじゃねえか。ルミ子じゃねえか。」と思う方もいらっしゃるかと思いますがさにあらず。
 俺がバルセロナを好きになったのはかれこれ20年位前、サッカーに詳しい人に分かり易く言うと、ルイス・フィーゴがまだギリギリバルセロナにいた頃ですからね。(詳しくない人スマヌ)

 キャプテン翼ブームがあってW杯にも興味を持つ様になり、Jリーグも始まり、カズがイタリアに移籍して海外のサッカーリーグにも興味が湧いてきて、みたいな流れで。


vol.2 へ続く

2018年5月29日火曜日

「そのまんまで良いのに」 vol.4

vol.3 の続き

 で、こういうの、タイトルだけじゃなく歌詞の翻訳なんかでもヒドイのが色々あるの。

 俺の知ってる中で一番ヒドイのはアリス・クーパーのspark in the darkって曲。
 この曲、サビでspark in the darkってフレーズが繰り返されるのね。
 曲全体はちょっとセクシーな内容なんだけど、で、そういった内容でspark in the darkですから、もうそういうニュアンスなんですけどね。
 でもさ、そこはニュアンスなんだから翻訳もそのまま「スパーク イン ザ ダーク」ってしとけばいいじゃない。曲のタイトルはそのまま「スパーク イン ザ ダーク」なんだもの。
 なのに歌詞の翻訳ではこのspark in the darkってところ、「暗闇で一発」って書いてあったのw
 この曲のサビ、このspark in the darkってフレーズが4回繰り返されるから、歌詞の翻訳、
暗闇で一発
暗闇で一発
暗闇で一発
暗闇で一発
って書いてあったんだよw
 ヒドイ。

 そのまんまで良いのにねっていう話でした。


 おしまい

2018年5月14日月曜日

「そのまんまで良いのに」 vol.3

vol.2の続き
 gravityという映画は宇宙ステーションの事故から主人公の女性が地球に生還するまでのサバイバルの話で、ずっと無重力空間の中でサバイバルしてきた主人公が地球に生還して、地球の重力を実感したところでタイトルのgravityがバーーーンと表示されるというオチなんですね。あ、gravityの直訳が重力ね。
 で、この映画の邦題が「ゼロ グラビティ」。オチが台無しです。

 こういうのが映画の邦題には沢山あるんですけど、コレ、洋楽の曲名でもあるあるなんですよね。

 有名なのはエアロスミスのtoys in the atticって曲で、直訳すると「屋根裏部屋の玩具達」なんですが、この曲の邦題は「闇夜のヘヴィ・ロック」。なんでやねんw

 同じアルバムに入ってるsweet emotion。まあ訳するまでも無いですが直訳すると「甘い感情」。コレ、今はどうなってるか知りませんが俺の持ってる大昔に買ったCDでは「やりたい気持ち」という邦題がつけられてます。オブラート剥がすなw

 そもそもエアロスミスってセカンドアルバムのタイトルがget your wingsなんですけど、このアルバムの邦題は「飛べ!エアロスミス」ですからね。wingsをgetするのがyourからエアロスミス本人になっちゃってるし、て言うか大昔につけられたタイトルとは言え、ダサすぎるだろw

vol.4へ続く

2018年5月1日火曜日

「そのまんまで良いのに」 vol.2

vol01の続き
 children of usっていう映画がありまして、未来の世界、人類が生殖機能を失ってしまい、もう絶滅を待つだけという世界観のSF映画なんですけど、この世界にたった一人、妊娠した女の子が現れるんですね。この女の子とお腹の中の子供がchildren of usな訳ですよ。childじゃなくchildrenね。
 で、この映画の邦題が「トゥモローワールド」。いやダセェなw

 the martinianっていう作品はたったひとり火星に取り残された男のサバイバルのお話。
 この作品、元々はウェブで公開されていた小説なんですけどファンの強い要望でペーパーバック化されてヒットしたもので、この小説は勿論日本でも発売されていて、タイトルはmartinianのほぼ直訳の「火星の人」です。
 これがリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化されたんですけど、この映画の邦題が「オデッセイ」なの。
 オデッセイっていうのは「壮大な旅」みたいな意味なんだけど、映画の内容は限られた物資とミニマムな行動範囲でサバイバルする話なんだからオデッセイってどうなのよってのもあるし、そもそもオデッセイって聞くとホンダの車を思い出すよね。
 なんでそのまんま「火星の人」じゃないの?

vol.3へ続く