2018年10月30日火曜日

「CD」vol.2

vol.1の続き
 先ずはマリリオンというイギリスのプログレバンド。
 以前このブログで、ビートルズの最後のアルバムをチャートの1位から引きずり下ろしたのはキングクリムゾンのファーストアルバムだったとご紹介しましたが、これが1969年の出来事で、そこからプログレの黄金期が始まるんですけど、この黄金期のバンド達に影響を受けた次世代のプログレバンドというのが次々出てきた時期がありまして、マリリオンはその世代のバンドですね。
 始めはフィッシュと名乗る人がヴォーカルを務めていたんですけど、段々この人の個性が抑えきれなくなって、フィッシュは脱退してしまい、スティーブ・ホガースという人が加入して今のラインナップになりました。
 俺は実は初代のヴォーカルのフィッシュの声が苦手で、好きなのは今のラインナップになってからなんですけどね。フィッシュの時代のマリリオン、曲は好きなんだけどフィッシュの歌が俺には「おっさんが喚いている」ようにしか聞こえないんだよなぁ。

 で、このマリリオン、実はつい最近まで日本のレーベルとのディールを失ってて輸入盤を買うしかなかったんですけど、今はまた評価が高まっていて、ついこの間の来日公演のライブレポートがYahoo!ニュースに載ったりしてましたね。

 キャリアが長いのでアルバムも沢山出していますが、お薦めとしてはブレイブ、マーブルズ、マリリオン.com(そういうアルバムタイトルなんです。)あたりかなぁ。

 次にご紹介するのはフランシス・ダナリーというイギリス人アーティスト。
 この人は元々イット・バイツというバンドのギター兼ヴォーカルだった人です。

vol.3 へ続く

2018年10月15日月曜日

「CD」vol.1

 いやぁ9月は地震やら台風やらで大変でしたね。皆さんご無事でしたか?
 我々cunoは札幌在住なもので、地震とそれに伴う停電はガッツリ食らいましたが、まあ大丈夫です。
 台風に関しては24号、25号ともに札幌からは逸れたので、俄雨と微風レベルでしたね。無害。あ、読めます? にわかあめとそよかぜと読むんですよ。

 てな事で、台風は全然大丈夫で、地震の方だけの被害だったんですけど、これも以外と大したこと無かったんですよね。
 停電はしたんですけど、ガス、水道はきていたし、その停電も3日程で解消したんで、我慢できるレベルでした。
 揺れの方も、人生最大の揺れだったんですけど、以外と被害は無くて、家具や食器が壊れたりも特にしなかったんですよ、不思議と。

 なので実際のところ、具体的な被害と言ったら俺の部屋の、棚に収まり切らずに平積みになっていたCDタワーが崩れてきて、煎餅布団に寝ていた俺の上に降り注いできた事ぐらいでしたねw

 て事で俺は棚に収まり切らない程のCDを持っているんですけど、皆さん如何でしょう。
 皆さんCDを買いますか?

 かく言う俺も、実は最近は殆ど買わなくなりましたね。
 スマホにGoogleplaymusicのアプリがあって、月額980円で聴き切れないぐらいの曲が聴けたり、あとAmazonのprime会員なのでAmazonprimemusicも利用出来るんで、いちいちCDをプレイヤーにセットする機会はほぼ無くなりました。

 が、それでもCDが欲しくなるアーティストというのはまだいて、そのアーティストが新譜を出したら間違いなく買うんです、俺。
 やっぱり大好きなアーティストのアルバムはデータだけじゃなく物理的に所有したいですよね。あと、ジャケットデザインやインナースリーブのアートワークも見たいですし。

 そんな個人的なフェイバリットアーティストを、今回はご紹介しようかな、と。

 先ずはマリリオンというイギリスのプログレバンド。

vol.2 へ続く

2018年10月1日月曜日

「音楽性の不一致が原因です。」 vol.3

 vol.2 の続き
 なんかね、日々ネットなんてモンを眺めてると、右だの左だの、声高に喚き散らしているけどね、声がデカいから目立ってるだけでね、あの人達所詮マイノリティですからね。
 だってそうでしょう。大概の人達は「右とか左とか、偏った思想に捕らえられた人間にはなりたくないな。」と思っているでしょ。
 だからあの人達、大概の人から「ああはなりたくない人達」でしかないんだけど、本人達は自分の事を真面目に物事を考えてる人間だと思っていて、そうでない人の事を「政治に無関心な奴」「無知」「衆愚」ぐらいに思ってるとしか思えなくて、益々気持ち悪い。
 そもそも政治ってのは究極的には「人々がより快適でより幸福な社会を目指すもの」である筈で、右だろうが左だろうが手法は違えど目指すゴールは同じである筈なんだけどね。
 でも、あの手の人達って大概排他的だよね。
 「右じゃない奴は左」「左じゃない奴は右」って感じで、自分と違う考えの者は全員敵ぐらいな感じじゃない?
 ゴールは同じっていう部分が全然感じられないところが、政治ってもののそもそもの部分をわかってなくね?と見ていて思ってしまうんだよなぁ。

 てことでね、俺としてはポリティカルなメッセージは発信したくないんですよ。右か左か決めつけたがる、「ああはなりたくない人達」と関わりたくないもん。

 なんだけど、oceanfrequencyは俺みたいなチャランポランと違って作詞とか作曲とかしている表現者ですから、そういったテーマにも触れたくなるんでしょうね。
 まあcosmictreeからシングルになっているsora to soraも、「狂気に包まれて互いの神憎んでいたろう」なんて歌い出しだったりね。

 で、やはりcosmictreeに収録されているproudって曲が、最初渡された時、かなり直接的にポリティカルな内容だったので、この歌詞は厭だと言って大幅に書き直してもらった曲だったりするんですけど。

 で、最近もらった新曲が、俺からすると詞の内容がproudと殆ど同じと感じられるモノだったので、会議という名の不平不満ぶちまけ会を開いて作り直してもらう事になりましたとさw

 


 ホントね、じゃあお前が作れよって話なんですけどねw
 こればっかりは資質の問題というか、俺って人間が、「歌にして世間に訴えたい様なメッセージを持ち合わせていない奴」なんですよね。無いモノは出せないw

 ちゅー訳で、制作は快調に遅れとります。


おしまい

2018年9月17日月曜日

「音楽性の不一致が原因です。」 vol.2

vol.1 の続き

 んでね、何が起こったかというと、oceanfrequencyさん、ヒップソウルみたいな曲を作ってきたんですよ。
 つまり俺にラップをしろと。

 俺そもそもその手の音楽ほぼほぼ聴かないんだけど、特に日本人のラップを良いと思った事が殆どないんですよ。
 スチャダラパーとかのユル系なら、まだわからなくもないんだけどね。まあコレはコレで心地良いかなと。
 でも、それ以外のは、何か見ていて気恥ずかしくなっちゃうんだよね。何かしっくりこないというか。
 て言うかそれならまだマシで、中には「ナニコレ、ダッセェ」と思う様なモノもありますわな、正直言うと。

 俺はもうおじさんなんでね、ラップというモノはそもそもはフラストレーションというモノを背景に持ったスタイルだと思っているんですよ。勿論今となっては全てがそうだとは言わないけどさ。
 そういうイデオロギー的な部分が全然感じられない日本人ラッパーが、「ありがとう」「リスペクト」とかいう内容のモノばかりやっていて、そのクセファッションだけはアフロアメリカンのゴリゴリのラッパーから借りてきちゃってるみたいなのはね。
 てか、もっとシンプルに「ラップってのは歌も歌えないし楽器も出来ないけどミュージシャンヅラしたい奴の便利な道具かよ。」と感じさせてくれる様なのもあります。

 そんな事を思ってる俺に、oceanfrequencyさんたらヒップソウルみたいな曲を作ってきたモンだから、「やりたくない」って言いましたよね、普通に。没ですw

 いや実は既に1stアルバムに入ってるdaysって曲の中で、もうラップっぽい事やってはいるんですけどね。聴く度に恥ずかしい。
 しかも一ヶ所、思いっ切りリズムが走っている所まであるし、イヤァァ聴かないでェェェ!って感じですw

 それともう一つ、俺が個人的にあまりやりたくないものがありまして。

 それが「ポリティカルな内容のモノ」なんです。

 ちょっと前にもありましたよね、あるバンドが愛国的な内容というか、右寄りの人達が好きそうなフレーズを使ったら、何かネットで凄い叩かれたみたいなの。

 日本人の中には敗戦から来る、皇国史観に対するアレルギーみたいなものを根強く持ち続けている人達が一定数いて、右っぽい事をちょっとでも言うと「危険だ!危険だ!」みたいに騒ぐんですけどね。
 俺からしたら、アーティストの表現を「危険なもの」扱いして制限しようとする事だって、かなり危険な事に思えますけどね。

 何でこんな、わざわざ敵を作る様な事言い出してんだか、自分でも良くわかんないんですけどw


vol.3 へ続く

2018年9月3日月曜日

「音楽性の不一致が原因です。」 vol.1

 さて、何時しか俺が思い出話を書き綴る場所になってしまっているが、良く考えたらココはcunoのオフィシャルブログだったのでw、偶には我々の近況でも。

 と言うのもですよ、一昨年の8月に1stアルバムの月の舟を配信開始して、昨年の8月に2ndアルバムのcosmic treeを配信した訳ですからね。
 気付けばもう9月ですよ今年も。

 と言う事は・・・

 遂に・・・

 我々の3rdアルバムが・・・

 スイマセンまだ出来てません、という話なんです。

 以前ココのブログで、cunoの曲はcunoの俺じゃない方ことoceanfrequencyさんが作詞も作曲もトラックメイクも一人でやっていると書きましたが、早い話、そのoceanfrequencyが多忙だという事なんですな。
 我々、音楽だけで食っていける様な御身分では無い訳で、普段の生活の合間に活動していてですね。
 まあ、本人に許可取ってませんから詳しくは書きませんけどね、oceanfrequency、良い方向にも、良いとは言えない方向にもw、色々ありまして。

 で、そんな忙しい合間を縫って、やっと作った曲を、俺が「気に入らない」と言って没にしたり作り直しを要求したりというw
 もうね、鬼かって話ですけどね。
 過去のブログを読み返してもらえれば、俺がcunoでやってる事って歌とギターとココのブログを書く事と、不平不満を言うって書いてありますねw
 そうなんすよこの人、作詞も作曲もしないクセに一丁前に文句は言いやがんのw

 oceanfrequencyとは学生時代からの友人だけど、だからって音楽の趣味が完全に一致するなんて事はある筈も無く、どちらかと言うと俺は音楽に心地良さを求めるのに対し、oceanfrequencyはより格好良さを求める傾向にあるのかなぁと。
 飽くまでも「俺に比べると」ですけどね。

vol.2 へ続く

2018年8月20日月曜日

「きっかけ」vol.3

vol.2 の続き

 で、親父の「何観たい?」に俺は「ジェダイの復讐!」と答えた訳です。
 が。

 それを聞いたウチの親父、「えぇ~絶対つまんないよスターウォーズなんて~」と言い出したんですよ。

 そうなんだねぇ~、俺がスターウォーズを一作目から観てないのは、映画に連れて行ってくれる親父が「つまんなそう。」と思ってたからなんですね。
 以前にもここのブログで書いた事があったと思うんだけど、SF映画ってスターウォーズ以前は子供騙しと思われていた時代があって、ウチの親父はスターウォーズがもう三作も公開された時点でも、まだそう思っていたんです。

 てな訳でスターウォーズを観たいと言った俺は親父に否定され、姉貴まで尻馬に乗ってそうだそうだ、スターウォーズなんて絶対つまんないと言い出す始末。
 で、その姉貴に親父が「お前は何が観たいの?」って聞いての姉貴の答えが「キャノンボール2!」
 まあ、姉貴の趣味も大概だw

 で、親父が「じゃあ絶対つまんないスターウォーズを先に観て、その後キャノンボール2観に行こう。」って決めたのね。
 俺達三人とも、好きな食べ物は最後にとっておくタイプです。(お袋のみ先に食べるタイプ。)

 ということで俺以外は全く期待しないで観に行ったスターウォーズエピソード6、もう完全に圧倒されましたね。
 特に最後のデススター攻防戦のドッグファイト。凄い迫力の映像を見せつけられて、映画館を出る頃には親父も姉貴もすっかりスターウォーズファンになってましたとさw

 んで、その後観に行ったキャノンボール2のつまんねぇことつまんねぇことw

 そんでね、この経験でスターウォーズが大好きになったのは勿論の事、俺は「映画を観に行く楽しみ」というモノに目覚めてしまったのね。

 で、それまで親に連れて行ってもらうものだった映画を、友達を誘って自分で観に行く様になったんだ。
 そのきっかけになったのがエピソード6だった訳で、今おっさんになった俺という人間の有り様を決定した映画って事なんですよ。

 ・・・誰だ「良かったのか悪かったのか」とか言ってるヤツはw


おしまい

2018年8月8日水曜日

「きっかけ」vol.2

vol.1 の続き

  俺は2歳の時に親父に肩車されてキングコングを観ているので、スターウォーズも一作目から観ていても全然おかしくないんですが。

 俺が最初に映画館で観たスターウォーズは今で言うエピソード6、ジェダイの帰還からなんです。
 しかも再上映なの。ロードショーでは観てない。

 小学生だった俺は、勿論スターウォーズに興味津々だったんだけど、まだ当時は映画というのは親に連れて行ってもらうものだったんですよね。
 だから親が「映画に行こう」と言い出さないと観られないものだったんだ。

 そんな小学生時代の俺が家で新聞を眺めていて、劇場情報にエピソード6の再上映を見つけてしまったのね。
 で、それから毎日毎日新聞をチェックしては「まだやってる。まだやってる。」って思ってたんだ。
 多分親のどっちかがそれに気付いたんだろう、ある日の土曜日、親父が俺と姉貴に向かって「明日映画観に行こう。おまえら何か観たいのあるか?」って言い出したんですよ。

 俺は喜び勇んで言いましたね、「スターウォーズ! ジェダイの復讐!」と。

 はい気付きました?
 ジェダイの帰還じゃなくジェダイの復讐。
 実は公開当時はジェダイの復讐というタイトルだったんですね、エピソード6。
 これ実はアメリカの映画会社が勝手にrevenge of the jediってタイトルつけちゃったので、日本でも直訳してジェダイの復讐になっちゃったんだけど、ジョージ・ルーカスから「ジェダイは復讐などしない。」と突っ込みが入ってreturn of the jediに変更されたんですね。
 ところが日本ではジェダイの復讐でポスターもパンフレットももう作っちゃってるw
 だもんだから、日本では当時そのままジェダイの復讐というタイトルで公開しちゃったんです。


vol.3 へ続く