vol.1 の続き
んでね、何が起こったかというと、oceanfrequencyさん、ヒップソウルみたいな曲を作ってきたんですよ。
つまり俺にラップをしろと。
俺そもそもその手の音楽ほぼほぼ聴かないんだけど、特に日本人のラップを良いと思った事が殆どないんですよ。
スチャダラパーとかのユル系なら、まだわからなくもないんだけどね。まあコレはコレで心地良いかなと。
でも、それ以外のは、何か見ていて気恥ずかしくなっちゃうんだよね。何かしっくりこないというか。
て言うかそれならまだマシで、中には「ナニコレ、ダッセェ」と思う様なモノもありますわな、正直言うと。
俺はもうおじさんなんでね、ラップというモノはそもそもはフラストレーションというモノを背景に持ったスタイルだと思っているんですよ。勿論今となっては全てがそうだとは言わないけどさ。
そういうイデオロギー的な部分が全然感じられない日本人ラッパーが、「ありがとう」「リスペクト」とかいう内容のモノばかりやっていて、そのクセファッションだけはアフロアメリカンのゴリゴリのラッパーから借りてきちゃってるみたいなのはね。
てか、もっとシンプルに「ラップってのは歌も歌えないし楽器も出来ないけどミュージシャンヅラしたい奴の便利な道具かよ。」と感じさせてくれる様なのもあります。
そんな事を思ってる俺に、oceanfrequencyさんたらヒップソウルみたいな曲を作ってきたモンだから、「やりたくない」って言いましたよね、普通に。没ですw
いや実は既に1stアルバムに入ってるdaysって曲の中で、もうラップっぽい事やってはいるんですけどね。聴く度に恥ずかしい。
しかも一ヶ所、思いっ切りリズムが走っている所まであるし、イヤァァ聴かないでェェェ!って感じですw
それともう一つ、俺が個人的にあまりやりたくないものがありまして。
それが「ポリティカルな内容のモノ」なんです。
ちょっと前にもありましたよね、あるバンドが愛国的な内容というか、右寄りの人達が好きそうなフレーズを使ったら、何かネットで凄い叩かれたみたいなの。
日本人の中には敗戦から来る、皇国史観に対するアレルギーみたいなものを根強く持ち続けている人達が一定数いて、右っぽい事をちょっとでも言うと「危険だ!危険だ!」みたいに騒ぐんですけどね。
俺からしたら、アーティストの表現を「危険なもの」扱いして制限しようとする事だって、かなり危険な事に思えますけどね。
何でこんな、わざわざ敵を作る様な事言い出してんだか、自分でも良くわかんないんですけどw
vol.3 へ続く