2025年12月8日月曜日

お気に入りアルバム 2025年11月 …だけで済ませたかった。

  この原稿を書いてるのは12/3という事で、毎月恒例のアルバム紹介。
 11月にリリースされた新譜で、俺がSpotifyのお気に入りアルバムに登録したものをご紹介します。

 先ずはterror jrの「the terror jr album」。
 アメリカのデュオによるエレクトロポップです。
 格好良い。
 序盤ハードめな感じのマイナーキー曲多めな構成から後半ポップな曲多めにシフトしていく様なイメージで、トラックメイクがレトロ
感もありながらクールさを持っているので後半のゆったりめの曲も眠たくなる事なく良い感じで聴き通せます。
 ヴォーカルエフェクトの掛け具合等も程良く、派手さは余り無いも
ののセンスの良さを感じさせるアルバムでした。

 次、cehrylの「you win some,you lose a lot」。
 香港の女性シンガーソングライターの作品なのですが本作はインス
トゥルメンタルのエレクトロアルバムになってます。
 疾走感のあるリズムトラックにゆったりしたメロディを乗せるパタ
ーン。
 これ好きなんですよね。
 軽やかな疾走感とゆったりだけどアンビエント程は無味無臭ではな
い歌心のあるメロディ。
 女性というところと本来シンガーソングライターというところが旨
い事作用したなという印象を受けました。
 一曲一曲が短く、サクサクと24曲聴かせてくれます。
 今年インストアルバムをお気に入り登録したのってこれが最初だっ
け?

 次はjordanaの「jordanaland」。
 この人もアメリカの若手女性アーティストですね。
 音楽性的には所謂ベッドルームポップなんて呼ばれる如何にも今風
なタイプですね。
 涼やかで軽やか、アルバム自体も7曲21分というこざっぱりさ。
 脱力した歌声にアコギ+PCで作ったトラック。
 何故これをお気に入り登録したかというと、先ずはちゃんとヴァー
ス、ブリッジ、コーラスという構成の楽曲を作っているという点。
 日本で言うところのAメロ、Bメロ、サビというヤツですね。
 これが実はアメリカのアーティストには珍しい。
 大体みんなヴァースとコーラスしか無い曲を作るんですよね。
 それとプロダクションが何気にセンス良いのもポイント高かったで
す。
 シンプルな様でいて実は細やかな気配りが施されていると感じまし
た。
 音楽性はインディっぽいのに全体のサウンドはインディっぽくなく
て、でも豪華な訳じゃなくさっぱりと聴きやすいというバランス感覚の良さに感心させられました。

 で、11月最後はcheep trickの「all washed up」。
 大物が来ましたね。
 言わずもがな、アメリカのロックバンドです。
 かつてはKISS、クイーン、エアロスミスらとともに日本で人気
を博したバンド、というかアメリカ本国よりも先に日本で売れたバンドでした。
 何しろヴォーカルのロビン・ザンダーとベースのトム・ピーターソ
ンのルックスが抜群だったので婦女子にキャーキャー言われるバンドという面はあったんですが、野郎どもが「どうせ女受けする様なヤツなんだろ」って侮って聴いてみたら曲はちゃんと格好良いという人達なんですよね。
 で、武道館公演を大成功させて、その様子を収めたライヴアルバム
をリリースしたらアメリカでも売れたという流れで、日本人からしたら「我々が先に発見したんだ」という感覚と「BUDOKAN」という場所を世界に知らしめてくれたバンドというところで親近感があるという。
 で、この新譜、一曲目が歌メロが半分語り口調みたいな曲でハイト
ーン張り上げて歌うみたいなタイプじゃなくて、それ聴いた時「あ、こういう感じ? 流石のロビン・ザンダーも衰えちゃったか?」と思ったんですけと、二曲目でぶっ飛びましたね笑
 恐るべしロビン・ザンダー。
 そりゃ若い頃のスムーズさは失われてはいるんですけど、20歳下
の俺が「こんな風には歌えないなぁ」と思わされてしまうパワフルさでした。
 やっぱりスターは違うなぁ。
 もうこの歌を聴けただけで感涙のお気に入り登録ですわ。
 本物のロックシンガーの前にひれ伏すしか無かったです。

 11月は以上の4枚、ちょっと少なめのお気に入りアルバム達のご
紹介でした。

 で、ちょっと短い内容のブログになってしまいましたのでひとつ小
噺を。

 札幌の発寒というところにza cafeという、プレッツェルやスコーン、マフィンなんかが人気
のお店があるんですけど、その店、週に一度しかやってないんです
 で、先日俺のお休みとその店の営業日が重なったんで、覗きに行っ
てみたんですよ。
 カフェなんですけど持ち帰りもできるんで、お昼に食べようかなと
思って。
 で、10時30分開店のところに10時45分頃に着いたんですけ
ど、見たら大行列なの。
 前に一度行った時は全く並ばずに買えたのに。(どうやらその時が
ラッキーだったらしい。)
 で、「うおっ!」と思った俺は並びたくないから客足が落ち着くま
で何処かで時間を潰してこようと決めて、この店のある通り沿いにあるセカストまでてくてくと歩いて行った訳ですよ。(始まった…

 あのね、前回のブログに「冬物のブーツは買わないと思う」って書
いたでしょ。
 みんな「どうせ買うだろ」と思ったでしょ笑。
 俺だってね、「まあ時間潰しに見るだけ。良いのがあったらね。」
ぐらいの気持ちでしたよ。
 仕方無いでしょ、良いのがあるんだもの笑

 札幌の雪道を歩くにはしっかりと溝のある靴底、ビブラムで言うと
ころのコマンドソールみたいなのが貼ってあるのがベストなんですけど、で、短靴だと靴下が濡れちゃうから最低でもハーフブーツぐらいの高さは欲しくて、でも脱ぎ履きが面倒なのは嫌だからできればサイドゴアブーツ、チェルシーブーツが良いんです。
 そうでなければジッパー開閉のヤツとかね。
 俺はジッパーのブーツは3足持ってて、編み上げの面倒臭いヤツも
2足持ってるんですけど(十分だろうが笑)、セカストで靴コーナー見てたらティンバーランドのチャッカブーツタイプの、靴底にコマンドソールライクなのが付いてるのを見付けたんですよね。
 チャッカブーツならアイレット(靴紐を通す穴ですね)が3つしか
無いから、紐靴なんだけど比較的脱ぎ履きは楽なんですよ。
 で、チャッカブーツって大抵シュッとしてる、スーツとかに合わせ
るのに向いた感じのが多いんですけど、今回見付けたティンバーランドは爪先がぽってりとコッペパンみたいに丸みを帯びているカジュアルなデザインのヤツだったんです。
 可愛い。

 パッと見て革面は前の持ち主がお手入れしてないのが一目瞭然な感
じだったんですが、擦り傷や裂けは無かったんで手持ちのお手入れ道具を使えば全然大丈夫そうな感じで、ただ、革製の靴紐だけはだいぶボロかったのでコレは交換しなきゃかなという。
 で、値段見たら3300円+税で「ティンバーランドが? やっす!」となりましてですね、サイズ見たら7Wと表記されてる
の。
 7W?
 俺の革靴のサイズはUKサイズで7ハーフで、この靴はティンバー
ランドだからUSサイズだよな…と。
 USで7ってどうなんだっけ?
 てかWは何? ワイド?
 いやそれならEEEとかだよな普通。
 ウィメンズサイズ?
 いや、それも普通に4とか5って表記すりゃ良いだけじゃね?
 よく分からんが見た感じ履けそうだけどな。
 てか目の前に現物あるんだから履いてみりゃ良いじゃんかという事
で、足突っ込んでみたんですよ。
 そしたら「お、イケるじゃん!」と。
 その日は厚手のスケーターソックスを履いてたんで、この靴下で履
けるなら全然セーフだわ。
 で、ちゃんと靴紐を結んで履き心地を確認しようと靴紐をギュッて
したらね、プチッて切れたの。
 靴紐が。
 ハイ、買取決定です笑
 クッソ笑

 で、通りすがりにアウトドア専門店があったんで、そこに行けばブ
ーツ用の紐があるだろうと思って入ってみたんですけど、意外に売ってない。
 で、その向かいにイオンモールがあるんで、その中の靴屋さんとか
アウトドア屋さんとか見たんですけど、ブーツ用の紐って最低でも110cmからしか無いんですよ。
 俺が買ったのはチャッカブーツでアイレットが3つしか無いから7
0cmもあれば十分なんですけど、そういうのは見つけられなくてですね、仕方無いからイオンモールのベンチに座ってその場でAmazon検索して70cmのブーツ用の紐を注文しましたよ。

 で、そんなこんなやってからza cafeまでてくてくと歩いて戻ったら、「完売しました」ってい
って閉店済みでしたわ笑
 ドチクショウ!

 てな訳で、舌の根も乾かぬ内にどころか、まだビッチャビッチャな
内に予定の無かった冬物ブーツを買い、そしてお目当てのプレッツェルは買えないっていうね笑
 人生はコントという前回のブログのフラグ回収を速攻で済ませてみ
ました。

 で、どうする?
 明日から楽天スーパーセールだけど?

 タスケテ…
 …シテ……コロ……シテ…

 その後、彼の姿を見た者はいないと言う。

 おしまい。