この原稿を書いてるのが6/5。
いやぁ、札幌はまだ寒いですねぇ。
今日仕事にニットを着て出掛けたのに、「もう一枚羽織ってくれば良かったな。」ってなりましたよ。
冬物が片付けられないです。
しかし北海道ではもうサッポロクラシック・夏の爽快という夏限定のビールが売ってますw
さて、毎月恒例の、先月にリリースされたアルバムで俺がSpotifyにお気に入り登録したものを紹介するヤ~ツです。
まず、camera obscuraの「look to the east,look to the west」。
スコットランドのバンドの、なんと10年ぶりのアルバムリリースです。
メランコリックでノスタルジックなポップフォークロア。
終始長閑でピースフルで、このバンドのメンバーだったら楽しいだろうなと思ってしまう様な世界観。
正直歌はあまり巧くないんだけど、それがまた嫌みの無さという強みに昇華できてると思います。
なんでも、2015年にバンド結成時のキーボードプレイヤーの方が亡くなってから活動が止まってしまっていて、それを乗り越えてのアルバム制作、リリースという事で、それで出来上がったものがピースフルな内容というのがなんとも感慨深いじゃないですか。
サウンド的にもレトロシンセ好きな人にも刺さりそうな感じもあり、色んな人に聴いてみていただきたいアルバムです。
次、カシー・ヒルの「BUG」。
この人は、今更ですけど歌が素晴らしいですね。
単純に上手いというよりは(いや、勿論単純に上手いんですけど)勘の良さみたいなところを強く感じます。
こういうのはなかなか真似できるものではないですよね。
音楽としては現在のフィメイルインディポップに求められるものの王道ど真ん中という感じで、優しく切なげで美しい。
で、ありながらプロダクション、オケの作りにも凝っていて一筋縄ではいかない感じをも持ち合わせているんですよね。
これだけ王道感を醸し出しながら、マニアックさも兼ね備えているというクオリティ。
多分ですけど今年が終わったとき、2024年ベストアルバムにこれを推す人は結構多いんじゃないかな。
そんな事まで思ってしまう様なアルバムでした。
それから、another michaelの「pick me up,turn me upside down」。
フィラデルフィア出身のトリオによるインディロックです。
ちょっとマニアック感のある、変な例えをするとトッド・ラングレンに優しさを点滴5本ぐらい注入したような、ほっこり系ロックです。
このアルバム、一曲一曲は「名曲だ」なんていう風には思わないんですけど、アルバム一枚通して聴き終えたときに「良いじゃないの。」という感じになっちゃうタイプのヤツなんですよ。
ほっこりの成せる業ですな。
5月はこの三枚、ちょっと少なかったですね。
番外編として、アルバムではなく6曲入り22分のEP、softcultの「heaven」もお気に入り登録してます。
カナダの双子姉妹のユニットで、ジャンルはシューゲイザーですね。
轟音ギターが鳴り響く中にメロウな歌が溶け込む、みんな大好きシューゲイザーの美味しいところを上手いこと積み重ねて提示してる感じです。
なんでもう2曲ぐらい頑張って入れてフルアルバムとして出さなかったw
今時8曲入り30分程度のものをフルアルバムとしてリリースして、1年後くらいにもう何曲か付け加えて「デラックスバージョン」と言い張る様なアーティストがごまんといるのにね。
なんか今年は大物ミュージシャンが続々とアルバムを出していて、5月にも何枚か出ていたと思いますが、このブログにはなかなか登場しないですねw
あと、このブログで以前お薦めしたアーティストの新譜なんかも出てるんですけどね。
いや、あのね、ちゃんと聴いてるんですよ。
だいたい邦楽のアーティストは水曜日、海外アーティストは金曜日にアルバムをリリースするんですが、毎週毎週「うわぁこんなに出てる。こりゃ聴くの大変だぞぉ~。」って嬉しい悲鳴をあげてるんです。
その上で5月はこの3枚プラスワンでした。
例えば、大物で言うとビリー・アイリッシュもアルバムリリースしましたよね。
ちゃんと聴いて、その中の1曲は「いいじゃん。」ってお気に入り登録してます。
でもアルバム通してとなると「ちょっと大人し過ぎない?」という印象でした。
このアルバムをベースにライブを構成しても盛り上がらなそう、みたいな。
いや勿論ビリー・アイリッシュは大スターでコンサートやれば大勢の観客が詰めかけて、もう全曲大合唱になる事は分かってますよw
それでも俺の感想はそんな感じたったんです。
あと、the mariasの新譜なんて、アルバム中5曲もお気に入り登録してたりしてますw
でもアルバム自体は登録してないの。
the mariasはしっとりとして妖艶なポップスが得意のバンドで、PVが無駄にエロくて大好きなんですけどw、今回のアルバムは前半にダンスミュージック的なアプローチのアレンジが成されてる曲が何曲かあって、「お、今回はこんな方向性なのかな?」って思ったんですけど、途中からいつものしっとり路線の曲ばかりになっていって、所謂終盤ダレるという印象になっちゃったんです。
前半に入ってたビート感強めの曲をもっと上手く配置してたら全然印象違ったのになぁという、勿体無い曲順構成のせいで登録ならずとなったんですよね。
という訳で、改めてですが、あくまでもここで紹介してるのはお気に入り「アルバム」という事なんですよね。
素晴らしい「楽曲」をリリースしてるアーティストはもっともっと沢山いらっしゃいますので、皆さんも色々聴いてみてくださいね。
このブログはそのお手伝い、ヒントみたいなモンと思っていただけたらと。
さて、今月はどんなアルバムがリリースされるでしょうね。
ではまた。
おしまい。
しかし北海道ではもうサッポロクラシック・夏の爽快という夏限定
さて、毎月恒例の、先月にリリースされたアルバムで俺がSpot
まず、camera obscuraの「look to the east,look to the west」。
スコットランドのバンドの、なんと10年ぶりのアルバムリリース
メランコリックでノスタルジックなポップフォークロア。
終始長閑でピースフルで、このバンドのメンバーだったら楽しいだ
正直歌はあまり巧くないんだけど、それがまた嫌みの無さという強
なんでも、2015年にバンド結成時のキーボードプレイヤーの方
サウンド的にもレトロシンセ好きな人にも刺さりそうな感じもあり
次、カシー・ヒルの「BUG」。
この人は、今更ですけど歌が素晴らしいですね。
単純に上手いというよりは(いや、勿論単純に上手いんですけど)
こういうのはなかなか真似できるものではないですよね。
音楽としては現在のフィメイルインディポップに求められるものの
で、ありながらプロダクション、オケの作りにも凝っていて一筋縄
これだけ王道感を醸し出しながら、マニアックさも兼ね備えている
多分ですけど今年が終わったとき、2024年ベストアルバムにこ
そんな事まで思ってしまう様なアルバムでした。
それから、another michaelの「pick me up,turn me upside down」。
フィラデルフィア出身のトリオによるインディロックです。
ちょっとマニアック感のある、変な例えをするとトッド・ラングレ
このアルバム、一曲一曲は「名曲だ」なんていう風には思わないん
ほっこりの成せる業ですな。
5月はこの三枚、ちょっと少なかったですね。
番外編として、アルバムではなく6曲入り22分のEP、soft
カナダの双子姉妹のユニットで、ジャンルはシューゲイザーですね
轟音ギターが鳴り響く中にメロウな歌が溶け込む、みんな大好きシ
なんでもう2曲ぐらい頑張って入れてフルアルバムとして出さなか
今時8曲入り30分程度のものをフルアルバムとしてリリースして
なんか今年は大物ミュージシャンが続々とアルバムを出していて、
あと、このブログで以前お薦めしたアーティストの新譜なんかも出
いや、あのね、ちゃんと聴いてるんですよ。
だいたい邦楽のアーティストは水曜日、海外アーティストは金曜日
その上で5月はこの3枚プラスワンでした。
例えば、大物で言うとビリー・アイリッシュもアルバムリリースし
ちゃんと聴いて、その中の1曲は「いいじゃん。」ってお気に入り
でもアルバム通してとなると「ちょっと大人し過ぎない?」という
このアルバムをベースにライブを構成しても盛り上がらなそう、み
いや勿論ビリー・アイリッシュは大スターでコンサートやれば大勢
それでも俺の感想はそんな感じたったんです。
あと、the mariasの新譜なんて、アルバム中5曲もお気に入り登録して
でもアルバム自体は登録してないの。
the mariasはしっとりとして妖艶なポップスが得意のバンドで、
前半に入ってたビート感強めの曲をもっと上手く配置してたら全然
という訳で、改めてですが、あくまでもここで紹介してるのはお気
素晴らしい「楽曲」をリリースしてるアーティストはもっともっと
このブログはそのお手伝い、ヒントみたいなモンと思っていただけ
さて、今月はどんなアルバムがリリースされるでしょうね。
ではまた。
おしまい。