🎸1 の続き
それから、ストラトの場合だとスプリング交換ですね。 ストラトってアームが付いてて音程をウヨウヨできるんですけど、あれってバネを使って元の音程の位置にキープする仕組みになっていて、そのバネが最大で5本付けられるんですけど、バネを少なくする事もできるんですね。 少なくすればアームの使い心地が軽くなるんですけど、当然音程をキープする為のバネの負担はキツくなりますよね。 金属なんだから、ずっとキツい負担を掛けてればバネが伸びちゃう。 だからよりしっかりとした粘りのある金属を使った物に交換するの。 ドライバー1本でできます。 で、ここまでは電装系の部分に関係無いモディファイなんですが、何しろエレクトリックギターですから、勿論電装系の部分も交換可能です。 そして当然電気系の知識というのも必要になってくるので、知識の無い人は楽器店にお願いする事になります。 ベタなのはピックアップ交換ですね。 ギターの音を拾うマイク的なパーツで、磁石と銅線を使ったコイルを利用した仕組みになっています。 だから磁石の形や強さ、銅線の質や巻き数なんかで出てくる音が変わります。 パワフルな音が好みな人もいれば、枯れた音が好みな人もいるので、需要に応じた様々なピックアップが売られています。 これはピックアップ自体が高価な場合があったり、ギターのボディ材を削る大改造になる場合もあって、ある程度覚悟が必要かも。 で、もう少しハードルの低いモディファイもあって、例えばストラトの場合だとトーンノブの配線変えですね。 ストラトって普通はピックアップが3つ付いているんですけど、またコレも日本独自の言い方なんですけど、ブリッジに近い方のピックアップをリア、真ん中をセンター、ネックに近い方のをフロントと呼びます。 何でなんだろう。海外では普通にブリッジピックアップ、センターピックアップ、ネックピックアップと呼ぶんですけどねw で、ストラトにはノブが3つ付いていて、1つはボリュームノブ。 で、残りの2つはセンターピックアップとフロントピックアップのトーンコントロールなんです。 トーンを絞ると高音成分がカットされていって、良く言えば尖ってない、悪く言えばこもった音になっていく。 で、て事は、一般的なストラトってリアピックアップはトーンコントロールできないんですね。 これをできる様に配線変えしてしまう。 これをやる人は案外多くて、楽器店に頼めば直ぐに安価でやってくれます。 それとか、スイッチを増設してリアピックアップを常時オンにできる様にするとかね。 コレどういう事かと言うと、ストラトには3つのピックアップが付いてるんですけど、ピックアップのセレクトスイッチは普通5ウェイになっていて、それぞれの位置によってリアのみ、リアとセンターのミックス、センターのみ、センターとフロントのミックス、フロントのみの音が選択されるんですね。 という事は、リアとフロントのミックスとか、3つのピックアップ全部一辺に鳴らすという事は出来ないんです。 だから、リアが常時オンになるスイッチを付ける事で、センターとフロントのミックスの位置にセレクトしたところにリアを足して3つのピックアップ全部鳴らしたり、フロントのみの位置をセレクトしたところにリアを足してリアとフロントのミックスを鳴らしたりできる様にしてしまうの。 スイッチ増設なんて言うと大掛かりな改造に聞こえるけどコレも案外安価で、増設するスイッチ代金と工賃合わせても5000円もあればやってくれるんじゃないかな。 こんな風に、モディファイできる余地ってギターには色々あるんですよね。 勿論楽器店のリペアマンの方としっかり相談した方が良い場合もありますけど、やろうと思えばアームの付いてないギターにアーム付けちゃったりとかね。 いまやギターって一万円切る様な物が沢山あるんで、とりあえず形が好きなヤツを買っておいて不満点はモディファイで改善していくというのも、理想のギターを手に入れる1つの方法かもしれませんね。 まあ、でもどうせ別のギターも欲しくなるんですけどねw エフェクターも欲しいし新しいストラップも欲しいw そうです、沼なのです。 ダメだコリャw おしまい。