あんまエラソーな事は言いたくないんだけど、
あえてこんなテーマで語ってみよう。
ロックの本質って何だろう。
人によっては、「怒り」だというかもしれない。
まあ、それも一面ではあると思う。
でもなぁ、ロックンロールってものを世に浸透させたのって、
間違いなくエルヴィス・プレスリーだと思うんだけど、
じゃあエルヴィスの音楽が怒りに満ちていたかというと、
そんなことないよね。
むしろ、エルヴィスの腰の動きが卑猥だなんて
問題になったりなんかしてさ。
ていうか、一説によるとロックンロールって言葉自体、
セックスの事を表す隠語だと聞いた事がある。ような気がする。(笑)
じゃあ、改めて、ロックの本質って何だと俺が思っているか。
それは「自由」だと思う。異論は受け付けます。(笑)
んで、ロックは自由で良いのだ!と世に知らしめたのも、
やっぱビートルズなんじゃないのかなあ、というお話です。
ビートルズっていうと、デビュー当時のマーケティング計画として、
真面目な優等生的なキャラ付けされて、全員スーツ姿に
マッシュルームカットでデビューして、
音楽スタイルと共にそのキャラ的な部分もウケて、
一躍アイドルとなった訳だ。
丁度、不良キャラ丸出しのローリングストーンズという
存在がいたモンだから
「不良のストーンズ」
「優等生のビートルズ」みたいな対比になって、
不良=ロック=ストーンズ、
優等生=アイドル=ビートルズ的な有り方になっちゃった。
でも、じゃあビートルズのメンバーが優等生で
アイドル的な人達だったかっていうと、
実は全然そんな事なくて、
デビュー前は全員エルヴィスばりのリーゼント姿の、
ゴリゴリの不良だったのよね。
んで、それと共に、ビートルズは作詞・作曲を自分達で手掛ける
アーティスト・コンポーザーでもあった訳よ。ココ重要。
であるにもかかわらず、世間の人々はビートルズを
アイドルとして扱うんだよね。
それも空前絶後の超ビックアイドル。
で、何が起こるかというと、ビートルズがライブで演奏しても
誰もちゃんと聴かない。ていう。(笑)
ライブやっても集まってくるのはビートルズのメンバーの姿を
一目見たい女の子達で、演奏が始まっても曲を聴くんじゃなく
ギャーギャー叫びまくり、メンバーの名前を喚きまくり、
しまいにゃ失神してしまったり。
vol.2 に続く