2025年2月17日月曜日

お気に入りアルバム 2025年1月 (オマケ付き)

 こんにちは、2月は服を買わないと宣言しましたが、2/3に服を買ったkazuitです。

 いや、あのね(言い訳タイム)、ユニクロに+Jの靴下を見に行ったんですよ。
 あの、スケーターソックス的な柄のが出たじゃないですか。
 アメカジ好きにとってスケーターソックスなんて色違いが何足あっ
ても良いですから。
 靴下は服を買った内には入りませんから。ノーカンノーカン。(小
賢しい)
 で、そのソックスは買ったんですけど(しれっと)、ついでに店内
をウロウロ見て回ってたら(命取り)、早くもプレミアムリネンシャツの2025年バージョンが出てて、まあそれはちゃんとスルーしたんですよ。
 リネンなんて夏向けの素材だし、2月の札幌に必要ある訳ないです
からね。
 で、いつもの習慣でセール品のワゴンを覗いたら、売れ残った昨年
バージョンのリネンシャツが千円引きで売られてたんですよね。(……)
 なんかネイビーが人気無かったらしく全サイズ揃ってて、でもネイ
ビーは俺も要らないなぁって感じ。(もう持ってる)
 で、生成りがSが2枚だけ残ってて、これは小さくて着れない。
 そして、シャンブレーっぽい水色のがMが1枚だけ残ってたんです
よ。
 これが良くなかったw
 シャンブレーシャツはずっと欲しくて、且つ水色はサックスブルー
のシャツ扱いでジャケットの中にタイドアップで着ても決まるし、リネンだから夏にはタンクトップの上に羽織って腕捲りしても良いし、使い勝手は絶対良くて、それがラス1というね。
 …まあ、買うよね。
 2月の札幌に絶対必要無いリネンシャツを。

 まあ、もうこの話は止しましょう…

 気をとりなおして、今年最初のお気に入りアルバムご紹介のターン

 とは言え、毎年言ってますが12月と1月はリリースが少なくて、
今回は2枚だけ。

 先ず、petite amieの「hay veces」。
 メキシコのバンドなんだそうですが、とても2025年のアルバム
とは思えないサイケデリックなしっとりポップです。
 基本はしっとりながら、ロック色の強い曲や軽快な曲も織り交ぜら
れ、女性ヴォーカルの落ち着いた脱力系の歌声がフレンチポップ感をも醸し出します。
 一聴して「凄い」みたいなヤツではないんだけど、所謂スルメなタ
イプのアルバムっぽいんですよね。
 また聴きたくなる予感がするという。
 こういうのはお気に入りに入ってきますよね。

 もう1枚がFKAツイッグスの「EUSEXUA」。
 クールでシリアスめのエレクトロポップです。
 まずはシンガーの資質、非凡さが素晴らしいのですが、個人的にそ
れプラス、プロデュースが俺の大好きなアーティスト、イモージェン・ヒープというのが大きなポイント。
 シンプルなアイデアの積み重ねが産む立体的なサウンドに、思わず
「かっけぇ…」と唸ってしまいます。
 特にアルバムラストの2曲は圧巻でしたね。
 この2曲、多分それぞれ単独で聴くとそこまで感動しないと思うん
ですよ。
 ただ、アルバムのそこまでの流れからの、アルバムという一つの作
品を結末に導く流れというのが素晴らしくて、聴き終えた時に「おぉ~」となってしまいました。
 俺は常々このブログでアルバム1枚を一つの作品として捉えて評価
していて、良いと思える曲が沢山収録されていてもその並びとか流れが良くないと思ったらお気に入り登録しない場合もあると書いてきました。
 去年のマリアズのアルバムとかね。
 このFKAツイッグスのアルバムは全11曲42分58秒まで聴き
終わった瞬間が一番感慨深かったです。

 今回は以上です。

 tokyo tea roomなんかも惜しかったんですけどね。
 方向性は大好きだったんだけど、如何せんまったり過ぎて眠くなっ
てしまった。

 あと、ela minusも惜しかったなぁ。
 これは聴く日によっては「すげぇ良いじゃん」と思うかも知れない


 あとはalex amorもよかったけど、これは7曲21分30秒と短すぎ。

 で、流石にブログの内容が薄すぎるので、個人的に最近ハマってる
遊びを紹介しようかなと思います。
 それが、AIに小説を書いてもらうというのなんです。
 俺は携帯にGeminiをインストールしてあるんですけど、コイ
ツに例えば「中学生向けの、3分で読めるSF小説を考えて、実際に書いてみて。」と投げ掛けると、ものの1~2秒でポンと書き上げてくれるんですよ。
 で、幾つか書いてもらって気に入ったのが出てきたら、それに更に
「もう少し不思議な感じに」とか「表現を詩的に」みたいに注文を追加していって磨き上げて、良い感じのものを作り上げるという遊びです。
 これが楽しくて、気が付いたら小一時間経ってたという事もしばし
ばなんですよ。
 寝る前に布団の中で、寝付くまでの暇潰しと思って始めたら、やべ
ぇもうこんな時間、なんて事をやってしまっているんですね、最近
 Geminiは無料版で十分なんで、お金も掛かりません。
 皆さんもお好きなジャンルとかあると思うんで、是非やってみてく
ださい。
 楽しいですよ。
 出来上がったものはSNSで共有できるので、こんなの出来たよ~
って自慢もできちゃうし。
 俺はFacebookの個人アカウントに今2作貼ってあります。
 俺の個人アカウントはご存知無いと思いますがw、oceanfr
equencyのアカウントのコメント欄にちょこちょこ現れてるんで、興味ある方は探して飛んでみてください。
 俺の本名バレるけどまぁ良いやw

 はい、今回はこんなところで。

 もう洋服は…いや、もう言うまい。
 きっと買うw

 おしまい。

2025年2月3日月曜日

SCPに触れてみよう

  こんにちは。
 いよいよ服をしまう場所に困り出して部屋に溢れてるもう全然読んでない漫画をブックオフに売りにいったら「査定にちょっと時間がかかります」といわれたので少し離れた所にあるセカストにフラフラと吸い込まれて、危うくまたニットを買いそうになったkazuitです。

 本末転倒w
 流石に我慢しました。

 さて今回のネタはSCPです。
 みなさんご存知でしょうか。

 以前クトゥルフ神話をご紹介した事がありましたよね。
 映画の世界で盛り上がったマルチヴァース、多元宇宙というのが実
は100年ぐらい前に書かれた怪奇小説で扱われていたというところだったり、作者のラヴクラフトという人がクトゥルフ神話の世界観をシェアするという事をやって誰でもクトゥルフを書いて良い文化を作ったり、そこからTRPGのシナリオとして現在でもクトゥルフが扱われ、創作され続けていたりと、今もってエンタメ業界に影響を与え続けているものだというのをこのブログに書きました。
 ちょっと前に最近観たものをいくつか紹介した中でラブ、デス&ロ
ボットの名も挙げましたが、実はこの中にもクトゥルフが取り上げられたりもしてたんですよ。
 あとはクトゥルフ影響下にある大ヒットドラマ、ストレンジャーシ
ングスの最終シーズンも今年公開を控えていますね。

 この様にホラーやファンタジー、SFに興味のある方なら是非とも
触れておいてほしいというのがクトゥルフ神話なんですが、同じ様にチェックしておいてほしいのがSCPなんです。

 ざっくり言うと誰でも投稿可能なオカルト創作話のサイトですね。

 そもそも、2000年代初頭頃からクリーピーパスタと呼ばれる遊
びというかイタズラみたいなのが流行りだしたんですよ。
 コレ何かっていうと、おっかない文章とか画像をコピペしてネット
上で流布するというものなんですね。
 有名なのはスレンダーマンとか。

 で、海外の匿名掲示板サイト4chanというところに2007年
のある日「SCP-173」と題された文章のクリーピーパスタが投稿されたんです。
 secure contain protect財団なる、自然の摂理では説明不可能な現象、物体
、生物、場所等を調査、研究して、場合によっては管理、収容している財団というのがあるという設定で、その調査員の報告書というテイで書かれた文章で韓国の某所にあるという公園で起こる奇妙な現象が描かれているというものでした。
 これが怪異の内容といいSCP財団の設定といいとても良くできて
いたので人気となり、これを模倣して色々な怪異の報告書が次々に4chan
に投稿される様になったんですね。
 で、遂にはSCPの専用wikiサイトが作られて自由に投稿や編
集が可能になったというものなんです。

 この誰でも書いて良いという、21世紀のクトゥルフ神話的なもの
は世界中の投稿者の協力によってどんどん世界観を広げていくと伴に設定も固まっていって、更にはそこから小説とかコミックなんかの所謂二次創作も生まれてきた事により今も尚、現在進行形で知名度、人気が拡大してきています。

 その投稿された怪異の内容もシンプルに恐い、気持ち悪いものから
「よくこんな事を考えつくもんだ」と感心してしまう様な深みのあるものだったり、全く無害な地球外生命体との交流を描いたちょっとほっこりする様なものまであったりとバラエティに富んでいて面白いんですよね。
 で、あくまで報告書というテイなので所謂オチは無くてもよいとい
うのも多くの人が投稿してみようと思うハードルの低さなのかな、みたいな。
 面白い怪異だけ考えついたら最後は「現在は財団により確保され、
監視下のもと保管されている。」で良いんですから。
 どんな不条理なものでも理由、原因とかは説明しなくてOKですよ
、と。

 で、この説明不可能な現象がそこにポンとあるというのがゲームと
いうジャンルと相性が良いのか、SCPをテーマにしたり明らかにSCPの影響下にある様な内容だったりするゲームも続々と作られ続けているんですね。
 財団の職員となって働くゲームとか。

 俺が特に推したいのはコントロールというタイトルで、これはSC
Pをベースにしたオマージュ的な作品です。
 主人公の女性が連邦操作局なる機関で働く事になったのですが、そ
の本部に行ってみると収容されていた筈の「何か」がビル内を滅茶苦茶にしてしまっていて、事態の収拾の為に不条理世界と化した本部ビル内を奔走するというアクションゲームです。
 つまりこの連邦操作局というのがSCP財団にあたるものですね。
 財団ではなく国家機関にアレンジされているという。

 このゲームを作ったレメディエンタテインメントという制作会社は
2010年にリリースしたアラン・ウェイクというゲームで話題になったフィンランドの会社なんですけど、2019年にリリースされたコントロールのダウンロードコンテンツにアラン・ウェイクが出てきて、更に2023年リリースのアラン・ウェイク2には連邦操作局の職員が登場して世界観が繋がるという大きな流れが出来上がっていて、現在はコントロール2が制作中である事がアナウンスされているんですよ。

 このコントロールというゲームが「訳のわからない世界に突然放り
込まれる」感覚と、その世界で徐々に能力を得て自在に行動できる様になっていく爽快感が体験できるのが個人的に脳汁出るポイント高かったんです。
 是非プレイしてみていただきたいのですが、例によって自分でプレ
イするのがちょっとという人は実況者のプレイ動画を観てみてください。
 個人的にはLamNotさんという実況者の方が考察がディープで
お薦めです。

 という訳で、オカルト的なものに興味のある方は是非SCPに触れ
てみてください。
 ググれば一発で公式サイトに辿り着きますし、文章を読むのはダル
いという人は2BRO.という超有名ゲーム実況者が「全話一気観」という動画を上げていますよ。

 「不条理」というと先日デイヴィッド・リンチ監督が亡くなりまし
たが、映画の世界にも必ずや新たな不条理の担い手が現れる事と思います。
 そしてそこには必ずやSCPの影響もみられる事になるだろうと勝
手に思っています。

 知っているとちょっとだけ人生が楽しくなるんじゃないかなという
ネタとして、今回はこんな事を書いてみました。

 そういえば、2~3年前に一度SCPがTwitter(当時)の
トレンドに上がっていて、「何で?」と思って調べてみたら、とある議員さんがSCPを現実の話だと信じてしまって発言してネット民どもに総ツッコミを食らってたという事もあったなぁw

 世界は楽しい事に溢れていますね。
 このブログも、ここから得られるネタも、そんな楽しみの一つにな
ってもらえれば幸いです。

 今回はこの辺で。

 おしまい。