こんにちは、無事ユニクロのオープンカラーシャツを1290円で
ゲットしたkazuitです。
ユニバレ回避で来年着るとか言ってましたがもう普通に着てます。
今年は札幌もクソあっつくて、ちょっとコンビニとかに行くだけでも着てた服が汗でびちょびちょになっちゃって、例年より服が必要なんですよ。
北海道以南の地域では毎年こんななんでしょうね。
さて、この原稿を書いてるのは8/30、公開されるのはいつものパターンなら9/4になる筈なので、8月にお気に入り登録したアルバムを紹介しようかと思ったんですが、なんと8月にお気に入り登録したアルバムが無かったんですよ。今の時点でゼロ。
7月は豊作だったのに、こんな事もあるんですね。
まあ俺のアンテナの範囲がその程度なだけで、世の中にはきっと8月にリリースされた素晴らしいアルバムもあるんでしょうけどね。
アルバム単位ではお気に入り登録しなかったものの、8月にリリースされたアルバムの中から曲単位でお気に入り登録したアーティストで言うと、dizzy、gretta ray、vallis alps、hannah georgas、becca mancariといったところです。
アルバム単位でお気に入り登録しないというのは曲のバリエーションとか曲順構成とかの面でたまたま「スペシャルな出来」と思わなかったからというだけで、今挙げたアーティストは俺の好みの音楽をやってる人達である事は間違いないので是非チェックしてみてください。
まあ、音楽ってその時の気分で印象が違ったりするものだったりもするんで、俺自身も改めて聴いてみたら「いいじゃん、何でお気に入り登録しなかったんだろう。」となるかもしれないしw
あと、メジャーなところで言うとマイリー・サイラスもアルバム出してたんで聴いてみたんですが、サウンドはちょっと大人しめなものの、メロディは「ああ、成る程ね、このパターンね。」という感じでしたね。
所謂「如何にもアメリカでヒットしそうな曲」という音楽というのがあって、そういうヤツという印象。
このパターン化されたメロディって俺の印象では80年代にはもう確立されてて、分かりやすいのはボンジョヴィなんですよ。
ボンジョヴィって事務所とかレコード会社が「売ってやろう」ってお金かけて売り出したバンドで、曲を外部ライターに作ってもらっているんです。
で、アメリカにはメロディメイカーと呼ばれるヒットしそうな曲を作曲する専門家みたいなのがいるんですよね。
そういうのを利用してボンジョヴィはヒットして、で、その後「ボンジョヴィみたいなバンド」もゴロゴロ出てきます。
ボンジョヴィはニュージャージー、アメリカの東海岸側の出身のバンドなんですが、丁度同じ頃、西海岸側のロサンゼルスにボンジョヴィと同年代の若いロックバンドが沢山いたんですよ。
そのちょっと前にイギリスでニューウェイブオブブリティッシュヘビーメタルというムーブメントがあって、アイアンメイデンをはじめとするメタルバンドが次々に出てきて、アメリカにもその影響でメタルをやろうという若いバンドが色々出てくるんですけど、ロサンゼルスの若い兄ちゃんなんてやっぱパーティロックンロールの方が性に合ってて、結果メタル要素をちょっとだけ含んだ明るく楽しいロックをやってるバンドでロサンゼルスが溢れるという状態になるんです。
そういうバンド達をLAメタルって呼んだんですけど、その中でレコード会社とか事務所が「コイツらは売れる」と踏んだバンドにはメロディメイカーに曲を提供してもらうんですよ。
てな感じでボンジョヴィみたいなバンドが世に溢れて、メロディメイカーが作曲した「如何にもアメリカでヒットしそうな曲」も世に溢れる。
ところが時代が進むとアメリカでもロックはよりシリアスな方向になっていって、そうすると若い子らが聴く様な恋愛がどうこうみたいな音楽はバックストリートボーイズとかブリトニー・スピアーズなんかの、日本でいうところの「アイドル」が担う事になるんですよ。(日本で使われてるアイドルという言葉は英語とでは全然意味が違います。)
で、そうするとメロディメイカーの曲があてがわれるのはアイドルになって、サウンドのニュアンスはダンサブルなポップソングだけど、よく聴くとメロディの特徴はボンジョヴィの曲によく似てるというケースが出てくるんですよ。
で、マーケットの嗜好がR&Bにシフトすると如何にもメロディメイカーが作った様に聞こえる曲がR&Bのアーティストから聴こえてくるみたいな事が、もうずっと今でも続いているんですよね。
という「如何にもアメリカで売れそうな曲」の系譜が、マイリー・サイラスの新譜にいっぱい入ってたんですよね。
ちゃんと調べた訳ではないので外部のライターに頼ったのかは分からないんですが、俺にはそう聴こえて、それで「ハイハイ、このパターンね。」と思っちゃった。
ちょっと面白い話があって、triple jというオーストラリアのラジオ局がやってるYouTubeチャ
ンネルがあるんですけど、そこで出演アーティストがカバー曲を披露する「ライク・ア・バージョン」という企画があるんですよ。(何てしょーもない企画名w)
で、最近その企画でティア・ゴステロフという若い女性アーティストがアリス・クーパーのポイズンという曲をやってたんですよね。
アリス・クーパーといえば「ショックロックの帝王」と呼ばれていて、ロックにホラーの要素を組み込んで、ステージ演出にギロチンを用いたりしてる、おおよそ若い女性が興味を持つ様なアーティストじゃないと思うんですけど、しかもポイズンという曲は1989年にリリースされた曲なんでティア・ゴステロフさんは生まれてないですよね。
ところが、そのカバーバージョンのポイズン、全然違和感無いんですよ。
話は前後するんですけど、ボンジョヴィが売れて、ボンジョヴィみたいなバンドも売れて、その成功で発言権を得たある人物が、自分が若い頃好きだったのに80年代には売れなくなっていたロックアーティストに救いの手を差しのべるという事をするんですよ。
それで復活に成功したアーティストの代表格がエアロスミスでありチープトリックであり、アリス・クーパーなんですよ。
ポイズンという曲はまさにボンジョヴィに楽曲提供していたデズモンド・チャイルドというメロディメイカーが作った曲でして、現代にも通ずるヒット曲の基礎みたいな構造の曲なんです。
だからちょっとアレンジを加えたら、今でも違和感無しに仕上がっちゃうんですね。
この動画をチェックしてもらうと、俺の言ってる意味が分かってもらえるかも。
流石にちょっと短いので駄話をひとつ。
こないだ急に俺の携帯が、「ストレージが足りない」って言い出したんですよ。
別にアプリを増やしたりもしてないのに何でだろうと色々調べたんです。
そしたらね、俺、Spotifyでお気に入り登録した曲って携帯に入れたSDカードにダウンロードされる設定にしてたんですよ。
そうしておくとWi-Fiが繋がってない状況でも通信料無しでお気に入り曲が聴けるっていう。
ところがね、お気に入り曲がいつしか1600曲を超えてて、SDの容量をオーバーしちゃってて、そしたらSpotifyのアプリの方で勝手にダウンロード先を携帯本体のメモリに設定変更しちゃってて、それでストレージがパンパンになっちゃってたんですよ。
で、もういいかと思って仕方無く携帯本体にセーブされた曲を消去したんですね。
勿論SDも空にして、お気に入り曲はストリーミングだけで聴く事にして。
そしたら、お気に入り登録曲数が1280曲ぐらいに減っちゃったんですよ。
コレどういう事かというと、俺がダウンロードしてセーブしてた曲をアーティスト側が配信終了してしまったって事なんですよね。
我々cunoもアルバムを3枚制作してますけど、現在配信してるのは3枚目のxenolithだけですから。
でも、そんな曲がまさか300曲ぐらいあるとは思ってませんでした。
まあ配信もタダじゃないですからね。
そんなこんなで、色々ありながらも音楽ライフを楽しんでおりますよ。
9月はどんなアルバムが出るかな?
もっとアンテナを広げないとね。
おしまい。