こんにちは。
先日角田裕毅選手が日本グランプリで見事10位入賞を果たしたという事で、F1グランプリについて語りたいと思います。
このブログも長いことやってるんで以前にF1について書いた事があったかもう定かではないんですが、確か書いてない様な気がするので。
書いた事があったらスミマセン、内容重複するかもしれないw
前回も書いたんですが、俺自身は車を運転しません。
更新をスルーしてしまったので最早無免許です。
そんな人がF1好きというのは不思議と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは俺に言わせりゃ競馬好きな人に「乗馬しないの?」と聞く様なモンですよ。
丁度俺が中学生の頃、アイルトン・セナとアラン・プロストという2人の天才ドライバーがマクラーレンホンダというチームに同時に所属して大活躍して、それと同時期に中島悟さんという方が日本人初のF1フル参戦ドライバーとなっていたので、ヨーロッパで人気のF1というスポーツが日本でも人気になったので、それで俺も観る様になって、そのまま今に至ってるんですね。
以前我々cunoのアルバム「zenolith」の製作秘話をこのブログに書いた時に、「race」という曲の出来た経緯を説明しましたが、俺がレース関係のワード、スリップストリームだのサイドバイサイドだのといったのがその場でポンポンと出てきたのはそういう訳だったんです。
で、当時F1は年間で16戦で争われてたんですが、そのうち15戦をマクラーレンが勝ってしまうという圧倒ぶりで、そこにエンジンを提供していたのがホンダという日本企業で、ドライバーも片やセンスの塊、何故速いかと言われれば彼がアイルトン・セナだからとしか言い様のないセナと、片や自身の搭乗するマシンのステアリングに手書きの乱数表を貼るという、分析力、データで速く走るプロストという対比が良かったんですよね。
しかし2人のドライバーのライバル関係が激化してしまって、シーズン終盤の日本グランプリ、ホンダのお膝元鈴鹿サーキットで2人のマシンが接触して両者リタイアとなり、それによって残りのレースでセナが逆転するのは不可能となってプロストがワールドチャンピオンになります。
で、プロストはその成績を引っ提げてフェラーリに移籍するんですね。
フェラーリはF1に参戦しているチームの中でも老舗中の老舗で、レーサーになったからにはいつかはフェラーリのドライバーになりたいという人も多いというチームなんです。
車体もエンジンも自チーム製作で、大概のチームがスポンサー企業のカラーに合わせて車体の色をコロコロ変える中で、フェラーリは常に赤いマシンという格好良さ。
しかし実は常に速い訳でもなくお家騒動も多いという、サッカークラブのバルセロナにも通じる様なフェラーリのドライバーとなったプロストとチャンピオン争いを繰り広げる事となったセナとは、翌年の日本グランプリでやはり接触両者リタイアとなり、今度はセナがチャンピオンとなったんです。
そんな風にシーズン終盤のチャンピオン争いに直結してきた日本グランプリなんですが、今年からシーズン序盤の4月に開催される様に変更されたんですね。
例年のピリピリムードからうって変わって、4月の三重県、桜の季節に開催されるグランプリ。
勿論各チームとも真剣に戦ってはいるんですが、まだまだ今年のマシンの特性、弱点を分析して修正している様な段階です。
現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンなんてグランプリスケジュールの前に日本にやってきて、北海道のニセコでスキーを楽しんでたんだそうです。
で、その母国グランプリで角田選手は10位に入りました。
現在のF1は10位までポイントが貰えるので、見事入賞という事なのですが、レースに参戦しているドライバーは20人なので10位って真ん中辺な訳で、そんなに凄くないじゃんと思われる方もいると思います。
ただ、現在のF1はレッドブルというチームが頭一つ抜け出ていて、それに次ぐのがフェラーリとマクラーレン。
更にはメルセデスとアストンマーティンが隙あらば表彰台を狙うといった勢力図なんですね。
で、各チーム2人のドライバーをエントリーしているので、何事もなければトップテンはもう埋まっているんです。
角田選手の所属しているチームというのは、実はレッドブルの下部チームなんですよ。
レッドブルの育成ドライバーをF1の実戦の場で経験を積ませて、ゆくゆくはトップチームのドライバーとして総合優勝の為に貢献してもらうというところを目指している様なチームで、当然優勝を目指す様な予算規模ではないんです。
そんなマシンで上位5チームのドライバーを食って10位に入るというのは凄い事なんだという事を、是非知って頂きたいんですよ。
更に言うと、このレースではチームの働きも素晴らしく、ピット作業をとんでもないスピードでこなしてみせて角田選手の順位アップに貢献したんですよ。
現在のF1は戦略性を高める為に2種類のタイヤを使う事が義務付けられています。
簡単に言えば柔らかめのタイヤと硬めのタイヤで、柔らかめだとグリップ力は高まりますが劣化も早く、逆に硬めだとグリップは弱まりますが持ちは長い。
この2種類を使う義務を果たす為に必ずピットインしてタイヤ交換しなきゃなんないんですが、当然これをスムーズに行えればタイム短縮になります。
角田選手の所属するチームは規模的には強豪とは言えないのですが、努力によって素早いピット作業を実現して入賞に漕ぎ着けたんです。
で、という事は、順調にいけば角田選手はレッドブルのドライバーへの道が拓けていると言える訳ですが、もしそうならなかったとしても現在の走りを継続していれば他の強豪チームに移籍する可能性も出てくるでしょうね。
現在はレッドブルはホンダのパワーユニットを搭載しています。
今のF1マシンはガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーターが両方載っていて、それをまとめてパワーユニットと呼ぶんですね。
で、F1は2026年からレギュレーション、つまり明文化されたルールが大幅に変更になって、ガソリンからエタノールに燃料が変わるんです。
所謂カーボンニュートラルというヤツですね。
勿論エタノールを燃料にしてもCO2は発生します。
ただエタノールは植物から作れるので、エタノールを作る為に植物を育てればその植物が育つ過程で光合成でCO2を吸収して酸素を生成するのでチャラだと。
これがカーボンニュートラルという事なんです。
で、レッドブルはそのタイミングでパワーユニットを自社製にするんですよ。
ご存知の通りレッドブルというのは栄養ドリンクのメーカーなんですが、その会社がやってるレーシングチームがとうとう車体もパワーユニットも自社製にするという時代。
フェラーリやメルセデスといったプロの車屋さんと肩を並べようというんです。
で、ホンダはどうするかというとアストンマーティンにパワーユニットを提供する事が決まっていて、角田選手はそっちに行くという道もあり得るという訳です。
とは言え勿論レッドブルに昇格できればベストなんですけどね。
さっきも述べましたがレッドブルというチームは頭一つ抜け出ています。
昨年はシーズン終盤まで完全に独走状態で、終盤漸くフェラーリやメルセデス、マクラーレンが対抗できる様になったものの時既に遅し。
なモンだから今年はどのチームも昨年のレッドブルのデザインを多かれ少なかれ踏襲しているんですね。
言ってみれば去年のレッドブルの車が今年のトレンドみたいな事になってるんですよ。
ところが当のレッドブルはあんなに強かった昨年のマシンの正常進化ではなく、結構攻めたデザインの車を出してきたんです。
そういう新しい事をすると予期しないトラブルが起こったりしがちなもので、F1ファンは今年の開幕前は「大丈夫かレッドブル」と心配していたんですが、蓋を開けてみればやっぱり速いし壊れないんですよ。
そのチームに将来角田選手が所属できる可能性があるという事なんです。
それはそのまま、彼が表彰台の真ん中に立つ可能性もあるという事ですよね。
日本人初の快挙を果たすのは彼なのかも知れないのです。
今や日本ではかつて程の人気はないF1グランプリですが、実は数年前からNetflixでドキュメンタリーが配信され始めた事で特にアメリカで大人気となってます。
F1を運営しているのはリバティメディアという企業なんですが、巨額の富を得たこの企業は2輪の世界最高峰motoGPの運営権もゲットし、4輪と2輪の世界最高峰の両方を運営しています。
先ずは是非このNetflixのドキュメントを観ていただいて、F1の面白さを知ってもらって、あとは角田選手が素晴らしい事を為し遂げる瞬間を皆で待ち構えようではありませんか。
因みに直近の中国グランプリでは角田選手はオカマ掘られてリタイアでしたけどねw
今回はこんなところで。
おしまい。
書いた事があったらスミマセン、内容重複するかもしれないw
前回も書いたんですが、俺自身は車を運転しません。
更新をスルーしてしまったので最早無免許です。
そんな人がF1好きというのは不思議と思う方もいらっしゃるかも
丁度俺が中学生の頃、アイルトン・セナとアラン・プロストという
以前我々cunoのアルバム「zenolith」の製作秘話をこ
で、当時F1は年間で16戦で争われてたんですが、そのうち15
しかし2人のドライバーのライバル関係が激化してしまって、シー
で、プロストはその成績を引っ提げてフェラーリに移籍するんです
フェラーリはF1に参戦しているチームの中でも老舗中の老舗で、
車体もエンジンも自チーム製作で、大概のチームがスポンサー企業
しかし実は常に速い訳でもなくお家騒動も多いという、サッカーク
そんな風にシーズン終盤のチャンピオン争いに直結してきた日本グ
例年のピリピリムードからうって変わって、4月の三重県、桜の季
勿論各チームとも真剣に戦ってはいるんですが、まだまだ今年のマ
現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンなんてグラ
で、その母国グランプリで角田選手は10位に入りました。
現在のF1は10位までポイントが貰えるので、見事入賞という事
ただ、現在のF1はレッドブルというチームが頭一つ抜け出ていて
更にはメルセデスとアストンマーティンが隙あらば表彰台を狙うと
で、各チーム2人のドライバーをエントリーしているので、何事も
角田選手の所属しているチームというのは、実はレッドブルの下部
レッドブルの育成ドライバーをF1の実戦の場で経験を積ませて、
そんなマシンで上位5チームのドライバーを食って10位に入ると
更に言うと、このレースではチームの働きも素晴らしく、ピット作
現在のF1は戦略性を高める為に2種類のタイヤを使う事が義務付
簡単に言えば柔らかめのタイヤと硬めのタイヤで、柔らかめだとグ
この2種類を使う義務を果たす為に必ずピットインしてタイヤ交換
角田選手の所属するチームは規模的には強豪とは言えないのですが
で、という事は、順調にいけば角田選手はレッドブルのドライバー
現在はレッドブルはホンダのパワーユニットを搭載しています。
今のF1マシンはガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーター
で、F1は2026年からレギュレーション、つまり明文化された
所謂カーボンニュートラルというヤツですね。
勿論エタノールを燃料にしてもCO2は発生します。
ただエタノールは植物から作れるので、エタノールを作る為に植物
これがカーボンニュートラルという事なんです。
で、レッドブルはそのタイミングでパワーユニットを自社製にする
ご存知の通りレッドブルというのは栄養ドリンクのメーカーなんで
フェラーリやメルセデスといったプロの車屋さんと肩を並べようと
で、ホンダはどうするかというとアストンマーティンにパワーユニ
とは言え勿論レッドブルに昇格できればベストなんですけどね。
さっきも述べましたがレッドブルというチームは頭一つ抜け出てい
昨年はシーズン終盤まで完全に独走状態で、終盤漸くフェラーリや
なモンだから今年はどのチームも昨年のレッドブルのデザインを多
言ってみれば去年のレッドブルの車が今年のトレンドみたいな事に
ところが当のレッドブルはあんなに強かった昨年のマシンの正常進
そういう新しい事をすると予期しないトラブルが起こったりしがち
そのチームに将来角田選手が所属できる可能性があるという事なん
それはそのまま、彼が表彰台の真ん中に立つ可能性もあるという事
日本人初の快挙を果たすのは彼なのかも知れないのです。
今や日本ではかつて程の人気はないF1グランプリですが、実は数
F1を運営しているのはリバティメディアという企業なんですが、
先ずは是非このNetflixのドキュメントを観ていただいて、
因みに直近の中国グランプリでは角田選手はオカマ掘られてリタイ
今回はこんなところで。
おしまい。