2023年12月25日月曜日

散財納め

 さて、すっかり寒くなりましたね。
 札幌はもうチャリは無理です。
 とはいえ、服好きには楽しい季節でもあります。

 他の地域はどうなのか分からないのですが、札幌は去年ぐらいから
老若男女、猫も杓子も冬になるとキルティングジャケット着てる印象です。

 あれって襟のないデザインのものが多いじゃないですか。
 あれのルーツってミリタリーなんですよね。
 フィールドジャケットとかコートの内側に取り外し可能なライナー
としてあったものが、軍からの払い下げで市場に出回った事で広まったヤツなんです。
 シェルになる部分のジャケットやコートに襟が付いてるから、ライ
ナーの部分に当たるキルティングジャケットには襟が無いという。
 個人的にはあれって「ドテラみたい」と思って、あんまりお洒落に
は見えなかったんですけど、今や本当に老若男女、お婆さんとかも着ているので本当にお洒落なファッションアイテムではなくなっちゃいましたね。
 とか言ってるけど、俺も持ってはいますw
 秋頃にワークマンに冬物をチェックしに行ったら、確か1990円
とかの格安で売ってたので「まあこの価格ならば」と思って買っちゃった。
 とはいえアウターとして着るつもりはやっぱり無くて、Gジャンと
かカバーオールみたいな真冬に着るにはちょっと生地が薄いアウターの下に着込む用に使ってます。

 因みに襟のあるキルティングジャケットもあります。
 有名なのはラベンハムというブランドですよね。
 ただ、ラベンハムは結構値段がお高いです。
 あれはなんでかって言うとルーツが乗馬にあるからなんですね。
 乗馬なんて貴族とかお金持ちかやる事ですから、そういう人達が身
に付けるに相応しい高級品なんです。
 襟付きのキルティングジャケットが欲しいけどラベンハムは予算オ
ーバーという方は、トラディショナルウェザーウェアというブランドをチェックしてみてください。
 ラベンハムよりはお手頃なものがある筈です。
 俺みたいに古着が平気だという方なら、探せば一万円以下でも見つ
かるかも知れません。

 ファッションにお金を掛けるのを辞めた人間なので、こんな風にワ
ークマンとかのファストファッションのお店はちょいちょいチェックしに行ってはいます。

 でも、GUはこの秋冬は結局何も買わなかったなぁ。
 ビューティフルピープルとのコラボ第二弾が話題になりましたが、
これはお店で現物を見てみてあんまり心引かれなかったんですよ。
 ちょっと迷ったのはドラマ「ストレンジャーシングス」とのコラボ
アイテムで、グレーのスウェットに80年代風のダサかわいいイラストがプリントされてるヤツがあって、迷ったけど我慢しましたw
 グレーのスウェット何枚所有する気だよって話ですもんね。
 そういえば以前GUにヘビーウェイトスウェットをチェックしに行
ったと書きましたけど、結局買わなかったんですよ。
 スウェットとかパーカーってもう既に色々持ってる訳で、新たに買
い足すとしたら定番のグレーとかネイビー以外の色のヤツって事になる訳で、この秋のカラー展開では個人的に微妙だったんですよ。
 ところがね、12月下旬にヘビーウェイトプルオーバーパーカーに
新色が出ると発表されて、しかもそれがピグメントダイだというんですよ。
 ピグメントダイって何なのかっていうと、滅茶苦茶ザックリ言うと
着込んだり洗濯したりすると色落ちしやすいヤツなんです。
 「いやダメじゃねぇか!」と思った方もいるかも知れませんが古着
好きは経年変化というものに目がないんですよ。
 特に黒い服って新品のソリッドな真っ黒よりも色褪せて所謂墨黒と
いう感じになってる方が全然着やすいですよね。スウェットに限らず黒いロックTシャツとかジーンズとか。
 で、今度出るパーカーの3色がダークグレー、カーキ、パープルな
んですけど、そのダークグレーがまさに黒い服が色落ちした感じの色なんですよ。
 これは結構人気のアイテムになりそうな気がしてるんですけど、実
はパープルも気になってるんです。
 昨今80~90年代リバイバルで、特にアウトドアアイテム、マウ
ンテンパーカーとかフリースジャケットなんかにパープルのものが出始めている印象がありますが、今回出るのはそういう濃いめの紫じゃなくて、ドレスシャツによくある様な淡い紫、ラベンダーみたいな色なんですよ。
 パーカーにはなかなか無い色ですよね。
 勿論発売後に現物を見に行って検討しますけど、秋に出たとき慌て
て買わなくて良かったですw

 ユニクロはJWアンダーソンコラボの商品に「これがこの価格で買
えるならお得だな」と思ったものがあったんですが、商品名を忘れちゃったw
 このコラボは毎回すぐ売り切れちゃいますからね。
 アプリを見てももう出てこないですよね。
 今季は結局モコモコのフリースジャケットを買い足しただけでした
。1990円になってたんでね。
 あとはヒートテックインナーw 買っちゃうよねぇ~

 あと、無印良品。
 11月の始めにパスポート会員10%offという企画があったの
で店を覗きに行ったんですよ。
 服に欲しいものがなかったらタオルとかハーブティーとか買って帰
れば良いやと思って。
 そしたら、なんちゃってバスクシャツが売ってたんですね。
 以前「どいつもこいつもほっそいボーダーのロンT着てるから、俺
はもう欲しくない」とか書いた、あのバスクシャツw
 触ってみたら生地も分厚くて、ボートネックで九分袖という、本物
のセントジェームスのウェッソンに結構近い。
 それが3990円で、10%offだからざっくり3600円ぐら
いで買えるんなら良いかもと思って買ってしまいました。
 ハイ、裏切り者ですw
 で、何も考えずにMサイズを買って帰って、家に着いて広げてみた
ら妙に大きいんですよ。
 ちゃんとタグにはMと表記されてるので「もしや」と思って洗濯し
てみたら、乾燥機を使った訳でもなく室内で陰干ししたのに結構縮んで丁度よくなりました。
 洗濯したら縮むという、ある意味バスクシャツの良くないところま
でコピーしてくるのは凄いこだわりだなと思う訳ですが、何故かカラバリに定番の生成り地にネイビーのボーダーが無いのは何故なのかw
 まあ、俺はグレーと黒のにしましたけどね。

 あと、最近マスクを買い足しました。
 無印良品の繰り返し洗って使えるマスク、もう99円になってるん
で3枚まとめて買っときました。

 そんなこんなで、がっつり冬物のアウターは買わなかったのかとい
うと、そんな訳はないですよねぇ~w

 札幌に住んでるんだから冬物のアウターはもう既に持ってるのに、
やっぱり毎年寒くなってくると「新しいアウター欲しいなぁ」ってなっちゃって、そしてそのタイミングで楽天スーパーセールがやって来るw

 俺は夜な夜な掘り出し物の古着が無いかと楽天をパトロールしてる
んですけどw、楽天に出店している古着屋さんの中でRushOutというショップがスーパーセールの時にいつも思い切った値下げをする上に、送料も無料にするという神ショップなので、そのショップで良さげなアウターを探してたんです。
 で、今年はトレンチコートかダブルのチェスターフィールドコート
が欲しいと思ったんですよ。
 今まで所有した事が無かったアイテムなので。
 で、探してたんですけどなかなか丁度良いのが無くて、検索ワード
を「コート」「アウター」みたいに広げて探しだしたんです。
 そしたら、すげぇ格好良いヴィンテージのランチコートが出てきて
、それがしかもセール前は一万円以上の値がついてたものが3100円になってたんです。
 「格好良い…え、安!」って、ついポチってしまいました。
 格好良いアウターが買えて良かったじゃんって思うかもしれないけ
ど、問題なのは俺がもう既にランチコートを所有してるって事ですねw
 持ってないものをって事でトレンチコートかダブルのチェスターフ
ィールドコートと思ってた筈なのに、もう持ってるランチコートを買ってしまうというw

 で、RushOutさんは発送も早いので12/4の夜にポチった
のが12/5にはもう発送されて、7日には札幌の我が家に届きました。
 届いてみたらボタンが1つ外れかかっていましたわw
 まあこんなのは古着あるあるなのでサクッと付け直して、小雨の降
る中早速着て出掛けたんですよ。
 出掛けたと言っても近所のドラッグストアとかコンビニに行っただ
けなんですけどね。
 そしたらね、家の近くの道路の排水溝が詰まってたらしくてでっか
い水溜まりができていて、そこを通った車に水ぶっかけられましたw
 路上でまあまあでかい声で「うおぉマジかぁ!」って叫んだわ。
 ブログを面白くしようとして話を作ってるんじゃないかと疑われる
んじゃないかと心配になっちゃうぐらいベタな出来事が本当に起こったんですよ。
 幸いもう買い物を終えて家に帰り着くところだったので、急いで帰
って拭い取って事なきを得たんですけどね。

 そんなてんやわんやしながらも、日々ファッションを楽しんでおり
ますわ。
 長袖の時季になってブレスレットは目立たなくなってしまったので
指輪を買い足したりね。
 たいした稼ぎもないのに何をそんなに買いまくってるんでしょうね

 でも、やめられないのです。
 助けてください。

 おしまい。

2023年12月11日月曜日

お気に入りアルバム 2023年11月

  今回は恒例のSpotifyでお気に入り登録したアルバムを紹介する回ですよ。

 先ず、11月リリースのアルバムを紹介する前に、10月にリリースされてたアルバムで聴き漏らしていたFIZZの「the secret to life」から。
 元々dodieという女性アーティストをフォローしているんです
けど、このdodieさんがミュージシャン仲間と新たに結成した女性4人男性1人のグループです。
 ビーチボーイズのフレンズとかビートルズのマジカルミステリーツ
アーみたいな、ポップで、構成が面白くて、コーラスワークが美しい音楽をやっています。
 兎に角楽しそうなのが凄く伝わってくるのが良いんです。

 で、ここから11月リリースのアルバム。
 先ず、Lisa Anneの「Utopian」。
 ファンキーで楽しいミクスチャーロック。
 結構マニアックな事もやっている様に聞こえるんだけど、良い意味
で能天気な雰囲気がそれをあまり感じさせない。
 音楽に元気を貰いたい時にピッタリですよ。

 次はIAN SWEETの「SUCKER」。
 これは所謂ドリームポップです。
 エレクトロ的要素も感じられながら、叙情派プログレみたいに聞こ
えるところもあるという、要するに俺が大好きなヤツでしたw

 そしてInara Georgeの「what keeps you up at night」。
 カントリーベースの王道ポポップスで、芳醇で安心感のあるアルバ
ムです。
 このアーティスト、Spotifyのリスナー数を見るとそんなに
多くなくて、なのにこの王道感のある音楽をやっているのが凄く堂に入っているんですよね。
 格好良いねぇ。

 と、今月は以上です。
 少なかったですね。
 まあ、俺の守備範囲がその程度ってだけの話なんですけどね。
 11月に俺の知らないところで素晴らしいアルバムをリリースして
いたアーティストの皆さん、褒めてあげられなくてスミマセンw

 番外編として、DRAMAの「till we die」もご紹介。
 これ、リリースされた時はSpotifyに「アルバム」と表記さ
れてたんだけど、今日みたら「EP」になってましたw
 道理で7曲しか入ってなくて24分ぐらいで終わっちゃうと思った
わ。
 音楽としてはファンクのクールところを色々詰め込んだ様なひたす
ら格好良いもので、プラスしてシンガーのハスキーな声も特徴的なのがまた良いんです。
 ホント、尺が倍だったら今年ベスト候補に入ってくる作品でした。
アルバムだったらねw

 短いけど、今回はここまで。
 おしまい。

2023年11月27日月曜日

長い話のその前に

  今年もまた、サンクスギビングデイの事は一切無視したまま「ブラックフライデーだ!」と騒ぎ立てる季節がやってまいりましたねw


 さて、ちょっと前にイスラエルの事を書こうかと思ったけど長くな
るからやめたという風にこのブログに書きましたが、やっぱり小分けにしてネタにしていこうかと思います。
 なんかね、ニュースとか見てるだけだと「…わからん。」ってなっ
ちゃってる人が沢山いそうな気がしたんですよね。

 イスラエルとパレスチナ、正確にはパレスチナの中のハマスという
組織が戦っている。
 で、ニュースを見てるとイスラエルの方が民間人の犠牲も厭わない
様なやり方、学校や病院をも標的にしていると言っていて、国連とかアラブ諸国、トルコなんかはイスラエルを非難していると報じている。
 ところが所謂西側諸国、アメリカやイギリス、フランス、ドイツな
んかは、政府としてはイスラエルを支持していると言ってて、支持はしている上で「でも、民間人の犠牲者が出るのは駄目だよね。」「民間人が避難できる様に、停戦時間を設けたら?」なんて言ってる。
 かと思ったら「あそこの病院、ありゃハマスの拠点だな。」とアメ
リカのホワイトハウスから発表があって、それを受けてイスラエルがその病院を制圧したりなんかもしてる。
 西側は政府としてはイスラエル支持な筈なのに、ニューヨークやロ
ンドンではイスラエルを非難する民間デモが起こってるとも言ってる。
 コレ、海外から見て日本はどう思われてるんだろう。
 やっぱり西側に倣ってイスラエル支持って扱いなんだろうか。
 でもニュースを見る限りイスラエルは酷い事ばかりしてるみたいに
報じられてる。
 自分はどうい立ち位置に身を置けば良いんだろう。
 人と人が殺しあってる事は悲しい、痛ましい、やめたら良いのにと
は当たり前に思うけど、それ以上の詳しい事は正直わかんない。
 ニューヨークやロンドンでデモをやってる人達は、自分達のとるべ
きスタンスというのがきっとちゃんとあった上で行動に移しているんだろうに、自分は「わかんない」なんて言ってて良いんだろうか
 それってちょっと恥ずかしい様な気がする。
 こんな風に感じている人も、ひょっとしたらいるかもしれません。

 ただ、最初にもう明言しときますけど、俺自身はイスラエルとパレ
スチナのどちらかを「こっちの方がより駄目」と言う事は出来ないと思っています。
 これは人なるものが紡いできた歴史の綾であって、パレスチナとイ
スラエルだけの問題とは言えないし、言ってしまえば「どっちも正しくなんかない」。
 と言うより、「正しい人なんていない」と俺は思っていますから。
俺自身を含めて。
 ほら、これまで数々のSF作品で、発達したコンピュータが「人間
なんて地球にとって害悪だ」と判断して人間を滅ぼそうとするというストーリーが作られてきたじゃないですか。
 人なるもののどうしようもなさは大昔から今もずっと変わらないし
、今後も、少なくとも俺達が生きてる間に変わる事なんて無い。
 だけど、自分自身の矜持というものは持っておきたいとは思うし、
その根拠となるものは知識、見識といったものなんだろうから、どうしようもない自分なりに情報というものはなるべく集めたいところではありますよね。

 とは言うものの、俺は別に専門家でも研究者でもない。
 何である程度の知識を持ってるかというと、映画やドラマ、ゲーム
といったエンタテインメント作品に触れる上で、知っておいた方がより深く楽しめるからとか、なんなら作品内で詳しく説明されてたから知ってたみたいな事でしかなくて、要するに趣味が高じてこうなっだけというのが正直なところです。

 身近なところで言うとエヴァンゲリオンとかね。
 あれってキリスト教をモチーフにしてるのはみんな分かると思うん
ですけど、耳慣れない言葉も色々出てきますよね。死海文書とか。
 キリスト教では我々人類はアダムとイヴ(エヴァ)の子孫という事
になってますけど、エヴァンゲリオンではそうではなく、人類はリリスという存在から生まれたもの、リリンであるという設定なんですよね。
 多分結構多くの人が「何じゃリリスって?」と思って調べてみたん
じゃないでしょうか。
 て、調べてみるとリリスというのはユダヤ教の経典、所謂旧約聖書
ではアダムと同時に神に作られた最初の女性だというんですよね。
 ユダヤ教においては神というのはただ一柱、ヤハウェのみで、これ
は男性神です。
 だから「自分の体を模して」男性のアダムを作るのは分かるんです
けど、実はいきなり女性も作っていて、なんならその後も動物をつがいで創造していて、理由は聖書に書いてないw
 しかもね、旧約聖書ではこのリリス、特に説明もなく出てこなくな
るんだって。
 アダムは唯一の人間としてエデンの園に暮らしていて、その様子を
見た神が「寂しそうだな」ってなってアダムの肋骨から改めて女性のイヴを作ったというの。
 で、その後ユダヤ教をベースにしてキリスト教が作られるんだけど
、キリスト教って色々後付けの追加設定がモリモリと乗っけられて、もう殆ど「聖書外伝」みたいな様相を呈していっちゃうんだけど、その追加設定でリリスは、神に創造された存在でありながら悪魔に寝返って、色んな悪魔と交わっては次々と魔物を産み出したという事にされちゃった。
 エヴァンゲリオンではそんなものを人類の産みの親と設定したとい
う事なんだけど、エヴァンゲリオンでは「神」の存在は明言しているのに「悪魔」って出てこないですよね。
 リリスは地下深くで十字架に磔にされ、仮面を被されて、胸にはロ
ンギヌスの槍が突き刺さっている。
 そのロンギヌスの槍を引き抜かれると足から人間らしきものがボタ
ボタと生まれ落ちるという描写がされてます。
 ここでロンギヌスの槍なんてモンがシレッと登場して、また何の説
明もないまま「ご存知ロンギヌスの槍」みたいに扱われてて、また俺達オタクは「何じゃロンギヌスの槍って?」と検索する、みたいな。

 また、キリスト教の後付け設定という話で言うと、エデンの園でイ
ヴをそそのかして知恵の実を食べさせた悪魔は、神の使いでありながら神に弓引く存在となった堕天使ルシファーという事にされてます。
 ここのブログで以前面白いドラマとして「ルシファー」という作品
を紹介した事がありましたよね。
 キリスト教の知識がなくても楽しめますよと書きましたが、俺みた
いなオタク気質の者はガッカリ調べずにいられないんですよw
 こうやって「何でそんな事知ってんの」みたいな人になっていくん
ですわ。

 あと、これももう結構古い作品になりましたが「ダヴィンチコード
」も随分話題になった作品ですよね。
 キリストが行動を共にした一団の中にマグダラのマリアという女性
がいて、多くの歴史研究者はこの人をキリストのパートナーなんだろうと考えている訳ですが、「汝、姦淫するなかれ」という教えのキリスト教で、結婚してないキリストにパートナーがいるというのはイカンだろうって話ですよね。
 「ダヴィンチコード」という作品では、キリストにパートナーがい
たのなら子供だっていてもおかしくないだろう、キリスト教がひた隠しにしているキリストの血縁者の存在をレオナルド・ダヴィンチは知っていて、その事実を暗に自身の作品の中に忍ばせていたという設定のお話なんですよ。
 で、この「ダヴィンチコード」という小説を映画化した際に監督を
勤めたのがロン・ハワードという人で、この人はスターウォーズのスピンオフの「ハン・ソロ」の監督だという話もこのブログでした事ありましたよね。
 ロン・ハワードの撮った映画を観たくてキリスト教に詳しくなると
いう事に繋がるという。

 イスラエルとパレスチナの話だった筈なのに、何でこの人はキリス
ト教の話をずっとしてるんだろうと思った方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
 実はコレ、関係があるなんてレベルの話じゃないんです。
 「イエスとは何者たったのか」を知る事が、歴史の綾というものに
ついて各々がどう捉えるかという事の大きな鍵なのですから。

 幼少期をキリスト教の保育所で過ごした俺が、最終的にはキリスト
教徒に石持て追われるような事を書く事になると思いますが、もう既に大分長くなってるので今回はここまで。

 今起こっている出来事について結局全然言及してないですが、ここ
のブログを長く続ける為に、持ってるカードはチラチラと小出しにしていきますよw
 またお決まりの台詞を書きますが、何でも調べられるスマホを持っ
ているんだから、知りたい事や興味の沸いた事は自分で調べてみたら良いんですから。
 多分次回の更新では全然違う話をし出しますからねコイツw

 流石にノーヒント過ぎるからちょっと書いときますが、先ずはイス
ラエルの地図を見てみてほしいですね。
 パレスチナ自治領というのがイスラエル国内にどんな風にあって、
その中でハマスが実効支配しているというガザ地区というのはどこなのか。
 それを知ったらハマスが何故イスラエルと戦えるかというところに
疑問が沸き上がると思うんですよ。
 以前俺がこのブログに書いた、本当に悪いのは誰なのか。
 イスラエルとパレスチナの戦いって、大抵パレスチナ側が先に攻撃
して、それに報復する様な流れでイスラエルが軍を差し向けるというのがパターンです。
 何でそんな事が起こるのかというところに気付いてほしいんです。
 はいヒントここまで。

 おしまい。

2023年11月13日月曜日

お気に入りアルバム 2023年10月

  今回は10月にリリースされたアルバムから、俺がSpotifyでお気に入り登録したものを紹介する回です。

 今月もそこそこあるのでサクサクいきましょう。

 先ずはKNOWERの「knower forever」。
 10/2にリリースされたアルバムなのですが、いきなり10月の
ハイライトがきてしまったというくらい、俺の好みにブッ刺さってしまいました。
 きちんとした音楽の素養、教養といったものを持ってる上で、ヘン
テコ要素を盛り込んだジャンル無用のポップミュージックといったサウンド。
 ヘンテコ要素を盛り込んでいてもキチンと格好良かったり心地好か
ったり美しかったりといったところに着地できているという点が、素養、教養というものを持ってるんだろうなぁと思わせてくるんですよね。
 時折見せるパロディ精神、兎に角ひたすらカッコいいベースライン
、魅力的なシンガーの声質。
 面白さという点において、今年聴いた中で随一でした。
 激お薦め。

 次はトレヴァー・ラビンの「Rio」。
 この方は元イエスのメンバー、ギタリスト/コンポーザーですね。
 イエス最大のシングルヒット曲「ロンリーハート」の作曲者です。
 もう随分前に「映画のスコアを書く仕事をしたい」と言ってバンド
を抜けてしまい、実際アルマゲドンやナショナルトレジャーといった映画のスコアを手掛けたりして、もうロックはやらないのかなと思ってたんですが、何年か前にイエスの元シンガーのジョン・アンダーソンと元キーボードのリック・ウェイクマンと一緒にツアーを敢行してロックアーティストとして健在であるところを見せてくれたと思ったら、今度はソロアルバムをリリースしたという。
 俺はそもそもこの人のファンで、イエス加入前のアルバムも買い揃
えていたぐらいなので、もう狂喜乱舞な訳ですよ。
 流石に声の艶は衰えた様に聞こえるけど、それでもキーは高い高い

 そしてギターもコレでもかと弾きまくり。
 ハイクオリティなロックが聴けるアルバムです。

 次、JOPLINの「SILVERLAKE 03」。
 これはとてもノーブルなエレクトロ。
 特に何か特別な感じというのは無くて、ただ心地好いというヤツで
、「今日はエレクトロの気分だな。何を聴こうかな。」という時に丁度良いという感じなんですよね。
 こういうのって結局人生のお供になるじゃないですか。
 例えるならピンクフロイドを聴きたくなった時に、「狂気」よりも
「あなたがここにいてほしい」に手が伸びるという様な。
 そういう立ち位置になりそうなアルバムとしてお気に入り登録しま
した。

 次、hannah diamondの「perfect pictures」。
 こちらはなんとも可愛らしいエレクトロポップ。
 変な例えをすると、Perfumeをソロにして、張り切った感じ
を抜いた、みたいな。
 これは万人受けするヤツだと思います。

 次、Chelsea Cutlerの「stellaria」。
 アコギをメインに据えたポップソング集で、歌声がちょっとビョー
クっぽい人なんですよね。
 切なげで暖かみのある曲から、その域を越える情熱的なところまで
聴かせてくれます。
 コーラスの重ね方や、空間系エフェクトのかけ具合、そしてパッド
系シンセサウンドの使い方といったもので、ゆったりとした空気感を演出しています。
 これもまた、先述のジョプリンと同じく尖ったところは全然無いん
だけど、こういうの聴きたくなるタイミングって絶対あるよねっていうヤツですな。

 次、jamila woodsの「water made us」。
 これはR&Bですね。
 スムースな曲と軽快で爽やかな曲がバランス良く入り交じっている
と思います。
 オケの作りも含めて、全体のプロダクションにセンスの良さを感じ
ます。
 そして、変な言い方だけど歌が上手過ぎないのが良い。
 勿論十分な歌唱力は備えているんですが、所謂アイコニックなR&
Bのシンガーみたいな、「ほらほら私凄い上手いでしょ? どうよどうよ。」みたいなクドさ、暑苦しさが無いのが良いと思うんですよね。

 次、Ilgen-Nurの「it's all happening」。
 ドイツ語のアーティスト名が読めませんw
 言ってしまえば如何にも女性インディアーティストっぽいポップス
/ロックといった感じ。
 声質はルーシー・デュカスを想起させる様なディープで落ち着いた
タイプです。
 曲の端々に忍ばせたアイデアがセンス良く、穏やかな曲調が多い内
容でも最後まで飽きる事なく聴き通せるアルバムでした。

 次、black pumasの「chronicles of a diamond」。
 先ずは黒人シンガーに求められるものを全て体現している様なシン
ガーの素晴らしさが際立つバンドです。
 音楽的にはソウル、ブルーズ、ファンクの格好良いとこ全部取りみ
たいなサウンドです。
 オルガンが常に最高の空気感を演出していて、そこにファズでブッ
潰れたギターが唸りを上げる。
 こんなの好きに決まってるじゃん、みたいなヤツですね。

 最後はshallouの「in touch」。
 軽快で爽やかなエレクトロです。
 所謂EDM的な心地好いテンポが多めのアルバムですが、あくまで
も爽やか路線の音楽でダンスミュージック的要素はあまり無い感じです。
 サウンドに厚みを持たすところとサッパリ風味で済ますところの判
断が的確だなぁと思いました。
 やり過ぎず、でも物足りなくもないという。
 これはウチの作曲家先生oceanfrequencyさんも多分
大好きなヤツですね。

 10月は以上のアルバムをお気に入り登録しました。

 というと、「あれ?」と思う方もいるでしょうか。
 そう、現存する最大の大物ロックバンド、ローリングストーンズの
新譜はどうなんだ、と。
 ええ、普通に曲は良いなと思いましたよ。
 ストーンズの曲の中でも分かりやすいタイプのものが多くて、誰が
聴いても良いなと思うんじゃないかなという出来だと思います。
 ただね、60年代、70年代のストーンズのアルバムを名盤と思っ
ている様な俺みたいなモンからすると、サウンドが豪華過ぎて「ストーンズっぽくないな」みたいな違和感が拭えなかったんですよね
 特にドラムはズシン、ビタンとパワフル且つタイトで、チャーリー
・ワッツのそれとは余りにも違いすぎる。
 勿論そっちの方が音楽としては優れていると言えるんですが、どう
しても「コレじゃない」感が、ね。
 ミックのソロアルバムならこれで良いと思っただろうなという感じ
でした。
 多分こんな事言うのは俺みたいなオールドファンぐらいで、皆さん
は普通に好きと感じるんじゃないかなと思うんで是非聴いてみてください。

 で、ついでに書いちゃいますけど11/3にはビートルズの最後の
曲だという「now and then」がリリースされましたが、これは明確にガッカリしました。
 別に「AIなんて所詮偽物だ!」なんてつもりはなくて、先ずシン
プルに曲が好きじゃなかったですね。
 そして、ビートルズの大きな特徴である筈の美しいハーモニーとい
うのがこの曲では聴けなかったですよね。
 この曲が世に出た経緯みたいなところは興味深いですけど、それは
それ。

 最後にネガティブな話題になってしまいましたね。
 構成失敗w

 おしまい。

2023年10月29日日曜日

雑談の回

  今回は雑談します。
 本当はイスラエルの話でもしようかと思ったんですが、クッソ長くなっちゃいそうなのでやめときます。

 一言だけ言うならば、パレスチナ自治区内でイスラエル軍と戦えるだけの兵器が作れる訳が無いという事。
 本当に悪いのは誰ですかね。

 さて、皆さんエブエブはもう御覧になりましたか?
 もう各種サブスクで視聴可能になりましたよね。
 アカデミー賞作品賞受賞作品が必ずしも面白いとは限らなかったり
もするのですが、この映画は俺的には楽しめた作品だったので、まだの方は是非。
 SFとか、マルチヴァースとかよくわかんないという方もいらっし
ゃるかと思いますが、前にも言った通り「自分にとっての現実世界とパラレルワールドが同時に存在してる」ぐらいのざっくり感で大丈夫。
 と言うか、確かにSFではあるんですがコメディ要素もかなり強く
て、且つファミリームービーでもあるので、楽しくて最後にちょっとほっこりするヤツなので案外万人受けする作品なんですよコレ。
 だってバックトゥザフューチャーとかメンインブラックだってSF
じゃないですか。
 小難しい、2001年宇宙の旅みたいのでは全然ないので大丈夫で
すw

 俺がこの映画で素晴らしいと感じるのはアイデアの豊富さなんです
よね。
 兎に角映画を観ている間中、「何でそんな事を思い付けるんだろう
」と何度も思わされるんですよ。
 そのイマジネーションの豊かさに感服させられる、そんな映画です

 改めて正式タイトルを書いておくと「エブリシング・エブリウェア
・オール・アット・ワンス」です。長ぇw

 で、ですね。
 エブエブをもし気に入ったという方は、是非「レギオン」という海
外ドラマを観てみてほしいんですよね。
 俺はエブエブを観てて、レギオンと雰囲気が似てるなぁと感じたん
ですよ。
 別に制作者とかに共通点は無いみたいなんですけどね。
 あ、レギオンと検索すると映画とドラマが出てきますが、ドラマの
方です。
 映画のレギオンは又、全然違う作品。ややこしいなw

 このレギオンというドラマ、あまり知られていない様なんですが実
はマーベル作品、それもX-MENのスピンオフなんです。
 「あ、そういうの大丈夫デース」と思った方、ちょっと待って。
 このドラマは拳から鉄の爪が出てくる人とか目から光線が出る人が
戦うヤツじゃないんですよ。
 このドラマ、ミュータントという存在がまだ世間に広く知られる前
の世界観の作品で、主人公のデイヴィッドは強力なミュータント能力を元々持ってるんですが、他の人には見えない恐ろしい存在が自分だけに見えたり、サイコキネシス能力が制御できなくて一瞬にして部屋が滅茶苦茶になってしまったり、そんな訳の解らない事から逃避する為にドラッグに走ってしまったり、それで恋人に逃げられちゃったり、それで自殺を謀ったりしてしまって、結局精神病院に入院させられてしまっているというところから始まるんです。
 何年も投薬で朦朧とした状態で過ごしていたのですが、その病院に
ある日、極端に人に触れられるのを嫌がる謎の美女が入院してきます。
 一目惚れしたデイヴィッドが交際を申し込むと、以外にもあっさり
とOKを貰え、決して触れられない彼女と一緒に入院生活を過ごすという奇妙ながらも幸せな時間を過ごします。
 しかしそれも束の間、彼女の方に先に退院許可が下りてしまい2人
は離れ離れにならざるを得なくなってしまうのです。
 思い詰めたデイヴィッドは別れの間際、決して触れてはならない彼
女に思わずキスしてしまいます。すると……というお話。
 このドラマも可笑しなところと奇妙なところ、少し恐いところに派
手なアクションと、エブエブみたいに豊富なアイデアが詰め込まれているんですよね。
 まあ、正直少々ガバいところもあったりはするんですが、そこはマ
ーベル作品ですから大目に見るという事でw

 そういえばこのドラマの後半に、見た目は東洋人の女の子なんだけ
ど英語も日本語も中国語も話せる役者さんが出てきて、「何者だこの人」と思って調べてみたんですけど、この方はローレン・サイという方で、お父さんが中国系アメリカ人で、15歳で日本に留学してきて、その後Lalaという名前で日本でモデルとして活動し始め、「テラスハウス」にも出演していた方なんだそうです。
 テラスハウスを1秒も観た事がないので知りませんでしたw
 なかなかの存在感を放っていたので今後も要チェックですね。英語
、日本語、中国語のトリリンガルなんてハリウッドにもなかなかいないでしょうから。

 でね、レギオンも良かったと思った方はネトフリのドラマ、「私立
探偵ダーク・ジェントリー」も是非御覧になってみてほしいんですよ。
 このドラマ、世間的にはあまり評判がよろしくなかったのかシーズ
ン2で打ち切られてしまっているのが残念なのですが、俺は結構好きなドラマなんです。

 このドラマの主人公はロードオブザリングのフロド役で有名なイラ
イジャ・ウッドで、彼が演じる冴えないホテルのボーイ、トッドの家に突然2階の窓から男が入ってくるんですw
 その男は自分が探偵で、且つトッドの友達だと言い張り、事件解決
に無理矢理協力させようとしてくるんですよ。
 訳の解らないまま巻き込んできたくせに、探偵ダークは真面目に調
査する様子がなく、事件の答えの方から勝手に自分のところにやって来るのだと言い張るのです。
 じゃあ協力なんて要らないんじゃないのって話なんですが、ダーク
の他にも色んなおかしな奴らが現れてきて、トッドの妹まで巻き込まれてしまって……というお話。
 このドラマも又、ミュータント的な能力者達を制御、利用しようと
していた組織らしきものがあったという設定なのですが、その辺の詳しいところはビシッと打ち切られて謎のままなんですけどw、それを差し引いても観る価値があると俺は思うのです。
 是非是非。

 最近サブスク解禁になったものというと、「ベイビーわるきゅーれ
」を観ました。
 これは観たという人が軒並み褒めていたのでその内観たいなと思っ
てたらネトフリにきていたので観てみた感じです。
 個人的にかなり久しぶりに日本映画を観たわw

 内容はというと殺し屋のヤツですね。
 「暗殺教室」がジャンプでヒットして以来、コミックの世界では殺
し屋というのものをポップに扱うというのが溢れてきていて、今やジャンプ誌面だけでも殺し屋の漫画が複数あるし、他誌にも色々みたいな状況ですが、そういったものの実写映画版といった感じの作品です。

 女子高生ながらプロの殺し屋をしていた女の子2人が、高校卒業と
伴に所属している組織から寮を出る様言い渡され、社会に溶け込む様にバイトをする事も指示され、仕方なしに共同生活を始めるというお話。
 ストーリーとしては上記の設定でほぼ全てで、お話として面白味が
あるという感じではないですね。
 何処にでもいそうな女の子が実は殺し屋で、格闘シーンになるとキ
レキレのアクションを見せてくれるというのを楽しむというヤツです。
 女の子2人のキャラも一人はギャルっぽく、一人は陰キャ、コミュ
障という感じで、本来ならこういう娘達が実は殺し屋というのはギャップという事になるのでしょうが、最早逆にありがちではあったりします。
 あまり深く考えずにアクションを楽しみたい時に観るのがお勧めで
すね。
 実際殺し屋の一人を演じた伊澤彩織さんはハリウッド映画、GIジ
ョーやジョンウィックのスタントにも抜擢されてるんですから、かなり本格的なアクションが観られますよ。
 ベイビーわるきゅーれは既に今年の春に2作目が公開済みで、来年
には3作目も公開予定だそうなんで、今からチェックしておいて良いのではないでしょうか。

 こんな感じでドラマ、映画、YouTube、サッカー中継ばかり
観ていて所謂普通のバラエティ番組とか全く観てなかったんですが、最近になって以前ここのブログで紹介したらその後打ち切りを食らってしまったw「ザ・カセットテープミュージック」が目出度く復活したので、唯一これだけは観ています。
 この番組は音楽好きには堪らない内容なので皆さんも是非御覧にな
ってください。
 人気が無いとまた終わっちゃうからさw
 これは俺からのお願いという事で。
 BS12チャンネル、トゥエルビで日曜日夜9時半からです。法律
事務所のヤツは観ないでくださいw(ていうか、まだやってやるの?)

 今回はこんなとこにしときますかね。
 本当はもっとマニアックなSF映画、ミッドナイトスペシャルの話
とかしたいのをグッと堪えながらw

 おしまい。

2023年10月16日月曜日

お気に入りアルバム 2023年9月

  2週間前に「もう日が暮れると20℃を下回る」と書きましたが、最早札幌は日中でも20℃以下ですよ。

 今年は札幌もかなり暑かったので、俺の周りにも急激な寒さで体調を崩す人がチラホラ。
 寒くなると身体がキュッとなって血管もキュッとなるので血圧が高
くなってしまいますからね。
 俺ぐらいの歳になると脳梗塞とか、わりと良く聞く話だったりする
んで皆さんもお気をつけください。

 てことで、俺がSpotifyでお気に入り登録したアルバムを紹
介する回、9月リリース作品のターンです。
 8月は登録数ゼロという残念な結果でしたが9月は反動の様に沢山
登録しちゃいました。

 先ずは上原ひろみの「sonicwonderland」。
 上原ひろみのアルバムというより、新たに結成したhiromi'
s sonicwonderというバンドのアルバムという位置付けみたいですね。
 バンドメンバーにトランペットというキーボード以外のメロディ楽
器が入っていて、上原ひろみが主役というよりも上原ひろみが中心となって産み出した素敵な音楽をバンドで演奏するみたいな感じに思えました。
 テクニックとかより曲の楽しさとか心地好さとか。
 いや勿論凄いテクニックも披露してるんですけどね、相変わらず。
 まあこれは説明不要の有名アーティストの新譜なんで、お聴きにな
った方も多いんじゃないでしょうか。

 次はKIRINJIの「steppin' out」
 昨今のJ-POPって「俺の考えた気の効いたコード進行発表会」
みたいな様相を呈していますが、KIRINJIは謂わばそこのオーソリティみたいな存在ではあろうかと思います。
 でもね、昨今のバンドらよりも圧倒的に品が良いんですよね。
 でありながら、音楽ファンならニヤリとしてしまう様な、良い意味
でのマニアックさも持ち合わせているところがニクイ。
 お洒落だし格好良い。
 流石です。

 次、ジェイムズ・ブレイクの「playing robots into heaven」。
 基本静謐な音楽で、そこに盛り込まれるアグレッション、パッショ
ンの的確さは流石ですよね。
 決して派手になる事なく、しかし穏やかなだけでは終わらない世界
観が静かな感動を呼ぶ、みんな大好きいつものジェイムズ・ブレイクですw

 次、Olivia Rodrigoの「GUTS」。
 この人も問答無用のスターですが、2年前のデビューアルバムより
も熱量の高いロック曲に重きを置いた内容だったのは嬉しい驚きでした。
 当然歌唱力はモンスターレベル。
 バラード曲での説得力なんて恐いくらいです。
 プロダクションも売れっ子らしい完成度で、聴く者を豪腕で捩じ伏
せる様な快作でした。

 次、狭間美帆の「beyond orbits」。
 またまた毎度お馴染みの、ビッグバンドジャズの現在形といった特
徴的サウンドでして、もう終始楽しいアルバムです。
 あんまりジャズは聴いた事がないという方でも入りやすいんじゃな
いかな。
 まあ俺もあんまりジャズ聴かないんですけどねw

 次、vagabonの「sorry I haven't called」。
 歌い方は飾り気がそんなに無いのにキュートと思わせる声質を武器
に、そこはかとなくアフロ感を孕んだ心地好いポップソングを聴かせてくれます。
 オケは基本デスクトップで作られているのでエレクトロとしても楽
しめますね。
 基本穏やかな音楽で、終盤にちょっと熱量の高いドラム&ベース系
の曲を持ってきて締めるという構成も良かったと思いました。

 次、fiehの「Ⅲ」。
 これは9月のハイライトでした。
 ノルウェーの8人組ファンクバンドで、お洒落だし格好良いし楽し
いし、終始飽きさせない様な工夫が詰まってて、それでいてクドくならないバランス感覚の良さ。
 これも今年俺的ベストアルバム候補です。
 激推し。

 次、eartheaterの「powders」。
 これは万人受けはしないだろうなというヤツなんですが、歌声は決
して美しいタイプとは言えないのにもかかわらず、音楽性は「耽美」という言葉がしっくりくるという、妖しい陶酔感が魅力の音楽をやっています。
 正直詳しくは知らないのですが、聴いていると端々に高い教養や知
識といったものを感じる、様な気がするw

 次、yeuleの「softscars」。
 シンガポール出身だそうで、Spotifyのプロフィールに第四
世代ゴスと一言だけ書いてあるんですよ。
 1曲目がなかなかのヘヴィサウンドに気合いのスクリームという感
じで、「うわぁ取っ付きにくいなぁ。でも刺さる人には刺さるヤツだなぁコレ。」と思ったら、2曲目からは普通に聴きやすかったw
 前半はグライムスっぽい感じかなと思って聴いてましたが、全体的
にはもうちょっとロック寄りという内容でしたね。
 あ、あくまでもゴスであってゴスロリじゃないですよw
 そこは勘違い無き様。

 次、rooseveltの「embrace」。
 80's風シンセサウンドを中心に据え、空間系エフェクトをたっ
ぷり使ったレトロフューチャー感満載のファンキーで軽快なポップミュージック。
 そこに特徴的な暖かみのあるヴォーカルが乗っかります。
 纏まりの良いアルバムで一気に聴ける作品でした。

 le couleurの「comme dans un penthouse」。
 かなりレトロ感の強いエレクトロポップ。
 一歩間違えばダサくなってしまいそうな事をガッツリやり切ってし
まう事で、ダサいどころか滅茶苦茶ハイセンスという感じがするんですよ。
 歌詞がほぼほぼ全編フランス語なのも良いんだと思います。きっと

 「逆にお洒落」という表現がピッタリのアルバムてした。

 次、Jorja Smithの「falling or flying」。
 言ってしまえばR&Bに分類されるのでしょうな。
 クールでありながら情熱的でもあり、スリリングでありながらソウ
ルフルでもあり、様々な要素が絶妙に渾然一体となった音楽性。
 兎に角格好良いトラックメイク。
 そしてそこに乗っかるのがなかなかに特徴的な歌声というか、喉の
鳴らし方。
 R&Bもまた、俺は熱心なリスナーとは言えないのですが、コレは
めっちゃ好きです。

 とうとう最後、HONEYMOANの「sorry like you mean it」。
 これまた全く万人受けしないヤツですw
 サイケテイストやらエキゾティシズムやら、つかみ所のない、いい
感じに狂っててマニアックなポップ・ロック。
 独特の世界観にただ身を委ねるしかないんだけど、それがなんとも
心地好いのです。

 以上が9月のお気に入り登録アルバムでした。
 もう、急に多いw
 完全に先月の反動ですな。

 お気に入り登録しなかったものでちょっと笑っちゃったのが、6月
にアルバム出したばっかりのキム・ペトラスがまた新譜をリリースしてた事でした。
 リミックス盤とかデラックス盤なのかと思ったら完全新作でしたね

 流石の売れっ子、売れるうちに売ってしまおうとw
 勿論歌は上手いしプロダクションもお金掛かってる感じはするんで
すが、どうにも「ガメツいなぁw」みたいな気持ちが先行して真面目に聴けなかったです。

 因みにこの原稿書いてるのが10/11なんですが、既に10月も
リリースラッシュで聴くのが追い付いてないです。
 嬉しい悲鳴というヤツですね。

 てな事で、来月もお楽しみに。

 おしまい。

2023年10月2日月曜日

暑い日々を如何にやり過ごしたかというお話

  さて、札幌はもうすっかり涼しくなって、日が暮れると20℃を下回っちゃうので長袖必須になりました。

 ファッション的には身に付けるアイテムが増えてきて楽しくなってくるシーズンですよね。

 夏の間ってどうしてもシンプルになりがちだったり、暑すぎて考え
るのが面倒になっちゃったりで、街を見回せば無地Tシャツにショーツにスニーカーみたいな「部活中?」みたいな人が溢れてたり、中にはそのTシャツも薄手のテロテロのヤツで、ショーツもスウェットみたいな生地の真っ黒なヤツで、「布団から出てきてそのまま着替えずに外に出たんですか?」みたいな人もチラホラ。
 こういった人達を「悪いお手本」として、そうならない様に気を使
って過ごしていました。
 このブログを読んでる方の中には、まだまだ暑い地域にお住まいの
方もいるかもしれないので、俺が部活中ファッションにならない様に取り入れてた事を少し共有しようかなというのが今回のネタです

 先ずパンツなんですが、俺は殆どリーバイスのサンドベージュのク
ロップドパンツ一択でした。
 ショーツの方が今時なんでしょうけど、どうしても膝が出る様な丈
感のヤツが苦手なんですよね。
 で、もしくは普通にジーンズ剥いでましたねw
 勿論ライトオンスで色味もアイスブルーに退色したもの。
 古着で1000円位のリーバイス527なのでブーツカットですね


 で、トップスは、勿論Tシャツやポロシャツ1枚というのもアリな
んですけど、ホントに暑い時はタンクトップ。
 タンクトップってジャストサイズを着てしまうと「マッチョ自慢の
人」的な感じになっちゃうので、1~2サイズ上のものをテロンと着る感じですね。

 で、上に羽織り物を着る訳です。
 こないだゲットしたユニクロのオープンシャツみたいな所謂アロハ
が手っ取り早いですよね。
 俺は以前もっと太ってた時にサンサーフというブランドのレーヨン
100%のアロハを何枚か持ってて愛用してたんです。
 アレ、着心地最高で凄いお勧めなんですけど、ブカブカになっちゃ
ったんで俺より太ってる従弟にあげちゃったのよね。

 で、あとお勧めなのがリネンシャツ。
 こないだファストファッションの話の時にも出てきましたけど、リ
ネンは夏には最高の素材ですよね。
 半袖シャツも良いけど、長袖をあえて腕捲りして着るのが良いので
す。

 暑いのにわざわざ重ね着するの? と思うかもしれませんが、コットンのTシャツ1枚よりもタンクト
ップにリネンやレーヨンをサラっと羽織る方が絶対涼しいです。

 で、靴は夏はローファーかエスパドリーユで、あとはそこら辺の近
所に行くぐらいだったらサンダルという感じですね。

 サンダルといえば今年妙に流行ったのがリカバリーサンダルでした
が、アレ、俺的にはデザインが気に入ったのがなかったので買わなかったですね。
 何でアレ、色が黒しかないんだろう。
 そういえば、あんなに流行ったクロックスもあまり見掛けなくなり
ましたよね。
 アレも実は、俺は「カッコ悪くね?」と思ってましたw
 買った事ないです。

 俺ぐらいのおじさんになると、サンダルもレザー素材のものが欲し
くなるんですが、レザーって値段が高いのに使ってると伸びてきちゃうし、かといって伸びるのを見越してタイトなのを買うと、サンダルって基本素足に履くものだから擦れちゃって血が出ちゃったり、雨の日に履くのが憚られたりで実は良い事ないので、サンダルに関してはフェイクレザーで良いと思います。
 ユッタニューマンとか買う人の気が知れないw

 あと、去年買ったのが下駄。ジャパニーズサンダルですよ。
 ファッションのハズシになるし、軽いし、木が足裏にベトつかなく
て最高です。
 ちょっと慣れるまで鼻緒が痛い場合もありますけどね。

 サンダルとか下駄の鼻緒が擦れて痛いのがイヤという人は、トング
ソックスというのを履いてみてください。
 足指の付け根から土踏まずぐらいまでのソックスがあるんですよ。
 擦れ防止になって、汗によるベト付きも防げます。

 で、あとは小物類です。
 これがあるかないかで運動着感の有無が決まりますよね。

 先ずは帽子。
 これは以前ここのブログで書いたので割愛で良いかな。
 俺は兎に角大量に帽子を持ってるので毎日気分によって取っ替え引
っ替えです。

 次に腕時計。
 俺はメタルバンドのものを1つと、あとタイメックスのウィークエ
ンダーを使い回してます。
 タイメックスは10,000円以下で買えるんですけど、Amaz
onでしょっちゅうセール対象になってて6000円ぐらいで買えるんですよね。
 そして更にお勧めポイントがあって、バンド交換が簡単な上に、替
えのバンドも安価なんですよ。
 NATOベルトというワードで検索すれば、凄い種類のカラバリの
替えバンドが出てきます。
 基本はナイロン素材がですが、ちょっと値は張りますが本革のもあ
ったりするので気分で替えられるのが良いんですよね。

 反対の腕にはブレスレット。
 1つはかなり前に買ったネイティブアメリカンのホピ族のシルバー
バングル。
 ただ、これはちょっと好みが別れるかも。結構特徴的なデザインな
ので。
 俺は滅茶苦茶気に入ってますけどね。
 これはちょっとお高かったです。

 でもう1つがレザーブレスレット。
 ずっと気に入って使ってたのがホワイトハウスコックスという最近
廃業してしまったレザーブランドのシンプルなヤツで、留め具もない完全にレザーだけのブレスレットでした。
 が、長年の使用で裂けてきてしまって、泣く泣く使用を止めたんで
すよね。
 で、同じもの、似た様なものを探してまして、石とか金属がなるべ
く付いてないシンプルなのが良いなぁと思ってたんですけど。
 そしてあんまりお金を掛けたくないw

 で、結局買ったのが栃木レザーの、厚みが1mmもなくて幅が3m
mぐらいの紐を手首に二重に巻いてフックで留めるというヤツで、1600円ちょっと。
 で、届いてみたらフックが気に入らなかったのでAmazonで買
った金属の小さいリングに交換しました。
 いい感じです。お勧め。

 あとはペンダント。
 無地のTシャツの時は必須です。運動着感をかき消す為に。
 一番愛用してるのはレトロな鍵をモチーフにしたものを革紐で吊っ
たタイプのヤツ。
 俺の知り合いなら一度は見た事あるだろうってくらい高頻度です。
 「何コレ?」って聞かれた時は「俺の心の鍵」と答えてますw

 あと持ってるのはペンダントトップサイズの小さなハーモニカ。
 Amazonで千円ぐらいで買いました。
 金属のチェーンが付属してたんですが、やはりAmazonで買っ
た革紐に交換しました。
 ちゃんと1オクターブ音が出ます。
 「いつ吹くのソレ」と聞かれた時は「気持ちいい時」と答えてます
。(超オヤジギャグ)

 で、もう1つ、イギリスのコインをペンダントトップに加工したも
のを買いました。
 これは去年エリザベス女王が亡くなったので、イギリスのコインの
モチーフがエリザベス女王からチャールズ王に代わるから、エリザベス女王のコインを持っておきたいなと思って買いました。
 日本だと貨幣を加工するとその時点で犯罪ですが、海外だとお金と
して使わないならOKの場合が多いんですよね。
 で、これはペンダントトップだけ買ったのでやっぱり革紐を通した
んですけど、紐のくくり方をネットで検索して長さを調節できる様にして、チョーカーとしても使える様にしました。
 タンクトップの時はチョーカーも良いなと思って。

 という感じで、ひとつひとつは派手過ぎないアイテムを組み合わせ
て色々楽しんで夏を過ごしました。
 派手過ぎない、素朴感のあるアイテムなら重ね付けしてもイヤらし
くならないで運動着感を打ち消してくれるし、このくらい種類があれば単調にならずにファッションを楽しめるので、参考になれば幸いです。

 どうせならもっと暑い時季に教えろよっていう意見は却下ですw

 おしまい。

2023年9月18日月曜日

アソーカとは

 今回は久々にスターウォーズ関連の話です。

 現在ディズニープラスでスピンオフ作品が続々作られているスターウォーズ。
 今「アソーカ」というシリーズが順次公開されてる最中です。
 このアソーカというキャラクター、所謂スターウォーズ本編、映画
エピソード1~9には出てこないので、それしか観ていない人にとっては「誰?」となってしまうでしょうが、実はスターウォーズの世界の重要人物なんですよね。

 過去にここのブログで書いた事と重複してしまうのをご勘弁いただ
きたいのですが、最早スターウォーズというサーガの主軸はかつてカートゥンネットワークというCSチャンネルで放映されていたCGアニメのテレビシリーズ「クローンウォーズ」なんです。
 この番組はジョージ・ルーカスがまだルーカスフィルムをディズニ
ーに売却する前に始まったもので、総監督はデイヴ・フィローニという人が務めていますが、制作会議にはルーカス本人もしっかり参加していて、スターウォーズの創造主ルーカスの血が通った作品です。

 で、その「クローンウォーズ」に登場したキャラクターがアソーカ
なんですね。
 彼女はアナキン・スカイウォーカー、つまり後のダースベイダーの
パダワン(弟子)なのです。

 スターウォーズの世界ではジェダイというのは銀河中から探しださ
れた素質のある子供達を寺院に集めて基礎的な修行をした後、実践経験を積ませる為に師匠となるジェダイに預けられるんです。
 で師匠をマスター、弟子をパダワンと呼ぶんですよ。

 アナキン・スカイウォーカーはエピソード1でオビワン・ケノービ
のパダワンとなりますが、一人前の騎士となってからもオビワンとバディを組んで行動するのが基本となってまして、そこに新たな騎士候補としてアソーカが預けられ、3人で行動する様になるというのが「クローンウォーズ」というお話なんです。

 劇場版エピソード2の最後にヨーダによって開始が宣言されたクロ
ーン戦争ですが、エピソード3では既にクローン戦争は終盤に向かっていて、そこにはアソーカの姿はありません。
 つまりテレビシリーズ「クローンウォーズ」はエピソード2と3の
間の話で、その際中にアソーカは現れ、そして去るという事ですよね。

 実はジョージ・ルーカスの意向として、映画本編に出てこないキャ
ラクターは映画の方に矛盾が出ない様に、消してしまわないといけないとされていたんです。
 なのでアソーカも「クローンウォーズ」の途中で物語から去ってし
まうんですよね。
 ただ、アナキン、オビワンに次ぐ主役級のキャラクターを「死ぬ」
という方法で消し去るのは忍びないと考えたフィローニ達のアイデアによって、アソーカはジェダイに不信感を抱き、自らジェダイを辞めるという選択を採るかたちで居なくなるという事になりました

 アソーカが去った後も「クローンウォーズ」は続いたのですが、こ
こでジョージ・ルーカスが引退を決意してルーカスフィルムをディズニーに売却してしまいます。
 という事はディズニーのライバルであるワーナー系のチャンネルで
あるカートゥンネットワークで放映されていた「クローンウォーズ」は打ち切りとなってしまうんですよ。
 でも、ルーカスは引退したとしてもルーカスフィルムの社員である
デイヴ・フィローニらアニメ制作スタッフはまだ残っている訳で、彼らはディズニー傘下となったルーカスフィルムにアニメ部門が残される保証が無いと考え、先手を打って「反乱者たち」という新たなCGアニメの企画を立ち上げます。
 このシリーズではエピソード3と4の間、帝国の支配に抵抗する反
乱同盟軍が形作られていくところが描かれるのですが、ここには勿論ジョージ・ルーカスはもう関わる事は無いですよね。
 で、フィローニらはこの反乱同盟軍の形成にアソーカが関わるとい
うアイデアを持ち込んで、「クローンウォーズ」の途中でいなくなってしまっていたアソーカを再登場させるんです。
 ジェダイというのはエピソード3でほぼ全員殺されてしまっていた
のですが、アソーカはジェダイを辞めていたので生き残っていたという訳です。
 こうしてカムバックしたアソーカでしたが、しかし、やっぱりエピ
ソード4には出てこないのだから、もう一度表舞台から去る必要があるという運命でもありました。

 「反乱者たち」という作品は、クローン戦争当時ジェダイのパダワ
ンで、ジェダイ虐殺を生き延びたケイナンという人によって見出だされたエズラという少年が、ケイナンの指導と様々な経験によってジェダイとしての力をつけていって、仲間達と共に反乱同盟軍の形成に尽力していくというストーリーなのですが、このエズラもやはりエピソード4には出てこないので表舞台から去る必要があるんですよね。
 で、エズラは最終的に銀河の彼方の何処かへ旅立ってしまうという
去り方をする事になって、エズラと共に行動していた仲間の一人、サビーヌという女の子がエズラを探す旅に出る事を決意するのです
 反乱同盟軍の形成にやはり尽力していてエズラ達とも深く関わった
アソーカは、サビーヌの旅に同行するというかたちを採って、また表舞台から去るんですよね。

 こうしてアソーカはまたいなくなってしまいます。

 で、ディズニー制作の本編映画エピソード7~9はフィローニらと
は全然違う製作陣、JJエイブラムズらによって作られて、結果大不評に終わってしまう訳ですw。
 スピンオフとして作られた映画「ローグワン」「ハン・ソロ」の方
が全然良かった。

 しかしそれと裏腹にディズニープラスというサブスクの立ち上げと
共に作られ始めたスターウォーズのドラマシリーズは好評を博します。
 ここにはデイヴ・フィローニをはじめとする、ジョージ・ルーカス
がまだ引退する前からルーカスフィルムで働いていて、ルーカスの薫陶を受けた人達が関わっているので、スターウォーズというサーガの隅々まで知り尽くして精神性も理解しているというしっかりとした基盤があるんですよね。

 で、このディズニープラスで制作された「マンダロリアン」という
ドラマに、アソーカが再再登場してファンを歓喜させるんですよ。
 何しろ、CGアニメではない実写のアソーカが初めて姿を現したの
ですから。

 そしてとうとう、アソーカを主役としたドラマシリーズが始まった
という訳なのです。
 まだエズラを探す旅の途中て、サビーヌにジェダイの修行を付けな
がらというストーリーで、「反乱者たち」のキャラクターや他のスピンオフに登場したキャラクターも出てきてファンとしては楽しい限りなのですが、正直一見さんお断り感は拭えないというマニアックさも持ち合わせていて、やっぱり「クローンウォーズ」からしっかり視聴して色々把握しとかないと観ても訳がわからないんじゃないかと思います。
 アソーカの使うライトセイバーの光の色から、セイバーの構え方か
ら、「狭間の世界」なんていう映画には一切出てこない設定から、観ていて「あ、コレは…」となる点が多過ぎるんですよね。
 単なる「最新のCGを使ったアクションもの」としてしか見られな
いのは勿体無いディープな世界観がスターウォーズにはあって、ディズニープラスに加入しとけばほぼ全部の素材が揃っていて、ちょっとYouTubeを探れば解説、考察動画もボロボロ出てくるので理解もスムーズにできるのかなと。

 という事で結論はいつもと同じ、「クローンウォーズ」を観よう、
ですw
 結局そうならざるを得ないのよね。
 本編映画エピソード7~9を滅茶苦茶にしたディズニーに金を払う
のは癪だけど、フィローニ達が今も愛情と情熱を持って作っている物をどうしても観たし観てほしいんですよ。
 それを楽しめるならディズニープラスの料金なんて安いモンです。

 久々にキモオタ感を出してしまったw

 観よう、「アソーカ」。

 おしまい。

2023年9月4日月曜日

お気に入りアルバム 2023年8月、の話をしたかった。

 こんにちは、無事ユニクロのオープンカラーシャツを1290円で

ゲットしたkazuitです。
 ユニバレ回避で来年着るとか言ってましたがもう普通に着てます。
 今年は札幌もクソあっつくて、ちょっとコンビニとかに行くだけで
も着てた服が汗でびちょびちょになっちゃって、例年より服が必要なんですよ。
 北海道以南の地域では毎年こんななんでしょうね。

 さて、この原稿を書いてるのは8/30、公開されるのはいつもの
パターンなら9/4になる筈なので、8月にお気に入り登録したアルバムを紹介しようかと思ったんですが、なんと8月にお気に入り登録したアルバムが無かったんですよ。今の時点でゼロ。
 7月は豊作だったのに、こんな事もあるんですね。
 まあ俺のアンテナの範囲がその程度なだけで、世の中にはきっと8
月にリリースされた素晴らしいアルバムもあるんでしょうけどね。

 アルバム単位ではお気に入り登録しなかったものの、8月にリリー
スされたアルバムの中から曲単位でお気に入り登録したアーティストで言うと、dizzy、gretta ray、vallis alps、hannah georgas、becca mancariといったところです。
 アルバム単位でお気に入り登録しないというのは曲のバリエーショ
ンとか曲順構成とかの面でたまたま「スペシャルな出来」と思わなかったからというだけで、今挙げたアーティストは俺の好みの音楽をやってる人達である事は間違いないので是非チェックしてみてください。
 まあ、音楽ってその時の気分で印象が違ったりするものだったりも
するんで、俺自身も改めて聴いてみたら「いいじゃん、何でお気に入り登録しなかったんだろう。」となるかもしれないしw

 あと、メジャーなところで言うとマイリー・サイラスもアルバム出
してたんで聴いてみたんですが、サウンドはちょっと大人しめなものの、メロディは「ああ、成る程ね、このパターンね。」という感じでしたね。
 所謂「如何にもアメリカでヒットしそうな曲」という音楽というの
があって、そういうヤツという印象。

 このパターン化されたメロディって俺の印象では80年代にはもう
確立されてて、分かりやすいのはボンジョヴィなんですよ。
 ボンジョヴィって事務所とかレコード会社が「売ってやろう」って
お金かけて売り出したバンドで、曲を外部ライターに作ってもらっているんです。
 で、アメリカにはメロディメイカーと呼ばれるヒットしそうな曲を
作曲する専門家みたいなのがいるんですよね。
 そういうのを利用してボンジョヴィはヒットして、で、その後「ボ
ンジョヴィみたいなバンド」もゴロゴロ出てきます。
 ボンジョヴィはニュージャージー、アメリカの東海岸側の出身のバ
ンドなんですが、丁度同じ頃、西海岸側のロサンゼルスにボンジョヴィと同年代の若いロックバンドが沢山いたんですよ。
 そのちょっと前にイギリスでニューウェイブオブブリティッシュヘ
ビーメタルというムーブメントがあって、アイアンメイデンをはじめとするメタルバンドが次々に出てきて、アメリカにもその影響でメタルをやろうという若いバンドが色々出てくるんですけど、ロサンゼルスの若い兄ちゃんなんてやっぱパーティロックンロールの方が性に合ってて、結果メタル要素をちょっとだけ含んだ明るく楽しいロックをやってるバンドでロサンゼルスが溢れるという状態になるんです。
 そういうバンド達をLAメタルって呼んだんですけど、その中でレ
コード会社とか事務所が「コイツらは売れる」と踏んだバンドにはメロディメイカーに曲を提供してもらうんですよ。
 てな感じでボンジョヴィみたいなバンドが世に溢れて、メロディメ
イカーが作曲した「如何にもアメリカでヒットしそうな曲」も世に溢れる。

 ところが時代が進むとアメリカでもロックはよりシリアスな方向に
なっていって、そうすると若い子らが聴く様な恋愛がどうこうみたいな音楽はバックストリートボーイズとかブリトニー・スピアーズなんかの、日本でいうところの「アイドル」が担う事になるんですよ。(日本で使われてるアイドルという言葉は英語とでは全然意味が違います。)
 で、そうするとメロディメイカーの曲があてがわれるのはアイドル
になって、サウンドのニュアンスはダンサブルなポップソングだけど、よく聴くとメロディの特徴はボンジョヴィの曲によく似てるというケースが出てくるんですよ。
 で、マーケットの嗜好がR&Bにシフトすると如何にもメロディメ
イカーが作った様に聞こえる曲がR&Bのアーティストから聴こえてくるみたいな事が、もうずっと今でも続いているんですよね。

 という「如何にもアメリカで売れそうな曲」の系譜が、マイリー・
サイラスの新譜にいっぱい入ってたんですよね。
 ちゃんと調べた訳ではないので外部のライターに頼ったのかは分か
らないんですが、俺にはそう聴こえて、それで「ハイハイ、このパターンね。」と思っちゃった。

  ちょっと面白い話があって、triple jというオーストラリアのラジオ局がやってるYouTubeチャ

ンネルがあるんですけど、そこで出演アーティストがカバー曲を披露する「ライク・ア・バージョン」という企画があるんですよ。(何てしょーもない企画名w)
 で、最近その企画でティア・ゴステロフという若い女性アーティス
トがアリス・クーパーのポイズンという曲をやってたんですよね。
 アリス・クーパーといえば「ショックロックの帝王」と呼ばれてい
て、ロックにホラーの要素を組み込んで、ステージ演出にギロチンを用いたりしてる、おおよそ若い女性が興味を持つ様なアーティストじゃないと思うんですけど、しかもポイズンという曲は1989年にリリースされた曲なんでティア・ゴステロフさんは生まれてないですよね。
 ところが、そのカバーバージョンのポイズン、全然違和感無いんで
すよ。

 話は前後するんですけど、ボンジョヴィが売れて、ボンジョヴィみ
たいなバンドも売れて、その成功で発言権を得たある人物が、自分が若い頃好きだったのに80年代には売れなくなっていたロックアーティストに救いの手を差しのべるという事をするんですよ。
 それで復活に成功したアーティストの代表格がエアロスミスであり
チープトリックであり、アリス・クーパーなんですよ。
 ポイズンという曲はまさにボンジョヴィに楽曲提供していたデズモ
ンド・チャイルドというメロディメイカーが作った曲でして、現代にも通ずるヒット曲の基礎みたいな構造の曲なんです。
 だからちょっとアレンジを加えたら、今でも違和感無しに仕上がっ
ちゃうんですね。
 この動画をチェックしてもらうと、俺の言ってる意味が分かっても
らえるかも。

 流石にちょっと短いので駄話をひとつ。
 こないだ急に俺の携帯が、「ストレージが足りない」って言い出し
たんですよ。
 別にアプリを増やしたりもしてないのに何でだろうと色々調べたん
です。
 そしたらね、俺、Spotifyでお気に入り登録した曲って携帯
に入れたSDカードにダウンロードされる設定にしてたんですよ。
 そうしておくとWi-Fiが繋がってない状況でも通信料無しでお
気に入り曲が聴けるっていう。
 ところがね、お気に入り曲がいつしか1600曲を超えてて、SD
の容量をオーバーしちゃってて、そしたらSpotifyのアプリの方で勝手にダウンロード先を携帯本体のメモリに設定変更しちゃってて、それでストレージがパンパンになっちゃってたんですよ。
 で、もういいかと思って仕方無く携帯本体にセーブされた曲を消去
したんですね。
 勿論SDも空にして、お気に入り曲はストリーミングだけで聴く事
にして。
 そしたら、お気に入り登録曲数が1280曲ぐらいに減っちゃった
んですよ。
 コレどういう事かというと、俺がダウンロードしてセーブしてた曲
をアーティスト側が配信終了してしまったって事なんですよね。
 我々cunoもアルバムを3枚制作してますけど、現在配信してる
のは3枚目のxenolithだけですから。
 でも、そんな曲がまさか300曲ぐらいあるとは思ってませんでし
た。
 まあ配信もタダじゃないですからね。

 そんなこんなで、色々ありながらも音楽ライフを楽しんでおります
よ。
 9月はどんなアルバムが出るかな?
 もっとアンテナを広げないとね。

 おしまい。

2023年8月21日月曜日

お気に入りアルバム 2023年7月

今回はちょっと多いのでサクサクいきますよ。

 先ずはnoble orkの「when it finds you」 カナダのアーティストです。
 爽やか、穏やかな曲がいっぱい詰まったホームメイドポップロックといった音楽性。

 男性だけどファルセットを多用した優しい歌声は中性的で、オーバーダブを重ねたコーラスワークの味付けが心地好いです。

 次にclaudの「supermodels」。
 アメリカ人アーティストによるアンニュイでフォーキーなベッドル
ームポップ。
 これといったキラーチューンがある訳ではないんだけど、アルバム
通してずっとまったりと心地好い、飾りすぎない感じが好感度高い音楽です。

 次はMatteo Mancusoの「the journey」。
 イタリアの若き天才ギタリストのファーストアルバムです。
 ジャンルは一言で言ってしまえばフュージョンですが、ヘヴィロッ
ク的なものからスタンダードなジャズスタイルの曲まで振り幅が結構広いので、音楽としては「どういう気持ちで聴いたら良いの?」となっちゃうかもしれません。
 まあ単純にテクニックを堪能するって事で良いんじゃないでしょう
か。
 昨今はギターソロが無いロック曲も多いので若い人達が聴いたら「
ギターってこんなに速く弾けるのか」と思っちゃうかもしれませんね。
 で、この人は是非映像もチェックしてみてほしいです。
 「え、そうやって弾いてるの?」って、きっと思う筈。

 そしてnight hikesの「keeper of reality」。
 サンフランシスコのデュオによるノスタルジックでメランコリック
なドリームポップ。
 70'sロック的テイストもあって、穏やかなのに楽しい世界に4
0分間浸れます。

 次がGreta Van Fleetの「starcatcher」。
 グラミー賞受賞経験もあるアメリカのロックバンドです。
 時代錯誤の荒々しくも物悲しいブルーズロックを格好良くキメてい
て、好きと言うより憧れてしまいましたよ。
 ハイトーンで歌うロックシンガーというのはやっぱり良いですよね

 俺自身が高音で歌ってもこういう鋭利なテイストを出せないタイプ
なので、もう羨望の眼差しで見つめておりますw
 そしてギシギシのギターサウンドも最高なんですよ。
 もうこれは今年のロック部門優勝候補。

 それからカーリー・レイ・ジェプセンの「the loveliest time」。
 急にアーティスト名が片仮名表記になりましたがSpotifyに
片仮名で登録があるのでそちらに合わせてます。
 カナダ出身の売れっ子さんですね。
 抜けの良い声と確かな歌唱力・表現力に裏打ちされた、キュートで
スパイシーな王道ポップスです。
 楽曲の構造は如何にもチャート受けの良さそうなものながら、トラ
ンス的な楽しさを持ったトラックメイク・プロダクションの巧みさを併せ持っていて完成度が高いと感じます。
 曲のタイプのバラエティや曲順構成もしっかり練られていて、隙の
無い「そら売れるわ」みたいなアルバムでした。

 次にMadeleine Kenneyの「a new reality mind」。
 アメリカのインディアーティストだそうです。
 基本はシンセポップだけど、ギターの音も効果的に使われてます。
 なかなか独特のセンスの持ち主で、先の読めない展開の音楽ではあ
るんだけど、それが別にヘンテコリンという訳ではなく、ちゃんと心地好い音楽として成立してるんですよね。
 丁寧に重ねられたヴォーカルトラックも良くて、優しさや力強さの
表現が効果的だと思いました。
 一言で言って面白心地好い。
 世の中には色んな才能を持った人がいるんだなぁって感じでしたね


 それからPia Frausの「evening colours」。
 エストニアのドリームポップ、シューゲイズバンドです。
 全く力みのない女性二人のヴォーカルが常にハモっている様な感じ
で、そこはかとなくフレンチポップを思わせる様なキッチュさもあり。
 アンニュイな曲から軽快な曲、穏やかな曲から日本人が好きそうな
コード展開が面白い曲まで、多彩な楽曲が揃ってます。
 ドラムが良い意味でバタバタした手数の多いタイプで、それがボン
ヤリした音楽にさせずにいるというバランスも良い感じ。
 プロフィールをみると20年以上キャリアのあるバンドなんどけど
、Spotifyのフォロワー数は33,000人ぐらいなので知名度はそんなに高くない人達みたい。(まあエストニアのバンドという点を考えると高いのかもしれないけど。)
 でも、プロモーション次第では全然もっと売れそうな、こんなんみ
んな好きじゃんというサウンドなので、これは是非多くの人に聴いてほしいな。

 以上が7月リリースのアルバムから俺がお気に入り登録したものな
んですが、今月は他にもあって。

 シアトルのFMラジオ局、KEXPのYouTubeチャンネルで
スタジオライブを披露したNabihah Iqbalというアーティストが今年の4/28に「DREAMER」というアルバムをリリースしてまして、そちらを後追いでお気に入り登録しました。
 この人はイギリス人ですね。
 ポストロック要素とトランス的な曲とが入り交じりながら、終始ド
リーミィなアルバムでした。

 で、そこからSpotifyの「関連するアーティスト」に表示さ
れた Rahillというアーティストが5/12にリリースしていた「flowers at your feet」というアルバムも後追いお気に入り登録しました。
 この人はイラン系アメリカ人だそうです。
 若干のショーロっぽさとサイケっぽいレトロ感の入り交じるトロピ
カルな音楽に、独特の朴訥とした歌声が乗っかるのが心地好いんです。
 歌唱力は決して高くない人なんですが、センスさえあれば全然大丈
夫という好例だと思います。
 浜辺でモヒートでも飲みながら聴いたら最高でしょうね。
 あ、俺酒飲まないんですけどねw

 とまあ、7月は随分沢山のアルバムをお気に入り登録しました。
 とは言え、世間的には滅茶苦茶ヒットしているスターのアルバムも
リリースされてた訳でして。

 ポスト・マローンのアルバムは「良い曲も入ってますね。」という
感じでした、個人的に。
 トラヴィス・スコットのアルバムは「あ、すんません、こういうの
よくわかんないです。」でしたわw

 まあ最新の音楽というのは楽曲制作、トラックメイク、プロダクシ
ョンといった点で参考、刺激となるだろうから、こういうのはoceanfrequencyさんの方にしっかり聴いていただきましょうw

 あ、あと日本人だとMrs.GREEN APPLEもアルバム出してましたね。
 これは聴いてみてすぐに「ア,ハイ,ダイジョブデース」
と1曲目の途中で聴くのやめちゃった。
 アタクシの趣味とは全然違いました。
 世間的にはヒットしてるんで俺の方がズレてるんでしょうな。知ら
んけど。
 なんか、「ウニイクラ丼だなぁ」と思ってたら上からトリュフまぶ
し出したみたいな。
 ごめんねーおじさんベーコンエッグとトーストとブラックコーヒー
みたいなのを「結局こういうのが一番旨いんだよな」とか言っちゃうタイプなの。(嘘つけw)

 てな訳で、7月は豊作でしたな。
 因みにこの原稿8/14に書いてるんですが、8月はまだ1枚もお
気に入りアルバムに出会ってませんw

 おしまい。

2023年8月7日月曜日

ファッション、ユニクロ、YouTube / wear.2

wear.1 の続き

 ユニクロで今年出たものだと、オープンカラーシャツは良いと思いました。

 レーヨン混紡のサラッとした生地のヤツ。
 ユニクロの服って襟を見ると大概「ダメだコリャ」となるんですが
、コレは大丈夫でした。
 カラー展開も豊富で無地のもので4色ぐらいあったんですが、ベー
ジュのヤツが特に良かったです。
 あと柄物もあって、所謂アロハみたいな感じのシャツになるんです
けど、アロハって柄が気に入るかどうかって重要だと思うんですよね。
 このシャツの柄は2種類程あったんですが、どっちも全然アリだと
思いました。
 ただコレは所謂ユニバレ、ユニかぶりが心配ですよね。
 だから、俺はまだ買ってないんですけどねw
 シーズンオフのセールで1500円を切ってたら買って来年着よう
かなみたいな。
 ユニバレ回避テクですw

 あと、ユニクロはセール品のワゴンをチェックするのも好きなんで
すよ。
 昨年、冬の頭頃セールワゴンに何故かアンディ・ウォーホールとU
TのコラボのロンTが1200円くらいで入ってて、コレはこの冬の間かなり重宝しました。
 またつい最近、ドライVネックTシャツの水色のヤツだけ全サイズ
セールワゴンに置かれていて(人気なくて沢山売れ残ったんでしょうね)1枚500円になってて、「こんなの部屋着、パジャマに最適じゃん」と思ってゲットしてきました。
 あとはエアリズムボクサーパンツとかステテコなんかは普通に買う
よね~。
 あ、ちょっと話題になったミニバッグは実物を手に取った瞬間「あ
、イラネ」となりましたw
 あれはただの、2000円のカバン。
 安物っぽ過ぎ。

 それからGUなんですが、何を隠そうこの原稿を書く直前に寄って
きたばっかりです。
 毎年話題になるヘビーウェイトスウェットが出たのでチェックしに
いったんですよ。
 チャンピオンのリバースウィーブが数年前まで古着屋で2~300
0円で余裕で買えてたのに近年どんどん値上がりしていて、GUのスウェットはそれの優秀なコピーで、しかも2990円なので。
 で、チェックしにいったのはそれだったんですけど、そしたら春頃
に出たビルケン風のサンダルが990円にゴリゴリに値下げされてて買っちゃいましたw 予定外散財。んもぅ。
 傾向としてはGUってトップスはオーバーサイズのアイテムが多過
ぎ、パンツはウエストに紐が入ってるイージーパンツで腰のところがギャザーになってるアイテムが多過ぎるというところでなかなか難しいです。
 あのギャザーって穿いてて痒くなりません?
 アレ嫌い。
 そんな中で今年GUで買ったのは新作のコットンクルーネックTシ
ャツ。
 以前白Tの話をした時に「ユニクロの白Tは全然悪くないけど、丸
胴じゃないので脇に縫い目がある」と書きましたが、GUが今年出したヤツが丸胴だったんですよね。
 あと、コットンの手触りもアメリカのTシャツっぽいガサガサ、ゴ
ワゴワした感じで厚みもしっかりあって、アメカジ好きが好きなヤツを上手く再現してるんですよ。
 それでいてユニクロより10円安い。
 ちょっと残念なのは袖丈が長いんですよねGUのTシャツって。普
通に二の腕が全部隠れちゃう。
 商品名にも「五分袖」と書かれているんでわざとそういう作りにし
てるんでしょう。
 二の腕って細過ぎても太過ぎてもコンプレックスになるから、隠せ
る様に作ってあるんでしょうが、俺の趣味的には長過ぎるので、Tシャツ1枚で着て出掛けるならワンロール折り返して着ます。
 インナー使いならそのままでバッチリ。
 あと、スウェTも買っちゃいました。
 スウェTは去年出た時から気になってたんですが、GU得意のオー
バーサイズだったんで買ってなかったんですよね。
 GUは店舗に取り寄せれば送料は掛からないんで、XSを取り寄せ
ても良いかとも思ったりしたんですが、まあそこまで欲しいモンでもなかったので。
 でも今年、ディズニーコラボでミッキー柄のが出てて、それを店頭
で見ちゃって即買っちゃいました。
 これならオーバーサイズでも可愛いだろうと。(オッサンのクセに
w)
 まあそれでもSサイズを買いましたけどね。
 それと黒い革のベルトはGUのを数年愛用してます。
 イイ感じにボロくなってきててお気に入りです。

 無印良品は冬の間タートルネックのニットをブラウンとアイボリー
の2色買ってめちゃめちゃ着ました。
 癖の無いデザインで、あと天然素材なのが良いですよね無印は。
 無印は服以外にもキッチンウェアとか雑貨とか色々あって楽しいの
で、たまに覗きに行ってはタオルとか買って帰ってきてます。

 ワークマンはね、やっぱり基本的にワークウェア、ギアなんですよ
ね。
 その範囲内で極力カジュアルウェアにデザインを寄せてるという印
象です。
 完全な街着には難しいけど、雨具とか、あとアウトドアに使うもの
を買うには良いのかなっていう。
 ワークマンで良いと思ったのは靴ですね。
 防水、防滑とか、先芯の入った安全靴みたいな機能の載った靴がデ
ザイン豊富に揃っていて、しかも安い。
 あと、意外というか、インナーシャツに良いのがありました。
 仕事でスーツを着る人なら所謂ワイシャツの下にインナーを着ると
思います。
 本来はワイシャツが肌着扱いなので素肌にワイシャツが正式だった
りはするんですが、クールビズでシャツ1枚で着てて、汗かいてスケチクしたら最悪ですからw
 で、なるべくインナーを着てない風を装うにはベージュのインナー
が最適なので各社そういうものを出してるんです。
 まあ大抵の人はユニクロのエアリズムインナーを買ってるんじゃな
いかな。
 あれは袖や襟が切りっぱなしでワイシャツにアタリが出にくいし凄
く良いと思います。
 ただ、素肌に直接触れるインナーには天然素材を選びたいという人
もいて、そういう人は無印か、グンゼみたいなプチプラじゃないヤツを買うという選択になると思います。
 無印のインナー、ベージュの色がちょっと薄い、白に近い感じなん
ですよね。
 ワイシャツによっては透けるかもという。
 で、それがワークマンにコットン85%、リネン15%というイン
ナーが売ってたんですよ。
 リネン、つまり麻といえば通気性、速乾性に優れた夏の快適素材の
定番で、しかも天然素材。これは嬉しい。
 ただ、残念ながらベージュが無かったw
 ベージュの次に透け難いとされるライトグレーのはあったので、試
しに買ってみて手持ちのワイシャツと合わせてみて使えるか判断してみると良いと思います。
 仕事に使えなかったら部屋着にしちゃえば良いだけですからね。
 何しろ値段が確か税抜き780円ぐらいだったので。普通に部屋着
用に買うのも全然アリ。
 夏にリネンアイテムは欠かせないですよね~。

 てな感じで、ファストファッションも必要に応じて普通に取り入れ
てます。

 前にも言ったと思うけど、カジュアルウェアなんて自由なんで自分
の好きなものを着れば良いと思います。
 流行ってなくても「知るか!」って言って自分のスタイルを貫き通
して、「あの人と言えばあの服の感じ」と周りに思わせてしまえば、そっちの方が格好良いじゃないですか

 今街中を見回すと、黒いTシャツに黒いショーツという人で溢れて
ます。
 それもスウェット生地みたいなペラいショーツを平気で穿いてて、
「小学生? 体育の授業抜け出してきたの?」っていう。
 ショーツ穿くなとは言いませんが、どっかのユーチューバーの言う
ことをを鵜呑みにして皆おんなじカッコして、それをダサくないと思い込んでるなんて、ちょっと残念じゃないですか。

 どうせお金払って服買うんだから、楽しまないと損ってモンですよ

 普通に普段テレビ観てて「このタレントの服、なんか好きだな」と
か、自分のファッション嗜好の傾向を知る術は幾らでもあって、そうやってヒントを見付けたら、何でもすぐに調べられるスマホがあるんだからちょっとググってみたりすれば良いのに、その何でも調べられるスマホでユニクロユーチューバーの動画観て没個性に埋もれてしまったら、「まあ取り敢えずダサくはない」レベル止まりじゃないでしょうか。

 お金が無かったら古着を見に行けば良い。工夫すればお金は掛けな
くても案外イケますよ。
 そしてその手段の一つとしてファストファッションを取り入れるの
も全然アリって事ですよね。

 「ダサくない」を目指した結果、「まあ、ダサくはない」になっち
ゃうって、ソレ、ダサいんじゃない?

 おしまい。

2023年7月24日月曜日

ファッション、ユニクロ、YouTube / wear.1

 こんにちは。
 今回ちょっと長くなりそうな気配なのでサクサクいきますよ。

 前回のブログでお気に入りアルバム紹介の他に、グラストンベリーというフェスの動画がYouTubeで色々観られるというのもご紹介しました。

 俺はファッションも好きなのでアーティスト達のステージ衣装も注目したりするんですよね。
 まあ男性アーティストはだいたい黒基調のシンプルなものを身に付
けていて、正直ツマランと思ったりもするんですがw
 ロックといえば黒というのは定番ではあるんですが、今の空気は華
やかさやファッショナブルさよりもラギット感、ソリッド感なのかなぁ、という。
 そんな中、リック・アストリーがサーモンピンクのスーツ、それも
襟がでっかいピークドラペルのもので登場したのは流石という感じでしたね。
 音楽的には80'sリバイバルというのはここ数年ひとつの流れと
して確実にあるんですが、その華やかなりし80年代にヒットを連発していたリック・アストリーが当時の空気感そのままの衣装で出てくるというのは良かったと思います。
 で、女性アーティストは昨年からもうパンツはフレアとかバルーン
とかのエアリーなものばかりでスキニーはほぼ絶滅したなという感じで、それに伴って靴は厚底とかヒールで高さを稼ぐ感じになってました。
 今年もその傾向は継続で、その上で今年よく見かけたのは上も下も
白を合わせるコーデでした。
 それとミニスカートも多かったんですが、そこに合わせる靴にウエ
スタンブーツ等の膝丈のブーツをかなり見ましたね。
 スニーカーを履いてる人も所謂ハイテク系の厚底のものが圧倒的に
多かった。
 一時期流行ったダッドスニーカー程ではないんですけど、ペタンコ
のローテクスニーカーは全然見ませんでした。
 日本のファッションシーンではどちらかと言うとスタンスミスとか
ジャーマントレーナー、スペルガ辺りのローテク系の方がお洒落とされてる気がするので、ちょっと意外ですよね。
 勿論これはステージ衣装の話で、普段着と必ずしも共通の話ではな
いとは思うんですけど、自分の周りを見回すと、結構まだスキニーを穿いてる女性は見かける訳で、日本人って欧米の人に比べてお尻の形がカッコ悪い人が多いのに、お尻の形剥き出しのスキニーをいつまでも平気で穿いてるのは、そもそもスキニー嫌いの俺には奇妙な感じだったりします。
 アレ変だよねぇ?

 とまあ、ファッションの話も好きな俺はファッション系のYouT
ubeチャンネルも幾つかフォローしてたりするんですが、そうするとYouTubeの「おすすめ」にフォローしてないファッション系YouTubeチャンネルも表示されるんですよ。
 で、それらのサムネを見てて感じるのが、ユニクロ、GU等のファ
ストファッション、プチプラファッションを紹介してるユーチューバーが凄く多いという事です。
 所謂如何にもユーチューバーというオニイチャンから、スタイリス
トとかバイヤー、自身でブランドを立ち上げている人といった業界のプロみたいな人まで、「ユニクロ秋の新作、この5点を買え」みたいな動画がモリモリと出てくるの。

 やっぱりコレって、ニーズがあるって事ですよね。
 観る人が沢山いるから再生回数が稼げて、即ちユーチューバーがお
金を稼げる。
 商売になるからこういう動画を作る人が次々出てくる。
 で、こういう動画を作って人気を博したユーチューバーってユニク
ロとかのメーカーから、新作発表の展示会に招待されていち早く新商品を動画で紹介できるから、それでまた再生回数が稼げる。
 メーカーは宣伝できてウハウハ。
 観てる方も、メーカーから招待されてるという事は信頼できるとい
うイメージが付くから、チャンネル登録者が増える。
 こういうサイクルなんですよね。

 個人的に、家から目と鼻の先にユニクロもGUもあって、歩いて行
ける距離に無印良品もワークマンプラスもあるという立地に住んでるので(なんか自宅特定されそうな事書いちゃってるなw)、YouTubeなんて観てないでユニクロに直接商品を見に行けば良いのになんて思ったりするんですけどね。ユニクロなんてそこら辺に幾らでもあるもの。

 だから、こういうのを観るのって「お墨付き」が欲しいのかなとか
思うのですよ。
 業界のプロの人がお薦めしてくれる、つまりダサくない、それでい
て安く手に入るファストファッションのアイテムが知りたいという
 前にバスクシャツの話した時に言った「ファッションの評価基準が
他者にある人」という人達。
 お店に直接行って、「コレは好き。欲しい。」「こういうのは自分
は着ない。」と自分で決めるんじゃなく、プロが「ダサくない」とお墨付きをくれたものを着たいんでしょう。
 そのマインドセットこそダサい様な気が俺はするんですけど、そう
いう方が多いからこういった動画の再生回数が伸びるんでしょうね

 俺も、おすすめに出てくるモンだから幾つかこのテの動画を観てみ
たんですけど、まあ新商品をいち早く見られるというのは面白いは面白いですよね。
 ただ一方で「コレはどうなの?」という点も無くはない。
 やっぱり服を紹介する上で動画では伝わり難いのは生地感、風合い
というところだと思うんです。
 俺もユニクロを見に行って、マネキンが目に入った瞬間は「お、結
構良いんじゃない?」なんて思うんですけど、近寄って商品を手に取れるところまで行くと「あれ…そうか、じゃあイイや。」みたいになっちゃう事が凄く多い。
 ファストファッションの気になるところってそこが最大だと思うん
ですよね。
 なのに、ここを伝えようとしてるとは思えないというか、なんなら
隠そうとしてない?みたいな動画が幾つか見て取れました。
 例えば、YouTubeという動画のメディアなのに、着用例、コ
ーディネイト提案を写真、静止画で提示してる人というのは信用できないですよね。
 生地に光が当たった時の感じとか、動いた時にどこにどんな風にシ
ワが寄るかとか、そういうところを見せてない。
 写真なんて沢山撮った中から写りの良いもの、所謂盛れてるものを
使うに決まってるし、なんならそこら辺のSNSに自撮りをアップしてる中学生だって簡単に加工できるじゃないですか。

 あと、黒い服ばっかり紹介する人もどうかと思います。
 やっぱり一番誤魔化しが利くからね。

 あと「コイツマジか」と思ったのが、「服の流行は常に変わるので
、1~2年で服は処分して買い替えましょう。ファストファッションはそれに最適。」みたいな事を本当に言ってた人がいたんです。
 もう完璧に回し者w
 お前には「お気に入りの服」というものが無いのかと言いたい。
 このブログの初っ端で「いつまでスキニー穿いてんだ」みたいな事
言っといてナンですが、流行りに右往左往なんて誰もしたくなくないですよね?
 「お爺ちゃんになってもコレ着てたら格好良いよな」というアイテ
ムとの出会いとか、そういうレベルまで自分のファッションスタイルを昇華させるというのがファッションを楽しむという事の醍醐味だと俺は思うんだよなぁ。

 と、色々書きましたが、じゃあお前はファストファッションは買わ
ないのかというと全然買いますw
 何しろ目と鼻の先にユニクロもGUもあるんで、用もないのにブラ
ブラ覗きに行きます。

wear.2 へ続く

2023年7月10日月曜日

お気に入りアルバム 2023年6月

さあ早速予告通り、6月に俺がSpotifyにお気に入り登録したアルバムをご紹介します。

 先ずはthe acesの「I've loved you so long」。
 the acesはアメリカの女性4人組のバンドです。
 この新譜は俺ぐらいの年齢の人間にとっては新作なのに懐かしいと
感じてしまう様な、ド王道フィメイルポップという感じのサウンドです。
 正直、聴き始めたアタマ数曲の時点では「俺は好きだけど、流石に
古くないか? 俺は好きだけど。」と思ったんですよ。
 でも、聴き進めていくと、やっぱりコレを好きと感じる自分の気持
ちは誤魔化し様がないなと思って、お気に入りボタンをポチッとしましたw
 王道はやっぱり気持ちいい。

 次に紹介するのはchicaneの「nevertheless」
です。
 chicaneと書いてシケインと読みます。
 レースをするサーキットの、敢えてスピードを落とさせる為にクネ
クネしたコーナーをそう呼ぶんですよね。
 そこから採ったアーティスト名。
 この人はイギリス人で、ジャンルはエレクトロ、ダンス、トランス
とかそこら辺全部ですね。
 俺は中1ぐらいの頃は坂本龍一とか聴いてて、その後ロック馬鹿と
化す訳ですが、三十路過ぎてこの人の「behind the sun」というアルバムにヤラれてこの手の音楽を好きになったんですよ。
 その切っ掛けになったアーティストの新譜が6/9にリリースされ
たんですよ。
 この人は「ヒトの心の琴線に触れるサウンド」というのを掴んでる
方なので、目新しい事とかトリッキーな事無しで、シンプルなアイデアの積み重ねで格好いいとか心地好いを生み出せちゃうんですよね。
 今作は特に、適度にアップテンポな曲が多めなので、ジョギングと
か筋トレとか、所謂ワークアウトのBGMにしたら捗りそうです。
 ダイエットの味方だw

 次はmaisie petersの「the good witch」。
 イギリスの可愛らしいお嬢さんです。
 この人は一昨年にリリースしたファーストアルバムがわりと話題に
なったのでご存知の方もいるんじゃないでしょうか。
 その成功の勢いそのままに、王道ポップソング集で真っ向勝負にき
たという感じのアルバムです。
 颯爽とパワフルに若々しい。
 オケも歌も良いし、歌声がまた一聴してこの娘だとわかる特徴があ
るというのが良いんですよね。

 そして、olivia deanの「messy」。
 この人もイギリス人ですな。
 ジャンルはネオソウルというヤツです。
 聞き慣れないジャンルと思う方もいるかもしれませんが、聴いてみ
るとR&Bというよりももっと古いソウルミュージックの雰囲気を感じてもらえると思います。
 このアルバムもオケやアレンジは特に凝った作りという感じでもな
くて、それだけに歌の魅力が勝負となってくるんですが、これが良いんですな。
 特徴的な喉の奥で転がす様な歌い方から軽やかなファルセットまで
、聴いてて心地好い。
 「dive」という曲は今年のベストチューン候補だなぁ。

 最後に、個人的に「まってました」のthe Japanese houseの「in the end it always does」を激烈お薦めですよ奥さん。
 この人も、イギリス人でしたw
 俺はもうこの人の音楽が大好きなんですけど、4年ぶりに新譜をリ
リースしてくださいましたんですよ。
 いや俺が好きというか、この音楽を聴いて「好きじゃない」って言
う人いるのかなっていう感じなんですけどね。
 ジャンルはエレクトロポップ、ドリームポップですかね。
 でも、ピアノやアコギ、ストリングスもふんだんに使われているか
らピコピコしたヤツではないですよ。
 これはもう、四の五の言わずに聴いてみてほしい。
 絶対好きになるから。
 俺はアルバム収録曲12曲中7曲お気に入り登録しましたw

 以上が6月に俺がSpotifyにお気に入り登録したアルバムで
す。
 なかなかの豊作揃いでしたが、一方で結構楽しみにしていたシガー
ロスの新譜が個人的にイマイチだったのは残念でした。
 あと、Spotifyのフォロワーランキング150位という大ス
ター、キム・ペトラスの新譜も、1曲目を聴いて「良いじゃん!」と思ったものの、その後は「なんか似た様な曲ばっかだな…」という感じでお気に入り登録しなかったんですよね。残念。

 ところで、6月と言えばイギリスでグラストンベリーというフェス
が開催されて、その様子がBBCのYouTubeチャンネルでバンバン流されていたんですよね。
 俺がこのブログで紹介したアーティストのライヴ映像も色々観れま
した。
 俺はこの為だけにBBCのチャンネルをフォローしてると言っても
過言ではなくて、今年も楽しませていただきましたよ。
 観てない方は是非チェックしてみてください。
 因みにエルトン・ジョンは今年のグラストンベリーが最後のイギリ
ス公演となるそうで、貴重な映像でもあるんですよね。
 彼の自伝映画のタイトルにもなった「ロケットマン」という曲をプ
レイしている映像がありますよ。

 という訳で、6月も素晴らしい音楽に沢山出会えて良かったです。
 ウチのoceanfrequencyさんも早く素晴らしい音楽を
作ってくれないかなw
 もう2年は活動してないんですけど!
 もう俺ギター全く弾いてないよ!

 おしまい。

2023年6月26日月曜日

お気に入りアルバム 2023年5月

 前に書いたブログ原稿が長文だった為、前後半に分割掲載されたので、ご紹介まで間が空いてしまいました。
 5月のお気に入りアルバムご紹介の回です。
 因みに次回の更新で6月のお気に入りアルバム紹介します。
 内容考えなくて良いので楽ですw

 5月は4枚のアルバムをお気に入り登録しました。
 やや少なめでしたね。

 先ずはwestermanの「an inbuilt fault」。
 ロンドン生まれで、現在はギリシャで活動しているアーティストだ
そうです。
 内容はしっとり系のポップスでほんのりエキゾチック。
 生楽器と電子音のバランスが良くて、丁寧に重ねられたコーラスワ
ークが心地好い。
 滅茶苦茶凄い傑作とは言いませんが、なんかしっくりくるんですよ
、個人的に。
 きっと繰り返し聴く事になりそうな、生活のお供的なアルバムでし
た。

 次にSBTRKTの「THE RAT ROAD」。
 SBTRKTと書いてサブトラクトと読むんだそうです。
 この人もロンドン出身。
 ジャンルの壁を軽々と飛び越えるミクスチャーポップという感じの
音楽で、それをごちゃごちゃにならずに成立させるだけのインテリジェンス、エデュケイション、そしてパッションが感じ取れる、素晴らしくレベルの高いアルバムだと思います。
 しかも22曲も収録されていて、もうお腹いっぱい。

 そしてalison goldfrappの「the love invention」。
 イギリスのエレクトロデュオ、ゴールドフラップのシンガーがソロ
アルバムをリリースしたという物ですね。
 ジャンルとしては古き良きエレクトロクラッシュというか、特に目
新しさというのは無い音楽なんですけど、俺の個人的嗜好のド真ん中なんですわw
 それプラス、このアルバムはプロダクションの素晴らしさという点
でも耳を惹かれました。
 クリアで心地好いトラックが立体的に構成されて、音数が多くなっ
ても透明感が保たれたまま耳に届くのが最高に気持ち良いんですよ
 そしてこのアルバムも13曲プラスミックス違いの曲4曲と盛り沢
山です。
 今年ベスト候補。

 最後にbayonneの「temporary time」。
 名前の字面はビヨンセみたいですが髭面のおじさん(失礼)です。
 この人はアメリカ人ですね。
 ジャンルは、何になるんでしょうね。
 オケはPCで作ってそうだけど、エレクトロと言うには
ピコピコ感の無いオーガニックさが感じられるという様な、ちょっ
とアンニュイ感のあるポップミュージックです。
 そのオケというのが適度に深みを感じさせるのに、尚且つ適度に颯
爽としているという、なかなかに上質なサウンドで、更にそこに上質なヴォーカルが乗っかるんです。
 小手先のテクニックに頼らない、ナチュラルさを感じさせる歌い方
は、実は結構できる人が少ないと思うんですよ。
 ジョージ・マイケルから妖しさを抜いたみたいな感じというか。

 以上の4作品を、Spotifyでお気に入り登録しました。
 よろしかったら皆さんも聴いてみてください。

 ちょっと余談ですが、4月の末にエブリシングバットザガールが新
譜を出したんですよね。
 多分8年ぶりぐらいですよね。
 俺はエブリシングバットザガールが結構好きでCDを複数枚所有し
ているし、トレイシーとベンのソロアルバムも持ってるぐらいなんで勿論聴いてみたんですけど、あんなに艶やかだったトレイシーの声がすっかりしわがれて低くなってしまっていて、結構ショックを受けてしまいました。
 音楽として好きかどうかはショック過ぎて評価できなかったです。
 もしこのブログを読んでる人でエブリシングバットザガールを聴い
た事がないという方は、先ず新譜を聴いてみてから、気に入ったら過去作を聴いてみると良いかもしれません。
 俺の言ってる意味が分かると思いますw

 今回はこの辺で。

 おしまい。