2018年11月12日月曜日

「CD」vol.3

vol.2の続き
 イット・バイツは元々イギリスのカンブリアという町で結成されたバンドなんですけど、フランシス・ダナリーが「俺はロンドンに行ってプロになる。」と言ってバンドを脱退したんです。
 そしたら他のメンバー達も「じゃあ俺も」と言ってフランシスを追ってロンドンに出てきて再結成してデビューしたバンドなんですよ。
 ところがアルバムを3枚出したところでフランシスが、今度は「俺はアメリカに行く!」と言ってまた脱退しちゃったのw
 で、拠点をアメリカに移して先ずはファーストアルバムを出すんですけど、その後レッドツェッペリンの元ヴォーカルのロバート・プラントのアルバムでギターソロを弾くお仕事をして、そのままロバート・プラントのツアーメンバーになるんです。
 そしたらそのツアーの様子がMTVで放送されて、それでフランシスが注目されるんですよね。「あのギターは誰だ」ってなって。
 結果、見事に大手エピックレコードとの契約をゲットするという、ここまでは正にアメリカンドリームって感じなんですけど、まあ良くある話、アルバムは出したんだけどサポートは全然してくれない大手レーベル。セールス的には全く振るわず、契約した枚数のアルバムを出した後はフランシスはインディーズアーティストになってしまいます。
 それでも細々と活動し続けてインディーズでアルバム3枚出したんですが(日本で入手するのには苦労しましたw)、ここでイット・バイツ再結成の機運が高まるんです。
 と言うのも、イット・バイツはフランシス脱落後、ナヴァホ・キスと名前を変えて残されたメンバーだけで活動を続けていたんです。つまりフランシスは何時でも戻れる状態だったw
 ところがところが、フランシスがインディーズで出したアルバムが評価されて、このタイミングでフランシスがメジャーレーベルとの契約を再ゲットしてソロ活動継続となって、結局イット・バイツの方も別のメンバーを入れて再結成しちゃいました。

 フランシス・ダナリーのソロもイット・バイツも大好きでお薦めなんですけど、ソロならlet's go do what happensがアルバムとしてまとまりがあって聴きやすいかな。
 イット・バイツの方はセカンドアルバムのonce around the worldがお薦めです。

 あとアルバムを出したらCD買うアーティストと言ったらイモージェン・ヒープですね。
 イギリス人の女性アーティストでジャンルとしてはエレクトロになるのかなぁ。
 この人は兎に角惚れ惚れするほどセンスが良いと感じさせてくれるアーティストですね。
 もう四の五の言わず楕円というアルバムを聴いてみていただきたい。

vol.4 へ続く