2018年7月11日水曜日

「バルセロナ」 vol.3

 vol.2 の続き

  因みに日本人のことも日本語のこともジャパニーズという様に、カタルーニャ人のこともカタルーニャ語のこともカタランと言います。
 カタルーニャはフランス国境と接していて、カタランで「ありがとう」はフランス語と同じ「メルシー」だそうです。
 カスティーリャでは「グラシアス」ですから全然違う言葉なんですね。

 て事で、スペイン中央政権は仕方なくカンプノウ内限定でカタラン解禁するんです。
 この事がバルセロナというサッカークラブを、ただのサッカークラブではなくカタランの魂の拠り所にするんですよね。中央政権に屈しない俺達の誇りの象徴!みたいな。

 そして首都マドリードのチーム、レアルマドリードに対して「アイツらだけには負けん!」と異様な程のライバル心を燃やす訳です。
 レアルという言葉は英語で言うロイヤルですね。国王公認みたいな。
 んで、喧嘩売られたレアルマドリードの方も「あ? やんのかコラ」的な感じになって。

 と、こんな歴史があって今でもバルサとマドリーの試合は伝統の一戦「エル クラシコ」と呼ばれ世界中のサッカーファンを熱狂させているんですね。

 あ、また因みにですけど、レアルマドリードの事を「レアル」と略す人が殆どだと思いますがサッカーマニアは「マドリー」と呼びます。
 というのも、レアルって付くチームってレアルマドリードだけじゃなく複数あるんですね。
 今度乾選手が移籍するベティスというチームも正式にはレアルベティスです。

 さて、バルサの事を「メッシのいるチーム」位にしか思ってなかった方も、ちょっと関心が出てきたりしてませんか?

 一緒に応援しよう、バルセロナ!


 おしまい