2022年2月7日月曜日

ボバ・フェット、マンダロリアンからのボバ・フェット vol.1

  今回はスターウォーズの登場キャラクター、ボバ・フェットの事をお話ししようと思います。  以前ここのブログでスターウォーズの実写版ドラマ「マンダロリアン」について、そのうち語りたいという旨の事を書いたと思うんですけど、「マンダロリアンについて語るには先ずボバ・フェットの話をしないとな。」と思っていたら、そのボバ・フェットが主人公のドラマが始まってしまったんですよw  ボバ・フェットっていうキャラクターはエピソード6で死んでしまっていた筈なんですが、何しろ胴体真っ二つにされた筈のダース・モールも死んでなかった事にしちゃったスターウォーズさん、シリーズ中でも一二を争う人気キャラクター、ボバ・フェットを死んでなかった事にするなんて平気でやってきますよね。油断してましたw  改めまして、ボバ・フェットはエピソード5と6に登場するバウンティハンター、所謂賞金稼ぎです。  スターウォーズは最初に公開されたのがエピソード4ですから、2作目と3作目に出てきたという事ですね。  エピソード4は帝国軍に捕らわれそうになっているレイアが「助けて」というメッセージをR2-D2に録画してオビワンが身を潜めている惑星に送り、それを受け取ったオビワンとルークがレイアを助けに行く為に宇宙船ミレニアムファルコンの船長ハン・ソロを雇うところから始まりますが、ルーク達の依頼を受けたソロの元にジャバなる者の使いがやって来て「金を返せ」と言ってきます。  ソロは「仕事が決まって金が入ってくる算段がついたから少し待て。」と言うのですが、ジャバの使いは「返さないなら殺していいと言われている。そして俺もお前を殺したい。」なんて物騒な事を言い出します。  ところがソロは「ああ、そうかよ。」と言って逆にジャバの使いを撃ち殺してしまいます。  で、何だかんだあって結局ソロはルーク、レイアと共に反乱同盟軍に参加して帝国軍と戦う事になるんですけど、という事はジャバの借金を踏み倒している形になるんですね。  で、エピソード5でダース・ベイダーの依頼を受けてルークやソロの事を追う事になるのがボバ・フェットという事になるんですが、ボバはソロを捕らえたらジャバに引き渡すとベイダーに言い、ベイダーもそれでいいと認めます。  つまりベイダーとジャバの両方から賞金を受け取ろうという計画ですね。  で、帝国から追われる身となったルーク達は、ソロの旧友ランド・カルリジアンが統治者となっているクラウドシティという場所に逃げ込むのですが、「帝国に逆らう事はできなかった」というランドの裏切りによってソロは捕らえられ、カーボン冷凍なる技術によってカチカチに固められてしまい、ボバによってジャバの元へ連れ去られてしまいます。  更にはダース・ベイダーまで現れ、まだ未熟だったルークは右手を切り落とされ、しかも何とそこでベイダーから「お前の父親は私だ。」と告げられるという衝撃の展開。  と、ここまでがエピソード5ですね。  で、エピソード6でジャバの宮殿にルーク達が助けに行く訳ですが、このジャバの宮殿にボバ・フェットも留まっていました。  宮殿に忍び込んだレイアによってカーボン冷凍から解放されたソロですが、すぐには身体が思うように動かず、結局ルーク共々捕らえられてしまい、ソロとルークは処刑される事になってしまいます。  ジャバ一行はルーク達を連れてクルーズ船で砂漠に行き、そこにある大きな穴にルークとソロを落とすと宣言します。  その穴というのがサルラックという巨大な生物の口で、そこに落ちた者は千年かけて苦しみながらゆっくりと消化されていくというのです。  ここでルークがジャバに「僕らを自由にする気はない? 今なら許すけど。」と言うのですが、ジャバのリアクションは「ハハハ、落とせ。」  ここでR2-D2が隠し持っていたライトセイバーがルークの手に渡って一気に形勢逆転。大チャンバラの末ジャバ一行は全滅となるのですが、ボバ・フェットもこのチャンバラに参加してます。  ボバ・フェットはジェットパックなるものを背中に背負っていて、それで空中を飛び回る事ができるんです。  一瞬「おお、カッコいい!」と思うんですが、なんと戦闘中にそのジェットパックに流れ弾を食らったボバは空中に投げ出され、ジャバのクルーズ船の側面にビタンと打ち付けられ、そのままサルラックの口の中に落っこちてしまうという、なかなかに間抜けな最期を遂げてしまうんですよね。  という、ここまでがボバ・フェットの出番です。  つまり、そんなに出番の多くない脇役なんですね。  しかも間抜けな死に方をしちゃう。  じゃあ何でこのキャラクターがそんなに人気者になったのかというと、兎に角見た目が格好良かったからですw  いやもうホント、それだけなんですよね。  ジョージ・ルーカスも「こんなに人気が出るんだったら、もっと沢山出しときゃ良かった。」と後に語っていて、作り手側にとっても完全に予想外だったんです。

vol.2 へ続く