2023年5月15日月曜日

お気に入りアルバム 2023年4月

  今回は3/31リリースのものも含めた4月リリースのお気に入りアルバム紹介の回です。

 俺はブログの原稿を携帯のメールで書いてoceanfrequencyに送付してるのですが、今携帯のバッテリーがヤバいのでサクッといきますよw

 先ずはtransvioletの「BODY」。
 80'sテイスト溢れる王道ポップス。
 ヴォーカルの程好い脱力感がなかなかに良い感じなのです。
 ただ、8曲、28分弱と、ちょっと短いのが残念。
 どうせ一年後くらいに何曲か追加したデラックス版が出るのでしょ
うw

 そして、今回の大本命、boygeniusの「the record」も3/31にリリースされましたね。
 ジュリアン・ベイカー、ルーシー・デュカス、フィービー・ブリッ
ジャーズという、各々ソロアーティストとしての評価もしっかり得ている3人が数年前に結成しEPをリリースしてツアーをやったりフェスに参加したりして話題となりましたが、このコロナ明けのタイミングで再集結して、満を持してフルアルバムをリリースしました。
 やんちゃさとナイーブさを併せ持った少年の様なジュリアン(ギタ
ーも良い!)、深みのある歌声が特徴的なルーシー、そして言わずもがな、現代のインディロックを牽引する歌姫フィービー。
 ロックらしい溌剌さをもった曲からしっとり心地好い曲まで、当た
り前だけど全曲で3人の美しいハーモニーが聴けます。
 きっと数年経っても2023年といったらboygeniusがア
ルバムをリリースした年だったなと思う事でしょう。
 必聴です。

 で、4月に入ってからはdaughterの「stereo mind game」がリリースされましたね。
 俺、daughter大好きなんですよ。
 今回のアルバムも何もかもコナレてるなぁ~って感じで溜め息モノ
ですよ。
 静かな曲は静か過ぎず、アップテンポの曲はうるさ過ぎず、各曲に
仕込まれたフックの多彩さや、細やかな気の効き方や。
 小憎らしいとはこの事ですね。

 それから、pealey dropsの「a little disaster」も良かった。
 サウンドは80'sからアーリー90'sのテイスト溢れるシンセ
ポップで、そこに、ウィスパーとまではいかないけどかなり脱力感のあるヴォーカルが絡んで、まったりとノスタルジックな世界観に浸る事ができちゃいます。

 そしてyou said strangeの「thousand shadows vol.2」もお気に入り登録しました。
 ただ、このアルバムは結構人を選ぶと思います。
 ビーチボーイズやマージービート系のハーモニーが先ずは耳を惹く
んですが、音楽的には新しい事も難しい事もやってないのに、奇妙というか特異な音楽なんですよね。
 あ、マージービートというのは60'sにビートルズがデビューし
てヒットした事で大量に生まれたビートルズフォロワーバンド達の事で、ビートルズの出身地のリバプールにあるマージー川から取ってマージービートと呼ぶんですね。
 で、じゃあこのyou said strangeがビートルズを思わせるかと言ったら、そうじゃな
いんですよ。
 あくまでもビートルズのフォロワー達っぽいのw
 兎に角、何か変な音楽ではあるんですけど、俺の感性には刺さった
んですよね。

 今回分はこの5作品をお気に入り登録しました。

 次点というか、homecomingsの新譜も全然良かったんで
すけどね。
 俺は洋楽を聴く割合がかなり高い方なんですけど、勿論邦楽にも聴
く価値があると思っていて、homecomingsは正に俺が邦楽に価値を見出だす点を体現した様なバンドなんですよ。
 コードトーンや進行の工夫の凝らし方と、それをやり過ぎない引き
際の良さ。
 如何にもセンスの良い日本のバンドという感じなんですよね。
 ただ、俺はアルバム1枚で1つの作品としてみるという、古臭くて
頑なな評価の仕方をしているので、そういう観点でいくと今回のアルバムに関しては、ちょっと似た色合いの曲が揃ってしまってメリハリに欠けるかなと感じたんですよね。
 これは俺の評価基準が特殊なだけで、多くの人にとってこのアルバ
ムは普通に良い曲が沢山聴ける作品だと思うので、是非聴いてみてください。

 さて、俺のけいのバッテリーが13%なので今回はここまでw

 おしまい。