2023年4月17日月曜日

散財の才能

  2月には服を買わないと宣言して、本当に買わなかった(靴下は買ったw)俺ですが、じゃあ3月はというと、3/4から楽天スーパーセールがあったので、もうあっという間に服買いましたね。

 これはもう仕方がないのです。

 以前ここに書いた通り俺はもうすっかり古着の虜になってしまいま
して、楽天内にも古着のショップは沢山入っているので日々掘り出し物はないかと検索しては、気に入ったものはどんどんマイリストに保存していくという事をしているんですよ。
 古着って元の持ち主がショップに売却した物だから、言ってみれば
全てが一点物ですよね。
 だから、自分の趣味に合っていて尚且つサイズもピッタリ物を見付
けても、他の誰かが買ってしまったら無くなっちゃう訳で、だからといって欲しい服を片っ端から買う訳にもいかないので似た様な物でも気に入った「候補」は次々にリストに入れとくんですね。
 そうしておいて時折リストをチェックして、リストに入れといた物
が売り切れになってないか見てまわるんですよ。
 楽天のリストは売り切れになった商品はリストから勝手に消去され
ずに「売り切れ」と表示されるんで、どんなアイテムが売れちゃったか分かるから、それで必要に応じてまた似た様な物を探してリストに追加したり。
 で、自分のタイミング、「今月はシャツが欲しいな」「今月はパン
ツが欲しいな」みたいな感じで、リストからどれを買うか決めると

 勿論ネットで服を買うのですから試着はできないんでショップが提
示している数値を頼りにサイズを確認するので、自分の身体のサイズも把握しとかないといけないんですけど、だから自分のサイズにピッタリで趣味にもマッチしていて、尚且つ価格も安い物を探し出した時ってまあまあ嬉しいんですよね。
 たまに「え、コレこんな安くて良いの?」みたいな物に出会ったり
して。

 コモラッティというイタリアのブランドのジャケットで、生地もロ
ロ・ピアーナという有名なところの物を使ったヤツがまさに「え、コレこんな安くて良いの?」って値段になっていて、マイリストに入ってたんですよ。

 楽天スーパーセールの時期が近付いてくると、ショップはあらかじ
めセール価格を提示して、その代わりセールスタートまでそのアイテムの販売をストップするんですよね。
 セールか開始される前に目玉商品が無くなってしまわない様に。

 だからこっちも、あらかじめセールが始まったらコレを買おうとい
う予定が立てられるんですけど、そもそも「え、コレこんな安くて良いの?」だったコモラッティのジャケットが半額になると分かって、こんなの争奪戦になるじゃんと思ったのでセールスタートと同時にゲットしちゃいました。
 で、それは良いんですけど、リストに入っている物の中に同じショ
ップで扱っているニットベストがあったんで、「あ、ついでにコレも買っちゃえ」って、完全にノリで予定に無かった物まで買ってしまっているのが病気なのよねw
 お金を掛けない様にセールを利用してる筈なのに、息をする様に余
計な散財をするっていう。

 しかも3月はそれだけでは済まなくて。

 3月というと札幌では雪が融けて無くなる時期なので、雪道を歩く
為の冬用の靴は物置に仕舞って春~秋用の靴を出してくるという「靴の衣替え」をするんですけど、やっぱりこのタイミングで「新しい靴が欲しいなぁ」ってなっちゃうのが人の性というものなのですよ。
 仕方ない。俺が悪いんじゃないw

 で、今年の春は黒のスエードのローファーが欲しいなと思っていて

 それもコインローファーじゃなくてビットローファーかタッセルロ
ーファー。
 これは今迄所有した事がなかったアイテムだったんですよね。

 で、雪が融ける前からやっぱりネットで色々物色してたんですけど
、良い感じのヤツがリストに溢れてしまって決められなくなる上に、「けどやっぱりスニーカーも欲しいな」とか言い出す病も発動するという予想通りのパターンw

 で、そんな状態で、給料が出たんで何となく近所のセカストを覗き
に行く訳ですが(この時点で病気なんだよw)、メンズコーナーに向かっていって真っ正面にいきなり黒のスエードのビットローファーがあったんですよ。
 お、あるじゃんと思って手にとってみたら、スエードじゃなくてベ
ロア生地みたいな素材だったんですけど、まあ普通のツルンとした革じゃなくて起毛素材ではあるんで同じ様なものですよね。
 でね、その靴の内側を見てみたら「GUCCI」って刻印されてる
の。
 あ、コレは高いヤツだわ、と思って値札をみたら、税抜き5900
円なんですよ。
 「ハァッ?」となって確認したんですけど、「CUCCI」とか「
GUGGI」みたいなパチモンでもない。
 確かにベロアにはダメージがあって、特に右足側の甲の所に大きめ
の縱筋の傷があるんで、それでこの値段なのかなという事なんですけど、手にとってみてるから分かるだけで足に履いている状態で室内の明るさなら殆ど目立たないし、ホースビットの部分は全然綺麗でカッコいい。さすがにGUCCIだもの。
 で、サイズをみたら「7」と書いてある。
 あぁ、小さいのか、と。
 俺はスニーカーだと26.5~27cmがジャストサイズで、NI
KEとかのナローな物だと28cmを履いたりもするんで、UKサイズで7は小さいんですよね。
 ただ、見た感じ「そんな小さいか?」と思ったんで試しに足を突っ
込んでみたんですよ。
 そしたらまさかのピッタリサイズ。
 スエードじゃなくてベロア、つまり革じゃなくて布の靴なんで伸縮
性があったんですよ。

 古着好きにとって、そもそも欲しかったものがサイズピッタリで価
格も予算内というのはもう、「巡りあってしまった」というヤツなのです。ましてGUCCI。

 待て待て、一度冷静になろう。まだ店に入って最初に見た靴だぞ。
 そう思ってその靴は棚に戻して、他の靴も見てみて良さげなヤツを
履いてみたり、靴以外の物も一通り物色してみてから、そのGUCCIの靴の所に戻ってもう一度履いてみて、全身が見える姿見の前に行って確認してみて、やっぱりその靴を買ってしまいました。
 いやぁ掘り出し物。
 予は満足じゃ。

 という訳で、3月にはビシッと散財してやったのですが。
 でもね、やっぱりね。
 スニーカーも欲しいよねw

 もう死ねば良いと自分でも思うわ。

 おしまい。