2019年8月12日月曜日

不思議の国でおまいう vol.1

 この話題に俺がどうこういうのは自分でも違和感があるんだけど、なんとも「不思議だな」と思うので、ちょっと書いちゃいますよ。

 吉本興業の話です。はい。

 世の中の一般の皆さんが「吉本ヒドイ。あの会見なんだ!」ってなってるのが、俺には結構不思議なんだよなぁ。

 あれさ、「涙ながらに会見した宮迫、亮がホントの事言ってるに決まってる。だから吉本の言い分と食い違って時は吉本側が嘘をついてるに決まってる。」っていう思い込みが3割ぐらいで、残りの7割が「あの社長の話し方、イライラする!」って理由じゃね?w
 あとなんか極一部に「吉本興業は安部政権からカネもらってるぞ!」っていうアベガーの人もいるみたいだけど。参院選、惨敗だったねぇ。悔しいのう悔しいのうwww

 ざっくりあらましを言いますと、契約解除に伴い、宮迫、亮が会見した。
 これ俺見てないです。後のワイドショー等で断片的にしか見てない。
 で、翌日ワイドナショーで松本人志が生放送でこの件に触れる。
 これも俺見てないです。
 更に翌日、吉本の社長が会見したと。
 これは割と最初の方から質疑応答の最初の辺りまで生で見てました。休みだったのです。

 さて。

 そもそも、闇営業ってモンがあって、吉本興業は「やらないでね。」と一応は言いつつ、実質黙認状態だったらしい、ということが透けて見えてきて。
 別に芸能界に詳しくなくたって、今回の一連の出来事を眺めていれば、なんとなく想像できることもありますよね。
 なんで黙認なんだろう。

 よく聞く「吉本は給料安い。」というのの救済措置なんて要素もあったりするのかな、とか。
 バイトばかりして仕事のない様な芸人がお金をもらって場数を踏める機会でもある訳で、今や大御所と呼ばれる様な芸人さんだって、そうやって育ってきたという歴史だってあるんだろうなぁ、みたいな。
 ていうか歴史っていうんであれば、そもそも芸能事の仕切りって昔はヤのつく自由業の皆さんの仕事だったらしいなんて話も聞いた事あるなぁ~みたいな。

 んで、じゃあその「黙認」を可能にするカラクリってのはどんなものなのか。
 これだってこれまでの一連を見てりゃ想像のつく事で。

 要するに「仕事をして報酬を貰った」のではなく、「余興をやったら謝礼を貰えた」って扱いなんだろうと。
 しかも、その謝礼をくれたのはイベント、パーティーの主催者ではなく、その話を芸人に持ってきた仲介者、今回の件で言えばカラテカ入江から参加芸人に渡されてるらしいと。
 勿論カラテカ入江は主催者からお金を貰って自分の取り分を取ってから残りを分配したに決まってる訳なんだけど、芸人各々からしたら主催者からは「貰ってない」と言える形にしてあるって事なんでしょ。

 だから写真週刊誌の直撃取材を受けた宮迫は「貰ってない」と言ってしまったんだろう。
 その後の謝罪会見でも「間接的に貰った」という言い方したんでしょ?

 まあ結局それで、最近の写真週刊誌の「シラを切るなら二の矢、三の矢があるぞ!」的なやり方で事が大きくなっていって、流石にお咎め無しには出来なくなっちゃったって話なんだろうなぁ、と、ね。

 ここまで想像ついちゃうと、一つの「茶番」が見えてきますよね。

 貰ってない訳が無いって事、みんな分かってるでしょ、最初から。
 芸人も吉本興業も写真週刊誌やマスコミも。

 つまり
 この一件に関わった芸人に「貰ったのか?」と聞いたら、はじめは「貰ってない」と言っていたのに後になって「実は貰っていた。保身の為に嘘をついてしまった。」と言い出した。
 というこのくだり。

 「貰ったのか?と聞いた」?
 そんな必要ある?
 貰ったに決まってるのに?

 ねぇ、このくだりを芸人も吉本興業もマスコミも事実として扱っていて、それを世間一般もそのまま受け入れてるところに、あれ?ってなるの、俺だけですか?

 「宮迫がカメラの前で貰ってないって言っちゃった! どうしよう!」が真相じゃねぇの?

 からの、「もう芸人達に勝手に喋らすな。」が「会見させない」なんだろうと。
 何しろ、安部政権からお金を貰って教育関連の事業をやろうって会社ですからw、この一件で誰がいくら貰って、トータルいくら貰ってて、そのお金をどうするのか、詐欺グループに返す訳にもいかないしw、そういった諸々きちんと詰めるまでは謹慎しとけっていうのが、吉本興業の下した判断だったんだろうさ。


vol.2 へ続く