2018年9月17日月曜日

「音楽性の不一致が原因です。」 vol.2

vol.1 の続き

 んでね、何が起こったかというと、oceanfrequencyさん、ヒップソウルみたいな曲を作ってきたんですよ。
 つまり俺にラップをしろと。

 俺そもそもその手の音楽ほぼほぼ聴かないんだけど、特に日本人のラップを良いと思った事が殆どないんですよ。
 スチャダラパーとかのユル系なら、まだわからなくもないんだけどね。まあコレはコレで心地良いかなと。
 でも、それ以外のは、何か見ていて気恥ずかしくなっちゃうんだよね。何かしっくりこないというか。
 て言うかそれならまだマシで、中には「ナニコレ、ダッセェ」と思う様なモノもありますわな、正直言うと。

 俺はもうおじさんなんでね、ラップというモノはそもそもはフラストレーションというモノを背景に持ったスタイルだと思っているんですよ。勿論今となっては全てがそうだとは言わないけどさ。
 そういうイデオロギー的な部分が全然感じられない日本人ラッパーが、「ありがとう」「リスペクト」とかいう内容のモノばかりやっていて、そのクセファッションだけはアフロアメリカンのゴリゴリのラッパーから借りてきちゃってるみたいなのはね。
 てか、もっとシンプルに「ラップってのは歌も歌えないし楽器も出来ないけどミュージシャンヅラしたい奴の便利な道具かよ。」と感じさせてくれる様なのもあります。

 そんな事を思ってる俺に、oceanfrequencyさんたらヒップソウルみたいな曲を作ってきたモンだから、「やりたくない」って言いましたよね、普通に。没ですw

 いや実は既に1stアルバムに入ってるdaysって曲の中で、もうラップっぽい事やってはいるんですけどね。聴く度に恥ずかしい。
 しかも一ヶ所、思いっ切りリズムが走っている所まであるし、イヤァァ聴かないでェェェ!って感じですw

 それともう一つ、俺が個人的にあまりやりたくないものがありまして。

 それが「ポリティカルな内容のモノ」なんです。

 ちょっと前にもありましたよね、あるバンドが愛国的な内容というか、右寄りの人達が好きそうなフレーズを使ったら、何かネットで凄い叩かれたみたいなの。

 日本人の中には敗戦から来る、皇国史観に対するアレルギーみたいなものを根強く持ち続けている人達が一定数いて、右っぽい事をちょっとでも言うと「危険だ!危険だ!」みたいに騒ぐんですけどね。
 俺からしたら、アーティストの表現を「危険なもの」扱いして制限しようとする事だって、かなり危険な事に思えますけどね。

 何でこんな、わざわざ敵を作る様な事言い出してんだか、自分でも良くわかんないんですけどw


vol.3 へ続く

2018年9月3日月曜日

「音楽性の不一致が原因です。」 vol.1

 さて、何時しか俺が思い出話を書き綴る場所になってしまっているが、良く考えたらココはcunoのオフィシャルブログだったのでw、偶には我々の近況でも。

 と言うのもですよ、一昨年の8月に1stアルバムの月の舟を配信開始して、昨年の8月に2ndアルバムのcosmic treeを配信した訳ですからね。
 気付けばもう9月ですよ今年も。

 と言う事は・・・

 遂に・・・

 我々の3rdアルバムが・・・

 スイマセンまだ出来てません、という話なんです。

 以前ココのブログで、cunoの曲はcunoの俺じゃない方ことoceanfrequencyさんが作詞も作曲もトラックメイクも一人でやっていると書きましたが、早い話、そのoceanfrequencyが多忙だという事なんですな。
 我々、音楽だけで食っていける様な御身分では無い訳で、普段の生活の合間に活動していてですね。
 まあ、本人に許可取ってませんから詳しくは書きませんけどね、oceanfrequency、良い方向にも、良いとは言えない方向にもw、色々ありまして。

 で、そんな忙しい合間を縫って、やっと作った曲を、俺が「気に入らない」と言って没にしたり作り直しを要求したりというw
 もうね、鬼かって話ですけどね。
 過去のブログを読み返してもらえれば、俺がcunoでやってる事って歌とギターとココのブログを書く事と、不平不満を言うって書いてありますねw
 そうなんすよこの人、作詞も作曲もしないクセに一丁前に文句は言いやがんのw

 oceanfrequencyとは学生時代からの友人だけど、だからって音楽の趣味が完全に一致するなんて事はある筈も無く、どちらかと言うと俺は音楽に心地良さを求めるのに対し、oceanfrequencyはより格好良さを求める傾向にあるのかなぁと。
 飽くまでも「俺に比べると」ですけどね。

vol.2 へ続く