2018年8月20日月曜日

「きっかけ」vol.3

vol.2 の続き

 で、親父の「何観たい?」に俺は「ジェダイの復讐!」と答えた訳です。
 が。

 それを聞いたウチの親父、「えぇ~絶対つまんないよスターウォーズなんて~」と言い出したんですよ。

 そうなんだねぇ~、俺がスターウォーズを一作目から観てないのは、映画に連れて行ってくれる親父が「つまんなそう。」と思ってたからなんですね。
 以前にもここのブログで書いた事があったと思うんだけど、SF映画ってスターウォーズ以前は子供騙しと思われていた時代があって、ウチの親父はスターウォーズがもう三作も公開された時点でも、まだそう思っていたんです。

 てな訳でスターウォーズを観たいと言った俺は親父に否定され、姉貴まで尻馬に乗ってそうだそうだ、スターウォーズなんて絶対つまんないと言い出す始末。
 で、その姉貴に親父が「お前は何が観たいの?」って聞いての姉貴の答えが「キャノンボール2!」
 まあ、姉貴の趣味も大概だw

 で、親父が「じゃあ絶対つまんないスターウォーズを先に観て、その後キャノンボール2観に行こう。」って決めたのね。
 俺達三人とも、好きな食べ物は最後にとっておくタイプです。(お袋のみ先に食べるタイプ。)

 ということで俺以外は全く期待しないで観に行ったスターウォーズエピソード6、もう完全に圧倒されましたね。
 特に最後のデススター攻防戦のドッグファイト。凄い迫力の映像を見せつけられて、映画館を出る頃には親父も姉貴もすっかりスターウォーズファンになってましたとさw

 んで、その後観に行ったキャノンボール2のつまんねぇことつまんねぇことw

 そんでね、この経験でスターウォーズが大好きになったのは勿論の事、俺は「映画を観に行く楽しみ」というモノに目覚めてしまったのね。

 で、それまで親に連れて行ってもらうものだった映画を、友達を誘って自分で観に行く様になったんだ。
 そのきっかけになったのがエピソード6だった訳で、今おっさんになった俺という人間の有り様を決定した映画って事なんですよ。

 ・・・誰だ「良かったのか悪かったのか」とか言ってるヤツはw


おしまい

2018年8月8日水曜日

「きっかけ」vol.2

vol.1 の続き

  俺は2歳の時に親父に肩車されてキングコングを観ているので、スターウォーズも一作目から観ていても全然おかしくないんですが。

 俺が最初に映画館で観たスターウォーズは今で言うエピソード6、ジェダイの帰還からなんです。
 しかも再上映なの。ロードショーでは観てない。

 小学生だった俺は、勿論スターウォーズに興味津々だったんだけど、まだ当時は映画というのは親に連れて行ってもらうものだったんですよね。
 だから親が「映画に行こう」と言い出さないと観られないものだったんだ。

 そんな小学生時代の俺が家で新聞を眺めていて、劇場情報にエピソード6の再上映を見つけてしまったのね。
 で、それから毎日毎日新聞をチェックしては「まだやってる。まだやってる。」って思ってたんだ。
 多分親のどっちかがそれに気付いたんだろう、ある日の土曜日、親父が俺と姉貴に向かって「明日映画観に行こう。おまえら何か観たいのあるか?」って言い出したんですよ。

 俺は喜び勇んで言いましたね、「スターウォーズ! ジェダイの復讐!」と。

 はい気付きました?
 ジェダイの帰還じゃなくジェダイの復讐。
 実は公開当時はジェダイの復讐というタイトルだったんですね、エピソード6。
 これ実はアメリカの映画会社が勝手にrevenge of the jediってタイトルつけちゃったので、日本でも直訳してジェダイの復讐になっちゃったんだけど、ジョージ・ルーカスから「ジェダイは復讐などしない。」と突っ込みが入ってreturn of the jediに変更されたんですね。
 ところが日本ではジェダイの復讐でポスターもパンフレットももう作っちゃってるw
 だもんだから、日本では当時そのままジェダイの復讐というタイトルで公開しちゃったんです。


vol.3 へ続く