2023年8月21日月曜日

お気に入りアルバム 2023年7月

今回はちょっと多いのでサクサクいきますよ。

 先ずはnoble orkの「when it finds you」 カナダのアーティストです。
 爽やか、穏やかな曲がいっぱい詰まったホームメイドポップロックといった音楽性。

 男性だけどファルセットを多用した優しい歌声は中性的で、オーバーダブを重ねたコーラスワークの味付けが心地好いです。

 次にclaudの「supermodels」。
 アメリカ人アーティストによるアンニュイでフォーキーなベッドル
ームポップ。
 これといったキラーチューンがある訳ではないんだけど、アルバム
通してずっとまったりと心地好い、飾りすぎない感じが好感度高い音楽です。

 次はMatteo Mancusoの「the journey」。
 イタリアの若き天才ギタリストのファーストアルバムです。
 ジャンルは一言で言ってしまえばフュージョンですが、ヘヴィロッ
ク的なものからスタンダードなジャズスタイルの曲まで振り幅が結構広いので、音楽としては「どういう気持ちで聴いたら良いの?」となっちゃうかもしれません。
 まあ単純にテクニックを堪能するって事で良いんじゃないでしょう
か。
 昨今はギターソロが無いロック曲も多いので若い人達が聴いたら「
ギターってこんなに速く弾けるのか」と思っちゃうかもしれませんね。
 で、この人は是非映像もチェックしてみてほしいです。
 「え、そうやって弾いてるの?」って、きっと思う筈。

 そしてnight hikesの「keeper of reality」。
 サンフランシスコのデュオによるノスタルジックでメランコリック
なドリームポップ。
 70'sロック的テイストもあって、穏やかなのに楽しい世界に4
0分間浸れます。

 次がGreta Van Fleetの「starcatcher」。
 グラミー賞受賞経験もあるアメリカのロックバンドです。
 時代錯誤の荒々しくも物悲しいブルーズロックを格好良くキメてい
て、好きと言うより憧れてしまいましたよ。
 ハイトーンで歌うロックシンガーというのはやっぱり良いですよね

 俺自身が高音で歌ってもこういう鋭利なテイストを出せないタイプ
なので、もう羨望の眼差しで見つめておりますw
 そしてギシギシのギターサウンドも最高なんですよ。
 もうこれは今年のロック部門優勝候補。

 それからカーリー・レイ・ジェプセンの「the loveliest time」。
 急にアーティスト名が片仮名表記になりましたがSpotifyに
片仮名で登録があるのでそちらに合わせてます。
 カナダ出身の売れっ子さんですね。
 抜けの良い声と確かな歌唱力・表現力に裏打ちされた、キュートで
スパイシーな王道ポップスです。
 楽曲の構造は如何にもチャート受けの良さそうなものながら、トラ
ンス的な楽しさを持ったトラックメイク・プロダクションの巧みさを併せ持っていて完成度が高いと感じます。
 曲のタイプのバラエティや曲順構成もしっかり練られていて、隙の
無い「そら売れるわ」みたいなアルバムでした。

 次にMadeleine Kenneyの「a new reality mind」。
 アメリカのインディアーティストだそうです。
 基本はシンセポップだけど、ギターの音も効果的に使われてます。
 なかなか独特のセンスの持ち主で、先の読めない展開の音楽ではあ
るんだけど、それが別にヘンテコリンという訳ではなく、ちゃんと心地好い音楽として成立してるんですよね。
 丁寧に重ねられたヴォーカルトラックも良くて、優しさや力強さの
表現が効果的だと思いました。
 一言で言って面白心地好い。
 世の中には色んな才能を持った人がいるんだなぁって感じでしたね


 それからPia Frausの「evening colours」。
 エストニアのドリームポップ、シューゲイズバンドです。
 全く力みのない女性二人のヴォーカルが常にハモっている様な感じ
で、そこはかとなくフレンチポップを思わせる様なキッチュさもあり。
 アンニュイな曲から軽快な曲、穏やかな曲から日本人が好きそうな
コード展開が面白い曲まで、多彩な楽曲が揃ってます。
 ドラムが良い意味でバタバタした手数の多いタイプで、それがボン
ヤリした音楽にさせずにいるというバランスも良い感じ。
 プロフィールをみると20年以上キャリアのあるバンドなんどけど
、Spotifyのフォロワー数は33,000人ぐらいなので知名度はそんなに高くない人達みたい。(まあエストニアのバンドという点を考えると高いのかもしれないけど。)
 でも、プロモーション次第では全然もっと売れそうな、こんなんみ
んな好きじゃんというサウンドなので、これは是非多くの人に聴いてほしいな。

 以上が7月リリースのアルバムから俺がお気に入り登録したものな
んですが、今月は他にもあって。

 シアトルのFMラジオ局、KEXPのYouTubeチャンネルで
スタジオライブを披露したNabihah Iqbalというアーティストが今年の4/28に「DREAMER」というアルバムをリリースしてまして、そちらを後追いでお気に入り登録しました。
 この人はイギリス人ですね。
 ポストロック要素とトランス的な曲とが入り交じりながら、終始ド
リーミィなアルバムでした。

 で、そこからSpotifyの「関連するアーティスト」に表示さ
れた Rahillというアーティストが5/12にリリースしていた「flowers at your feet」というアルバムも後追いお気に入り登録しました。
 この人はイラン系アメリカ人だそうです。
 若干のショーロっぽさとサイケっぽいレトロ感の入り交じるトロピ
カルな音楽に、独特の朴訥とした歌声が乗っかるのが心地好いんです。
 歌唱力は決して高くない人なんですが、センスさえあれば全然大丈
夫という好例だと思います。
 浜辺でモヒートでも飲みながら聴いたら最高でしょうね。
 あ、俺酒飲まないんですけどねw

 とまあ、7月は随分沢山のアルバムをお気に入り登録しました。
 とは言え、世間的には滅茶苦茶ヒットしているスターのアルバムも
リリースされてた訳でして。

 ポスト・マローンのアルバムは「良い曲も入ってますね。」という
感じでした、個人的に。
 トラヴィス・スコットのアルバムは「あ、すんません、こういうの
よくわかんないです。」でしたわw

 まあ最新の音楽というのは楽曲制作、トラックメイク、プロダクシ
ョンといった点で参考、刺激となるだろうから、こういうのはoceanfrequencyさんの方にしっかり聴いていただきましょうw

 あ、あと日本人だとMrs.GREEN APPLEもアルバム出してましたね。
 これは聴いてみてすぐに「ア,ハイ,ダイジョブデース」
と1曲目の途中で聴くのやめちゃった。
 アタクシの趣味とは全然違いました。
 世間的にはヒットしてるんで俺の方がズレてるんでしょうな。知ら
んけど。
 なんか、「ウニイクラ丼だなぁ」と思ってたら上からトリュフまぶ
し出したみたいな。
 ごめんねーおじさんベーコンエッグとトーストとブラックコーヒー
みたいなのを「結局こういうのが一番旨いんだよな」とか言っちゃうタイプなの。(嘘つけw)

 てな訳で、7月は豊作でしたな。
 因みにこの原稿8/14に書いてるんですが、8月はまだ1枚もお
気に入りアルバムに出会ってませんw

 おしまい。

2023年8月7日月曜日

ファッション、ユニクロ、YouTube / wear.2

wear.1 の続き

 ユニクロで今年出たものだと、オープンカラーシャツは良いと思いました。

 レーヨン混紡のサラッとした生地のヤツ。
 ユニクロの服って襟を見ると大概「ダメだコリャ」となるんですが
、コレは大丈夫でした。
 カラー展開も豊富で無地のもので4色ぐらいあったんですが、ベー
ジュのヤツが特に良かったです。
 あと柄物もあって、所謂アロハみたいな感じのシャツになるんです
けど、アロハって柄が気に入るかどうかって重要だと思うんですよね。
 このシャツの柄は2種類程あったんですが、どっちも全然アリだと
思いました。
 ただコレは所謂ユニバレ、ユニかぶりが心配ですよね。
 だから、俺はまだ買ってないんですけどねw
 シーズンオフのセールで1500円を切ってたら買って来年着よう
かなみたいな。
 ユニバレ回避テクですw

 あと、ユニクロはセール品のワゴンをチェックするのも好きなんで
すよ。
 昨年、冬の頭頃セールワゴンに何故かアンディ・ウォーホールとU
TのコラボのロンTが1200円くらいで入ってて、コレはこの冬の間かなり重宝しました。
 またつい最近、ドライVネックTシャツの水色のヤツだけ全サイズ
セールワゴンに置かれていて(人気なくて沢山売れ残ったんでしょうね)1枚500円になってて、「こんなの部屋着、パジャマに最適じゃん」と思ってゲットしてきました。
 あとはエアリズムボクサーパンツとかステテコなんかは普通に買う
よね~。
 あ、ちょっと話題になったミニバッグは実物を手に取った瞬間「あ
、イラネ」となりましたw
 あれはただの、2000円のカバン。
 安物っぽ過ぎ。

 それからGUなんですが、何を隠そうこの原稿を書く直前に寄って
きたばっかりです。
 毎年話題になるヘビーウェイトスウェットが出たのでチェックしに
いったんですよ。
 チャンピオンのリバースウィーブが数年前まで古着屋で2~300
0円で余裕で買えてたのに近年どんどん値上がりしていて、GUのスウェットはそれの優秀なコピーで、しかも2990円なので。
 で、チェックしにいったのはそれだったんですけど、そしたら春頃
に出たビルケン風のサンダルが990円にゴリゴリに値下げされてて買っちゃいましたw 予定外散財。んもぅ。
 傾向としてはGUってトップスはオーバーサイズのアイテムが多過
ぎ、パンツはウエストに紐が入ってるイージーパンツで腰のところがギャザーになってるアイテムが多過ぎるというところでなかなか難しいです。
 あのギャザーって穿いてて痒くなりません?
 アレ嫌い。
 そんな中で今年GUで買ったのは新作のコットンクルーネックTシ
ャツ。
 以前白Tの話をした時に「ユニクロの白Tは全然悪くないけど、丸
胴じゃないので脇に縫い目がある」と書きましたが、GUが今年出したヤツが丸胴だったんですよね。
 あと、コットンの手触りもアメリカのTシャツっぽいガサガサ、ゴ
ワゴワした感じで厚みもしっかりあって、アメカジ好きが好きなヤツを上手く再現してるんですよ。
 それでいてユニクロより10円安い。
 ちょっと残念なのは袖丈が長いんですよねGUのTシャツって。普
通に二の腕が全部隠れちゃう。
 商品名にも「五分袖」と書かれているんでわざとそういう作りにし
てるんでしょう。
 二の腕って細過ぎても太過ぎてもコンプレックスになるから、隠せ
る様に作ってあるんでしょうが、俺の趣味的には長過ぎるので、Tシャツ1枚で着て出掛けるならワンロール折り返して着ます。
 インナー使いならそのままでバッチリ。
 あと、スウェTも買っちゃいました。
 スウェTは去年出た時から気になってたんですが、GU得意のオー
バーサイズだったんで買ってなかったんですよね。
 GUは店舗に取り寄せれば送料は掛からないんで、XSを取り寄せ
ても良いかとも思ったりしたんですが、まあそこまで欲しいモンでもなかったので。
 でも今年、ディズニーコラボでミッキー柄のが出てて、それを店頭
で見ちゃって即買っちゃいました。
 これならオーバーサイズでも可愛いだろうと。(オッサンのクセに
w)
 まあそれでもSサイズを買いましたけどね。
 それと黒い革のベルトはGUのを数年愛用してます。
 イイ感じにボロくなってきててお気に入りです。

 無印良品は冬の間タートルネックのニットをブラウンとアイボリー
の2色買ってめちゃめちゃ着ました。
 癖の無いデザインで、あと天然素材なのが良いですよね無印は。
 無印は服以外にもキッチンウェアとか雑貨とか色々あって楽しいの
で、たまに覗きに行ってはタオルとか買って帰ってきてます。

 ワークマンはね、やっぱり基本的にワークウェア、ギアなんですよ
ね。
 その範囲内で極力カジュアルウェアにデザインを寄せてるという印
象です。
 完全な街着には難しいけど、雨具とか、あとアウトドアに使うもの
を買うには良いのかなっていう。
 ワークマンで良いと思ったのは靴ですね。
 防水、防滑とか、先芯の入った安全靴みたいな機能の載った靴がデ
ザイン豊富に揃っていて、しかも安い。
 あと、意外というか、インナーシャツに良いのがありました。
 仕事でスーツを着る人なら所謂ワイシャツの下にインナーを着ると
思います。
 本来はワイシャツが肌着扱いなので素肌にワイシャツが正式だった
りはするんですが、クールビズでシャツ1枚で着てて、汗かいてスケチクしたら最悪ですからw
 で、なるべくインナーを着てない風を装うにはベージュのインナー
が最適なので各社そういうものを出してるんです。
 まあ大抵の人はユニクロのエアリズムインナーを買ってるんじゃな
いかな。
 あれは袖や襟が切りっぱなしでワイシャツにアタリが出にくいし凄
く良いと思います。
 ただ、素肌に直接触れるインナーには天然素材を選びたいという人
もいて、そういう人は無印か、グンゼみたいなプチプラじゃないヤツを買うという選択になると思います。
 無印のインナー、ベージュの色がちょっと薄い、白に近い感じなん
ですよね。
 ワイシャツによっては透けるかもという。
 で、それがワークマンにコットン85%、リネン15%というイン
ナーが売ってたんですよ。
 リネン、つまり麻といえば通気性、速乾性に優れた夏の快適素材の
定番で、しかも天然素材。これは嬉しい。
 ただ、残念ながらベージュが無かったw
 ベージュの次に透け難いとされるライトグレーのはあったので、試
しに買ってみて手持ちのワイシャツと合わせてみて使えるか判断してみると良いと思います。
 仕事に使えなかったら部屋着にしちゃえば良いだけですからね。
 何しろ値段が確か税抜き780円ぐらいだったので。普通に部屋着
用に買うのも全然アリ。
 夏にリネンアイテムは欠かせないですよね~。

 てな感じで、ファストファッションも必要に応じて普通に取り入れ
てます。

 前にも言ったと思うけど、カジュアルウェアなんて自由なんで自分
の好きなものを着れば良いと思います。
 流行ってなくても「知るか!」って言って自分のスタイルを貫き通
して、「あの人と言えばあの服の感じ」と周りに思わせてしまえば、そっちの方が格好良いじゃないですか

 今街中を見回すと、黒いTシャツに黒いショーツという人で溢れて
ます。
 それもスウェット生地みたいなペラいショーツを平気で穿いてて、
「小学生? 体育の授業抜け出してきたの?」っていう。
 ショーツ穿くなとは言いませんが、どっかのユーチューバーの言う
ことをを鵜呑みにして皆おんなじカッコして、それをダサくないと思い込んでるなんて、ちょっと残念じゃないですか。

 どうせお金払って服買うんだから、楽しまないと損ってモンですよ

 普通に普段テレビ観てて「このタレントの服、なんか好きだな」と
か、自分のファッション嗜好の傾向を知る術は幾らでもあって、そうやってヒントを見付けたら、何でもすぐに調べられるスマホがあるんだからちょっとググってみたりすれば良いのに、その何でも調べられるスマホでユニクロユーチューバーの動画観て没個性に埋もれてしまったら、「まあ取り敢えずダサくはない」レベル止まりじゃないでしょうか。

 お金が無かったら古着を見に行けば良い。工夫すればお金は掛けな
くても案外イケますよ。
 そしてその手段の一つとしてファストファッションを取り入れるの
も全然アリって事ですよね。

 「ダサくない」を目指した結果、「まあ、ダサくはない」になっち
ゃうって、ソレ、ダサいんじゃない?

 おしまい。