2023年7月24日月曜日

ファッション、ユニクロ、YouTube / wear.1

 こんにちは。
 今回ちょっと長くなりそうな気配なのでサクサクいきますよ。

 前回のブログでお気に入りアルバム紹介の他に、グラストンベリーというフェスの動画がYouTubeで色々観られるというのもご紹介しました。

 俺はファッションも好きなのでアーティスト達のステージ衣装も注目したりするんですよね。
 まあ男性アーティストはだいたい黒基調のシンプルなものを身に付
けていて、正直ツマランと思ったりもするんですがw
 ロックといえば黒というのは定番ではあるんですが、今の空気は華
やかさやファッショナブルさよりもラギット感、ソリッド感なのかなぁ、という。
 そんな中、リック・アストリーがサーモンピンクのスーツ、それも
襟がでっかいピークドラペルのもので登場したのは流石という感じでしたね。
 音楽的には80'sリバイバルというのはここ数年ひとつの流れと
して確実にあるんですが、その華やかなりし80年代にヒットを連発していたリック・アストリーが当時の空気感そのままの衣装で出てくるというのは良かったと思います。
 で、女性アーティストは昨年からもうパンツはフレアとかバルーン
とかのエアリーなものばかりでスキニーはほぼ絶滅したなという感じで、それに伴って靴は厚底とかヒールで高さを稼ぐ感じになってました。
 今年もその傾向は継続で、その上で今年よく見かけたのは上も下も
白を合わせるコーデでした。
 それとミニスカートも多かったんですが、そこに合わせる靴にウエ
スタンブーツ等の膝丈のブーツをかなり見ましたね。
 スニーカーを履いてる人も所謂ハイテク系の厚底のものが圧倒的に
多かった。
 一時期流行ったダッドスニーカー程ではないんですけど、ペタンコ
のローテクスニーカーは全然見ませんでした。
 日本のファッションシーンではどちらかと言うとスタンスミスとか
ジャーマントレーナー、スペルガ辺りのローテク系の方がお洒落とされてる気がするので、ちょっと意外ですよね。
 勿論これはステージ衣装の話で、普段着と必ずしも共通の話ではな
いとは思うんですけど、自分の周りを見回すと、結構まだスキニーを穿いてる女性は見かける訳で、日本人って欧米の人に比べてお尻の形がカッコ悪い人が多いのに、お尻の形剥き出しのスキニーをいつまでも平気で穿いてるのは、そもそもスキニー嫌いの俺には奇妙な感じだったりします。
 アレ変だよねぇ?

 とまあ、ファッションの話も好きな俺はファッション系のYouT
ubeチャンネルも幾つかフォローしてたりするんですが、そうするとYouTubeの「おすすめ」にフォローしてないファッション系YouTubeチャンネルも表示されるんですよ。
 で、それらのサムネを見てて感じるのが、ユニクロ、GU等のファ
ストファッション、プチプラファッションを紹介してるユーチューバーが凄く多いという事です。
 所謂如何にもユーチューバーというオニイチャンから、スタイリス
トとかバイヤー、自身でブランドを立ち上げている人といった業界のプロみたいな人まで、「ユニクロ秋の新作、この5点を買え」みたいな動画がモリモリと出てくるの。

 やっぱりコレって、ニーズがあるって事ですよね。
 観る人が沢山いるから再生回数が稼げて、即ちユーチューバーがお
金を稼げる。
 商売になるからこういう動画を作る人が次々出てくる。
 で、こういう動画を作って人気を博したユーチューバーってユニク
ロとかのメーカーから、新作発表の展示会に招待されていち早く新商品を動画で紹介できるから、それでまた再生回数が稼げる。
 メーカーは宣伝できてウハウハ。
 観てる方も、メーカーから招待されてるという事は信頼できるとい
うイメージが付くから、チャンネル登録者が増える。
 こういうサイクルなんですよね。

 個人的に、家から目と鼻の先にユニクロもGUもあって、歩いて行
ける距離に無印良品もワークマンプラスもあるという立地に住んでるので(なんか自宅特定されそうな事書いちゃってるなw)、YouTubeなんて観てないでユニクロに直接商品を見に行けば良いのになんて思ったりするんですけどね。ユニクロなんてそこら辺に幾らでもあるもの。

 だから、こういうのを観るのって「お墨付き」が欲しいのかなとか
思うのですよ。
 業界のプロの人がお薦めしてくれる、つまりダサくない、それでい
て安く手に入るファストファッションのアイテムが知りたいという
 前にバスクシャツの話した時に言った「ファッションの評価基準が
他者にある人」という人達。
 お店に直接行って、「コレは好き。欲しい。」「こういうのは自分
は着ない。」と自分で決めるんじゃなく、プロが「ダサくない」とお墨付きをくれたものを着たいんでしょう。
 そのマインドセットこそダサい様な気が俺はするんですけど、そう
いう方が多いからこういった動画の再生回数が伸びるんでしょうね

 俺も、おすすめに出てくるモンだから幾つかこのテの動画を観てみ
たんですけど、まあ新商品をいち早く見られるというのは面白いは面白いですよね。
 ただ一方で「コレはどうなの?」という点も無くはない。
 やっぱり服を紹介する上で動画では伝わり難いのは生地感、風合い
というところだと思うんです。
 俺もユニクロを見に行って、マネキンが目に入った瞬間は「お、結
構良いんじゃない?」なんて思うんですけど、近寄って商品を手に取れるところまで行くと「あれ…そうか、じゃあイイや。」みたいになっちゃう事が凄く多い。
 ファストファッションの気になるところってそこが最大だと思うん
ですよね。
 なのに、ここを伝えようとしてるとは思えないというか、なんなら
隠そうとしてない?みたいな動画が幾つか見て取れました。
 例えば、YouTubeという動画のメディアなのに、着用例、コ
ーディネイト提案を写真、静止画で提示してる人というのは信用できないですよね。
 生地に光が当たった時の感じとか、動いた時にどこにどんな風にシ
ワが寄るかとか、そういうところを見せてない。
 写真なんて沢山撮った中から写りの良いもの、所謂盛れてるものを
使うに決まってるし、なんならそこら辺のSNSに自撮りをアップしてる中学生だって簡単に加工できるじゃないですか。

 あと、黒い服ばっかり紹介する人もどうかと思います。
 やっぱり一番誤魔化しが利くからね。

 あと「コイツマジか」と思ったのが、「服の流行は常に変わるので
、1~2年で服は処分して買い替えましょう。ファストファッションはそれに最適。」みたいな事を本当に言ってた人がいたんです。
 もう完璧に回し者w
 お前には「お気に入りの服」というものが無いのかと言いたい。
 このブログの初っ端で「いつまでスキニー穿いてんだ」みたいな事
言っといてナンですが、流行りに右往左往なんて誰もしたくなくないですよね?
 「お爺ちゃんになってもコレ着てたら格好良いよな」というアイテ
ムとの出会いとか、そういうレベルまで自分のファッションスタイルを昇華させるというのがファッションを楽しむという事の醍醐味だと俺は思うんだよなぁ。

 と、色々書きましたが、じゃあお前はファストファッションは買わ
ないのかというと全然買いますw
 何しろ目と鼻の先にユニクロもGUもあるんで、用もないのにブラ
ブラ覗きに行きます。

wear.2 へ続く

2023年7月10日月曜日

お気に入りアルバム 2023年6月

さあ早速予告通り、6月に俺がSpotifyにお気に入り登録したアルバムをご紹介します。

 先ずはthe acesの「I've loved you so long」。
 the acesはアメリカの女性4人組のバンドです。
 この新譜は俺ぐらいの年齢の人間にとっては新作なのに懐かしいと
感じてしまう様な、ド王道フィメイルポップという感じのサウンドです。
 正直、聴き始めたアタマ数曲の時点では「俺は好きだけど、流石に
古くないか? 俺は好きだけど。」と思ったんですよ。
 でも、聴き進めていくと、やっぱりコレを好きと感じる自分の気持
ちは誤魔化し様がないなと思って、お気に入りボタンをポチッとしましたw
 王道はやっぱり気持ちいい。

 次に紹介するのはchicaneの「nevertheless」
です。
 chicaneと書いてシケインと読みます。
 レースをするサーキットの、敢えてスピードを落とさせる為にクネ
クネしたコーナーをそう呼ぶんですよね。
 そこから採ったアーティスト名。
 この人はイギリス人で、ジャンルはエレクトロ、ダンス、トランス
とかそこら辺全部ですね。
 俺は中1ぐらいの頃は坂本龍一とか聴いてて、その後ロック馬鹿と
化す訳ですが、三十路過ぎてこの人の「behind the sun」というアルバムにヤラれてこの手の音楽を好きになったんですよ。
 その切っ掛けになったアーティストの新譜が6/9にリリースされ
たんですよ。
 この人は「ヒトの心の琴線に触れるサウンド」というのを掴んでる
方なので、目新しい事とかトリッキーな事無しで、シンプルなアイデアの積み重ねで格好いいとか心地好いを生み出せちゃうんですよね。
 今作は特に、適度にアップテンポな曲が多めなので、ジョギングと
か筋トレとか、所謂ワークアウトのBGMにしたら捗りそうです。
 ダイエットの味方だw

 次はmaisie petersの「the good witch」。
 イギリスの可愛らしいお嬢さんです。
 この人は一昨年にリリースしたファーストアルバムがわりと話題に
なったのでご存知の方もいるんじゃないでしょうか。
 その成功の勢いそのままに、王道ポップソング集で真っ向勝負にき
たという感じのアルバムです。
 颯爽とパワフルに若々しい。
 オケも歌も良いし、歌声がまた一聴してこの娘だとわかる特徴があ
るというのが良いんですよね。

 そして、olivia deanの「messy」。
 この人もイギリス人ですな。
 ジャンルはネオソウルというヤツです。
 聞き慣れないジャンルと思う方もいるかもしれませんが、聴いてみ
るとR&Bというよりももっと古いソウルミュージックの雰囲気を感じてもらえると思います。
 このアルバムもオケやアレンジは特に凝った作りという感じでもな
くて、それだけに歌の魅力が勝負となってくるんですが、これが良いんですな。
 特徴的な喉の奥で転がす様な歌い方から軽やかなファルセットまで
、聴いてて心地好い。
 「dive」という曲は今年のベストチューン候補だなぁ。

 最後に、個人的に「まってました」のthe Japanese houseの「in the end it always does」を激烈お薦めですよ奥さん。
 この人も、イギリス人でしたw
 俺はもうこの人の音楽が大好きなんですけど、4年ぶりに新譜をリ
リースしてくださいましたんですよ。
 いや俺が好きというか、この音楽を聴いて「好きじゃない」って言
う人いるのかなっていう感じなんですけどね。
 ジャンルはエレクトロポップ、ドリームポップですかね。
 でも、ピアノやアコギ、ストリングスもふんだんに使われているか
らピコピコしたヤツではないですよ。
 これはもう、四の五の言わずに聴いてみてほしい。
 絶対好きになるから。
 俺はアルバム収録曲12曲中7曲お気に入り登録しましたw

 以上が6月に俺がSpotifyにお気に入り登録したアルバムで
す。
 なかなかの豊作揃いでしたが、一方で結構楽しみにしていたシガー
ロスの新譜が個人的にイマイチだったのは残念でした。
 あと、Spotifyのフォロワーランキング150位という大ス
ター、キム・ペトラスの新譜も、1曲目を聴いて「良いじゃん!」と思ったものの、その後は「なんか似た様な曲ばっかだな…」という感じでお気に入り登録しなかったんですよね。残念。

 ところで、6月と言えばイギリスでグラストンベリーというフェス
が開催されて、その様子がBBCのYouTubeチャンネルでバンバン流されていたんですよね。
 俺がこのブログで紹介したアーティストのライヴ映像も色々観れま
した。
 俺はこの為だけにBBCのチャンネルをフォローしてると言っても
過言ではなくて、今年も楽しませていただきましたよ。
 観てない方は是非チェックしてみてください。
 因みにエルトン・ジョンは今年のグラストンベリーが最後のイギリ
ス公演となるそうで、貴重な映像でもあるんですよね。
 彼の自伝映画のタイトルにもなった「ロケットマン」という曲をプ
レイしている映像がありますよ。

 という訳で、6月も素晴らしい音楽に沢山出会えて良かったです。
 ウチのoceanfrequencyさんも早く素晴らしい音楽を
作ってくれないかなw
 もう2年は活動してないんですけど!
 もう俺ギター全く弾いてないよ!

 おしまい。