2023年6月26日月曜日

お気に入りアルバム 2023年5月

 前に書いたブログ原稿が長文だった為、前後半に分割掲載されたので、ご紹介まで間が空いてしまいました。
 5月のお気に入りアルバムご紹介の回です。
 因みに次回の更新で6月のお気に入りアルバム紹介します。
 内容考えなくて良いので楽ですw

 5月は4枚のアルバムをお気に入り登録しました。
 やや少なめでしたね。

 先ずはwestermanの「an inbuilt fault」。
 ロンドン生まれで、現在はギリシャで活動しているアーティストだ
そうです。
 内容はしっとり系のポップスでほんのりエキゾチック。
 生楽器と電子音のバランスが良くて、丁寧に重ねられたコーラスワ
ークが心地好い。
 滅茶苦茶凄い傑作とは言いませんが、なんかしっくりくるんですよ
、個人的に。
 きっと繰り返し聴く事になりそうな、生活のお供的なアルバムでし
た。

 次にSBTRKTの「THE RAT ROAD」。
 SBTRKTと書いてサブトラクトと読むんだそうです。
 この人もロンドン出身。
 ジャンルの壁を軽々と飛び越えるミクスチャーポップという感じの
音楽で、それをごちゃごちゃにならずに成立させるだけのインテリジェンス、エデュケイション、そしてパッションが感じ取れる、素晴らしくレベルの高いアルバムだと思います。
 しかも22曲も収録されていて、もうお腹いっぱい。

 そしてalison goldfrappの「the love invention」。
 イギリスのエレクトロデュオ、ゴールドフラップのシンガーがソロ
アルバムをリリースしたという物ですね。
 ジャンルとしては古き良きエレクトロクラッシュというか、特に目
新しさというのは無い音楽なんですけど、俺の個人的嗜好のド真ん中なんですわw
 それプラス、このアルバムはプロダクションの素晴らしさという点
でも耳を惹かれました。
 クリアで心地好いトラックが立体的に構成されて、音数が多くなっ
ても透明感が保たれたまま耳に届くのが最高に気持ち良いんですよ
 そしてこのアルバムも13曲プラスミックス違いの曲4曲と盛り沢
山です。
 今年ベスト候補。

 最後にbayonneの「temporary time」。
 名前の字面はビヨンセみたいですが髭面のおじさん(失礼)です。
 この人はアメリカ人ですね。
 ジャンルは、何になるんでしょうね。
 オケはPCで作ってそうだけど、エレクトロと言うには
ピコピコ感の無いオーガニックさが感じられるという様な、ちょっ
とアンニュイ感のあるポップミュージックです。
 そのオケというのが適度に深みを感じさせるのに、尚且つ適度に颯
爽としているという、なかなかに上質なサウンドで、更にそこに上質なヴォーカルが乗っかるんです。
 小手先のテクニックに頼らない、ナチュラルさを感じさせる歌い方
は、実は結構できる人が少ないと思うんですよ。
 ジョージ・マイケルから妖しさを抜いたみたいな感じというか。

 以上の4作品を、Spotifyでお気に入り登録しました。
 よろしかったら皆さんも聴いてみてください。

 ちょっと余談ですが、4月の末にエブリシングバットザガールが新
譜を出したんですよね。
 多分8年ぶりぐらいですよね。
 俺はエブリシングバットザガールが結構好きでCDを複数枚所有し
ているし、トレイシーとベンのソロアルバムも持ってるぐらいなんで勿論聴いてみたんですけど、あんなに艶やかだったトレイシーの声がすっかりしわがれて低くなってしまっていて、結構ショックを受けてしまいました。
 音楽として好きかどうかはショック過ぎて評価できなかったです。
 もしこのブログを読んでる人でエブリシングバットザガールを聴い
た事がないという方は、先ず新譜を聴いてみてから、気に入ったら過去作を聴いてみると良いかもしれません。
 俺の言ってる意味が分かると思いますw

 今回はこの辺で。

 おしまい。

2023年6月12日月曜日

ワタシタチ、LOVE-pt2

 pt1の続き

 こういった訳で今現在は、比較的低価格なブラックニッカとかサントリーのトリス、角瓶なんかは普通に手に入る様になったものの、響や山崎、白州、竹鶴といった名の付いたウイスキーは入手困難な状態が続いています。

 お盆や年末といったお酒の需要が増える時期に、各メーカーが僅かばかりにデパートやスーパー、酒屋に卸しても、転売ヤー達にあっという間に買い占められてしまって一般の人が定価で手に入れられる事はかなり難しい状況です。
 お酒を販売するには所謂免許の様なものが必要なので、スーパーや
デパートでウイスキーを仕入れている様な転売ヤー達がそれを売ったら違法な筈なんですけど、きっと何か抜け道があるのでしょう。

 でね、何でこの話をこのタイミングでしてるかっていうと、メーカ
ーが転売ヤー達のターゲットになってる様なウイスキーを僅かばかり卸すタイミングというのが、お盆、年末の他に、もうすぐに迫った父の日前なんですよ。
 だから今、転売ヤー達はこういったウイスキーがいつから店頭に並
ぶかと虎視眈々と待ち構えてるという訳です。
 メーカーは父の日の贈り物として使ってもらいたいという想いで卸
しているのに、殆どの人は買いたかったら高額な転売品を買わなきゃならないというのが現状なんですよね。

 でもね、さっき書いた様に、そもそも本格的なウイスキーといった
ら先ずはスコッチなんですよ。
 日本製のウイスキーが入手困難だと嘆いたり、高額な転売品に手を
出したりしなくたって、もっと由緒正しい、日本人がチョンマゲ結ってた時代から作られ続けている様なウイスキーが普通に買えますよっていう話。
 それこそ、「マッサン」の主人公が「凄い、こういうのを自分も作
りたい!」と思った元の存在、本格的なシングルモルトのスコッチが、酒屋は勿論、デパートやちょっと大きめのスーパーに当たり前に並んでるの。

 山崎や白州のノンヴィンテージ、つまり何年熟成したか記載されて
ないヤツでも定価で4000円位するんですけど、もうちょっと出せばグレンフィデイックやラフロイグといったウイスキーの教科書の様な存在のものが買えます。
 あと、さっき日本のウイスキーが海外のコンペで高評価を受けたと
書きましたけど、直近の2022年サンフランシスコワールドスピリッツコンベンションなるコンペで最高金賞をゲットしたのは、そこら辺のスーパーにゴロゴロ並んでるオールドパー12年というウイスキーです。
 オールドパーはチョコレートみたいな特有の薫りが良いですよね。

 それから、本格的なスコッチと言えばシングルモルトとは言われて
いるんですけど、ブレンデドにも美味しいのはあって、一番メジャーなのはシーバスリーガルですよね。
 個人的に贈り物としてちょいちょい使ってたのがシーバスのロイヤ
ルサルートという物で、箱もボトルも高級感があって尚且つ、ボトルが巾着みたいな良い感じの袋に包まれた状態で箱に収まってるというヤツ。
 父の日にはちょっと高額過ぎるけど、誕生日とか、お世話になった
方への贈り物にならアリだと思います。

 また、このブログを読んでちょっとスコッチに興味が湧いたから、
取り敢えず安いので良いから飲んでみたいとあうなら、1000円台で買える物も沢山あります。
 バランタインとかジョニーウォーカーとかね。
 ホワイトホースなんて4Lペットボトルまで売ってますよ。
 個人的にはホワイトホースは樽の匂いが強くて、小学生の頃鉛筆の
お尻を噛った時の事を思い出すので美味しいと思えないんですけど

 俺がお酒を辞める前に家に常備していたのはカティサークという、
ホントに1000円くらいで買えるヤツでして、ストレートと飲むには正直ちょっと物足りないんですが、ソーダで割ってスッキリ飲むなら変な癖がなくて最適なんでオススメですよ。
 暑い日にはソーダと一緒に100%のグレープフルーツジュースも
入れて飲んだりしてましたね。
 飲みやす過ぎてベロベロになるんで真似するのは危険ですけどw
 あと、グリーンブックという映画があって、1950年台の、まだ
差別意識がゴリゴリだったアメリカで、黒人の天才ピアニストが敢えて差別のキツい南部をツアーするというロードムービーなんですけど、その天才ピアニストが愛飲してるのがこのカティサークなんです。
 グリーンブックはたしかアマプラでもネトフリでも観られる筈なの
で、この映画を観ながらカティサークを楽しむなんてのも、なかなか乙なんじゃないでしょうか。

 てな訳で、手に入り難い物に血眼になって転売ヤーを儲けさせるの
はいい加減やめましょうというお話でした。
 みんなスマホ持ってんだから、ちょっと調べれば別にその商品じゃ
なくても代わりになるものは見付けられるでしょって言うね。
 機械ばかり高性能で高額になってて、持ってる人間が全然スマート
じゃないのは間抜けですからね。

 おしまい。