2024年9月30日月曜日

Oops! ... I did it again

  こんにちは、楽天スーパーセールで古着屋JAMからスウェットを買ったのに、翌日WEGOの実店舗でスウェットを買ったkazuitです。


 いや違うのよ。
 俺じゃなくて、悪いのはオワッテルマンさんなのよ。
 楽天スーパーセールの直前にスウェットの動画なんか上げるから、
まんまとスウェット欲しくなっちゃって。(悪くない)

 で、とは言えグレーとネイビーのスウェットはもうお気に入りのが
あるんで別の色という事で、白が良いなぁと。
 でもね、古着のスウェットで白ってハードル高いんですよね。
 古着なんで大抵どこかしらに汚れがあるのは仕方無いんですけど、
他の色なら「まあこれくらいの汚れなら。古着らしさって事で。」で済ませられる程度の汚れでも、白だと途端に汚ならしく見えちゃって、だから許容範囲と言える程度の汚れで尚且つプリントも好みで、しかもスーパーセール対象の商品なんてなかなか見付からないだろうなと。
 なので基本は白を探しつつ、第2候補としてエンジのも探したんで
すよね。
 まあエンジ、バーガンディ、ボルドー。呼び方は様々ですが要する
に濃い赤ですな。

 で、そしたら古着屋JAMから殆ど汚れが目立たないカレッジプリ
ントのタルテックスボディのスウェットが出てて、通常六千円台のが四千円ちょっとになってて、「え、コレじゃん。」と。
 サイズがXLだったのがネックではあったんですけど、まあ大きい
分にはどうとでもなりますよね。
 秋口ならざっくりとTシャツの上から羽織ってちょっと腕捲りして
も良いし、寒くなったらネルシャツやウールシャツとレイヤードしても良いし。
 て事でコレ買うと決めたんですけど、白よりは見付けやすいだろう
と思ってたエンジは良いのが見付けられなかったんですよね。
 こうなると、なんかどうしてもエンジのスウェットの良いのを見付
けたくなる病気が発動して、翌日WEGOに駆け込むというw
 そして全然セール品じゃないLeeのスウェットを買うという…
 ハイ、馬鹿です。
 もう駄目です。

 因みにオワッテルマンさんの動画がどんな内容だったかというと、
チャンピオンのリバースウィーブがとても手が出ない値段になってしまった今、どんなスウェットを狙うかみたいな感じでした。

 一応説明しとくとリバースウィーブというのは型崩れを防ぐ工夫を
為されてるスウェットですね。
 スウェットというのは元々スポーツウェアなので汗を吸ってクタッ
となったりダレッとなったり、それを洗濯した後アメリカは乾燥機文化ですから乾燥機に放り込む。
 そうすると大抵着丈が縮んでしまうんですよね。
 それを防ぐ為に従来の生地の縦横の向きを変えて、その上で脇にリ
ブを付けたのがリバースウィーブなんです。
 まあこういう蘊蓄はオタクは皆好きですよね。
 それで元々アメカジ好きに人気があったと。
 ただ、古着好きなら全員知ってると思いますが、リバースウィーブ
も全然型崩れしますw
 「表記サイズは信じるな」は古着探しの鉄則です。スウェットに限
らず。
 だから機能としては別に意味はなくて、デザインとしての好き嫌い
と蘊蓄語りというところで好んで買うアメカジ好きがいたというものだったんですけど、これが今やバカ高くなっちゃった。
 ほんの五年前くらい(五年前を「ほんの」と言ってしまうのがおじ
さんなのよね。でも五年前って2019年よ。ついこないだだよw)には古着屋に行くと三千円台とかで全然買えてたのに、俺くらいの歳だと「それをもうヴィンテージと呼ぶの?」みたいな90sのUSA製のリバースウィーブが、平気で四万円超とかになってるの。
 そんなのもう、買ってもおいそれと着れないよw

 情報化社会の悪い面というか、何かのきっかけで話題になったもの
に急に人々が殺到して、品薄、入手困難になるとその情報がまた氾濫して、欲しい理由が「入手困難だから」というところになっちゃうみたいな、ね。
 必要かどうかとか、何故その商品が人気になったかというところは
そっちのけで、皆が欲しがってる話題の商品が自分も欲しい、手に入れて優越感に浸りたいみたいな、大変気持ち悪い人達がウジャウジャと湧き出てくる。
 イヤんなっちゃいますね。
 こないだの米不足とか、絶対ソレですからね。
 農水省って米の年間消費量を把握した上で生産量、流通量を調整し
ている訳で、だから備蓄米を放出しないという判断をしたって事は市場に十分な量の米がある筈って事だもの。
 不必要に買い貯めしちゃってる人達のせいで店頭から無くなってし
まっているのはコロナの時のトイレットペーパーと同じ。
 で、消費量は変わらない訳でしょ?
 そこに備蓄米を投入して、更に新米が出てきたら市場がダブつく未
来が待っていて、その皺寄せは米農家にのし掛かってしまう。
 備蓄米を出さない行政を非難してる人が大勢いるのを見るにつけ、
暗澹たる気持ちになりますわ。

 豪快に話が逸れてしまいましたが、古着のUSA製のリバースウィ
ーブは頭おかしい値段になってて、じゃあどうしますかという事ですよね。
 オワッテルマンさんが薦めていたのは同じチャンピオンでもリバー
スウィーブじゃないスウェット。
 あとはラッセルとソフィー、ヘインズやフルーツ・オブ・ザ・ルー
ムのスウェットでした。

 ラッセルはスウェットというものを最初に作ったメーカーで、ソフ
ィーはアメリカの軍や警察がトレーニングウェアとして採用したメーカーという事で、蘊蓄語りたいオタクが好きなヤーツですね。

 ヘインズとフルーツはアメカジ定番メーカーで弾数が多いので探し
やすいという事なんだと思うんですが、個人的にはこれらのメーカーって「元々肌着屋さん」というイメージが強い。
 任天堂を花札屋呼ばわりするごとき暴論という自覚はあるんですけ
ど、特にフルーツはアメリカのグンゼみたいな会社でアメリカ人は全然お洒落と思ってないメーカーなんですよね。

 それだったらバンドTシャツの時にも名前を出したジャージーズや
タルテックス、あとアメリカのスポーツメーカーと言えばナイキでしょう。
 それからNBAやNFLなんかの公式グッズのメーカーと言えばス
ターターが有名ですが、昔はロゴ7というメーカーもやってたんで、この辺も良い感じの古着が見つかるイメージがあります。

 我々古着好きはつい忘れがちですがチャンピオンのリバースウィー
ブは現行品もちゃんとあって、カレッジプリントのものは定価一万円ちょっと、実売価格は八千円台といったところなので(勿論USA製ではないですが)、それより安くてプリントも気に入ったものが古着で手に入れられればお買い得という事になりますね。

 それにしても、これだけリバースウィーブが高騰したりみたいな事
になってる割には、街行く人達がアメカジ好きから見て「あの人お洒落だな」「あの人のスウェット、良いなぁ」となる事が少ないのは何なんだろうw

 結局アメカジって「ダサ可愛い」であって、女子ウケの良い「キレ
イめお洒落」ではないのは事実なんで、アメカジ好きって拗らすとどんどんモテない方向に行ってしまうんですよね。
 何をわざわざやっとんのかとw
 気合いの入った合コンに色褪せたスウェットで現れるヤツ、ヤバい
でしょ?
 「コレ、70sのリバースウィーブで、八万円したんだ」とか言わ
れたって、その金を靴と時計に掛けろよっていう。

 ついこないだ、草彅剛くんがYouTubeに「僕はもう茄子紺の
スウェットは買わない」と宣言する動画を上げてたんですよ。
 茄子紺というのはその名の通り茄子みたいな紫がかった紺色の事で
、草彅くんはこの茄子紺のスウェットが好き過ぎて買いまくっていて、そのあまりの枚数に流石に反省して「もう買わない」宣言を公の場ですると。
 で、じゃあどれくらい持ってるかという事で、手持ちの茄子紺のス
ウェットを全部公開すると。
 そしたらね、草彅くんもその場で気付いたんだけど、スウェットの
前面、丁度胸とお腹の間辺りが同じ様に横一直線に色褪せてるスウェットが何枚も出てきたんです。
 「何で?」ってなってたんですけど、あれはお店に畳んで重ねた状
態でずっと置かれていたスウェットですね。
 重ねてあるから、隠れてた上と下は色が残っていて、折り返してあ
って露出してた箇所だけ日焼けして色褪せるっていう。
 つまり、ずっと売れなかったスウェットって事なんですよね。
 販売されてた当時に「ダサい」と思われて買ってもらえなかったヤ
ツが、今の古着好きのセンスで「レトロ感があって良い」になる。

 80sアディダスのカラフルなヤツとか90sナイキの大胆なデザ
インのヤツとか一時的にお洒落と思われたものの、奇抜なものって必ず揺り返しがきてベーシックな方が良いってなるからダサい判定になっちゃって、それが今はレトロだから可愛いとなる。

 しかし、それはやっぱり女子ウケの「キレイめ」ではないのよね。
 何ならユニクロとか無印良品で揃えた方が好感度高いでしょうね。

 因みにこの原稿書いてるのが9/25の深夜、もう日付が変わった
ので9/26で、ユニクロUの秋冬新作とGUのアンダーカバーコラボ第4弾の発売前日です。
 どっちもメンズアイテムは事前にチェックしましたが、ユニクロU
は「地味だね」という感じ。
 意外だったのはトップスのサイズ感が大きめだなぁという事ですか
ね。
 色んなブランドの新作コレクション見てるとボトムスは相変わらず
バギー傾向なのに対してトップスはジャストサイズになってきてて、ボリュームはサイジングじゃなく素材感で出してる傾向が見てとれて、ユニクロはその辺のトレンド感拾ってくるかと思ってたので。
 まあ、正直個人的には惹かれるアイテムは無かったなぁ。

 GUの方は逆にアンダーカバーという尖ったブランドとのコラボな
ので特徴的なアイテム目白押しで、という事はパッと見でGUってバレるんで微妙というw
 まあジャージとかはまだ使いやすいかも。
 個人的にちょっと気になったのはオズの魔法使いのドロシーの顔が
プリントされたスウェットですね。
 あれちょっと可愛い。(お前まだスウェット買う気か)
 前回のアンダーカバーコラボの時はホラー映画柄のTシャツが全然
人気無くてすんごい値下げされてたので、このスウェットも安くなるんじゃないかなぁと。(お前まだスウェット買う気か)
 それとコート。
 米軍のN-2Bというフライトジャケットがあって、それの丈を長
くしてコートにしたみたいなN-3Bというのがあって、これが名作として人気のアイテムなんですが、今回のアンダーカバーコラボのコートがこのN-3Bサンプリングなんです。
 コストの問題なのかフードの周囲のファーとフード内側のボアはオ
ミットされてるのは残念なんですが、面白いのはジッパーで裾が切り離せて短丈のジャケットっぽく出来るんですね。
 つまり一着買うとN-2B風とN-3B風の2通り楽しめるという
。(あくまでも「風」ね)
 お値段が9990円とGUの商品としてはかなりの高額なのがネッ
クですが。
 それでも他メーカーのN-3B復刻よりは安くはあるんですけどね

 ミリタリーの知識が無い人がこのアイテムをどう評価するかですが
、まあ「安くなったら買うかも」ってヤツかなぁ、コレも。

 そういえばちょっと前にユニクロCも発売になって、初のメンズア
イテムもリリースという事で各ユーチューバー大騒ぎだったですよね。
 しかし個人的には洋服には特に惹かれずw
 気になったのはスニーカーですね。
 これはジャーマントレーナーのサンプリングで、値段からして合成
皮革で作ったんでしょうね。
 俺はレザースニーカーって合皮で良いと思ってるんで、コレはアリ
かな、と。
 本革のスニーカーというとちょっと前にスタンスミスが大流行して
買った人も多いと思いますが、白スニーカーの宿命として汚れてきちゃった時に、さてどうお手入れしたら良いのかとなりますよね。
 やっぱりちゃんとレザーケアのクリームとか必要なの?という。
 実際今セカストに行くと結構な割合で薄汚れた白いスタンスミスを
見掛けるのよねw
 みんな困った挙げ句に売ったなっていう。
 セカストってしっかりとクリーニングしてから店頭に置くというイ
メージあるんですけど、そのセカストにしてこの薄汚れっぷり。
 合皮だったら絞った雑巾でゴシゴシで終わりですからね。
 とは言え俺はこのスニーカーは買ってないです。
 何故かって言うと楽天スーパーセールで白スニーカーも買ったから
です。(うわぁ…)

 なんか、書いててだんだん悲しくなってきたのは何故だろう…

 さて、長々と不毛な事を書いてきたので、最後に「ひょっとしたら
お役に立つかも知れない情報」をお裾分けしましょう。
 あくまでも「ひょっとしたら」ね。

 リバースウィーブの様に、今は安く買えるけど今後値段が高騰する
かもしれないアイテムを大胆予想のコーナー!
 ドンドンパフパフ

 一つはラルフローレンのポロシャツ、それも通称「ビッグポニー」
と呼ばれるものです。
 ポロシャツと言うとファッションユーチューバーどもはこぞって「
ラコステ一択。それもフランス規格の通称『フレラコ』こそ至高。」なんて言ってますよね。
 でもさぁ、世の中の服飾ブランドでポロシャツ作ってないところな
んてそうそう無くて、例えばイタリアの超格好良いドレスシャツ作ってるブランドだってポロシャツ出してるでしょ。
 ラコステ一択とか、了見狭いなぁと思うんですけどね。
 因みに俺はエリコフォルミコラというナポリのシャツブランドの長
袖ポロシャツ持ってて、超お気に入りです。
 また話が逸れましたがw、そんなポロシャツの中でも特に今不人気
なのが「ビッグポニー」です。
 コレ何かっていうと、ポロシャツって胸にメーカーのロゴマークが
大抵刺繍されてますよね。
 ラコステはワニで、フレッドペリーは月桂樹、アーノルドパーマー
だったらパラソルみたいな。
 ラルフローレンはポロをプレイしてる選手、つまり馬に乗った人が
モチーフですが、これがデカデカと刺繍されてるものをビッグポニーって呼ぶんですよ。
 で、特に日本の婦女子って一目でブランドが判る様なものを「ダサ
い」判定しますよね。
 ルイヴィトンとかのモノグラムとか、あとシュプリームみたいに真
っ白にロゴバーン!みたいなヤツ。
 だもんだからこのビッグポニーはダサいものという扱いで古着屋に
ゴロゴロあるんですが、今年の夏になってビリー・アイリッシュがラルフのポロシャツを好んで着る様になって、ビッグポニーも平然と着てるんですよ、ステージ上でも。
 これは潮目が変わるかも知れないと思いました。
 これからの時期、ポロシャツなんて着ないよと思うかも知れません
が中にロンTきてレイヤードすればイケるでしょう。
 ビリー・アイリッシュと言えばオーバーサイジングですしね。(で
っかいオッパイをジロジロ見られるのがイヤで目立たない様にしてるらしい)

 これからの時期に重宝しそうなもので言うとナイロンアワードジャ
ケットです。
 アワードジャケットというのは日本で言うスタジャンですね。
 スタジャンは和製英語なのでアメリカ人には通じないですよ。
 で、スタジャンてボディがフェルトみたいなので袖がレザーという
イメージがあるかと思うんですが、ボディも袖もナイロンのヤツがあって、それが兎に角安いんです、今は。
 防寒性のあるアウターなのに、サイズ小さめでちょっとダメージあ
ったりすると、USA製なのに三千円とかで買えたりするの。
 勿論高いのもあって、スターター製の公式グッズだったりすると一
万五千円とかのもあるんですけどね。
 但し、これは「アメカジってダサ可愛い」の、かなり「ダサ」寄り
ですw
 これを可愛いと思える人は結構アメカジという毒に脳をヤられてる

 そして今日給料が出た俺は明日古着屋にナイロンジャケット見に行
く気でいる。(もう…やめなよ…)
 一応参考に、BBCのYouTubeチャンネルでRADIO2と
いうフェスに出演したスティングのライブ映像が最近アップされたんですが、そのスティングのバンドでギターを弾いてるドミニク・ミラーという人がブルーのナイロンアワードジャケットを着てステージに立ってます。
 これを観て「格好良いじゃん」と思ったなら古着屋に探しに行って
みて良いんじゃないでしょうか。
 きっと「え、安くね?」と言う筈です。
 そんでこんなんアメカジ好きの俳優、菅田将暉とかキムタクが着用
してメディアに出たりしたらいきなりお値段ドッカーンですから。
 誰も気付いてない今がチャンスですよ。
 今後一生誰も気付かないかもしれないけどw

 という訳で、たいした収入がある訳でもないくせにお洋服に散財し
まくり、結果女子ウケがどんどん悪くなってる俺なのでした。
 いやホラ、収入の方はこのブログを読んでる皆がcunoの音源を
10億回ぐらい再生してくれれば良いんだからw

 た~す~け~て~

 おしまい。

2024年9月16日月曜日

お気に入りアルバム 2024年8月

 今回は毎月恒例のお気に入りアルバム紹介。
 8月にリリースされたものから俺がSpotifyのお気に入りに登場したものを共有しましょう。

 の前に、7月にリリースされていたもので聴き逃していたものを先
ずご紹介。
 wild powersの「pop hits & total bummers, vol.5」。
 シアトルのロックバンドで、リスナー数を見る限りかなり知る人ぞ
知る存在みたいです。
 しかしながら荒らさと深さを併せ持つサウンドに、ぶっきらぼうな
がら太くて説得力のある女性ヴォーカルが刺さりました。
 37分というアナログレコード時代のアルバムみたいな再生時間も
丁度良かったです。

 で、ここからが8月リリースのアルバム。

 先ずはpixeyの「million dollar baby」。
 ピクシーというとおじさんサッカーファンはドラガン・ストイコビ
ッチを思い出してしまいますが全く関係ありませんw
 全体的にはトランスみのあるシンセポップという感じです。
 時折ロックテイストやサイケ感もあったりと曲調にはバリエーショ
ンがあるんですが、プロダクションには統一感があって、基本的に楽しい感じのアルバムでした。

 次にスマッシング・パンプキンズの「aghori mhori mei」。
 スマパンはねぇ、モロに青春時代のバンドで、サウンドは当時のイ
メージのまんま。
 90s的なディストーションギターサウンドに思わず心を動かされ
てしまいましたわ。
 まあ今更ですけど、ビリー・コーガンという人の歌声はかなりクセ
強なのでダメな人はダメだと思います。
 でもこのギターサウンドは体験してほしいなぁ。

 次、NIKIの「buzz」。
 バラード系多めのインディポップで、楽曲は王道というか、悪く言
うと有りがちなタイプではあります。
 ただこのアルバムはサウンドメイクが面白くて、生々しい音とリヴ
ァープ等で艶や広がりを与えている音と、ローファイな音と打ち込みの機械的な音とが重なり合って、溶け合って届いてくるんですよ
 音楽自体の構造はスタンダードながら、「おっ」と耳を惹くサウン
ドにやられました。

 次、rae khalilの「CRYBABY」。
 広い定義ではR&Bという事になるんでしょう。
 ただ、そこに留まらない自由さ、ミクスチャー的な色合いが強くて
、本人のWikipediaにラッパーと記載されてる通りヒップホップ要素もあればスムースジャズみたいな曲もありで、何をやっても様になってて格好良いのです。
 隙がなくてクオリティの高いアルバムでした。
 俺はダサいロックも大好きなんですが、こういう格好良いのもちゃ
んと聴いてるんですよw

 次、チャーリー・プリスの「forever」。
 楽しくて清々しいポップでメロディアスなロックです。
 4人組バンドなんですがシンセや打ち込みの電子音の主張が割りと
強めだったり、アレンジ、プロダクションに工夫が感じられました
 そしてそこに、所謂「喉ブッ壊して声出る様になったタイプ」の女
性ヴォーカルが乗っかる事で勢いを加速するんです。
 これが気持ち良い。
 これは今年ベスト候補だなと、これを聴いた時には思いました。
 が、

 最後にmagdalena beyの「imaginal disk」。
 これがヤバかったのです。
 プロフィールにはシンセポップと書かれてるんですけどジャンルな
んてモンは軽々と飛び越えていて、デイジーでドーピィでクールでサイケデリック、であるのにトータルの印象は「渋い」になるんですよ。
 なんか滅茶苦茶な事を言ってるみたいですが勿論支離滅裂という訳
ではなくて、きちんと知識や理論を持った上で構築されている、整合性をしっかりと与えられていると感じられるものを作り上げたところで、やりたい放題というw
 なかなかにクレイジーなポップワールドを作り上げているんです。
 マニアックな音楽ではあるんで誰にでもお薦めという訳にはいかな
いとは思うものの、音楽好きなら一度は聴いてみてほしいです。
 もう、今年ベスト候補の暫定1位に一気に躍り出たアルバムでした


 8月は以上でした。
 まあまあの豊作でしたね。

 番外編としてはジョン・アンダーソンとthe band geeksのコラボアルバムも紹介しときます。
 バンドギークスはYouTubeで色んなバンドのカバーをプレイ
している人達で、その活動を長年続けてきた結果とうとうイエスのオリジナルヴォーカルのジョン・アンダーソンと一緒にツアーを廻り、オリジナルアルバムまで作るというところに辿り着いてしまったんですね。
 アルバムの出来としては当然イエスオマージュ色が強いものではあ
るんですが、もっとお祭り的、イベント的な色合いになるかと思いきや、思いの外ガッツリなアルバムを作ってきていて驚きました。

 あと、ゼッドの新譜はゲストが滅茶苦茶豪華でした。
 ジョン・メイヤーやらジェフ・バックリィやら。
 一聴の価値はあると思います。

 さて、9月はどうなる事やら。

 おしまい。

2024年9月2日月曜日

アイドリング!!!を観ていたという話

  こんにちは、9月こそは服を一着も…あ、9月は楽天スーパーセールか。

 買います。(ダメだコイツ)


 さて、もう随分前ですが、俺はもうテレビを殆ど観なくなってしま
って、そんな中でもこれらの番組だけは観てるよって話をした事がありました。
 で、その観ている番組の1つが「ザ・カセットテープミュージック
」でして、その番組の紹介の中で「アシスタントは元アイドリング!!!なのでバラエティ耐性があって…」みたいな事をしれっと書きました。

 アイドリング!!!というのはアイドルグループの名前であり、又
テレビ番組のタイトルでもあります。
 皆さんご存知のところで言うと菊地亜美や朝日奈央が所属していた
グループですね。
 このブログを書く前に調べたら、番組終了及びグループ活動終了は
2015年だそうで、もう9年も前の話なんですね。

 で、俺はアイドリング!!!という番組を当時観てたんですけど、
これを言うと「え…アイドルとか好きな人だったの?」って感じに必ずなっちゃうんですよねw

 俺はテレビ番組としてのアイドリング!!!が好きだったというだ
けで、所謂ドルヲタとかではないです。
 だって、アイドリング!!!が歌ってた曲、ほぼ知らないもん。
 唯一知ってるのが「サマーライオン」ていう曲で、これは何で知っ
てるかって言うとサッカークラブのFC東京のサポーターがチャントに採用してるからなんです。
 サッカー中継観てるとこの曲のメロディが聞こえてくる事があるん
ですよ。
 だから、メロディは知ってるけど歌詞は知らないw

 で、じゃあ何でアイドリング!!!という番組を観る様になったか
というと、きっかけはニンテンドー3DSでした。
 3DSはご存知ゲーム機なんですが、動画視聴もできるよというの
が一つのウリで、それをアピールする為に発売当初「いつの間にTV」という独自の動画配信をやっていて、ほぼ毎日様々な映像が次々に観られる様になってたんですね。
 星のカービィのアニメとか、あとOK GOのPVが3D映像で観れたりとか。

 で、その中に何故かアイドリング!!!のメンバーが相撲で対決し
ている映像が毎日一番ずつ入ってたんです。

 始めは「なんじゃこりゃ」と思って観てたんですけど、段々メンバ
ーの顔と名前が一致する様になっていって、いつしか日々の楽しみの一つになっちゃってたんですよ。
 MCがバカリズムだったというのも大きかったですね。
 好きな芸人さんなんですよ。

 で、まんまとテレビ番組の方も観てみたくなっちゃって、調べてみ
たらフジテレビのCSチャンネルで観られるという事で観てみたら、これが「深夜のお馬鹿バラエティ」という俺の大好きなヤツだったんです。

 アイドリング!!!というのはアイドル+ingという造語で、現
在進行形で成長し続けるアイドルというコンセプトなんだそうで、番組の方もメンバーの娘らをいっちょまえのアイドル、タレントとして通用する様に育てるという名目でスタッフが考えた様々なバラエティ企画をやらせるという内容なんですね。
 で、MCのバカリズムがいい感じに暴走する事で予定調和で終わら
ないというのと、グダッてしまっても容赦ないツッコミを入れて笑いに昇華させて成立させちゃうみたいな、ホントに深夜らしい程好くユルい、楽しい番組だったんですよ。
 パンスト相撲やら、罰ゲームで全身タイツ着させられたりやら、顔
面粉まみれにされたりやら、まあまあヒドイ扱いが日常茶飯事的な感じだったんですよ彼女ら。
 興味を持った人は「升野地獄」というワードで検索してみてくださ
い。

 だから、アイドリング!!!終了後に朝日奈央が「元アイドルなの
にNGナシでなんでもやる」って言って人気になったのだって、何の事はない、変顔晒したりとかなんてのはとっくに通過してきたってだけの事だったんですよね、本当は。

 という事で、俺の中ではアイドリング!!!という番組は「深夜の
お馬鹿バラエティ」という、言ってみればタモリ倶楽部なんかと同じ引き出しに入ってるヤツなんですよ。

 で、その中でも頭一つ飛び抜けたのが菊地亜美でした。

 そのきっかけというのがNHKのBSで放送されていた「ケータイ
大喜利」という番組だったんです。
 生放送中に番組が振った大喜利のお題に視聴者がリアルタイムで回
答をメールで送って、番組中で読まれると視聴者の番組内でのランキングが上がっていくみたいなヤツだったんですけど、その番組がまさかのフジテレビのアイドリング!!!とのコラボ企画をやった事があったんです。
 アイドリング!!!メンバーも振られたお題に対して回答を送って
、読まれるかどうかという。
 で、ケータイ大喜利の恒例のお題で架空の戦隊ヒーロー番組の次回
予告というのがあって、その日はアイドリング!!!に合わせて「アイドル戦隊アイドレンジャー、なんじゃそりゃ、次回のタイトルとは?」みたいなお題が出されたんですよ。
 で、そのコーナーが終わってケータイ大喜利側からアイドリング!
!!側に中継で「どうでした~?」って問いかけがあって、アイドリング!!!側が「全然ダメでした~、読まれませんでした~」みたいなリアクションがあった中で、菊地亜美がポロッと「私『迫りくるAV業界』って送ったんですけど」って言ったんですよ。
 そしたらそれがケータイ大喜利側のスタジオでウケたんです。
 で、それきっかけでその次の回のケータイ大喜利のスタジオに菊地
亜美が呼ばれた訳です。
 「あの『迫りくるAV業界』の菊地亜美さん」みたいな。
 その番組でもアイドリング!!!という番組でしっかり鍛え上げら
れている菊地亜美はしっかり立ち位置を把握してそつなくこなして、「使えるタレント」である事を示したんですよ。
 そしたらそこから、あれよあれよと色々な番組に呼ばれる様になっ
たんですよね。
 やっぱNHKの影響って大きいんだなっていうのと、ケータイ大喜
利のレギュラーが今田耕司、板尾創路、千原ジュニアというメンバーで、その現場で好印象だったというのがインパクトあったんだろうなって。
 あれはテレビ観てて、一人のタレントが所謂スターダムを駆け上が
っていく様子を目撃した瞬間として、よく覚えています。

 そんなこんなで面白可笑しく楽しんでいたアイドリング!!!です
が、前述した様に終了してから9年経っています。
 番組を楽しんでた者として今現在も元メンバーが活躍していると、
やっぱりちょっと嬉しくなったりもしますが、現在芸能人を続けている人がどのくらいいるのかは、俺がテレビをすっかり観なくなったのでよく分かりませんw
 前述した菊地亜美、朝日奈央と、カセットテープミュージックのア
シスタントを務めてる外岡えりか、酒井瞳、河村唯の他だと、佐藤ミケーラ倭子という娘はユーチューバーとしてチャンネル登録者50万人オーバーという成功を収めていますね。
 長野せりかという娘はたしか声優に転身したんじゃなかったかな?
 ちょっと変わったケースだと、関谷真由という娘は風男塾という別
のアイドルグループのメンバーになってるんですけど、この風男塾というのが女性が男装して男性アイドルとして活動するというグループなんですよ。
 だから関谷真由は風男塾では柚希関汰という名前なんです。

 うん、で、さて、

 なんで今、アイドリング!!!の話なんかし出したかって事なんだ
けどさ。

 元アイドリング!!!メンバーの石田佳蓮という娘がですね、AV
デビューする事になったんですよね。

 菊地亜美の「迫りくるAV業界」がとうとう現実になっちゃった。

 うわぁなんかなぁ~

 まあ、ね、
 多分観るよねw

 多分もう30歳ぐらいだと思うんだけど、彼女。

 俺の記憶だと、からだツルペタだったと思うんだけど、彼女。

 て事で、こうなったら逆に宣伝してやろうというのが、今回のこの
ブログのネタだったのでした。

 え?
 なんで50歳のおじさんが今時のAV事情に詳しいかって?

 それは聞くなw

 おしまい。 

2024年8月19日月曜日

知られざる事

  こんにちは、この原稿を書いてる8/14の時点で服飾品に既に一万円以上使っているkazuitです。

 あれぇおかしいなぁ。

 さて、ここ最近ヌルい話ばかりしてきたこのブログ、長らく引っ張
ってきましたが。

 この話はクリスマスまでに終わらせたいのでキリスト教についての
話をちょっと書きたいと思います。
 興味無いという方もいると思いますが、最後の最後まで付き合って
いただければ多分何かが伝わると思いますので、まあ深く考えずに薄ボンヤリと読んどいていただければと思います。
 例によって、滅茶苦茶端折って書きますんで、知識のある人から見
たら「イヤイヤそれは乱暴すぎでしょ。」みたいな事になるのはご容赦いただきたいと思います。

 では、

 唐突ですが、キリストって何者だと思いますか?

 コレ訊かれた人の結構多くが、「え、キリスト教を…作った人?」
と答えるんじゃないでしょうか。
 俺がこんな書き方をしてる時点でもうお気づきでしょうが、コレは
不正解。
 だって、中学校の教科書に書いてありませんでした?
 「キリストはユダヤ教徒」って。
 少なくとも俺が中学生だった頃にはそう書いてありましたよ。
 キリストはユダヤ教を宣教する活動をして、そして磔にされて処刑
されて亡くなっているのでキリスト教を作ってないですよね。
 義務教育で教わっているんですよねコレ。
 なのにそれが一般的な知識として定着してないのは、それだけキリ
スト教が改竄されたトンデモ自説を流布しまくっていて、そっちの方が広く知られちゃってるという事でしょう。
 はい、明らかに俺は悪意を持って書いてますw

 キリストがどの様な人生を送った人なのかは正確には分からないと
いうのが正しいところではあります。
 何しろ、それが書かれているのはキリスト教の聖書で、それはキリ
ストという人を神格化しているので様々な奇跡を起こしている人として描かれているんで信憑性に欠けるし、かといって他にキリストの生涯を描いてる書物はないんですから。

 ただ、そんな中でも「これは史実として捉えて良いだろう」という
部分はあります。
 一つはパプテスマのヨハネの洗礼を受けてる事。
 この人が、分かりやすく言うとキリストの師匠みたいな人という事
ですね。
 パプテスマのヨハネと聞いて「なんか聞き覚えあるな」と思った人
は俺の同士。
 Ζガンダムに出てくるパプテマス・シロッコの名前はおそらくここ
から採られてます。
 で、もう一つはガリラヤというキリストの地元で宣教活動していた
事。
 で、最後にエルサレムに移動して宣教活動をしていて、捕まって処
刑されたという事です。

 以前ユダヤ教とは「ユダヤ人こそが神の祝福を受けて世界の王とな
る民族だ」という、いわば選民思想みたいなものと書きましたが、もうちょっと正確に言うと「メシア(救世主)が現れて、この世に王国を樹立する。」というもので、この王国に入りたかったら神から賜った法を守って生きろという事ですよね。
 で、その法を守らない様な者は王国から閉め出されても当然のダメ
なヤツだと。(あくまでも当時)

 ところがキリストの師匠のヨハネという人は、法を守れない人を「
ダメなヤツめ」と蔑んで見る事こそを罪だとして、法を守るというよりは倫理的生活を実践するという事こそが重要と考えたんですね
 つまりユダヤ教の主流派に対して批判的な考えであって、という事
はキリストもこの考えに影響を受けているという事です。

 で、やがてキリストはヨハネから独立して宣教活動をし始めて、こ
れが大きなムーブメントとなっていくと。
 ヨハネが実践すべき倫理的生活というのを禁欲的な方向性において
、それを実践すべく共同体を形成するという、何となく仏教の出家みたいな事をしたのに対して、キリストはもっと世俗的というか、民衆、弱者に近しいスタンスをとった様です。

 キリストっていろんな奇跡を起こしたと伝えられていますよね。
 目が見えない人を見える様にしたりとか。
 でも普通に考えて奇跡なんて起こせる筈が無いんだから、これは信
仰を集める為の嘘なんだろう、多分。
 でもね、キリストの時代に「罪人」という扱いで接する事を禁じら
れていた身体障害者や精神異常者、ハンセン病患者らに、キリストは法を破って寄り添っていた事は本当みたいなんですよ。
 そんな風に弱者の側に立って、弱者を蔑む者を敵視し糾弾するとい
うスタンスで民衆を味方につけていったみたいです。

 でも、更に大きな支持を集めた理由は、キリストが「神の国」が既
にこの世に実現されつつあると告知した事でしょう。
 この事でこのキリストこそが伝説のメシアなんじゃないかと多くの
人が思って、言ってしまえば尻馬に乗ろうとしたんですね。

 で、ガリラヤで一大ムーブメントとなったキリストとその支持者達
の集団はその活動をエルサレムで行っていき、そこでキリストは捕らえられて処刑されてしまいます。

 ここが多くの人にとってよく分からないところなんじゃないかなと
思います。
 モラルを持って生きようと説いて人々を救済に導こうとした、良い
事をしようとしてたキリストが何で処刑されちゃうの、と。

 キリストの生きた時代というのは、正にローマ帝国が世界を統べて
いた時代です。
 という事はユダヤ教の「メシアが来臨して王国を樹立する」という
のはローマ帝国からしたら国家の転覆という事になりますよね。
 つまりキリストはローマにより政治的反逆者と認定されて処刑され
てしまったという訳なんです。
 キリストはその時まだ30歳ぐらい、ヨハネから独立してたったの
2年しか経ってなかったそうです。

 が、

 ここからが今日のポイント、皆さんに知ってほしい重要なところで
す。

 キリストは活動拠点をのガリラヤからエルサレムに移す訳ですが、
当時エルサレムは当然ローマの属州です。
 ですがエルサレムの神殿はある程度の自治を許されていたユダヤ教
主流派の拠点だったんですね。

 幾つかの派閥に別れていたユダヤ教の中でも最大派閥だったサドカ
イ派は穏健派で、戦って勝てる訳がないローマと平和的関係を築いていたんですが、ユダヤ教の教えというのは「メシアが王国を樹立する」というものなのに、何を自らローマに遜ってるんだって話ですよね。

 更にサドカイ派に次ぐ大派閥のパリサイ派は別名「熱心党」と呼ば
れる原理主義的派閥で、神から賜った法を遵守する事を重視する派閥なので、ヨハネの教えの影響下にあるキリストとは相容れないんですよ。

 という事でキリストはエルサレムの神殿を激しく批判するんです。
 キリストというと「右の頬を張られたら左の頬を差し出せ」みたい
に平和的な存在というイメージがあるかも知れませんが、結構強く他者を糾弾する人だったみたいですね。

 これに対してユダヤ教主流派はキリストを王位僭称者としてローマ
当局に訴えるという行動に出ました。
 「あのキリストってヤツはローマ帝国に代わる国がやってくると言
っている、国家転覆を目論んでるヤバいヤツですよ。」と。
 それでローマがキリストを政治的反逆者と認定するに至ったという
訳。

 そうなんです、ユダヤ教の活動家であったキリストは、同じユダヤ
教徒によって売られ、捕まって処刑されてしまったんです。
 これが今回のポイント。
 この事実が後々現在の世界に起こっている事に大きく関わってくる
んですよ。

 今イスラエルで起こっている事をきっかけに書き始めたこのお話、
何でこの人はキリスト教の話ばかりしてるんだろうとお思いでしょうが、少ぉ~しだけ近づいてきています。
 ここから分かっておかないと後で色々と理解が及ばないと考えて説
明しているのでした。

 もう少しで俺の話したい全容が見えるんですが、ややこしいお話を
沢山したのでここで一旦区切ります。

 今やイスラエルで起こった事は遂に周辺国に飛び火し始め、イスラ
エルに対する批判は更に広がりつつあります。

 つい先日、広島市長が毎年8/9に行われる平和式典にイスラエル
大使を呼ばないという判断をしました。
 これはイスラエルに対するデモが起こる事を恐れての措置、平和式
典を平穏に執り行う為の判断だったのですが、西側諸国はこれに反応し平和式典に大使を派遣しないという行動に出ました。
 イスラエルに対して批判が広がっているといっても、やはり西側諸
国は政治的判断としてイスラエルに寄り添い続けるのだとハッキリと示したという事ですね。
 ただ、このニュースのヘッドラインだけ見ると平和式典に誰も来て
くれなかったみたいに見えますけど、実際には大使よりも下の地位の外交官が参列しているので別に日本が見放された訳ではないのでご安心くださいw

 西側諸国が何故イスラエルとの関係をそこまで重視するのかという
ところまで、いずれはお話できたらと思います。

 さて、またまた硬い話ばかりになってしまったので、最後にちゃん
とふざけます。

 巨乳も貧乳も愛せるタイプの俺ですが、あまり大きすぎると「大変
そう」と心配の方が勝ってしまってエロい気持ちになりにくいです

 おしまい。

2024年8月5日月曜日

お気に入りアルバム 2024年7月

  こんにちは、8月は服を一着も買わない予定のkazuitです。
 予定ね。

 この原稿を書いてるのは7/31。
 恒例のお気に入りアルバム紹介の回です。

 先ずはgriffの「vertigo」。
 オケが殆ど打ち込みなのでエレクトロとも言えるけど、まあR&B
シンガーのアルバムと言った方が適切でしょう。

 滅茶苦茶な事言うと、ちゃんとパワフルにも歌える宇多田ヒカルみたいなシンガーですw
 アップテンポなタイプの曲調でもシンガーのタイプがしっとり系な
のが良い感じで、アルバム全体捨て曲が無くてずっと心地好いんです。
 て言うかね、はっきり言ってこの娘はルックスが好みなので贔屓し
てますw
 いゃあもう可愛い。

 次にremi wolfの「big ideas」。
 楽しいファンクから始まって、80s風ポップに行って、トロリと
したスロウチューンに行ってと様々なタイプの楽曲を、その独特の歌声で自分色に染めるという感じ。
 サイケっぽい曲もあったり、ボーナストラックはディスコ調だった
りとずっと楽しいです。
 アレンジやプロダクションも好みのタイプのヤツでした。

 そしてlava la rueの「STARFACE」。
 ミクスチャーファンクみたいな感じで、ディスコだろうがヒップホ
ップだろうがR&Bだろうが、ファンキーなものなら何でも取り込んじゃう様な感じで、しかもそれでいてちゃんと統一感があって楽しくて心地好かったです。
 まあ一言で言ってセンスが良いと感じました。

 7月は以上の3枚でした。
 季節的というか気分的にというか、ファンキーなのが多かったです
ね。

 なんか今月は「出色の出来だ。お気に入り登録!」というのは上記
だけだったんですけど、流しっぱなしにしといて心地好いっていうアルバムは結構あった月でした。
 freezpop、cults、dehd、aaron fazer、conner youngblood、それからGUMとambrose kenny-smithのコラボアルバムなんかは聴いてみて欲し
いですね。
 conner youngbloodのアルバムには「スイセン」っていう片仮名
表記の曲が収録されていて「お、日本語できる人なのかな?」と思ったら、なんか頑張って日本語で歌ってるのは伝わってきたんだけど、何言ってるかは聞き取れませんでしたw

 短いですが今月はここまで。

 おしまい。

2024年7月22日月曜日

続・Tシャツ駄話

  いつもは同じ話題を続けて書かずに色々な事をご紹介、共有しようと思ってるんですけど、今回は今書いとかないと今後書く機会が無くなっちゃいそうだなと思ったので前々回から続けて古着Tシャツの話をします。

 エッチな話が読みたかった人、ご免なさいw

 前に書いた通り、俺自身はバンTにはあまり興味が無くてどっちか
って言うとチャンピオンとかのTシャツが欲しいので、今現在みんなの関心がバンTに向かっているのは「しめしめ、今のうちに…」みたいな感じだったりします。
 アメカジ好きは大抵チャンピオン好きだし、その中でもMADE IN USAのものを特に偏愛してる事が多いんですけど、結構まだ見落
とされてるのがT1011という厚手のTシャツで、コレ現行品もUSA製が売られていて新品でだいたい6,000円前後ぐらいなんですけど、セカストで平気で1,300円とかで売ってたりするんですよね。
 「どうせ買うならヴィンテージの方が…」という人は見向きもしな
いんですが、俺はセカストで見つけたら結構買っちゃう。USA製ならね。
 ガサッとした肌触りが好きなのとシルエットも良いんですよ。
 カラバリも多くて何枚あっても良い、安価で高品質のお薦め古着T
シャツです。

 ただ、このUSA製をもてはやす感じも今後変わってくるかも知れ
ないです。
 前に紹介したオワッテルマンさんも言ってたんですけど、バンTの
中でも人気のレッチリとかニルヴァーナなんかは90sのTシャツになるんでUSA製でないものが多々あるんですがそれでも平気で高値で売られているし、バンTの陰で今密かに流行ってきているSTUSSYの古着Tシャツも90s後半以降のものだとメキシコ製になっていくんですけど、これもどんどん高値になってきてますからね。
 今でこそ古着屋でTシャツディグっていて、良いなコレと思ってタ
グをチェックして中国製だったら「何だよ」と思いますけど、50年後とかには中国製が高値になってる可能性だってあるんだなぁ、みたいな。

 という訳でバンT人気がエライ事になってる現在。
 ぶっちゃけもう札幌も30℃を超える日があって、こうなってくる
と俺はタンクトップ派になるので益々黒いバンTなんて興味無くなるのですがw、前述した様に特に人気なのがニルヴァーナですよね
 で、実は今回話したいのがこのニルヴァーナについてなんですよ。

 まずね、当時を知ってる人間として言わせてもらうと、「日本では
ニルヴァーナって別に人気なかったじゃん。」っていうねw

 随分前にこのブログで「ロックとは反骨精神の音楽」みたいな話を
して、その中でニルヴァーナをはじめとするグランジの出現をさらっと説明したんですが、重複になりますが改めて当時の事を説明すると、そもそもイギリスで起こったニューウェイブオブブリティッシュヘヴィメタルというムーブメントに影響されて、アメリカでもメタルをやり出す若いバンドが80年代に出てきます。
 ところが特にロサンゼルスの若いバンド達はメタルよりもパーティ
ーロックンロール的なサウンドになっていっちゃうんですよ、気質的に。
 派手な格好をして「酒だ、セックスだ、ドラッグだ!」みたいのが
LAメタルと呼ばれて、見た目にもインパクトがあったのが当時のMTVの隆盛と相まって人気を博して、そういったバンドが続々と現れます。
 と、その一方でアメリカでもメタルのコアな部分を強調して、とん
でもないスピードの曲が特徴のスラッシュメタルというジャンルを確立するバンドも出てきて、特に同じカリフォルニア州でもロサンゼルスより北のサンフランシスコにそういったバンドが沢山出てきたのでベイエリアクランチなんて呼ばれたりして、アメリカのメタルシーンは二極化していったんですよね、派手とコアに。

 で、それが80年代も後半になってきて、パーティーロックンロー
ルをやってた若いバンド達もだんだん30代になってきてそろそろバカ騒ぎも似合わなくなっていって、一斉にブルーズ回帰しだしたりと、ちょっと雰囲気が変わりはじめたんです。

 と、そこにきてスラッシュメタルのフロントランナーだったメタリ
カが通称ブラックアルバムと呼ばれる、遅くて重苦しい曲ばかり収録したアルバムをリリースして、いよいよアメリカのロックシーンに明確に変化が訪れたと。

 そんなタイミングにシアトルから続々と現れたのが所謂グランジバ
ンド達でした。
 当時の政治的状況として、世界の警察を自認するアメリカは中東問
題に首を突っ込んだ結果湾岸戦争に突入して、遠く離れた異国でアメリカ人兵士が命を落としたり、無事に帰ってきてもPTSDに悩まされたりと到底ハッピーな気分ではなかったというのがグランジの倦怠感、フラストレーションにマッチした事で一つのムーブメントとなっていったんですよね。
 で、そのグランジバンド達の筆頭格がニルヴァーナだったと。

 ところがですね、日本ではグランジは全然響かない訳ですよ。
 日本人にとっては湾岸戦争なんて他人事そのものでしたからね。
 そもそも日本人はポップなものや流麗なものが好きな人が多いのと
、これは当時俺自身もそうだったんですが演奏力の高さを洋楽に求める人も多いですよね。
 グランジの様なフラストレーションを前面に押し出したラフな音楽
は日本人の嗜好にはマッチしないんですよね。

 例えばパンクが流行った時も日本ではあんまりでした。
 政治とか体制に対する若者のフラストレーションというのは日本で
は60年代に大学運動というかたちで現れて、それを見て「やだなぁ、おっかないなぁ。」って思ってた子供達がティーンエイジャーになった頃にイギリスを中心にパンクブームが起こったもんだから、当時の日本人は「いやクイーンが良いです。」みたいになりますよね。
 日本でパンクが受け入れられたのはイギリスではすっかりブームが
過ぎ去った80年代に入ってから、ブルーハーツというバンドの出現によって成される訳ですが、ブルーハーツは「リンダリンダ」とか「人に優しく」とか、あと「僕の右手を知りませんか」みたいな文学的な世界観をパンクサウンドに持ち込んで日本人の好みに引っ掛かったバンドなんで、フラストレーションミュージックとは違うんですよね。
 彼らの成功後、サウンドはパンクっぽいのに詩世界はポジティブな
バンドが続々と現れて、なぜかそれらのバンドをビートパンクなんて呼んでた時期がありました。

 あと、ラップもですよね。
 ラップって黒人差別だったり、それを根底とする様々な問題に対し
ての怒りや問題提起というところからスタートしてるものですよね
 でも日本人がラップを一斉にやりだしたのって、内容が「両親にあ
りがとう」「仲間達にリスペクト」みたいなのがアリってなってからみたいなところありましたよね。

 元々は怒りやフラストレーションの発露だったものは日本人には受
け入れられなくて、音楽のスタイルだけ取り入れて詩の内容はポジティブなものに変えちゃってからやっとOKになるんですね。

 で、グランジは音楽のスタイル自体がどこを切ってもフラストレー
ション丸出しだったんで、日本人にはウケが悪かったんですよ。
 当然そのフロントランナーであるニルヴァーナも。
 で、これも以前書いたんですけど、日本にはグランジという言葉は
ファッション用語として広まったというところがあったんです。
 当時のグランジバンドのメンバーが着ていた服をアメリカの若者達
が真似する様になって、それがアメリカでのファッショントレンドとして日本に伝わってきたんですね。
 で、その服装というのがチェックのネルシャツでした。
 これ、洋服好きな人は「アレ?」と思うかも知れません。
 「自分の知ってるグランジと違う。」と。
 グランジといったらカーディガンじゃないの? と思ったかもしれませんが、当時のグランジバンドのアーティスト
でカーディガンを愛用してたのって、ニルヴァーナのカート・コバーンだけですよ。
 つまりもう、今じゃグランジというのはイコールカート・コバーン
になっちゃってるんですね。
 他にも色々なバンドがいたのに。

 因みに当時ニルヴァーナと双璧を成す存在だったパールジャムが今
年の3月頃に新譜をリリースしてるんですけど、これをどれだけの人がチェックしてるのかって話ですよね。

 ニルヴァーナが伝説的存在となったのはフロントマンのカート・コ
バーンが自身の頭をショットガンでぶっぱなして自殺するというセンセーショナルな事件があったからでしょう。
 これで日本人もニルヴァーナを知り、評価する様になった。
 まあ良くある話ですな。
 神格化というヤツ。

 例えばクイーンだってアメリカでは元々ウケは良くなかったバンド
でしたけど、フレディ・マーキュリーのエイズ死をきっかけに伝説のバンド扱いになりましたよね。

 音楽以外でも映画「ダークナイト」が、ジョーカー役のヒース・レ
ジャーのドラッグオーバードーズ死によって異常な人気となりましたし。

 まあTシャツの話で言うと、カートの自殺によってニルヴァーナが
強制終了となった事から活動期間が短いという理由で、オフィシャルのツアーマーチャンダイズがレアアイテム化して高値になるのは分からなくもないけど、それ以外の一般的なアパレル商品としてのTシャツに関しては、こと日本人が着ていたり欲しがったりしているのを見ると「ホントにニルヴァーナ好きなの?」って気がどうしてもしちゃうのよね。

 というのが一点。

 カート・コバーンの自殺の原因というのは、まあ本人にしか分から
ないというのが正しい訳ですけど、一般によく言われているのがカート自身のポップアイコン化に対するカート本人の嫌悪という説です。
 勿論、そこにドラッグが大きく関わっているのは間違いないでしょ
うが。

 グランジのアーティスト達は当時のアメリカのシリアスな空気感を
体現していた人達な訳で、それ以前のLAメタルの、派手な格好で能天気な内容の曲をやって人気になった様な人達と正反対みたいなアティテュードでして、だからアーティスト本人がキャラクター的な人気者になったりとか、スキャンダラスな存在として世間を賑わすみたいなのには嫌悪感を抱くという事になると。
 ところがカートはまさにそういう存在になっちゃったんですよね、
結果的に。

 ホールというバンドのコートニー・ラヴという女性と結婚した事で
所謂芸能人カップルになり、新曲をリリースした訳でもなければライヴをやった訳でもないのに、カートの言動、一挙手一投足がセンセーショナルなゴシップとなる。
 フラストレーションの発露が「いいぞもっとやれ」みたいに面白が
られるなんて、キツかったろうし許せなかったんだろう、と。
 そうしてドラッグの問題を克服できず、27歳の若さで自殺に追い
込まれたというのが通説なんです。

 で、だとしたら、自身のポップアイコン化が許せず自殺したのに、
結果それで神格化されて皆がニルヴァーナのTシャツをこぞって着てるっていう現状をさ、それで良いのかと思っちゃうのは俺だけなの? っていう。
 当時ニルヴァーナと共にグランジシーンを牽引したパールジャムや
サウンドガーデンやアリスインチェインズは別に評価されるでもなくTシャツが売れるでもなく、どう考えてもグランジって一過性のブームでしかないのが明白だし、特に日本人には響かないヤツな筈なのに、ファッションアイテムとして皆がニルヴァーナのTシャツ着てるのって、あまりにもアイロニック過ぎやしませんか?

 ねぇ、なんだかなぁって。

 という訳で、そもそも服装かぶりたくないおじさんの俺はニルヴァ
ーナのTシャツは着ないのですよ、勿論。
 もし仮に俺がニルヴァーナの大ファンだったとしても、カートの心
情を思ったら着る気にならないでしょう。
 ましてやプレミア価格の付いた物なんて買う訳ない。
 俺は1,300円の古着のT1011で良いです。

 ね、価値観は人それぞれですね。

 これを読んでる人で、ニルヴァーナのTシャツを愛用してる人がい
たらスミマセンw

 おしまい。

2024年7月8日月曜日

お気に入りアルバム 2024年6月

  今回は先ず訂正からです。
 前回「グレートジャーニー」と書いたテレビ番組、「クレイジージ
ャーニー」が正しかった様です。

 失礼しました。
 ホントにテレビ観てないのがバレるw

 さて、コレを書いてるのは7/3。
 という訳で恒例のお気に入りアルバム紹介の回です。

 まずはsavoir adoreの「savoir adore」。
 セルフタイトルですがファーストアルバムではないです。
 たしかもう6枚目ぐらい。
 因みにsavoir adoreと書いてサヴォワールアドーと読みます。
 フランスの方? と思った?
 ニューヨークの男女ペアユニットですw

 ポップスからロックから打ち込み系から、いい感じのヤツは何でも
自由に取り込むタイプのアーティストです。
 ポップミュージックの勘所、心地好い所を掴んでる人達が作る、ニ
ューヨーカーらしいこなれた音楽。
 「ここはイマイチ」というところが全然無くて、ずっといい感じな
んですよね。

 個人的に10年前ぐらいに滅茶苦茶プレイしていたウイニングイレ
ブンというサッカーゲームにこの人達の「dreamers」曲が使われてて、その頃から好きなアーティストなんですよ。

 次はrake street diveの「good together」。
 心地好く楽しいファンクポップ。
 基本的には軽妙な曲が並ぶなか、時折ブルージーな曲やしっとりし
た曲が刺し挟まれる構成も良くて、最後はバラードで締めて、感動的ながら一抹の切なさを残すという王道感。
 全曲新曲なのに誰もが知ってるスタンダードを聴いてる様な安心感

 これは誰にでもお薦めできる好盤ですね。

 なんかね、こういうところで名前を出すのはアレなんですけどね、
このアルバムを聴く直前に同日にリリースされたグレイシー・エイブラムズっていう若くて美人の女の子の新譜を聴いててね、まあそれがもう「売りまっせ~天下獲りに行きまっせ~」感が露骨なヤツ、目指せ第2のテイラー・スウィフトみたいな(実際共演してる)ヤ~ツだったもんだから、それと真反対の奇をてらわない、飾り気の無いプロダクションに、存在感、説得力のある歌声が乗っかってくるレイクストリートダイヴの音楽に心が洗われる様でしたよw

 次、hey violetの「AFTERTASTE」。
 基本の音像はオーバードライヴギターとパワフルなドラムが心地好
い古式ゆかしいパワーポップです。
 で、ありながらキチンと現代的なプロダクションも施されていて、
打ち込みも使うしラップパートもアリで、昔ながらの良さと今風な良さを絶妙にブレンドしているんです。
 ヴォーカルもパワフルで伸びやかで、昨今主流の脱力系とは一線を
画すタイプ。
 如何にもアメリカのバンドっていう感じが清々しかったですね。

 次、lucky dayeの「algorithm」。
 アルバム冒頭はレニー・クラヴィッツ的なロックで、其処からR&
Bだったりウエストコーストサウンドだったりと色々ジャンルが広がっていき、終盤はしっとり系で締めるという構成です。
 ファンキーである事は常に軸にしつつ、格好良いとお洒落と心地好
いを巧くカクテルした様なアルバムなんですよ。
 「こりゃ人気出るわ」とは思うのに、商業臭さは希薄なんですよね
、どっかの美人の女の子のアルバムと違ってw(やめなさいって)

 最後にlexie carrollの「you look lovely when you're living」。
 これは正直お気に入り登録するか迷いました。
 というのはコレ、アルバムという風に表記されてるんですが7曲、
21分という短さなんですよ。
 先月紹介したソフトカルトのEPとほぼ同じなのに、こっちはアル
バム扱いなんですよね。
 内容はロックらしいジャカジャカした曲や疾走感のある曲と、しっ
とりした曲がバランスよく並び、特徴的な歌声が統一感をもたらすという感じです。
 バンドサウンドに拘らず心地好い音像を作っているのも良いと思い
ました。

 6月は以上でした。
 結構期待していたハイエイタスカイヨーテの新譜は思ったより大人
しい内容で、もっと「うわぁやってるなぁ~」って思わせて欲しかったという個人的理由で登録しませんでしたが、逆に言えば他の人にとっては聴きやすいのかも知れませんので、未聴の方は聴いてみてほしいです。
 でもこのバンドは音楽性が音楽性なので「どれどれ」と聴いてみた
人に「全然聴きやすくねぇわ!」と怒られるかもw

 怒るといえばYUKIの新譜は聴いてちょっと腹立ちましたね。
 YUKIの歌声は歳を重ねても衰えるどころか益々パワーアップし
ているぐらいなのに、なんかねぇ、Jポップの嫌なところが出ちゃってるっていうか、「こうやったら豪華に聞こえるでしょ?」「こうしたら今風な感じするでしょ?」みたいな、要らないデコレーションが施されていて、そのせいで逆にありきたりで安っぽくなっちゃってる様に感じてしまって。
 「こんなん塩だけ振って食うのが一番旨ぇだろ。」って素材をマヨ
ネーズ和えにされてしまった様な印象で、何でそんな事するかなぁ、と。
 繰り返しますがYUKIの歌声は素晴らしいので一応聴いたみては
ほしいです。
 そして一緒に怒ってほしいw

 今回は以上です。
 読んでいただいた皆さんの音楽的趣味の世界が少しでも広がったら
幸いです。

 おしまい。